【カオ転N次】アビャゲイルの投下所ハーメルン支部、あるいは〝魔界都市現地民ブルース〟 作:アビャゲイルこと三三三巳
出来なくてこちらも忸怩たる思いです?そっかあ……
とりあえずリアルS〇Pが実在するのはNG(投下が遅れた言い訳)
強化ベイヤールグリフォン外装仕様。
かの伝説の魔法の神馬、神秘が色濃く残っていた時代では『最終兵器』とさえ扱われていたベイヤールの分霊を現世に召喚しシキガミ化、
そのレベル、絶句モノのレベル75。
さらに各種耐性強化処置を施し、驚異の物理、火炎、氷結耐性。雷撃、状態異常、精神異常、呪殺、破魔無効。
さらに衝撃吸収。
もはやレベル詐欺。性能だけを語るなら実質レベル80は余裕で超えている。
そんな大魔獣を、水野亜湖は「こっちのほうがかっこいいから」という理由で、外見を獰猛なグリフォンとして『注文』していた。(※たおやかな淑女の外見とは裏腹に、意外にも男性のような感性を水野亜湖は発揮する時がある)
それが二頭。何と二頭。
知能は並の覚醒者以上に高く、テレパシーで流暢にコミュニケーション可能。
その二頭の強化グリフォンが牽く馬車もまた想定の埒外。
豪華絢爛な装飾の施された、まさに貴人が乗るのにふさわしい白銀のそれは、なんとオリハルコンとチタンの超合金。
あまねく降りかかる害から搭乗者を守る魔法の防壁を自動展開。メギド系の攻勢スキルの直撃にすら耐えるという性能。
この二頭と一台があるだけで、イリアスの故郷の魔術結社は血眼になって血で血を洗う争奪戦を間違いなく繰り広げるであろう、まさに『財宝』。
この財宝は上田市『浦野牧』シェルターと月架手町シェルターに『安産確定結界』を施した際、その謝礼にと、〝馬ニキ〟という黒札と〝ジュンニキ〟という黒札が協力して作成し水野亜湖に贈呈した一品であり、まさに夜神シェルターの主にふさわしい代物である。
その、並の、否、並み以上のアクマや覚醒者ですら歯牙にもかけないはずの大魔獣二頭が。
ガタガタと震えていた。
イリアスたち護衛も何とか震えを抑えていたが、それでも額に脂汗がにじむのを抑えきれない。
ゴウン……
ゴウン……
ゴウン……
謎の駆動音が一定の間隔でイリアスたちの鼓膜をふるわす。
抜けるような青空が、一気に翳る。
巨大な、巨大な、巨大な威影。
飛龍戦艦。
文字通りだ。
伝説の、おとぎ話にしか出てこないであろうドラゴンと、巨大な戦艦を足して二で割らずにそのままにしたであろう冗談としか思えないシルエット。
ガイア連合宮城支部シェルターの名物兵器。
〝こわっ、いや本当にこっわ……話には聞いていたが実物はこんなにもちびりそうな代物だったのか……
サイズがおかしいだろ常識的に考えて……〟
科学的な常識に当てはめても、そして『超科学的』な常識に当てはめても、規格外。
そして。
その冗談のような戦艦の、甲板から、何かが落下してくる気配。
風切り音。
人体のような、シルエット。
〝――飛び降り自殺?!〟
否。
フワリッ……
かすかな靴音だけを残して、そのシルエットは着地した。
全身の関節を緩やかに曲げて衝撃を分散して逃した後、何事もなかったかのように背筋を伸ばす。
イリアスは事前に頭に叩き込んでいた黒札と呼ばれる『種族』の顔と眼前の存在の顔を照合する。
〝あれがあの、有名な……『
ライドウネキ。本名鵺原リン。
身長は高い。
平均的な日本人男性より少し上まである。
腰まである長い黒髪。
水野亜湖ほどではないが、つややかな絹糸。
ともすれば冷たさすら感じるほどの、東洋的美貌。悪く言えば人ではなく人形を思わせる容貌。
だが瞳に宿る燃えるように白く輝く意志の輝きが、間違いなく人間だと悟る。
どことなく女性ではなく、男性性を感じさせる。
