気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
「クレープ半分こにしませんか?」
「私、カァイイ?」
うん、世界一カァイイよ、ヒミコちゃん
「ヒミコちゃぁぁぁぁぁん、うわあぁぁぁぁん」
「お、お茶子ちゃん!?どうしたんです!?クレープ嫌いでしたか!?」
「違うよぉ違うの…ヒックグスッ…」
お茶子ちゃんが急にめちゃくちゃ泣き出しちゃいました!!
ど、どうすれば…
クレープ半分こそんなにいやでしたか!?
このあと色々買うだろうからってケチらずに2個買うべきでした…
「グスッ…うぅ〜夢なら醒めんで…ヒミコちゃんが目の前におってクレープ持っててこれから一緒にショッピングの夢とかなに走馬灯?ねぇぇぇぇぇぇぇ」
「夢じゃないですよ!?現実ですよ!?」
「嘘やぁぁぁぁ、うわぁぁぁぁぁぁん」
お茶子ちゃん!!!
ほっぺた引っ張りますよ!?
「
「痛いってことは夢じゃないってことです!」
「ふぇえ…」
「だからもう泣かないでください!お茶子ちゃんが泣いてると私も泣いちゃうじゃないですか!」
「もう泣いとる…」
「もらい涙です!!」
そんだけ泣かれたら私も泣いちゃいじゃないですか
その後しばらく互いに抱きついたまま泣いてました
だってお茶子ちゃんも思い出してくれたんですもん!
うぅぅ…
「へぇ、じゃあヒミコちゃんは今一人暮らしなんやね」
「はい!パパとママはいい顔してくれませんでしたけどおじいちゃんがお金を出してくれたのです!おかげで結構自由に過ごしてます!最近はインターン活動でお給料ももらえてますし!」
「インターンかぁ、リューキュウさん元気かなぁ」
「あのドラゴンの人ですよね!1年の時の職場体験でお世話になりました!元気でしたよ!」
散々泣いたあと
ショッピングモール内のベンチで二人でクレープ食べながらこれまでのことをお話中です
流石にここでクレープを半分こすると中身がこぼれちゃうと思ったのでもう一個買いました
店員さんはすごいなんとも言えない顔してました、ごめんなさいお店の前で泣いちゃって
「世界も案外狭いものなのかなぁ、私もヒミコちゃんも前のこと覚えとるとか」
「私たちだけじゃないですよ、燈矢くん…荼毘くんも啓吾くん…じゃなくてホークスも覚えてました!」
「えぇ!?あの二人も!?って荼毘!?轟くん大丈夫やろか…」
「今回は大丈夫ですよ、しっかりブラコンしてます!」
「ブラコン!?嘘やろ…」
信じられないって顔してますね
私もはじめは信じてませんでした!
「なんか、前よりちょっと平和やね」
「その代わりAFOが色々やってますけどねぇ」
「あ、ほんまや。保須市…あれ、デクくんももしかして…」
「出久くんは覚えてないみたいですよ?覚えてたら多分あの場でAFOを伸してます」
「たしかに…」
色々要警戒しないとですね
弔くんもある程度前と同じ事する気らしいですし…
でもAFOをどうするんでしょう、騙し討ちですかね?
その時はぜひ私も呼んでください!
弔くんをさんざん利用してきたっぽいのは許せないので!
「明日学校で何人かにかまかけてみようかな。他にも覚えてる人いたらなにするにも心強いし」
「お願いしますね!」
「うん!任せとき〜」
お願いしますねお茶子ちゃん!
さて!
「クレープも食べ終わりましたしお洋服買いに行きましょう!おそろいのセーラー服着たいです!」
「ええねセーラー!買っちゃお!」
レッツゴーなのです!!
「平和だな」
「クッソ平和だなリーダー」
「お前も大概平和楽しんでるだろ荼毘」
俺は毎日ピリピリしてんぞ
先生に「嘘」はつけねぇからな
「つうかこの前保須市であっただろ、また俺に会いに来たのか?勧誘はお断りだ」
「んなわけねぇだろ、たまたまだ」
まさか黒霧との合流地点付近にお前がいるとは思わねぇだろ普通
わざわざこのショッピングモールの2階の人気がないところの予定だったのに
まさかお前が先にいるとは思わねぇわ
「ふーん、あいつが”お茶子ちゃん”か」
「麗日お茶子な、お前が女子を下の名前呼びすると普通に不審者だぞ」
「あ?お前が言うよりかはいいだろ。俺って案外イケメンらしいからな」
「自分で言うな、キモい」
「ひでぇな」
やけどさえなかったら結構いい顔なのは認めてやるがな
さらっとイケメンマウントすんな
スピナーが聞いたら泣くぞ
つうか荼毘、ここ吹き抜けだぞ
そんなに柵に体重かけてたら何かの拍子に落ちんじゃねぇか?
人間頭から落ちたら2階からでも普通に死ぬぞ
「うわっ」
「マジかっ」
思ったそばから落ちかけるな!!
「ビビった…」
「飛べばいいだけだろ」
「お前、公共の場でそうやすやすと個性使ったら警察もんだぞ。特にお前の蒼炎は」
「へいへい…っておい、ガッツリ掴むな俺を殺す気か?」
「んなわけあるか、見てみろちゃんと手袋してるし人差し指だけ出してるから崩壊の発動条件満たしてねぇよ」
「マジか、前からそうしとけよ。そしたらあんなに物を壊さなくても良かっただろうに」
「うるせぇ」
今度落ちかけても助けねぇぞ
「お前、マジでヒーローになるのか?」
「そこらの有象無象のためなんかじゃねぇ、自分と焦凍のためだ」
「あそ、でも意外だな」
「色々あったんだよ色々」
だとしても意外だわ
まぁ、せいぜい頑張れ
俺は俺の道を行く
「黒霧と待ち合わせしてんならショッピングモールの外にしとけ。今この施設にはエンデヴァーがいる」
「マジかよ、なんでだ?」
「お母さんが早めに退院する予定だからな。色々買わなきゃなんねぇから家族みんなで買い物中。俺は面倒だから本屋行くって言って離脱した。一応勉強しねぇといけねぇし」
「…急に真面目君になりやがって」
「勉強して悪いことはねぇからな、ところで一つ聞きてぇんだが」
なんだ?
「トゥワイス、あいつAFOに囲われてるだろ。保須市ででてきた脳無の一部が複製品だったってお父さんが言ってた」
「あぁ、俺が思い出した頃には先生が囲ってたよ畜生」
「ははっ、最悪だな」
「マジでそう、敵連合結成にあたって先生からぶんどりはしたけど精神的に危ういわあれ」
「やべぇな、冗談抜きで」
「本気でヤバいぞ今回は。こっちも爆弾抱えたようなもんだからな」
「洗脳でもされてんの?」
「洗脳に近いなあれは、まぁトガがなんとかしてくれると信じる」
「じゃあとっとと会わせりゃいいだろ」
「先生のお気に入りなんだよ、今のあいつ。神野で先生が捕まらない限り厳しい」
「終わったなこれ」
「こっちで頑張ってマシなとこまで持ってくさ。あれは見てられん」
「頑張れよリーダー、俺は呑気に勉強しておく」
「おう、とっとと仮免とって俺達を止めに来い」