気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
今回の麗日、やっぱり空から破片降らせてきやがった
流石に同じ手に乗ってやる気はねぇから爆破で破片を全部飛ばすんじゃなくて
最低限の動作でマジで当たりそうなやつは避けつつ
意識朦朧としかかってる麗日を場外へ(俺にしては少し優しめに)ふっ飛ばした
あいにく俺にはこのあと尾白を倒した切島と戦わなきゃいけねぇからな
あいつの硬化を突破するために多少温存しとかねぇといけねぇんだよ
さて、小休憩終わったら次は出久と轟の戦いか
なんか前回以上に轟がキレてやがる
ほんとになにがあったんだマジで
…選手控室の方に忘れもんしちまった
2番のほうだから出久が入ってんのか
早めに行かねぇt「僕は、オールマイトじゃありません」
ん?なんか今聞こえたな
目の前の曲がり角、曲がった先か
あれは…出久とエンデヴァー?
くっそ空気重いな
「そんなものは当たりm「当たり前のことですよね」
「轟くんも、あなたじゃない」
そう言ってその場をあとにする出久
ありゃそうとうキレてるな
…あの加齢臭ジジイ、まだ頭の中はイカれたまんまじゃねぇか
そりゃ轟もキレっぱだわ
むしろ「前」を知ってるからこそキレるわ
そういうことか、轟が炎使えねぇ理由
だが肉体年齢に引っ張られすぎだろ
そう簡単に吹っ切れれるような話ではないからまぁ仕方なさそうだがな
出久との戦いのあとにまた俺相手に炎使わなかったらキレるがな
轟くんが腹が立つって言ってた理由が、よく分かる気がする
たしかにエンデヴァーはすごいヒーローだ
すごいヒーローだけど…
轟くんや轟くんのお兄さんたちにやってきたことは許せることじゃないし
なんならお兄さんが帰ってきたあとの話も
かなり、たしかに腹が立つ
エンデヴァー、何だかんだ言ってまだお兄さんとろくに話してないどころか
お小遣いだけだして放ってるだとか
それどころか家に帰ってくる頻度も減っただとか
明らかに
そりゃ轟くんもキレるよ
でも…
それと、あれは、また別だと思うな
〈2回戦第1試合のお時間でぜ!!!相変わらず実況は俺、プレゼント・マイクが!解説&猫の喧嘩みたいなレベルの雑談係は緊急参戦のホークスとエンデヴァー家の軌跡の長男、燈矢が送るぜいえぇぇぇぇい!!!ちなみに要望多数だったから解説席の様子も動画配信サービスで生配信中!ここは自由が売りの学校だからな!!コメント欄で喧嘩すんなよリスナー!!〉
〈うぇーい、頑張れ焦凍〜〉
〈いやぁ、ほんと今度の職場体験、誰指名するか悩むなぁ〉
〈焦凍一択だろ〉
〈あのねぇ…なんかもう色々説明するの疲れたんだけど〉
〈普段は隠してるちょっとめんどくさがり屋なところがでてるぞー〉
〈あいにく、お前限定な。お前がただただ面倒なだけだから〉
〈ひっでぇ扱い…あーわりぃ焦凍、そんな目で睨むなよ…〉
「両者準備はいいわね…では、2回戦第1試合…レディ…ファイト!!」
来たっ初手での大規模凍結!
これはフルカウル状態で飛んで回避!からのできた氷の壁を滑り降りる!!
これで一気に轟くんに近づけ!!
「躊躇ねぇな!!」
「躊躇なんてないよ!!」
正面からまた氷のかべ!
これは…打ち砕け!!
くっ…5%”だけ”じゃギリ打ち抜けない…なら!
「発勁」を!!
(おい9代目、俺達の個性は使わないんじゃなかったか?)
さっきまではそのつもりでした
でも、今の轟くんに、対して
それはたぶん、良くないと思ったので
轟くんは、エンデヴァーへの恨みで炎を封じてる
轟くんにとっては、それはすごく大きな事で、そう簡単にどうこうできるようなものじゃない
でも
みんな本気で戦ってるんだ
そう、OFAは、僕が勝ち取った力なんだ
今は、僕の力だ
継承者の皆さんの個性も
使えるのに、使わないのは
本気でやってきた人たちへの侮辱だと、思ったので
轟くん
今日、この日までどんな戦闘で、一歳炎を使ってこなかったってことは
本気で、持ってる個性の半分、氷だけで勝つつもりなんだよね…
(まて9代目、まだ、そんなに力を蓄えたらお前の腕がっ)
関係っありません!!!