だがその胸元は実に女性的。重たげに揺れ弾むそれは、かっちりと着込んだ軍服の中で窮屈そうに存在感を示している。
目算でGカップ以上はあろう。水野亜湖のそれを見慣れてなければぶしつけな視線を送ってしまいそうであった。
筋肉質な体幹は水野亜湖と同じく不摂生は感じさせずに健康的な色気を振りまく。
臀部から太ももの肉付きは実に悩ましい。サイズだけを言えばこの部分は水野亜湖よりも肉感的であろう。
ジェイクの奴が腰回りに視線を向けて、すぐに戻す気配。
〝……何となくチャイニーズが良く見てる抗日ドラマに出てくる爆美女帝国軍人というキャラから、色気をそのままにして毒々しさを抜いて快活さに差し替えたようなキャラだな〟
そのライドウネキの姿が。
消えた。
「「「ッ!!?」」」
無表情の仮面が剥がれ落ち、驚愕に顔を引きつらせながらしかしすぐさま護衛達は腰を落として武器に手を伸ばし臨戦態勢になり、
「キャー――――――ーっ!!人魚ネキ久しぶり―――――!!」
「ウフフ。幼女――ライドウネキも息災のようで何よりだわ」
――ライドウネキは彼らの護衛対象の胸元に顔をうずめて、抱き着いていた。
〝〝〝バカなっ……!!!〟〟〟
護衛達はサングラスの下で、眼球をこぼれんばかりに目を見開いていた。
警戒なら、最大限にしていた。
注視なら、しっかりしていた。
それでも、まったく、何一つ察知できなかった。
一瞬にしてわからされた。
格の違いというものを。
不透明な汗を流しつつも、それでも護衛は仕事を遂行しようとした。
「あの、困りますライドウ様―ー」
水野亜湖とライドウを引きはがそうとイリアスは近づき、しかし、
スッ
と挙げられた水野亜湖自身の左手で、足を止めざるを得なかった。
水野亜湖は困ったように眉を八の字に少し下げつつも、しかしライドウネキの『狼藉』を完全に許すかのように右手でライドウネキの頭をなでている。
双子の『武器』姉妹が抗議の声を上げる。
「こら―――!お母さんにセクハラするな―――!」「離れろばか――ー!」
「あともうちょい!久々なんだしさ、ね!?」
「うるさーーーい!」「こうなりゃ奥の手だ――ー!」
そうしておもむろに双子は
もにゅんっ
ライドウネキの乳房をもみ始めた。
「ひゃわああぁぁんッ!?」
はしたない声を上げるライドウネキ。
「おらっ早く離れろ――ー!」「さもないとビーチクを絶妙な力加減でコリコリするぞ――!」
〝ちょっとやめてくれないか黒札のお歴々さんよお……〟
イリアスは顔を引きつらせざるを得なかった。
〝立場ってもんがあるだろオイッ!?そんな『男の目の届かない空間で何の気兼ねなく下品な真似をする女子高生』みたいな言動しないでくれないか!?〟
イリアスのみならず護衛たち全員が似たようなことを考えているのであろう、似た様に顔を引きつらせている。
「わかった―ー―‼そんなことされたら下着が台無しになる‼降参降参!」
やっと水野亜湖の胸元から顔を引きはがすライドウネキ。
そこへ。
「降参降参じゃないわよばか!『男の目の届かない女子高内で何の気兼ねなく下品な真似をする女子高生』みたいなマネするんじゃないわよ!亜湖、あなたもきちんと拒絶する!あなた、私たちの女王という自覚ある!?『
〝おおっ救世主参上……!〟
何もない虚空から、ふわりとその姿を現す神影。
赤い頭巾をかぶった金髪碧眼のこの上ない美少女。
女神イズン。われらが祭神様。
しかし。
スッ……
と、ライドウネキは目を細める。
それだけ。
それだけで、イズンは「うっ……」と言葉に詰まらせてしまう。
そしてライドウはさっきとは打って変わって平坦な声色で口を開く。
「イズンよ……卿は何か勘違いしてないか?『高貴なる義務』?いったいいつの間に人魚ネキはそんな物を背うたのだ?
