気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
「言い訳なら聞くぞ」
「すべて荼…燈矢くんが悪いです。お金持ってるのに他者に無理やり払わせたこいつが悪いです」
「いーや、ホークスが悪い。絶対に」
「じゃあ今すぐここに財布の中身ぶちまけたらよか」
「あいにく札しかでねぇぞ」
「マジで返金しやがれください」
「お前ら、全く反省の色が見えんな」
ただでさえ人が多いスタジアムの前で鬼ごっこをした馬鹿大人二人組
そしてメンツが濃い
かたやNo.3ヒーロー、ホークス
かたや最近話題のエンデヴァーのところの長男
ふざけんな、仕事増やすなこっちは寝不足なんだよ
「なぁ、いくら不機嫌だからといって捕縛布で縛り上げたうえで引っ張るか?」
「お前のせいだからな荼毘、これで捕縛布外したときに俺の羽がボロッボロだったらお前に慰謝料請求するからな?まぁ必要最低限しかつけてないからいいけど」
「お前らほんと口を慎むことぐらいしろ、反省の色がマジで見られん」
「一応俺を警戒して、抹消使いながら引っ張ってくとかかっこいいなイレイザー」
「やめろ、その言い方。寒気がする」
「とりあえず引っ張ってくのやめてもらえません?周りの目が痛いんですよ」
「お前らが招いたことだろ」
恨むなら自分自身を恨め
〈ヘイリスナー!!レクリエーション楽しんでるか!?ここで今日一番の解説役がやってきたぜ!!もともと解説役をする予定だったイレイザーはサボって寝に行っちまったぜ!!まぁプロヒーローとヒーローの子がそこそこガチで個性使わずに鬼ごっこしてたら頭痛くなるよな!!というわけで紹介するぜ!〉
〈No.3のホークスでーす、今回の一件の全責任は轟燈矢が持つらしいよ〜〉
〈なに嘘っぱち言ってやがるこのアホ鷹…自己紹介しなくちゃいけねぇのか?あぁ…A組の焦凍の兄の燈矢だ、もとはと言えばホークスが馬鹿だからああなっただけだから責任はすべてホークスのもんだ、全員覚えとけ〉
〈おいこら燈矢くんなに勝手なこと言ってるのかなぁ。あ、燈矢くん呼びでいい?流石にここであっちの名前で呼ぶとまずいでしょ〉
〈好きに呼べよ馬鹿、別に仕事場じゃあっちがデフォだしな〉
〈んじゃ荼毘で〉
〈あだ名が荼毘!?なんでそうなったんだ!?〉
〈あー…ノリと気分、あと山で焼けたから〉
〈おい荼毘、それ笑えないやつ〉
〈うるせぇな、別にいいだろなんだって…そういや、実はホークスって__ムグッ〉
〈お前マジでいらないこと言ったら拘束するからね?〉
〈すでにしてるじゃん…〉
〈え、ボーイズ!お前達って幼馴染かなんか?会話のテンポ訳わかんねぇぐらいぴったりなんだけど!!!〉
〈ちげぇわ〉
〈全然、幼馴染とか死んでもありえない〉
〈oh…そんな怖い顔すんだよ〜…つーかほんとやり取りがガキだな!No.3大丈夫なのか!?そういやこいつらまだ20代前半かぁ…若かりし頃が懐かしいぜ、あのころは俺も相澤といっしょにやんt「おい山田、なに話そうとしてやがる?」い、いやぁ…猫の話を…捕縛布で締めないで締めないで極まっちゃう!!〉
「燈矢兄はなにやってんだ?」
こっちは緑谷がいなくて焦ってるってのに…
あいつ、マジでどこ行った?
「な、なるほど…では今君の中には…」
「歴代継承者の皆様が…います、はい」
アンビリーバボー、そんなことあるのかい!?
私は全く気が付かなかったよ!!
「あの…オールマイトのお師匠さん?が僕に触れてほしいって…」
「お師匠が!?触れたな何かあるのかな…?」
「さぁ…?」
と、とりあえず差し出された手に触れてみy(俊典!!)
お師匠様!?
え、幻聴じゃなくて!?
(現実だ!嘘だと思うなら君の学生時代の思い出話でも___)
はいすみません師匠です、あなたは私のお師匠です
(わかってくれたようで何より)
…やばい、感極まって涙が溢れ出そうだっ
あの頃のお師匠の姿が見えるっ
五体満足の元気なお師匠がっ
「緑谷少年…」
「なんですかオールマイt…泣いてる!?」
「お師匠と合わせてくれてっ…ありがとう…うぅっ」
(俊典ー戻ってこーい…)
「そのぉ、オールマイト」
「なん、、だいっ!」
「今、オールマイトの心の声も丸聞こえです」
「…マジ?」
「マジです」
(触れてる上でこっちからも接触してる時限定だよ、安心して)
そ、そんなこともあるのですね…
でもなぜ緑谷少年の代でこんなことが…?
(OFAがお前の中でかなり成長したからだな、それがちょうど出久で開花した、そういうものだ)
なるほど…?
これはほんとに本格的にOFAのことについて真剣に調べなければ…
まだ5代目の継承者までしか調べれてないのだけれど…
「なぜか継承者さんたちの個性もそれぞれ使えるんです、もうなにがなんなのやら…」
「個性まで!?それは…大変だったな少年…」
継承者さん「たち」と言っていたから複数の個性が同時に発現したようなものか
どうりで緑谷少年の顔が暗いわけだ
状況がわからず、完全に困惑しているようだ
「緑谷少年、これもまた君が勝ち取った力なのは言うまでもない…だが、今日はお師匠たちの個性を使うのはやめておこう、当然このあとの試合でもだ」
「僕もそのつもりです、まだわかってないことのほうが多いし扱いのわからないものを無理に使っても裏目に出るだけですから!皆さんにもすでにお願いしています」
(安心しろ俊典、暴発しそうな馬鹿は今は与一と駆藤が出会ったシーン見てるから*1大丈夫)
知らない方の名前が出てきたような…あとで最優先で調べよう
(あ、すまん、知らないのを忘れていた…与一が初代で駆藤が2代目だ)
だいぶ昔のお方ですね!?
「とりあえず、状況はなんとなくわかったよ。私の方で色々調べることにしよう。緑谷少年は複雑に考えずに、気楽に戦ってきなさい!」
「はい!僕、頑張ります!!…あ、スマホに着信が…」
「なら私は先にスタジアムに戻っておくね!」
「はい!」
『緑谷!お前一体どこにいるんだ!?』
「どうしたの轟くん、そんなに焦って…」
『お前には話しておきたいことがあるってのに一向に姿を表さねぇから…スタジアムを隅から隅まで探してたんだっ…』
「え、ご、ごめん!今すぐそっち行くよ!!」
『あぁ、頼む』
わ、勢いよく通話切ったよ轟くん…
よほど大事な話なのかも…
って、通知の数がすごいことになってる!全部轟くんじゃん!
気づかなくてごめんね…