『原作知識チート』と『異能力チート』で意図せず原作主人公の相棒になってしまう話 作:楓舞星
そうして、センが自爆の魔カードを切ると同時に、私も、向こうの世界へといってしまう。
そう、原初の世界へ。
私もセンの自爆と同時に死ぬ。
そうして、私たちは共に原初の世界に行くことになった。
私が原初の世界にきて、真っ先にしたことは、
「透明化」
私はF魔法をサクッと使った。そうして、世界を観察する。今センは...アポロギス...アダムと遭遇中か。このままだと普通にシグレに遭遇するし、私は少し状況を放置する。
結構放置して、今は冒険者試験の予選に来ている。いやね、折角なら原作みたいじゃん?
ここからのインフレ特急について行くことは多分できないし、私としては戦力外になった神様その1になるのである。いや、超苺やあいぶるやカイゾとかもうたくさんいるから、その4になるのかな。
私は現在の最強形態である究極超神化7を使って、とある神器を作った。ペルソナXならぬペルソナYだ。命名は適当である。
あ、所持主への愛が下がった。ちくせう。
という感じで、いまのセンよりは普通に強いので、バレずに潜入捜査出来ている。
適当にダンジョンに潜って予選終わりである。
冒険者一次試験の開始だ。紙が配られる。
さて、私は落ちるかな...?そう思っていたのだが、普通に受かった。さて、センが必死に演技してる所を見るのも楽しいけど、ゼノリカの方も見てくるか。
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ゼノリカの方ではP1と三至、九華十傑の勝負がなされていた。
ミシャを先頭にして、超神化が始まり、神化が行われる。ぱぁぁ!と神種の芽吹く音がよく聞こえた。
因みに、私の好きなゼノリカのメンバーはカンツである。センエースっぽくて好き。プラチナスペシャル、ギャグ漫画補正もイカれてて好き。
そうしていると、シューリが登場した。
シューリは全力を出していないように見せている全力で、P型1号をコテンパンにしている。
だが、P型の成長速度が速いようで...
シューリは普通に負けかけている。いや、決して負けてないんだが、善戦されている。ふっ、所詮我らが究極超神の中でも最弱っ!とか思っていたら、センが登場した。
さっきまでは演技派な一面を見せて、あんなに死にそうな顔をしていたセンであったが、いまはとても落ち着いていた...まあ、あの顔は平静を装っているように見えて実際は激怒している顔なんだが。
そうして、センとP型が対面した。私も近くに寄って聞き耳を立てる。
「俺を殺し、真の俺になる……ねぇ。ちょっと、なに言ってるかわかんないな」
「……せ、センエース……」
センの静かな怒りが通じたのか、P型ははへっぴり腰となる。少しと、センは語った後、判決を述べた。
「神法にのっとり、極刑を執行する。俺の宝を踏みにじったカスに、慈悲など、みせるはずもなし。熔けていく絶望を数えながら、虫けらのように、無様に、惨めに、ただ愚かしく死に絶えろ」
センさんかっけえっす!
「……調子に乗るなよ、センエース。主役はお前じゃない。俺なんだよ」
「お前を奪う準備は万端だ。お前の伝説は終わる。今日、ここで終焉を迎える。そして、俺がセンエースになる。ここからは、俺の物語がはじまる」
「へぇ、すごいね」
P型はそう言いながらセンに突撃する。だが、P型の、その上がった戦闘力、存在値、その全てにバッテンを付ける様にセンは否定していく。
「俺の推測だと、おそらく、あと、2000回ほど俺に殺されれば、お前は、今の俺の領域まで辿りつける」
「……」
「そこまで持つか? 持たないだろ? これも推測だが、おそらく、お前は、あと7回ほど死ねば枯渇する」
「……」
その時のP型の顔は筆舌にし難い。どうしようにもないような絶望を前にした顔……と表すのも不十分な気がする。そうして、
「なあ、センエース。永久欠番もいるって言うのは本当なのか?」
ん!?私!?