いつ人魚ネキは卿らの女王となったのだ?
卿らと人魚ネキの関係は主従ではない。『御恩と奉公』の間柄ではない。
ただのシェルター所持者と、その、居候の関係だぞ?
大事な事なのでもう一回言うぞ?シェルター所持者と、その居候の関係だぞ?
人魚ネキは女王を名乗ったことはないしこのシェルターを王国と定めてないぞ?」
「「「ッ……」」」
今度はイリアスを筆頭とした護衛全員が言葉を詰まらせてしまう。
ライドウネキは鼻からため息を吐きながらやれやれと軽く首を振る。
「なんかそんな匂いがした。あーあれだ、三河武士ムーヴ。
『《拙者の考えた理想の主君》的な采配ができないと、すぐに幻滅して殺しにかかる厄介配下』。
そんな言動して祖父と父親を殺されて、徳川家康に盛大に忌み嫌われて江戸に連れてこられずに地元に置き去りにされた連中。
ああ、漫画『HUNTER×HUNTER』のシャウアプフムーヴっつったほうがわかりやすいか?
主君には自分が理想とする主君であってほしいと強く考え、そのためならば主君の意に沿わない勝手なことをしまくる狂信的なエセ理想主義者であり、主君に対する押しつけイメージは一切の修正を受け付けない。
そんな厄介ストーカータイプの『マーベルヒトモドキ』になってないだろうか?」
マーベルヒトモドキ。
そんな連中と同類扱いされ、瞬間的に苛立ちが沸き上がるイリアス達。
だが。
勝手な理想的リーダーのイメージを押し付けて迷惑をかける。
……心当たりがあった。
図星を突かれた。
そして、いきなり護衛たちの見ている前で、わざとらしく亜湖に不埒な真似をしたのかもわかった。
でかい釘を刺したのだ。
同胞たる『人魚ネキ』を守るために。
ポンポン、と亜湖はライドウの頭をなでる。
「大丈夫。いやならいやとはっきり言うから」
ズキリ、とイリアスとイズンの胸が痛んだ。
亜湖は自分たちの事を、『高貴なる義務』を自らに課す『家臣』ではなく、
『居候』としてしか見てなかったのだ。
――居候、というにはあまりに規模が大きすぎるが故に感覚が麻痺していた部分がある。
それは二重の意味で痛んだ。
自分たちは勝手なイメージを亜湖に押し付けていたのだという気づき故の、自己嫌悪の意味も含んで。
「大丈夫」
亜湖が、イリアスに振り替える。
「呉や月架手とかの王国内なら、ちゃんと学んだ王宮儀礼に則った言動するから」
「私もちゃんとしおらしく王国認定のシェルター内なら貴族的振る舞いをするから安心しろ」と、ライドウも亜湖のセリフに続く。
「はッ……」
代表して、イリアスは頭を下げるしかない。
頭が痛い、と言わんばかりに露骨に額に右手を当てながら、イズンもしばしの別れの挨拶をする。
「……それじゃあ私もちゃんと留守番するから、何かあったら呼ぶように。私も何かあったらテレパシーで呼ぶから」
亜湖はイズンに微笑みかける。
「うん。お願いするねイズン。……行きましょうか」
「ハッ」
おそるおそる、いつの間にか着陸していた飛龍戦艦に、ライドウとともに進むイリアスと亜湖の一行。
ライドウは亜湖の右手を引き、睡蓮は亜湖の左手を握り、文目は睡蓮の左手を握る。
その行動の一連を背後に感じながら、イリアスは口に出さずに心の中で独り言ちる。
〝本当、仲がいいことで。
――気味悪いほどに〟
主君に対して勝手な理念を押し付けてくる類の厄介家臣なぞ、利権を自分のモノにするためにいくらでも利用できるだろうに、あろうことかその厄介家臣にくぎを刺して亜湖を守ろうとするとは。
イリアスのみならず、黒札に近しいものは皆、ある程度ぼかしてこぼすが、一様に『ここら辺』に対して、気持ち悪さを感じるものだ。
――ガイア連合は、連合の言葉が指し示す通り、多数の企業の複合体だ。
連合を組むのも、すべて役得のため――のはずだ。
いかにして上っ面はにこやかに握手をしながら、裏でどれだけ意地汚く権謀術数の限りを尽くして同じ『ご同輩』の利益をかっさらうかばかり考えている――はずだ。
なのに、それがほとんどない。
あったとしても、速やかに『処理』される。
びっくりするほどに。
そういった『処理』を請け負う『黒杖特捜官』が実際に『本業』に動いた件が、ほんの片手で数えられる程度しかないのが、驚愕に拍車をかける。
