気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語   作:もみじししゃも

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勝つためだけに頭を回せ!!

〈よし、これで見えるな〉

 

〈おまっ…強化窓ガラス溶かしッ…だれが弁償すんの!?〉

 

〈あー…親父かホークスに払わせようぜ、んじゃ解説の続きといこうじゃねぇか〉

 

〈窓ガラス溶かし割ったうえで氷もガッツリ溶かしてそれ言うかぁ…〉

 

〈おいおいプレゼント・マイク先生よぉ、実況役として仕事ができねぇのはまずいんじゃねぇのか?〉

 

〈……よし、ヘイリスナー!解説役が戻ってきたぜ!!解説と実況の続きと行くぜベイベー!!〉

 

〈うぇーい〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開幕早々実況席ごと大氷壁をかましてきた轟

こんなもん、爆破で逐一壊せば問題ねぇわボケ

ノリでA.Pショットが解説席にうまく飛んだがまだ微妙に使えねぇ

 

となれば

 

 

 

 

 

 

 

 

うるせぇ燈矢兄ごと解説席の視界潰して試合始めたけど

正味、爆豪相手に中遠距離攻撃が通るわけがねぇ

氷は爆破で壊されちまうしな

 

こうなれば

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空中での近接戦だろ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈すげぇぜ!二人とも飛んでるぞおい!!轟お前飛べたのかよ!!〉

 

〈焦凍のやつ、ただ炎で飛んでるわけじゃねぇなあれ。右足で冷気を出して、左足から瞬間的に炎を出すことで空気を一気に温めて爆発させてやがる。緑谷?とかってやつと戦ったときと同じ現象を足元だけでやってるってわけだ…いいなそれ俺もやりてぇ〉

 

 

 

 

 

「やんじゃねぇか轟ぃ!!」

 

「緑谷がプロに戻ってからはお前らと一緒に空飛んでたあの時のをぶっつけ本番再現してるだけだっ__クッソバランスわりいなこれっ」

 

 

 

 

 

 

これ、焦凍は不利じゃねぇか?

あいつ空が主戦場ってわけでもねぇし

爆豪みてぇに日頃から飛ぶことに慣れてるわけでもねぇ

おまけに飛んでる間は氷はほぼ使えず

通せる攻撃は炎によるものだけ

けどあいつ、今日解禁したばっかりだろ炎

厳しくねぇか?

 

 

 

 

(やべぇ、前と同じノリで飛んじまった。いやでも案外いけるか?赫灼熱拳・燐が使えれば冷炎白刃もいけそうだがッ…あれは燐の状態じゃなきゃ体温低下が著しすぎてきちぃ)

 

 

 

(馬鹿が、プロのときと同じノリで飛びやがったなアホ。今の状態なら空では俺に分があるんだっての!とはいってもプロのときと同じやり方で飛んでやがるし炎の加減が微妙にできてねぇせいで移動が速い!侮れんなこれは)

 

 

 

おぉすげぇ

爆豪が容赦なく爆破しまくるのに対して

右腕から直に氷だして盾にしたうえで

左では赫灼の準備が完了してるって

 

うちの焦凍、天才だな*1

ただそれ、右腕大丈夫か?

普通に凍傷がひどくなってそのまま壊死しそうだがなぁ

 

 

これ、見てるだけで楽しいなおい

 

 

〈ヘイ燈矢!!解説入れてくれ解説ぅ!!〉

 

〈はぁ?お前が入れろよ俺よりガキの個性よく見てんだろ、俺がみんのは焦凍の炎の使い方だけだ。焦凍!!もうちょい温度上げねぇと腕落ちるぞ!!〉

 

〈アドバイス禁止だぜ!!〉

 

 

 

 

お、爆豪が特大爆破しやがった

 

 

〈どわぁぁぁぁ!!解説席にまで爆風がっ飛ばさせるぜ!!〉

 

〈耐えろよこれぐらい…〉

 

〈爆風で壁にぶつかったままのお前には言われたくないね!!〉

 

 

あー最悪、部屋の中ボロクソじゃねぇか

窓を壊した俺が悪いのかこれ?

