気づいたら人生2周目だった方々による「最悪」を避ける物語 作:もみじししゃも
気づいたらUSJ襲撃事件なんて終わった頃だった
脳無を2体使っても惨敗でしたって報告とともに戻ってきた黒霧をみて
なんか変じゃね?と思った
最近過干渉気味だった先生が大人しくなって
いつもの潜伏先のバーで雄英の体育祭を見た
紅白頭のガキの氷を自分の腕を犠牲にぶっ飛ばしたところを見て
軽くない衝撃を受けた
んで、思い出した
もっと早く思い出したかったよ全く…
とりあえず、俺の今の目標は
ぶっ壊す、色々
土地の破壊とかはどうでもいいわ、いや壊していいけど
だってスピナーが俺の作る地平線を楽しみにしてたからよぉ
でもそれするとばあちゃん悲しむだろ多分
一応最後の最後で恩義は感じてるんだぜ?
ばあちゃんのおかげで先生に一矢報いることができたからな
けどやっぱ今のヒーロー社会は気に入らねぇ
ぶっ壊す、マジで
あと先生もぶっ潰す、だから頼む緑谷お前強くなれ
頼むから
いやまぁ?一応先生のシナリオを辿ってやって
ドクターのところで先生の個性を移植してもらって?
そのうえでドンパチやってもいいんだがな?
今の俺なら個性因子の先生にメンタル面でボロ勝ちできる自信しかない
まぁ?一応あの戦いのおかげでヒーロー社会は多少マシにはなっただろ
実際クソみたいなヒーローの数がクソみたいに増えてたしなあの時
一応荼毘からちょっとは話聞いたぞあの戦いの後のな
あいつ自身は動けない身だったから極稀に様子見に来るホークスから聞いたらしいけど
あいつの言うこと信じていいのか?
スパイだったんだろ?
まぁ荼毘の言うことは大概正しいし大丈夫か
一応俺より年上だし
何だかんだ言って頼りになったしな
とりあえず先生ぶっ殺してぇ
マジで腹立つあの野郎なにが「僕の体から出ていけ」だ
産まれた瞬間から俺の体だわアホ
そんなんだから弟に逃げられるんだろざまぁ
今の俺は、多分「死柄木弔」で「志村転弧」だ
色々ぶっ壊してぇ
けど守りてぇものもある
例えばトガの幸せとかな
荼毘も今のでそこそこ満足してるみてぇだしな
あいつマジで顔はいい、表情筋が仕事してるせいでなおさらな
けど、スピナーとかコンプレスとか、マグネの苦悩が消えるわけじゃねぇ
あいつらのためにも
俺は、敵のヒーローになる
そのためにはまず絶対先生をぶっ殺さなきゃいけねぇ
絶対だ、あれは生きてたら駄目だマジで
先生相手じゃ嘘はバレるっぽいから、色々工夫は凝らして過ごしてる
嘘はつかない、必要最低限俺の今後に支障がない程度の事実だけ述べる
嘘さえつかなきゃ大丈夫だからなぁ
そういやそろそろ夏休みの襲撃のこと考えとかねぇと
というか絶対また先生が首突っ込んでくるんだよなぁ
だって緑谷がOFA持ってるのもう知っちゃってるし
めんどくせ
めんどくせぇぇぇぇぇぇ!!!
俺の勝利条件がやけに厳しすぎだろ!!!
まぁいいや、とりあえずは
黒霧はどちらかというと俺側のやつだから気楽に話せるし
ノリと勢いで色々すでに話しちまってるよ
(なんか黒霧の雰囲気が前と違う気がしなくもないけど、先生に音声が抜かれてたりはしてねぇのは確認済み、結構大変だった)
前よりストレスと無縁の生活だ、普通に楽しい
「黒霧〜マックのデリバリー頼め。メニューはいつもの」
「たまには外出しませんか?」
「やだよ、変装がめんどくせぇ」
前と違ってだいぶ顔が知られてるからな
リスクは避けたい、今はな
「緑谷…周りのやつらがちょくちょく思い出してそうだから案外強くなってくれるか?いやでもなぁ精神面育つか今回。いっそのこと俺がダイレクトに会いに行ってみるか?なにげにまだ会ってねぇ気がするんだよなぁ」
「死柄木弔、そんなに会いたいなら今すぐ飛ばしましょうか?」
「いや座標わかんねぇだろ」
「雄英高校の座標なら常におさえていますが」
いやなんで???
「たまに様子を見ておきたい人がいるので」
…へぇ
「……………は?」
「ヘイ消太起きろ!!!ブランケット被ってまで寝るなら仮眠室行こうぜ!!」
「…ん?あぁ…だれだこのブランケット持ってきたやつ…」
「え、お前じゃねぇの?じゃあ香山先輩か?」
「あら、私でもないわよ」
「なんだ、ホラー映画か?」
「ひょえぇぇ…」