「はぁ‥‥‥はぁ‥‥‥はぁ…‥‥」
崩壊した街を走る宏太。
世界は謎のウィルスが蔓延しそのウィルスに感染した者は一度に死に生きた人間の肉を食らう亡者として蘇り次々と数を増やしていった。
「くっ!どこもかしこも奴らだらけだ!!」
宏太はなんとか生き延び逃げ続けている。
しかし、この世界を壊そうとするのはゾンビだけではなかった。
「グォォォォォォォォォォォォ!!!」
「!?」
突然、耳がはち切れそうな勢いの咆哮が街中に轟きビルが崩れそこから爬虫類のような姿をした巨大怪獣が姿を現した。
「おいおい!キングガジラも出てきやがったぜ!!」
怪獣キングガジラは街を破壊していき口から破壊光線を放っている。
「ウァァァァァッッ・・・・・」
「やばい!奴らまで集まってきやがった!」
キングガジラが騒いでいるのにゾンビたちが反応し集まってきた。
「早くここから離れて・・・・・!?」
宏太はふと上空を見上げるとそこには数隻の円盤が飛んでいるのが見えた。
「UFO!?」
<ビビビビビビビビィィィィィ!!>
「うわっ!?」
円盤はビームを撃ってきて宏太を攻撃してきた。
「どわーーー!?」
ビームを避けるが吹き飛ばされる宏太。
「いてて・・・・・って、うわっ!?」
「ア"ア"ア"ア"ッ・・・・・」
倒れている宏太の足を長髪の女の亡霊が掴んでいた。
「は、離せ!!」
亡霊の手を振り払おうとするが力が強く振り払えない。
「ウワアアアッッ・・・・・」
「ギャオオオオオ!!!」
「ま、まずい!」
ゾンビにキングガジラ、そしてUFOの大群までもが宏太に近づいてくる。
「絶対絶命か・・・・・」
宏太はもうだめだと思ったその時だった。
<ビュン!ビュン!>
「グギャアアアアアア!!!」
「ギャオオオオオオオ!!」
<ズドーーーン!!!>
「!?」
突然、飛んできた紫色の光がゾンビやキングガジラやUFOに直撃した。
「な、なんだ!?」
<ゲシ!!>
「ウワァァァァァ…‥‥」
宏太の足にしがみついていた亡霊が何者かに蹴り飛ばされた。
「え、ええっ!?」
「ケガはない?」
「えっ?」
宏太の前に現れたのは黒を基調としたノースリーブワンピースの上から黒いケープを羽織りワンピースのスカート部分には紫色の雫型の装飾が多数あしらわれている衣装を着て金髪のロングヘアーで黒いダイヤ型が並ぶ髪飾りを付けて紫の杖を持った少女だった。
「き、君は?」
「私?私は怪盗団ファントムの神秘と秘密の影、キュアアルカナ・シャドウ。あなたの恐怖心とあなたを襲う者たちを奪いに来たわ」
彼女はそういうと風が優しく吹いていった…‥‥‥
「むにゃ…‥‥‥さぁ、宏太…‥‥‥この荒廃した世界で私と一緒にアダムとイブになりましょう‥‥…‥‥」
るるかの自室。ベットでは宏太の顔がプリントされた掛け布団を被り宏太の全体図をプリントされた抱き枕を抱いて気持ちよさそうに寝ているるるかであった。
「…‥‥……‥‥ここは?」
俺は気がつくとそこは真っ暗で何もない空間にいた。
「ここは…‥‥またか」
俺はここに見覚えがある。
「今度こそ!!」
俺は走りだしてあるところへ向かっていた。
「はぁ‥‥はぁ‥‥‥いた!!」
しばらく走っていると少し先に一人の女の子が俯いて手で顔を隠したまま泣いているのが見えた。
「今度こそ!!」
俺は走るスピードを上げて女の子に近づこうとした。その時
<ズズズズズズズズズッ!!>
「なっ!?」
突然、黒い手の大群が現れ女の子を包み込もうとした。
「手を!!」
俺は手を差し伸べるが届く前に女の子は黒い手たちに包み込まれてしまった。
「くっそおおおおおおお!!!」
俺はまたしても女の子を救えず悔しさと込めた叫びを上げた………‥‥
「はぁ~」
あの夢を見たその日、俺はいつも通りに屋台で仕事していた。
あの夢はたまに見るんだけどどうも気味悪くて寝起きが悪くなる。
「どうしたの宏太?」
「ん?ああ、ちょっと…‥‥」
「クマできてるけど…‥‥またテスト勉強?」
「いや、違うんだ。ちょっと悪い夢見ちゃって‥‥‥‥」
「悪い夢?」
「ああ。その夢は‥‥‥‥」
俺は夢の話をるるかにも説明した。
「ってわけで、いつもその子を助けられずに終わっちまうんだ」
「そう…‥‥‥」
「夢の中とは言え俺はその子を助けてあげたいんだけどなぁ…‥‥‥」
「夢の中の出来事でしょ?宏太がそこまで気にしなくても‥‥‥‥」
「それでもだ。俺はあの子をほっとけないよ」
いつか助けてみせると誓う。絶対にな!