修理費要求されたら親父に払わせよ

 

 

〈次は地上戦か、爆豪は空中で一方的にぶっ飛ばせばいいんじゃねぇのかっ…ってひでぇな、うちの焦凍をぶん投げて自分は爆破で飛んで先回りして地面に叩き落とすとか。俺の焦凍なにしてやがる〉

 

〈ブラコンだぁこいつ…あとよく見えてんなー〉

 

〈こんぐらい見えるだろ〉

 

見えねぇやつの目は全部節穴だ

まぁあいつなら平気だろ

俺がタコ殴りにしたうえでビルまでぶっ飛ばしても平気だったやつだからな

 

 

〈すげぇ、さっきまで炎使ってなかったとは思えねぇぐらいガッツリ炎使ってるぜ轟!!爆豪もこれまでのがままごとだったかの如き大爆破で轟を追い詰める!!勝利の女神はどっちに微笑む!?〉

 

〈焦凍だろ、面が良くて天然だから女神ごときイチコロだろ〉

 

〈そういう意味じゃないぜボーイ…〉

 

合ってるだろ

 

 

お、なんか白い炎みてぇなのが空にいる爆豪にもろあたった

あれ、俺に使ってきた技じゃね?

つまり今のあいつは…

 

 

 

〈おぉっと!?轟!なんかすごいことになってるぞ!!なにそのクロスかっけぇ!!〉

 

〈赫灼熱拳・燐の、冷炎白刃だな。氷と炎を…なんかうまくやって体温変化をなんとかしてる状態で全てを凍てつかせる炎の刃だっけな…色々矛盾してる気がすんだが〉

 

〈何で知ってんだ!?〉

 

〈いや、本人から聞いたことあるから〉

 

生命維持装置のポッドの中でな

あいつ俺があんま反応しなくてもペラペラ喋りやがったからな

技名まで聞いたぞ

具体的なことはいまいちわかんなかったが

 

そういや、俺しれっと「冷」の個性も持ってたな

火事場の馬鹿力みてぇなものだったらしいけど

だからか、なんとなくで俺も燐みたいなのができたのは

 

…あれ、何で俺火力発電所であんなガッツリ個性使ってたのに追加で肌が焼けてねぇんだ?

あの医者に治してもらったのは後にも先にも拾われたときの一回だけだぞ?

 

ん????

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハウザーインパクト…クラスターーーー!!!」

 

「大氷…海嘯!!!」

 

 

 

 

やっべ

やりすぎだろお前らッ

 

 

「伏せてろマイク!!」

 

 

 

観客ごと凍らせるつもりか馬鹿!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈ヘイリスナー、全員生きてるかぁ〜?俺は死にかけたぜ…〉

 

〈冷気は俺が中和してやったから問題ねぇだろ〉

 

〈ガラス片が真横を飛んだんだぜ、腰抜けるわ〉

 

〈つうか周辺の被害ヤベェな…炎系の個性のヒーローはとっとと動かねぇとみんな冷えて風邪引くぞこれ〉

 

〈お前行く?〉

 

〈資格持ってねぇから勝手に個性使ったらアウトだろ。あと俺の炎は温度が高すぎて逆に体を焼いちまう〉

 

〈マジかよやべぇ…勝敗はどうなったのか!!ミッドナイト〜生きてるかーーー〉

 

 

 

 

 

「ギリギリ瀬戸際でセメントスが守ってくれたわ!とんでもなく寒いけれど!!」

 

 

 

んなことどうでもいいから早くどっちが勝ったか言えよ

 

 

 

 

 

 

「…………轟君、戦闘不能!よって、雄英体育祭1年の部優勝は爆豪勝己!!!」

 

 

 

 

ちぇ、負けたのかよ

まぁ今の体じゃ負荷の重い燐をぶっつけ本番でやったらそりゃ落ちるわな

 

 

 

 

 

よく頑張ったよ、焦凍

やっぱすげぇよ、お前は

 

 

 

*1:
見様見真似で燐の真似事をして成功させたお前が言うな

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