気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
まずいな
早々にインゲニウムがやられてしまった
負傷度合いを見るに再起不能ではないだろうが全治半年はかかるだろう…
応援に来たサイドキックに彼を病院まで最優先に送るよう言った
道中の妨害さえなければ今頃病院のベッドの上だろう
私の事務所のサイドキックたちもよく動いてはいるが
相手が強すぎる
「おいおいNo.4、さっきから、いや最初から全く攻撃してこねぇなぁ。拘束と闘争だけしか手段を持ってないとか雑魚すぎるだろ」
「その雑魚に、君たちはいつまで時間をかけるつもりかね?」
「時間をかけるもなにも、今回は暴れることが目的だからよぉ…どうせならてめぇを再起不能にするのもありだな、No.4だし」
「私をやるよりも、君たちが諦めるほうが速いだろう」
とはいえ、すでに片腕折られている身では長くは持たまい
早く、応援が来ると良いのだg「私達が来た!!」
「俺まで一緒にするなオールマイト!!」
「エンデヴァーさん、どうどう…」
「エンデヴァー、ホークス…オールマイトまで」
そう言えばホークスもなにかあったときのために一応関東にいると言っていたな
ついでに雄英の体育祭を見るだとか
静岡は関東ではないのだが…
「うっわ、ジーニストさんの左腕が…」
「なに、攻撃から胴体を庇っただけだ。気にするな」
「流石に気にしますよ!?」
勝手に言っててくれ
「それじゃ、俺は手筈通りに負傷したヒーローの回収に勤しむんで、お二人は脳無をぶっ飛ばしちゃってくださいね。あ、オールマイト、USJの時あいつらがあなたの命を狙っていたってのも含め、色々お気をつけて」
「そう言えばそうだったね!気をつけるとするよSMASH!!」
「ふんっ…なぜこいつと一緒に戦わねばならんのだ」
聞こえてるぞエンデヴァー…
「よし、じゃあジーニストさん、ちょっとの間、空を飛びましょっか」
「待てホークス私はまだっ!?」
「問答無用でーす」
むぅ…仕方ないな
すでに腕が折れている私がここにいたところでもうやれることもないだろうし
ここはトップ2に任せ、私も大人しく病院へ運ばれておこう
して
「ホークス、もっとまともな運び方はないのかね?」
「俺じゃああなたを抱えれないんで、羽を服に引っ掛ける形ですみませんね」
こちらは一応負傷者なのだがな…
ホークスの羽で避難させられる一般人はこういう感じなのか…
「エンデヴァーくん、そっちはどうだい?」
『あと少しで片がつく!さっさと主犯を抑えろ!!』
流石エンデヴァーくん仕事が速い!!
通信機越しにすごい轟音聞こえるけど大丈夫なのかなぁ
「君が、死柄木弔だね?悪いが、捕まえるぞ!!」
「あー…わりぃが今日は無し。ただご挨拶に来ただけだから」
”宙に浮いた”まま気だるげそうに頭をかき、大仰にお辞儀する死柄木
「俺達は敵連合、このクソったれなヒーローどもがいる社会をぶっ壊すために集まってんだ」
「わりぃが、流石にトップ3が揃ってきちまったから帰らせてもらうぜ。今日はな」
「待ちなさい!」
死柄木の背後に黒い霧が現れた…黒霧というワープのやつか!!
咄嗟に飛んだが間に合うか!?
「今はまだ、だぜオールマイト」
「!?」
手が届きそうなところで先にワープのほうが済んでしまった
後ろから、制圧が完全に終わったらしくエンデヴァーくんが近づいてくる
「なにをしているオールマイト、本気で加齢で弱ったか?」
「いやぁ…ほんとにそうかもね」
実際逃がしちゃったし…
にしてもなんだろう、さっきの言葉
やけに心に残ると言うか…
なにかひっかかるというか…
「あ、早く雄英に戻らないと、表彰式間に合わないじゃん!それじゃエンデヴァーくんあとお願い!!」
「な!?待て俺に押し付けるなオールマイトォォォォォォォォォォォォ!!!」
ごめんねぇぇぇぇぇぇぇ
「はいみんなおまたせーーー!!私が!間に合ったよ!」
「「「「オールマイトーーーー!!!」」」」
さて、表彰式〜
「やっぱオールマイトってすげぇよな黒霧」
「えぇ、脳無たちが瞬殺でしたね」
「…いま、先生通信繋げてねぇよな?」
「えぇ、繋がっていません」
「はぁぁぁぁぁぁぁ、マジだるいこの世の中全部マジで一回何もかも吹っ飛べ、先生ごと。誰が嬉しくて…はぁ」
「こらえなさい死柄木弔、今はまだその時ではありませんよ」
「分かってるっての…つうか荼毘、なんであっちにいるの?まだ路地裏生活組だったら勧誘するつもりだったのに…いい仲間になっただろうに」
「何者かの横槍が入ってしまったようですね…ですが戦力面ではもう十分では?」
「話し相手にも成らねぇ死体はたしかに戦力になるが、俺が求めてんのは話し相手になれる人間だ。あ、お前は例外な、喋れるから」
「貴様ら、俺を無視するか?」
「あーわりぃ、忘れてた」
「…殺す」
「殺せるもんなら殺してみろ、言っとくが今の俺は飛べるぞ」
「そして触れたものを壊す「崩壊」の個性もあります。まずこの空間であなたが死柄木を殺すことはできないでしょう」
「…要件は何だ?」
「敵連合に入ってくれね?」
「断る」
「ひっでぇ…」