気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
翌日、月曜日
の、放課後、体育館にて
「で…てめぇら、何のようだ?」
俺はA組全員に引っ張られて体育館に来ていた
何なんだ全く…しょうゆ顔のやつ個性で無理やりぐるぐる巻きにしてきやがったし
しれっと全員体操服に着替えてやがる
帰りのHRのあと全員一気に教室から出てったのは着替えるためだったのかよ
んでほんとになんのようなんだこいつら
俺を除いた19人を代表するかのように眼鏡委員長が前に出てきた
「轟君と緑谷くんから聞いたよ…USJの前に二人にだけ訓練をつけてたそうだね…」
「それがなんだ、あ?」
文句あんのか?
…そういや出久のやつ、USJの時しれっと左腕壊してたな
あとでしっかりアドバイス入れとかねぇt「ずるいじゃないか!!!」
なにが??
「君がおそらくクラスの中で強いのは周知の事実!そんな君に色々教わりたい、アドバイスを貰いたいと思ってるものがいないと思ったのかい!?」
「思わなかったわ」
「思わなかったのかい!?」
「轟に訓練つけたんはもったいねぇことしてると思ったから、出久に対しては…てめぇらも想像つくだろ、あと単純に毎回骨折れんの見るの流石にきちぃから」
「ごめんなさい…」
「てめぇがあやまんな」
個性の訓練とかそういうのは普通に自分で改善点あぶり出せば一人でできるだろ
誰かに教わることか??
てめぇの個性はてめぇが一番わかっててしかるべきだろ
「というわけで!俺達にもなにか少しでいいから見てくれないかい!?」
「まぁいいが…」
「「「「「いいんかい!!」」」」」
「るっせぇ…」
全員で叫ぶな
だがな…
「俺一人で19人見れるわけねぇだろが…どうすんだ」
「では一人づつ「時間足りねぇだろ」確かに…」
「つうかなんで今なんだ?」
「体育祭が近いからだ!ヒーロー科として他に負けるわけにも行かないしB組にも宣戦布告されてしまったからな!やるなら全力でだ!!」
あー、そういやあったなそんなことも
日曜の呼び出しのことばっか考えてたわ
「んじゃ…そうだな」
全員一気に見れる方法…これだろやっぱり
「全員手加減なしで俺にかかってこい、全員もれなくぶっ飛ばしてやる」
「乱暴だな!?」
「時間ねぇだろ、とりあえず一旦教室戻らせろ。着替えねぇと俺の制服が焦げる」
「安心しろ爆豪、俺がお前の体操着持ってきてやってるぞ!!」
準備が良すぎんだろ切島
こいつら断られる可能性考えてないのか?
…適当に煽ってそのつもりにするつもりだったのかもしれねぇな
「うっし、んじゃぁ死ぬ気でかかってこい!!!」
全員もれなくぶっ飛ばす
「っ…よし俺の勝ちだ、てめぇらは雑魚」
「やっぱ爆豪つえぇ〜」
「あったりめぇだろ、俺はオールマイトを超えるNo.1ヒーローになる男だ!!」
てめぇらに負けてたまるかよ
とはいってもハウザー級の爆発しすぎて手がくっそいてぇ
あとちょっとでクラスターできそうだったんだが…これはまだ訓練しねぇとな
「んじゃ順に講評してけばいいか?とっとと立てや、寝てても始まらねぇぞ」
「う、うぇい…」
「おーい戻ってこい上鳴〜初手で顔面爆破されてから戻ってこねぇぞこいつ…」
「おい、轟はマジで倒れてんぞ。大丈夫か轟ーーー!!意識あるかー?ねぇな、マジで気絶してやがる…」
「先生をお呼びしたほうがいいのでしょうか…多少なりとも怪我をしてる方がいますし…」
初手で絶縁シート見てぇなものを広げたポニテを見て無差別放電が来ると思ったから即上鳴のところに飛んで容赦なく爆破したせいかアホ面状態から戻ってこねぇ上鳴
あいかわらず舐めたことしやがる轟、あいつは遠慮なくハウザー直撃させてから床に突っ伏して動いてねぇ、ちょっとやりすぎたか?まぁ問題ねぇだろ息はしてるし、砂糖が起こそうとしてるし
怪我したやつはポニテが個性で作った絆創膏なりガーゼなりで手当されてるからリカバリーガールを呼ぶ必要はなさげだな
出久?あいつは最後にエクスカタパルトの要領でふっ飛ばしたせいで床に突っ伏してる
気絶はしてないぞ。今、麗日に介抱されてやがる
…そのままくっつけクソナードが
まぁ…腕折るなって言ったのに折った罰だ
まぁフルカウル状態はよく維持できてるからいいとしとこうじゃねぇか
委員長はまぁ速かったが俺の反応速度のほうがギリ上だった
一応意識はプロヒーローだからな?
