気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
「私の大好きなお茶子ちゃんは」
「もーーーっと好きに、生きてね!!」
「はっ!?…夢…か」
最近おかしな夢ばっか見るんよなぁ
ヒミコちゃんに似てる子と戦ってたり戦ってたり戦ってたり…
あれ、全部戦っとるやないか…
なんやろ…
まぁ夢は夢で!
今日はヒミコちゃんとショッピングモールでお買い物するって約束なんよ!
はよ準備して行かな!
「ステ様の動画が上がったの見て、絶対会いに来ると思いましたよ、弔くん」
「ははっ、そりゃどーも」
今日はお茶子ちゃんとお買い物の日
「雄英に入ってから親から服代はもらってるけど何だかんだ買ってないんだよね」ってお茶子ちゃんが言ってたから
じゃあ私と一緒に行きましょう!って誘ったのです
待ち合わせよりも30分早く合流地点についちゃうとは思ってもなかったですし
そこに弔くんがいたのもびっくり!
「どうしてここに来るとわかったんです?」
「あー…わりぃ、実はだいぶ前から黒霧に追わせてた」
「ストーカー!!」
「謝っただろ、許せ」
むー、ひどいのです
「というかまぁ、確認するまでもなくお前も覚えてる側だよな」
「確認するまでもないですね、弔くんも」
「まぁな」
前とは違って、すでに世間では有名な敵連合
そのリーダーの弔くんは顔がかなり出回っていて
だからなのか、今の弔くんは黒髪のウィッグをつけてます
案外、髪が変わるだけで違いますね
あと、心持ち前よりひっかき跡が少なく見えるのです
「顔色良さげですね」
「前より痒みがねぇからな…先生に元の個性戻してもらってるし」
「え、弔くんの個性って崩壊じゃなかったんですか?」
「あれは先生が俺に勝手に渡したやつ、元のやつはなんか円環状の力場を発生させるやつだったんだよ。だから今の俺は飛べる」
そうだったのですか…
「なんで返してもらえたのですか?そもそもなんで先生…AFOに個性を取られてたってわかったんですか?」
「緑谷のおかげだ。精神的にあいつに負けたあと俺の中にあった先生の個性が色々バラしてくれたんだ。俺の心を完全に折るために」
「ひどい人ですねあの人」
「全くだ。俺の体とオールマイトへの嫌がらせ目当てで俺を拾うし、人生まるまる先生が仕組んだものだったしほんとクソだぜあいつ」
人生まるまるですか?
どれだけスケールの大きなことを…
あの人、結構な悪ですね
「先生には、親が移動系の個性だったのになんで俺は崩壊なんだ、先生の個性的に俺の元の個性取っ払ったんじゃないか、取っ払ったなら返せ触って崩壊させるぞ、って脅して返してもらった」
「よくそれで返してもらえましたね」
「先生にあうために潜伏してた病院にお邪魔したときにな。その時の先生瀕死だったから中指以外を触れさせた。まぁちゃんともとの個性を返してもらえるかは五分五分だったけどな。やっぱもとからあったものが帰ってくるとなんか落ち着くわ。前より体が軽い感じもする」
「よかったですね…崩壊のほうはどうなんですか?」
「あ?なぜか回収されないまま俺が持ってる。まぁ敵としてやってくには良い個性だしな」
弔くんがいいならいいですけど
「ま、俺の話はこれくらいでいいだろ。んで本題だけど」
「今回は敵連合に入りませんよ。お茶子ちゃんと出久くんを守りたいので!」
「言うと思った…荼毘のやつも戻らねぇって言ってたしこれアタッカー不足で死にそうだな今回の敵連合」
「燈矢くんとも会ったのですか?」
「あぁ、保須市でな。あいつやけどさえなかったらクソイケメンだな」
「そうですよね〜。血くれないかなぁ」
「無理だろあいつは」
わかってます!
ちょっとお遊び程度に…
「ファザコンとブラコンを両立させやがって…」
「前もひどいファザコンでしたよね〜」
日本を巻き込む程度には
すごかったですからね〜
「んま、敵連合は好きなことを好きなようにする集団だし、てめぇが今、満足してんならそれでいいさ。幸せになれよ」
「弔くんはどうするのです?また全部壊すのですか?」
「まぁ…誰かが行動を起こさねぇとなにも変わらねぇだろこの社会」
たしかにそうですけど
「そのために、死ぬんですか?」
「あ?そのあたりは成り行きに任せる。まぁなるべく生き残れるように努力はするが」
なるべくじゃなくて普通に生き残ってほしいですけどね
まぁお茶子ちゃんのために死んだ私が言うことじゃないかもですけど
「とりあえず俺はこのあたりで失礼するぞ。黒霧〜さっきの場所にワープゲート開けといてくれ」
「ばいばい、弔くん」
「じゃあな、敵とヒーローって感じで会わないことを祈っとく」
「そうですね」
あ、クレープ屋さんがある
待ち合わせまであと5分くらいですしクレープ買っちゃいますか!
お茶子ちゃんと半分こしたいなぁ
「ヒミコちゃん!ごめん遅くなって!!」
「私もついさっき着いたところです!ねぇお茶子ちゃん!クレープ半分こしませんか?」
「クレープを半分こ!?ど、どうやって半分にしようk…………」
「お茶子ちゃん?」
泣いてます?