気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
”前回”もそこそこ担任として頭が痛い事案ばっかり起こっていたが
今回は極めつけだ
マジで、ほんとに、徹夜だったんだからな?
今日の朝、心操の特訓に付き合いながら愚痴を言ってしまうくらいには疲れたんだからな?
一応知ってるけれども、個性について話してくれ緑谷
知ってる前提で話を進めたらAFOの関係者扱いされかねん
頼むから言ってくれ…簡潔にな
…なんかオールマイトの雰囲気が変わったな
やっとか?
「…緑谷少年は”継いで”から日が浅い。私が代わりに話してもいいかな?」
やっと覚悟決めましたかオールマイト
「と、その前に…これから話すことはこの場にいるもの以外には話してはダメだよ?ほんとに、結構大事なことでかつ私が40年近く秘密にしてきたことでそれからこれからのことにも深く関わってくるし結構大事な秘密d「いいから話を進めてくださいオールマイト、放課後とは言えあんまり長話されると困ります」……はいごめんなさい、今すぐ話しますっ」
「というわけで…」
「これから出久が死ぬほど狙われるってわけだな(知ってる)」
「雄英の警備体勢のさらなる強化がいるな。あと緑谷本人も(分かってた)」
「…緑谷、大変だったな(知ってる、からコメントしにくかった結果棒読み)」
「緑谷くん、抱え込みすぎないようにな!!(緑谷がまた単独行動したら即手を握る所存)」
改めて聞くとやばいよなぁOFA
まぁそんなことよりもとりあえず緑谷の強化プラン立てるか…
「相澤先生、とりあえず出久の馬鹿は俺が見る。あと委員長も来い。足技教えたれ」
「あぁ!腕ばかりじゃもし使えなくなったときの攻撃手段がなくなってしまうものな!」
「俺は親父や燈矢兄といっしょに赫灼熱拳の訓練を続けます、緑谷を守れるように」
「ちょ…みんなー…緑谷少年、私さっきトゥルーフォームについても話したしいま私トゥルーフォームだよね?ノーコメントでちょっとびっくりなんだけど?」
「ちゃんとトゥルーフォームになってますよオールマイト。なんかかっちゃんたちが僕たちを置いて先々話を進めてる気がします…」
ん?あぁそう言えばそうだった
「オールマイト」
「なんだい!?」
「無茶厳禁ですからね?今、雄英にいるメンツのなかで確実に緑谷を守れるのはあなたしかいないんですから。速度面でも力の強さ的にもあなたが一番なんですから」
「当然だとも!!」
そう言っておきながら肝心なときに限って活動限界引っかかったりするのがあなたじゃないですか
自信満々に言わないでください
ほんとに、マジで、かなり真剣に言ってますからね?
「とりあえず緑谷、クラスメイトにはなんか自分の知らない能力がでてきたとでも言っておけ。まだ高1だからな、個性が覚醒してどうこうとかってのはまだ話が通じる。実際一瞬先は死が待ってる現場だったしな」
「は、はい…」
「あと爆豪に特訓つけてもらえ。マジで早急に。呑気なこと言ってられる場合じゃなくなった。AFOのことは周りにはまだ言わねぇほうがいい。無駄な混乱を招くしな、爆豪、もしもの時の緑谷のフォローを頼む」
「あったりめぇだ」
今のお前なら、頼りになるからな
頼りにしてるぞ、マジで
とりあえず話し合いは終了
出久は母親がかなり心配してるらしくとっとと帰った
轟も姉が早く帰ってこいって言ってたらしくとっとと帰りやがった
飯田のやつも親が迎えに来てんだとよ
俺だけかよ、残ってても問題ねぇのは
「相澤先生、OFAの秘密を知ったこと、フライングでジーニストたちにも伝えるか?まぁあっちもわかってるだろうけど」
「ホークスには俺から伝える、ジーニストには爆豪、頼めるか?」
「ん、了解」
そう言ってすぐに携帯を出す爆豪
そのまま高速タイピングを始める
歩きながらよくそんなに文字を打てるな
俺は大人しく職員室でメッセージを送ることにするよ
「…ながらスマホで階段踏み外すなよ」
「階段にたどり着くまでに必要なことは打ち終えれるわ。んじゃまた明日」
「はい、さようなら」
…マジでコケたら洒落にならねぇからな、気をつけろよ爆豪
蒼い、炎
家で夏といっしょにテレビを見ていたら、どこかの事件現場の中継で
蒼い、炎が上がっていた
アナウンサーがエンデヴァーが戦っていると、言っていた
4日経っても保須市の話ばっかりで面白くないテレビを垂れ流しつつ夕飯の準備を進める
焦凍はそろそろ帰ってくるし、19時にはお父さんと燈矢兄も帰ってくるらしいから
今日は蕎麦でも茹でようかな
と、準備してたら
お母さんが入院している病院から、電話が来て
夏と二人で、急いで行った
病院の外来入口で、なにがあったかすぐに分かった
お母さんが、いた
病室から出れないはずのお母さんが
多分無理やり部屋から出たらしく、お母さんを止めようと看護師が何人か格闘している
けれど、寒さには、耐えられないようだ
「お母さん!!」
「冬美!!燈矢は!?燈矢はどこっ」
燈矢兄?待って、お母さんにはまだ燈矢兄のこと言ってないはず
主治医が言わないほうがまだいいって言ってたから、言ってないのに
なんで?お母さん?
「母さん一旦落ち着いて、なにがあったんだよ」
「テレビにっ燈矢がっ、ねぇ燈矢は!?どこにいるの!?無事なの?炎司さんは?あれだけの戦闘、もし
なに言ってるのお母さん、お父さんの腕が?いつもあるじゃない
「ねぇ会わせて!お願い!言わなきゃいけないことがあるの!!」
「一旦落ち着いてよお母さん、個性が暴走気味だよ!?」
ど、どうするのが正解なのこれッ
こんなに取り乱すお母さん、初めて見る…
と、とりあえず燈矢兄呼んだほうがいいのこれ?
ね、ちょ、主治医さんっ
「轟さんっ、轟冬美さん!呼んでください燈矢さんを!このままじゃ病院が凍りつきますお願いします早く!!」
「は、はい!!」
燈矢兄!!!早く来てお願い!!!
というか電話に出て!ほんとに!!
…これ、お父さんもセットできたらどうするんだろ
やばいよね、え、えぇ…
「ちゃんと、今度こそ、あの子を、見てあげないと、燈矢…」
「母さん、深呼吸、深呼吸」
夏くんがお母さんをなだめているうちに、冷え切った病院から一度出て、燈矢兄の携帯へコール
にしてもお母さん、ほんとになんであんなに取り乱して…
テレビで見たってのは多分見ていい時間に見てたら急に中継が始まったせいで見えちゃったんだろうけど…それでも…そもそも蒼い炎ってだけで燈矢兄ってわかるわけ…
そうだ、そこが一番気になる
腕…
あ