気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
〈試合開始からもう7分が経っちまったぜ!?順位を確認していこうぜリスナー!!〉
〈4位は普通科C組の心操チームだ!!しれっといろんなやつから取ってるぜ〜お前どんな個性なんだぁ!?〉
「うるせ…」
「まぁまぁ…さっき敵向きの個性だって言ってたけど結構ヒーロー向きだと思うよ俺は」
「…ありがとよ尾白、そう言ってくれるやつなかなかいねぇよ」
「心操、右斜め前のチーム、さっき触れたから俺の個性で崩せると思う」
「おう、頼む庄田…下の名前ってほんとに”二連撃”で合ってるのか?」
「あってるけど、それが?」
「…なんでもねぇ」
〈3位は轟チーム!今1000万点をもつ緑谷に狙いを定めて戦闘中!〉
「わりぃ、始めと違って初っ端から緑谷の相手することになっちまって、爆豪がまっすぐ緑谷のところ行こうとしたから焦っちまった」
「いや、君の判断は正しかったと俺は思う!確かにあのままだと爆豪くんに取られかねなかったし爆豪くんを相手取るのは緑谷くんを相手取るよりも厳しそうだ!このまま責め続けようじゃないか轟くん!!」
「えぇ、飯田さんの意見に賛成ですわ!!」
「俺も〜うぇい」
〈んで2位!空飛ぶ爆豪チーム!!全員飛べちまってる緑谷チームと違って飛んでるのは爆豪だけだがな!!その爆豪が前にでまくって鉢巻取って騎馬が回収するていう即席チームとは思えない連携だ!!さっすが一般入試1位の男!!〉
「そろそろデk…出久のとこ行くぞ!!瀬呂!テープ飛ばして巻取り高速移動!!」
「あいよ!!はっきり言ってこれ結構肘がきついんだけどね!!」
「知るか!!切島、硬化した状態で突っ込め!!氷の壁なんぞぶっ壊せ!!」
「いくぜおらぁぁぁ!!」
「爆豪〜何枚か鉢巻取れてないけどいいの?完膚なきまでの1位とか…」
「作戦のうちに決まってんだろ、ここで俺がはちまき全部持ってったら1000万取ろうとしたときに轟以外からも邪魔されるだろうが」
「ずっとキレてるのに策士だぁ…」
〈最後に1位!俺は轟の氷で囲まれた時点でこいつ無理だと思っちまったけどよぉまさかこんなに粘るとは思わねぇよ!!1000万はいまだ手中にあり!ここからどうする緑谷!!〉
「あと5分っ…爆発音の位置的にかっちゃんも近づいてる…足止めちゃ駄目だよ!」
「あぁ、索敵と防御に更に集中しろ黒影!」
「アイよ!!」
「先ほど、少し近づかれたときにベイビーが電撃でイカれちゃいましたね、改善の余地あり!!」
「それやともうサポートアイテムでは飛べへんってことやな?…うちら3人の体重合わせても1トン行かへんし…行くわけないし、一応うちの個性で浮けるけど…」
「いや、ただ浮くだけじゃいい的になっちゃう…やるなら空中で勢いをつけれないと…かっちゃんの爆破みたいに」
「おっらぁぁぁぁ!!1000万よこせやデク!!!」
切島の硬化した手を俺の爆破で氷の壁を粉砕
直後に瀬呂に轟んとこの拘束を任せて俺は単身デクのところへ突っ込む
「ほいほい轟ぃ!うちの大将の邪魔はさせないぜ!!」
「酸性液をくらえ〜」
「ローラーのゴムがっ…」
「ローラーはずせ八百万、上鳴!!爆豪の騎馬は無視して緑谷のところに行くぞ!」
「させないって話をしっ…氷つっめた!?」
「芦戸、お前と瀬呂の分の氷は溶かせ!俺は自分で…足を硬化させて無理やり引っこ抜く!!瀬呂!お前のテープ今の爆豪の位置に届くか!?」
「ギリいけるぜ!!」
「んじゃ足元の氷をどかし次第爆豪のサポートだ!!芦戸まだか!?」
「あともうちょい…よし行ける!!」
「走れぇぇぇ!」
「八百万、あと何分だ!?」
「あと2分を切りましたわ!」
「やばく
「…轟くん、切り札を切ってもいいかい?その代わり残りの時間はエンジンがエンストしてしまうから機動力が大幅に下がるが…」
「…やってくれ、爆豪に取られたら俺達はどうしようもねぇ」
「なら…しっかり捕まっていてくれ!!」
「トルクオーバー!レシプロバースト!!」
「え」
「はっ!」
「なんだと!?」
〈な、なにが起きたー!?飯田がとんでもないスピードを出したぞ!!けどなんだ、直後に盛大な爆破が起こっちまってなにも見えねぇぜ!!緑谷は鉢巻を死守できたのか、はたまた轟か爆豪が取っちまったのか!?1000万の行方は______〉
「負けねぇんだよ俺は!!!まけたままじゃいられねぇんだよ俺はァ!!!」
〈爆豪が爆煙の中から飛び上がってきたァ!!その手には鉢巻!鉢巻があるぜ!!点数は…爆豪!1000万を確保!!やっぱ騎手が単身飛び込めんのすげぇわ!!〉
轟、てめぇが飯田のレシプロを切り札にすることは容易に想定できんだよ
今の俺の体じゃぁあの速度には間に合わねぇが
鉢巻をかすめ取る以上、てめぇの腕は一瞬てめぇの後ろにあるから視界から外れる!
その状態じゃぁ俺が近づいててもわからねぇだろ!
しっかり握りしめることも分かっとるから爆破でこじ開ける
人間、どんだけ訓練してようが爆破をまともに喰らえば多少緩むんだよ!
「チッ」
「かっちゃんがっ」
「てめぇらはそこで大人しく点数きそってr…あ?」
〈あれぇ!?爆豪、首の鉢巻が一部なくなってるぞ!?いつ取られたんだ!?〉
「緑谷、念のために弱体化覚悟で黒影に鉢巻を取らせた。これで1000万はなくなったが700点以上は取れた」
「常闇くんっ…」
「ただでやられるわけにはいかなかったからな、防御が間に合わないことは明白だったから独断専行させてもらった…すまない」
「ううん!ありがとう常闇くん!!」
「デクてめぇ…」
「落ち着け爆豪!1000万手に入ったからいいじゃねぇか!」
「いいわけあるか!!取りに行くぞゴラァ!!走れ走れ走れ!!」
「轟くん!どうする、持ち点的に最終種目に上がれないわけではないが…」
「…限界まで狙うぞ、行けるかみんな」
「いきましょう!まだ終わってませんもの!!」
「後先考えなきゃ無差別放電かましたら勝てるしな!!」
「やめとけ、絶縁シートをそう何枚も作らせていたら八百万が困るだろ」
〈残り30秒!びっくりするぐらい白熱してるぜトップ3の戦いはよぉ!!あ、正確に言うと心操チームが2位に上がったからトップ3じゃねぇけどなアハハハ!!〉
「心操、ここら一帯はもう安全そうだが、どうする?」
「流石に今からあれに混ざれないさ…ここ全員の洗脳を試合終了まで続けてフィニッシュだな」
〈試合終了!!!1位は大逆転爆豪チーム!2位は堅実に点を詰んだ心操チーム!3位はギリギリ1000万は失ったが爆豪から掠め取った鉢巻でセーフの緑谷チーム!4位、惜しくも1000万は逃したが緑谷の相手をする前にある程度鉢巻を取ってたおかげでギリOKの轟チームだ!!選手全員に拍手を頼むぜリスナー!!〉