目が覚めると知らない天井だった。
手を伸ばせば、前世とは比べ物にならないくらい短い自分の手が目に映る。
どうやら本当に転生したようだ。しばらくするとナース服の女性が気づき、何やら語りかけてくる。内容は理解できないが、大学時代に趣味でやっていたポーランド語に似ている気がする。
それよりも気になるのが頭の上に動物の耳が生えている事である。生前やっていた競走馬擬人化ゲームに出てくるキャラに近いが、。
そんな感じで見つめていると、ウ◯娘ナースは離れ、これまた同じくウマ耳を生やした男女と……猫耳中年男性医が現れ、流石に吹き出してしまう。しかし赤ん坊だからか吹き出すような笑いにはならず、周囲の人間?たちは微笑ましく見守り言葉を交わしている。
“Spójrz! Ten chłopiec się uśmiecha!“
“Tak, jest bardzo podobny do Hemutza......”
“Blond włosy tego chłopca są takie piękne! Młynar, Wygląda zupełnie jak ty?“
“Przestań... On mnie zabije……“
イタズラっぽく笑う茶髪ウマ女性に金髪イケメンウマ男性は若干血の気が引いたような顔をして答えている。どうやら目の前の2人が自分の親らしい。女性が愛おしそうに抱き上げ、男性が俺の髪を撫でると頭頂部に違和感がする。どうやら自分にも第二の耳が生えているようだ。この世界ではこれが普通らしい。良かった……猫耳中年男性医の名誉は守られたのだ。ちなみに医師はおそらく茶トラ柄でだらしなく太っており、走るときにお腹がブルンブルン揺れるのがチャームポイントだ。
医者と両親、そして抱き抱えられた俺はそのまま診察室に移動し、医師が神妙な面持ちで話し始めた。
“Wyniki badań nie wykazały obecności kryształów originium ani nieprawidłowych cieni w narządach. Dlatego uważam, że można bezpiecznie stwierdzić, że Batraz nie jest zakażony. Ale……“
“było dobrze……Co?”
“……Gęstość originium we krwi wyniosła 0,00 u/L……“
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サタナside
検査結果が出たらしく、バトラズを迎えに行くことになった。
経緯が経緯なので預けた当初は隔離室の保育器に入れられていたが、今日見に行くと他の子達と同じようにゆりかごに寝かされていた。医師のシヴィアトウォ先生と私たちが近づくと、こちらの存在に気づき、先生の方を見て「キャッキャ 」と笑った。どうやら先生のことを気に入ったみたいだ。
「見て、この子笑ったわ!」
「ああ、ヘミュツにそっくりだ……」
「金髪も綺麗だわ……ムリナール、あなたに似てるわね?」
「よしてくれ……あいつに殺されてしまう」
そんな他愛もない話もそこそこに、私達は診察室に通される。そして先生は真面目な顔で口を開いた。
「検査結果ですが、体表にオリジニウム結晶は確認できず、また臓器に異常陰影も認められませんでした。よって、バトラズ君は非感染者と見て間違いないと思います。ただ……」
「それは良かった……ただ?」
「……血中原石濃度は0.00u/Lだったんです……」
確かに聞いたことのない数字だ。私も0.12u/L、ムリナールも0.14u/L。一般的な成人でも0.03u/L程度はあるはずだ。
シヴィアトウォ先生は、手元の検査記録をもう一度確認した。
「測定ミスかと思って、別の検体でも確認しました。しかし結果は同じです」
「それは……」
「現時点では健康状態に問題はありません。ですから、必要以上に心配することはないでしょう」
そう言いながらも、先生の視線は一瞬だけ検査結果へ落ちた。
「バトラズ君は少し得意な体質なのかもしれません……何かあれば早めに診察を受けさせることをお勧めします。」
「はい、ありがとうございました……」
診察室を出た後、抱えている赤子に目を落とす。彼もまた私の顔を見つめていた。
そうだ。少々得意な体質でも、彼らの子であることには変わらない。私とムリナールでこの子を育てよう。1人の子として、クシェシンスキ家の跡取りとして……
シヴィアトウォ先生のモデルは実家の猫です
ポーランド語はGO●GLE翻訳にやらせたのであくまでも雰囲気を楽しむものと思ってください(オリジニウムとかムリおじとか)