「ふざっ…けんな!!!」
やべぇ、風圧だけで場外まで飛ばされるとこだった
足ごと凍らせてなんとかしたけどよ
というかあいつ…
腕、折りやがった
「轟くん、腕、震えてるよ」
んなことわかってる
「みんな、本気でやってるんだ。轟くん、さっきの話の中で『母さんの力だけで勝つ、勝って親父を否定する…と思ってた時期もある』とか言ってたよね。多分、今もそうなんだよね。じゃないと今ここで炎を使わない理由がない」
…
「ねぇ、まだ、僕を倒せてないよ。僕に傷一つつけれてもないよ。半分の力だけで勝つって言いながら、まだ僕は君に倒されちゃいないぞ」
わかってる、わかってるよ緑谷
また馬鹿なことしちまってるって、わかってる
けど、あのクソ親父に___
「それは!君の個性だろ!!それにエンデヴァーは関係ないだろ!!!」
「それは!君の力じゃないか!!!!」
「焦凍、忙しいのに年末年始に帰ってこなくても大丈夫なのよ?No.2なんだから引っ張りだこでしょう?」
「いや、俺が帰りたいから帰ってきてるんだ、大丈夫だよ母さん」
「そう…ならいいのだけれど」
「どうした?急に…」
「焦凍、その個性を持って生まれて、後悔したりとかしてない?今でもたまに心無い言葉が飛んできてるんでしょう?特に炎の方を使った日とか…」
「いや、別に後悔とかはねぇし、むしろこれでよかった」
「緑谷が言ってくれたんだ、君の力じゃないか、って。あいつの言う通り、これは俺の力で、俺の炎だ。親父のじゃねぇ」
…俺の、力
そうだ、親父は関係ねぇ
一番大事なこと忘れてんじゃねか、馬鹿か俺は
「…そうだな、そうだったな」
〈…やっと吹っ切れたかあの馬鹿〉
「敵に塩を送るとか、どっちがふざけてんだって話だな」
この体じゃ、まず炎の制御はできねぇ
完全にベタ踏み状態だな
緑谷も踏み込んだ、飛んでくる!
ならばやっぱり…あんときと同じやり方で!!
〈やべぇぜ!セメントスが建てた制止用のコンクリの壁、5枚全部割っちまった!爆煙でなにも見えねぇぜ!勝敗の行方はーーーー!?あと誰か解説ぅ!!〉
〈単純に色々抱え込んでたもんが吹っ飛んだだけだ、以上〉
〈まー、そういうことだね、うん〉
〈その微妙な顔は何だぁ!?〉
〈いや、d*1…緑谷くんが思った以上に無茶するなぁって〉
〈足、折れてたくないか?腕もそうだけど〉
〈きれいな折れ方なら後遺症無しで治ると思うけど…やばい骨が折れるときの音が何故か聞こえる…〉
〈いい精神科紹介してやろうか?〉
〈いらねーよ、煙晴れるよ〉
「緑谷くん場外!よって、轟くん、3回戦進出!!」
やっべぇ
やりすぎた、緑谷が壁まで飛ばされてやがる
「緑谷!!」
あーくそ、このフィールド無駄に広いんだよ、緑谷が遠いっ
無事か確認しねぇと、あと謝らねぇtボンッ
おい誰だ、今俺に思いっきり爆破仕掛けようとしたやつは
一人しかいねぇか
「おいこらデク!!!!てめぇだから言っただろうが折るな無茶するなってよぉぉぉ!!」
爆豪…あっちの客席から飛んできたのか?
はえぇな
「爆豪、緑谷は?」
「無事に決まってんだろうが、手足以外はなこのクソナードが!!」
そう言って緑谷を俵担ぎする爆豪
おい、けが人をそれで運ぶのはよくねぇんじゃないか?
また仮免落ちるぞ?
「…俺も行くか、今更入ってきた方の入口行くのは遠いし、親父が待ち構えてるし」
〈あれがマジの青春だぜボーイズ、どう思う?〉
〈別に、どうとも〉
〈いいよね青春、懐かしいなぁ*2〉
〈幼馴染ってのもすげぇところだぜ!あいつら、どうも幼稚園から今までずっと一緒のところ通ってるらしいしよやべぇやべぇ!!〉
〈え、それホントなんですかマイクさん〉
〈キッショ…なんでずっと一緒なんだよ〉
〈俺に聞かれても〉
〈安心しろ、まともな答えが帰ってくるとは思ってねぇ〉
〈今すぐ剛翼で壁に縫い付けてあげようか?〉
〈No.3は短気だなァ〉
〈主にお前のせいでね〉
〈まーた始まったぜ猫の喧嘩がよぉ〜、お、セメントスからの報告だぜ!あんまりにもフィールドの損傷が激しいから5分から10分ほどお待ちくださいだってよ!というわけでリスナー!しばらくこの猫の喧嘩見てぇな雑談をBGMに待っててくれよな!〉