イリアスが知る企業複合体組織や財閥関係組織では血のつながった血縁同士ですら悍ましいまでの強欲を発揮して血で血を洗う骨肉の陰謀戦を展開して当たり前というのに。
――事実、神々が手を組んで結成された『多神連合』ですら、裏切りと権謀術数が蜘蛛の巣のように絡み合って、おぞましい別の何かが沈殿して渦巻いているというのに。
ガイア連合には、それがもうほとんど発生しない。ありえないほどに。
――ある黒札は、『世界樹』と呼ばれる『財宝』を作り上げた。
首が痛くなるほど見上げなければよく見えなくなるほどの長大な、天地をその身で支えてると錯覚してしまいそうになるほどの、超巨大大木。
その『世界樹の葉』は煎じて飲むと、死人すら蘇るほどの至高の霊薬だという。
それゆえに、『世界樹』のふもとでは現代最先端の医療が充実しているのだとか。
――ある黒札は、霊的食材『トリコシリーズ』という『財宝』を作り続けているという。
文字通り一口食べれば夢中になるほどの美味で、しかも食べ続けるだけで霊格が上がると。
イリアス自身もガイア連合がたまに行う『オンラインオカルトアイテムガチャ』で、『牛豚鳥』という人工魔獣の肉が当たったことがある。
味?
――いい年こいた大の大人の男が、思わず嬉し涙を流した。それほどの代物であった。
部下の一人のボルスの奴は、レベルを上げていつか『フグ鯨』を食べるのだと、息巻いていた。
――ある黒札は、巨大な積乱雲の化け物を作り上げ、その中に大農園の『財宝』を作り上げたのだという。
その中には、ロマニコンティー二が滾々と湧き出す泉や、出来立てのフライドポテトが流れる川があるのだという。
そして眼前の飛竜戦艦。
そして白銀の巨大人型決戦兵器、ホワイトグリント。
――ある黒札は、――ある黒札は、――ある黒札は、……
どれもこれも、一品だけでも理性のタガがはじけ飛んで、血みどろの奪い合いが発生するほどの財宝ばかり。
しかし黒札たちは全く、陰謀戦を展開しない。
内ゲバを発生させない。
争奪戦を仕掛けない。
全く、これっぽっちも、欠片すらも。
びっくりするほど、お行儀良く、仲良くしている。
――気持ち悪さしか、感じないほどに。
とある金札が、ネットの掲示板でこんな書き込みをしたことがある。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
名無しの金札:
――私の娘婿が言っていたことだが、ガイア連合の黒札はそう、『大学のプレッパー同好会』みたいなものだそうだ。
信じられるかい?ディスプレイの向こうのご同輩。私?まだ世界征服を企む組織だと言われたほうが気が休まったよ( ̄∇ ̄;)ハッハッハw
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〝世界の命運を握る大学の同好サークル。
……なんだそりゃ。日本人特有のジャパニーズジョークか?これまたお寒いシケたギャグだ事。
多寡が大学の同好サークル程度に、俺たちの生殺与奪の権は握られてるってか?〟
笑えないジョークだ。本当にお寒い。
イリアスは軽く頭を振って、無理やり別の事を考えることにした。
〝それにしてもあれだ、この短いやり取りで、はっきりわかったことがある〟
ライドウを極力視界に収めないようにしながら、イリアスは思う。
〝俺とこの黒札とは根本的に反りが合わないな〟
きっとこの黒札は、そのズケズケとした物言いから、結構多くのモノを敵に回してきただろうと推測する。
でも同時に、この思いやりの深さから、その倍以上の味方を作ってきたのだろうとも確信した。
ただ流されるだけの自分とは、正反対だ。
妬み嫉みの念が胸中から湧いてくるのを押し殺して、改めてイリアスは護衛として気を引き締めた。
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「それで?プライベートな時にパフパフをすりゃあいいものを、わざわざ護衛の皆様方の面子を潰してまでわざとらしく人魚ネキの胸に顔をうずめてでかい釘を刺したと?