「……‥‥‥‥‥あっ、宏太。頭にゴミが付いている」
「えっ?」
「取ってあげる」
「あっ、悪いな」
俺は頭を少し下げてゴミを取ってもらおうとする。
<ドゴッ!!>
「がはっ!!」
突然、腹部に強烈な痛みが入り俺は気を失った‥‥…‥‥
「‥‥…‥‥」
私は宏太の鳩尾に拳を入れて気絶させた。
こうでもしないと彼は休んでくれないだろうと思い腹パンして気絶させて少し寝かせてあげることにした。
「人目のつかないところで寝かせてあげよう…‥‥」
その前に屋台のおじさんに宏太が少し気分が悪いから休ませてもらう許可を貰いに行き了承を得て彼を引きずりながら公園の奥にある人がほとんど来ない林に着きそこで膝枕をしてあげて寝かせてあげた。
「ぐっすり寝ている‥‥‥‥」
宏太は静かな寝息を立てている。
話していた悪夢をまた見ないといいけど…‥‥‥
「それにしてもその女の子ってどんな子かしら?」
宏太、もしかしてその子のことが‥‥‥‥夢の中のことだしあまり気にしなくてもいいわね。
「もし逆だったら私が助ける‥‥‥必ずね‥‥‥」
そう呟き彼のおでこにキスをした……‥‥‥
「るるかに質問コーナー!!」
「わぁ~」
「このコーナーはみんながるるかのことで気になっていることを本人に答えてもらうコーナーよ!じゃあ、早速行くわよ!!」
「うん」
「まず最初の質問!『質問です。るるかちゃんは宏太君のどこかが好きですか!?』」
「全部」
「予想通りにの答えね!次の質問よ!『るるかちゃんは宏太君の屋台でアイス以外のものは頼みますか?』」
「たまにジュースやお茶も頼む。宏太は焼きそばやたこ焼きやフランクフルトとか薦めてくるけど買わない」
「るるかは冷たいものが好きなのよ!次は‥‥‥『るるかちゃんと宏太君が二人っきりの時はマシュタンはどこにいるんですか?』」
「マシュタンは物陰に隠れて見守ったりアジトに先に帰ったりしてるわ」
「二人の時間を邪魔しちゃ悪いからね。さぁ、お次よ。『るるかたんの今日の下着の色は何色ですか?』何よこの質問は!?」
「…‥‥このお便りを送ったあなた。今日の夜にあなたの大切な物を盗みに行くから…‥‥‥下着の色は宏太にしか教えない」
「そういうことよ!じゃあ、次で最後よ!『将来、宏太君とどういう生活を送りたいですか!?』」
「まずプロポーズは夜景がきれいなところで宏太が給料数か月分の結婚指輪を渡して私は嬉し泣きをしながら結婚を承諾して式は洋式で参加者は呼べるだけ呼んで新婚旅行はやっぱりハワイがいいわね。そして宏太は私の助手しながら家事をしてくれて子供二人欲しい…‥‥隠居生活はは静かな田舎で農作業しながら縁側でお茶を飲みながらのほほんとしたり…‥‥あっ、無人島を開拓するのもありね。家も一から作って木を切ってる時に板ができて「これまな板にしようぜ!かなりまな板だよコレ!」って彼が見せながら騒いでなんか私はムッとして彼の脛を蹴って笑い合う…‥‥フフフフ…‥‥‥」
「今回はここまでよ!また次回会いましょう!!」