気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語   作:もみじししゃも

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職場体験ver”インゲニウム”

「”インゲニウム”!お前を倒す、ヒーローの名だ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この街でひときわ強く「危機感知」が反応してる路地へ一直線に跳躍!

近づくにつれ、どんどん「危機感知」の反応の数が増えていってる

 

(気を抜くなよ小僧、これはもうそこから襲われてもおかしくない状況だ)

 

はい!

って言ってるそばから真正面!!

 

「黒鞭」で捕らえてそのまま僕の方へ引っ張る

近づいてきたタイミングで「発勁」のたまった足で蹴り飛ばして、地面に投げつけ!!

よし、動いてない!

あの脳無はプロヒーローにまかせて良さそう!!

 

「黒鞭」と「発勁」を解除して「浮遊」で移動の再開!

 

「フルカウル」状態じゃなきゃ案外複数個性の同時使用がすんなりできる…

どっちとるか、かなこれ

でもいざってときの切り替えがまだ怪しいし…

 

(出久くん、色々考えるのはあとにしよう。今はお友達のことだけ考えていたほうがいい。体は勝手についてくるよ)

 

志村さん!そうですね、分析はあとだ!

 

今は飯田くんを探さないと!

 

 

 

 

「おいこらクソd…出久ぅぅぅ!!なにてめぇ空飛んでんだてめぇ!!」

 

「か、かっちゃん!?え!?」

 

 

エンデヴァーの事務所だったよね!?

なんで保須市に!?

というか個性使って飛んでるけど許可大丈夫なの!?

とりあえず手頃なビルの屋上に着地する僕とかっちゃん

 

かっちゃんが珍しくすっごい真顔なんだけど…

 

「爆豪、飛ぶなら言ってくれ」

 

「てめぇは予告無しでも飛べるだろ」

 

「轟くんも!?エンデヴァーは!?」

 

「あぁ、今別行動中だ」

 

「あほか轟、そもそもなんで俺等が保須市にいるか聞いてんだよこのクソd…出久は」

 

すごいよかっちゃん、当たってる

 

「エンデヴァーがステイン逮捕のためにわざわざ俺等を連れて保須市まで出張、んで今に至る。分かったな出久、わかったら返事しろ」

 

「う、うん…つまり二人も完全に巻き込まれた感じ?」

 

「まぁそうなるな、緑谷は?お前山梨だろ」

 

そ、そうだったんだけど…

 

「グラントリノといっしょに訓練のために渋谷行きの新幹線に乗ってたんだけど…脳無の襲撃にあってさ、グラントリノが飛び出ちゃったから僕も出ちゃって…個性の使用許可はもらってるよ!二人は?」

 

「俺等ももらってるから安心しろ。災難だったな緑谷…」

 

あはは…でもじっとしてるわけにもいかないし…

 

「出久、てめぇ委員長見なかったか?」

 

「実は今丁度探してるところだったんだよ!飯田くん、多分…」

 

「やっぱお前も思ったか。この混乱の中ステインが出てこねぇと思えねぇ。急いで探すぞ、飯田がステインに遭遇する前に」

 

うん!急ごう!!

 

にしても意外だなぁ、かっちゃんが他人の心配してるっぽいの

良い変化ってやつなのかもしれないけどやっぱり違和感しかないや…

 

「出久…あー………”デク”、余計なこと考えてねぇで探せ。余裕あんなら轟抱えて飛べ。俺は自力で飛ぶ」

 

「え、あ、うん!!」

 

かっちゃんが僕をヒーロー名で呼んでくれたっ

なんか嬉しい

 

「爆豪、俺も飛べなくもないぞ」

 

「てめぇまだ微調整できてねぇだろうが!!大人しくデクに抱えられてろ!」

 

「抱えるのは難しいかもだけど…腕掴んでてね轟くん」

 

「あぁ、頼む」

 

 

かっちゃんが爆破の勢いで飛ぶのに合わせて僕も「フルカウル」で地を蹴る

跳んだ直後に「フルカウル」を一旦切って「浮遊」を発動!

右手で繋いでる轟くんの腕を更に「黒鞭」で繋いで落ちないように!

 

「危機感知」が一番強く反応してる方向…正面から見て2時!!

 

「かっちゃん!ちょっと右!ちょっと右いこう!」

 

「なんでだ!!」

 

「多分そっちにいる気がする!」

 

ごめんOFAの事言えないからただの勘扱いになっちゃうけど!!

 

 

「(OFAの「危機感知」でも使ってんのか?なぜか知らねぇがすでに歴代継承者の個性を使えてる今のデクならあり得るか…んで、今この街で一番「危機感知」が反応すんのはステインか敵連合の死柄木か…?だとすれば出久の誘導に従うほうが良さそうだな)右つってもどれぐらい右だ!?」

 

「おおよそ正面から見て2時の方向!!(かっちゃんが僕の言う事聞いた!?嘘でしょ!?)」

 

「(なんとなくそっちな気がしてきたな…あー前の時の緑谷が送ってきた位置情報、覚えておけばよかったな)緑谷、落とすなよ?」

 

「落とさないよ!?」

 

 

(落としそうになったら俺が「黒鞭」の制御代わってやるぜ!)

 

(万縄、ステイ)

 

(俺は犬じゃねぇよリーダー!!)

 

(だから俺はお前のリーダーにはなってない、ブルース以外からリーダーって呼ばれると違和感しかないんだやめろ)

 

 

あのぉ、継承者の皆様、脳内で喧嘩するのだけはやめてくださいね…

 

 

 

 

 

ってアレは!!

 

 

「いくぞデク!」

 

「うん!」

 

かっちゃんが爆破で急降下

僕は「黒鞭」を解除、「フルカウル」発動からの「浮遊」で落下軌道の微調整

轟くんはちゃんと掴んでるよ

 

 

薄暗い路地に、振り上げられた刀が鈍く光る

ステインらしき人影の足元には、飯田君が!!

 

 

 

「緑谷、離せ!」

 

「うん!」

 

 

轟くんを手放して右腕に「発勁」を発動

 

 

 

 

 

「やめろぉぉぉぉぉぉ!!」

 

「飯田を放せ!!」

 

「どけカス!!」

 

 

 

 

 

 

保須市の路地に、爆音と爆炎が鳴り響いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、これ飯田くん巻き込んでないよね!?

 

 

 

 

 

 

 

 

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