イランおせっかいだと思うんだけどなあ。わざわざライドウネキが悪役にならなくてもいいだろうに」
「いんや、人魚ネキの正式な依頼。『わざとらしく釘を刺してくれ』って」
「えっマジッ!!?」
「はいライドウネキ、依頼料を送金(ピロポンッ)《送金が完了しました》」
「おっ本当にくれたんだ、いつも人魚ネキのオッパイを堪能させてくれたんだからそれで代金にしてもいいのに」
「いやいやちゃんとこういうのはけじめをつけないとね?」
「お母さん甘い―」「むしろこっちがお金取ってもいいのにー」
「あらまあ人魚ネキ………なんでまたこんな寸劇を?」
「………鼻くそと鼻水」
「はんッ??!」
「ついうっかりくしゃみをした際に鼻くそと鼻水がプラ――ンって垂れ下っちゃったときにね、護衛のみんなが物凄い顔をしたことがあって……」
「ケラケラケラ♪あの時のおじさんたちの反応凄かったねー」「グラサン越しでもこの世の終わりみたいな顔してたねー」
「それで人魚ネキから『彼らの中で私はどんな偶像になってるのか恐ろしいのでそれを払拭するためにも協力して』って依頼が来たわけだ」
「ぶっふあwwwそれはそれは……いやはや何というかwww」
「まあ……いずれ私も女神となって『女王のふるまい』をしなきゃいけなくなるんだろうけど……もうちょっとモラトリアムを堪能したいというか……」
「王様名乗ってシェルターを王国にしている転生者のみんなすごいよねー」「完璧な威厳と凄みを出し続ける言動なんて神経よく持つよねー」
「⑨ニキが愚痴ってたな掲示板で。『同じ転生者のみんなに鯱張った肩の凝る儀礼をされるとむっちゃゲンナリする』って。ほんと王様やれてる転生者って神経よく持つよなあ。
……勝手なイメージ押し付けられて勝手に幻滅されて崩壊した○×シェルターや▲◇シェルターの二の舞だけは避けたいしなあ……それが人魚ネキのシェルターならなおさら」
「あーー※※ニキと○○ニキの。
頭マキマネキ系マーベルヒトモドキにやられて山梨戻りしたんだっけな確か」
「頭マキマネキといえば。田舎ニキのところは大丈夫ですかねえ。」
「え?田舎ニキ?」
「ほら、田舎ニキ、颯爽と駆けつけるヒーロームーヴしてたくさんの人に徒の脳をこんがり焼いてるじゃないですか。
田舎ニキイケメンだし強いし郷土愛にあふれているし。頭マキマネキ系マーベルヒトモドキに精神やられないか、ちょっと心配ですね。……あの有名な静さんがいるから大丈夫だと思うけど」
「あーー、それとなく田舎ニキに注意を促すかあ」