気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
「おはよう諸君、昨夜はよく寝れたかね?」
「はい!ぐっすり寝れました!」
「ぐっすり寝れたと言うかお前あれは完全に気絶してたようなもんだろ」
ホテルで相部屋だったから見てるぞお前がベッドにダイブした瞬間寝たのを
あれは完全に気絶だ、まぁ俺が散々相手しまくったせいだろうがな
昨日はとにかく反復演習をしまくった
ジーパンが「黒鞭」の使い方をアドバイス
軽く実際に動かしてみる
いけそうだと思ったら俺と一戦
とにかくこれの繰り返し
今のところ俺が全勝、負けてたまるかっての
俺が爆破しまくったせいで出久の髪が一部チリついてるがまぁこれくらい問題ねぇだろ
「今日は午前中は昨日と同じようにやっていく。午後からは移動手段としての「黒鞭」の実践だ。街なかで実際に個性を使って移動してもらう。あらかじめ許可は取っているから法的に問題はない。それから念のためホークスも呼んでいるから遠慮なく落ちてくれて構わない」
「な、なんか豪華だ…ホークスも呼んでるんですか!?」
「呼んだ、というかたまたま東京に用があってそのついでに、といった風だな。午後のために体力を温存したまえ」
「あ?俺は手加減とかしねぇからな?」
「少しは加減をしろ爆豪。でないと君は午後から髪の矯正をs「わかった手加減すりゃいいんだろ!!!」
クソが!!!
「やぁ爆豪くん、不機嫌だねぇ」
「不完全燃焼なんだよゴラ」
手加減してたからなクソが
ヘラ鳥はそこら辺飛んで燃やされてろ
「とまぁ、午後からは俺が見てくよ。しっかりついてきてね〜。もし建物壊しちゃったら一大事だからそのあたり気をつけて。デクは「黒鞭」もそうだけど「浮遊」?の出来も見るつもりだから、とにかく俺に追いつくのを目標に頑張れ!爆豪くんもね!」
「一発目からハードル高すぎんだろが!!てめぇ自分の最高時速見直してから言え!」
「大丈夫大丈夫、手加減はするから」
てめぇクッソ速いだろが!
クラスターでいけば追いつけるか?いや爆発の影響でそのあたりの窓を割っちまうかもしれねぇ
めんどくせーーーーー
(出久くん、今度はあそこの電柱に「黒鞭」引っ掛けて)
(おいおい小僧!集中力切れてるぜ!)
はいぃぃ
きつい厳しいめちゃくちゃ緊張する!!
だって今、コスチューム着た上で街なか飛んでるんだよ!?
こうなるとは思ってなかったよ!
「黒鞭」を引っ掛けられる場所があったら引っ掛けて振り子みたいに飛んで
ホークスが高度を上げたら「浮遊」で僕も高度を上げる
でも「浮遊」だけだと速度が足りないッ
ってときは一旦降りてどこかに「黒鞭」を引っ掛けて
遠心力で吹っ飛び&速度上げ
対するかっちゃんはずっと爆破で飛び続けてる
すごいなかっちゃん…
でも手は大丈夫?結構長い間飛んでるけど…
「あははっ、二人ともすごいね!」
「うるせぇヘラ鳥!とっととへばれ!」
「俺より先に爆豪くんのほうが先にへばりそうだね!手は大丈夫そ?」
「大丈夫に決まってんだろうが!!」
僕はそろそろ限界です…
(常に周囲の地形を見つつ「黒鞭」を変な方向へ飛ばさないよう気を使い、あの鳥を追いかける…考えることが多いな。追いつくだけなら俺の「変速」があるが持久力が一切ないからな…)
(というかリーダー見てくださいよ、彼、飛びながら地上で起こってるあれこれ解決してますよすごくないですかあの並行処理能力。いつの日かのリーダーみたいです)
(お世辞ありがとなブルース、あぁ小僧、速度を上げるいい方法が一つあるz(マイヒーロー、それは今の緑谷くんにはまだ早いよ)そうか?そうかもしれないな…)
一応伺っても!?
(ん、八木…オールマイトがやるように、殴ったり蹴ったりしたときの風圧でさらに加速するという手段がある。まぁまだお前は体ができあがってないし俺達の個性を使いながらの「フルカウル」も厳しいだろう。今はまだいい、出力さえ上がればできるようになることの一つということで頭の片隅にでもおいておけ)
風圧でっ!?
あ、でもオールマイトも空中で方向転換とかできてたし…あれ風圧なんだ…
やっぱり体鍛えないとなぁ
(あと、たまにいつもより出力を上げて「フルカウル」を使えばいいよ9代目!案外自分の限界値がどこまで上がってるかとかは自覚しにくいしね!まぁ自壊覚悟のチャレンジにはなるけど…)
(坊主の学校には凄腕のおばさんがいるから大丈夫だろ!)
(いやそれで毎回腕とか壊してたら流石に怒られるでしょ万縄さん…)
たまにっ
チャレンジっ
してみますっ!!!
あ、「黒鞭」の制御ミスった!
ヤバい落ちる落ちる落ちる!!!!
「はーい回収!流石に疲れたよね、一回休もっか!(デクの周りに羽根飛ばしといてよかったぁ回収ちゃんと間に合ったよ…)」
「は、はいぃ」
「次から落ちるときは申告しろ出久(ビビらすなよ馬鹿)」
「はぁい…*1」
午後4時
「はーいとりあえず今日はこれでおしまい!結構持久力あるね爆豪くん!」
「うるせぇヘラ鳥(クッソ手がいてぇ…)」
「デクも集中さえできてたら結構上手に飛べてるよ!あとは飛ぶことに慣れることだね。飛ぶことを特別視するんじゃなくて手段の一つとして、無意識下でも安全に飛べるようになったら最高かな」
「今日はありがとうございました!学校でも練習してホークスみたいに飛べるように頑張ります!」
「頑張ってね〜、それじゃジーニストさん俺はこれで」
「あぁ、今日は助かった」
「いえいえ〜」
そう言ってさっと空へ飛び上がって彼方へ消えたホークス
速い!
僕もあれくらいの速度で飛べたりする日が来るのかなぁ
(来るぞ)
(できるでしょ)
(修練あるのみだ坊主!頑張ろうな!)
はい!!
「よし、爆豪、緑谷、ホテルに戻って荷物をまとめなさい。5時までに駅前に集合だ。一応帰宅まで私が共に行動する予定だ。雄英に用があるしな」
よし、急いで準備しないと!
「ベッドダイブして寝落ちしたら爆破し殺すからな出久」
「流石に今からベッドダイブはしないよ!!」
新幹線内
先程まで後ろに並んで座っている緑谷と爆豪からコソコソ話し声が聞こえていたが…
急に静かになったな、勉強でもしているのか(チラ見
「ふむ、これは写真に収めてイレイザーヘッドに共有するべきだな」
幼馴染二人が仲良く寝落ちか
それも寄り添って
寝顔は年相応だからか可愛げがあるなこれは
親御さんにも、この写真は共有しておこう
きっと喜ぶだろうな、多分