体が追いついてねぇけど
「んっ…」
「お、轟が起きた!!大丈夫か轟!俺のこと分かるか!?」
「…あ゛?あぁ…」
お、やっと轟の半分舐めプ馬鹿野郎が起きたか
てめぇマジで炎使ったらつえぇのに氷だけしか使わねぇから負けるんだよバーカ
「……」
「どうした轟!自分の名前言えるか?大丈夫か?」
なんだ?そんなに騒いで…
…なんかやけにぼーっとしてやがるな
「…問題ねぇ、つうか俺のことむやみに心配すんn…………は?」
「どうした轟?」
「…砂藤、今何月だ?」
「は?5月だぞ?」
「…????????」
あからさまに動揺した顔してんな
…まさかあいつ
「おい轟ィ!!!」
「なんだ爆豪!?」
砂糖には別んとこ行けって目で脅して退散させる
よし、誰も聞き耳は立ててねぇな
なにせ俺が全員ふっ飛ばしたせいでもれなく慌ただしく手当中だからな
んで
「お前いまいくつだ(ボソッ」
「はっ?え、あ……25?」
「おし、お前後で職員室来い、いいな?」
「お、おう…」
ようこそ2周目へってか?
…明日には轟ん家大パニックになってそうだな
主に荼毘の件で
「つーわけで相澤先生、こいつもだ」
「お前もか轟」
「ちょっと状況わかんねぇんですけど」
職員室横、仮眠室にて
とっととアドバイスタイムは終わらせて轟を引っ張って職員室まで連行
相澤先生も引っ張り出して今に至る
「てめぇの最後の記憶は?」
「…蕎麦打とうかなと思って高いところにしまってた蕎麦粉の入った袋を取り出そうとするとこ」
「なんでそんな重そうなもんを高いところにしまった…」
「あと、爆豪の爆破をもろに食らったとこ」
「おう、ハウザー直撃させた」
「爆豪お前…手加減しろよ、どうりで轟の髪が一部チリついてるわけだ」
手加減の3文字は俺の中にはねぇよ
「…もしかして爆豪と相澤先生も、か?」
「おう、絶賛2周目だ畜生…」
「俺は入学式の日、爆豪は1年前だ」
「…じゃあ燈矢兄はもっと前から…マジか」
「そういや荼毘もそうかも知れないって話したな」
「昨日、無理やり東京に行ってな。ババアには東京バナナ献上しといたらなんとかなった」
「そりゃよかった」
よくねぇ…
「よし、とりあえずまずは燈矢兄を家に帰らせるんで、俺はもう帰ります」
「おい轟、そんな簡単にそういうのやっていいのか?荼毘…轟燈矢はそれを望んでるのか?」
「望んでるかどうかは関係ないです、俺が家に帰したいんです。あとお母さんに合わせたい」
「やめとけ轟、エンデヴァーがキレるぞ」
「親父が勝手にキレたら中庭の池ごと凍らせりゃいい。もしくは赫灼熱拳で吹っ飛ばす」
お前の炎の出力であのデカブツ飛ばせるか??
…止めるまもなく出て行っちまった
「あいつ、目の前で敵犯罪起こったら今は資格無いこと忘れて飛び出しそうっすね」
「…そうだな」
ほうっておくとまずいんじゃねけかこれ
「追っかけるか」
「先行しといてくれ、俺は退勤準備しねぇと」
んじゃ、先追いかけるか…あいつ地味に足はえぇんだがなぁ…
(今日は夕飯に焦凍誘おうかな〜とりあえずメッセージ送ってみるかぁ)
ピロン♪
ん?着信音がやけに近く、それも後ろで鳴ったような…
送信音ではねぇな…
え
「よぉ燈矢兄、今日も元気そうで何より」
「ヒュッ」
うっそだろぉ
「家、帰るぞ」
「ちょ、待て焦凍、ステイ、ステイ」
「待たねぇに決まってるだろ!!!せめて母さんに会いに行くぞ!!」
「それはもっと無理!!」
その日、夕日を背に男二人の追いかけっこが始まった
(目は笑ってるのに声が笑ってねぇ轟、ちょっとやべぇな)
↑
追いかけたらギリ轟の乗った電車に間に合わず、一本遅い電車に乗って追いかけたらすでに接触済みだったため迂闊に首を突っ込めなくなった爆豪の心境
轟焦凍
爆豪のハウザーのせいで2周目スタート
とりあえずお兄ちゃんを家に帰そうとしてます
親父がなにか言ったらふっ飛ばして警察沙汰にでもしてやるつもり
どうなるにせよ
多分エンデヴァーは焦凍の帰宅後2秒で殴られているでしょう
サー・ナイトアイに見てもらわなくても見えちゃうね、そういう未来が