私が原作になかったセリフに困惑していると、
「ん?ああ、アイツのことなら一応ゼノリカの団員だから多分この世界に来てるんじゃねえかなぁ……どっかで旅してっか、修行してんだろ」
「……ソイツは、お前に勝るほど強いのか?」
いや、そんなことはないっすよ?普通に、『条件付き』なら私が負けるし……
「まあ、『条件付き』なら俺が勝つな。だが、なんでもありなら俺が負ける。んで、更になんでもありになると俺が勝つ……『俺は、俺より強い程度の雑魚には負けないから』。それが、どうかしたか?」
それを聞いたP型は、乾いた笑い声を出しながら、
「ははは……そんな奴らに俺は勝とうとしていたのか……バカみたいだ。これは、ただ、俺の『諦める理由探し』を手伝ってもらっただけ……コスモゾーンよ、『無限転生・改』を含めた、俺の全てを捧げる。だから、五分間……俺を解放しろ」
そうして、諦めたP型は絶死を使い、センを追い詰める。だが、ここでセンは相手が強靭になったことで覚醒の兆しを得る。
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「――/\**【【究極超神化7】】**/\――」
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パーフェクトコールの究極超神化7の誕生である。
まあ、さっきまで私も使ってたんだが。今の私の存在値は究極超神化7だけで普通に200兆程度ある。多分センの究極超神化7が存在値50兆程度だから、だいぶイカれた数字だ。これは多分、『筋違いな宿縁』の効果だと思う。コードゲートをインストールしてから、基礎存在値がバカみたいに高いのだ。これまた予想だが、初回と、深層に来てからの1回目以外、つまりは98回分の完全融合が上乗せされているのだろう。その結果、基礎存在値が爆上がりした...と。
だが、こんなものスタートダッシュに過ぎない。これから追いつかれるだろう。
私もそう簡単に抜かされる気はないが、気を抜いていたら速攻、抜いてなくても抜かされるだろう。
まあ、頑張るか。一応究極超神の序列二位なんだし。
私はそうして、ゼノリカの面々が感涙している場面を見てその場を離れた。
冒険者試験二次試験が始まろうとしていた。
私の場合、もう持ってるけどどうなるんだろうなぁと思っていたら、普通に生まれてきて...そして、ウェスタとくっついた。
は?私の『形見』に何してくれてんの?と思っていたが、ウェスタは受け入れたようだった。ならしゃあないかとその場を見ていると、ウェスタが鳴いて気づいた。
「か、完全形態になってる...まじか...」
今、私の『形見』は1万年の時を超えて完全体になったのだった。
そうして、私はまたペルソナYを使いながら、潜伏する。
トウシも見ておきたいな。1万年ぶりである。と、言っても虚数トウシでは無いんだが。
私はそう言って、第一アルファに転移したり、どさくさに紛れて中学生になったりして、ガチャを引いたりして、携帯ドラゴンを強化しながら楽しんだ。
原作ってやっぱ面白いなぁ。
私が元に戻ってそう思っている時、空からP型センキー戦を終えたセンからのエネルギー弾が降ってきた。私は普通に躱した。
冒険者二次試験終了である。
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そうして、センは仮の冒険者の書を手に入れた。そうして原初の扉に入って行った。
私も、隠れて入ろうとした瞬間、入るまでもなく転移した。わからないが、『最愛なる奔放なるモノへ』の効果だろうか。
そう、このスペシャル、自己鑑定レベル2500でも見通せないのだ。沢山の効果があることしかわからなかった。
そうして、センは真・第一アルファに突入した。
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私は真・第一アルファ、つまりは虚空のアリア・ギアスがかかっているフィールドに行っている。存在値は1000で固定である。私は北の山の方へと転移していた。世界をサーチしながらも大きな扉のある方向にいくと、
センが第一回ウムル戦を行っていた。
ウムルはヨグからの使いで出されているようで、センにボコボコにされるが結局口には出さなかった。えらいぞ、ウムル。流石私の推し。
ゼノリカがこちらに転移してきた。
そうして、センの真・第一アルファ攻略が始まった。
私もなにか、コスモゾーンレリック欲しいけど、どうしようかなぁ...
最悪なくてもなんとかはなる。
けど、センのヨグソードみたいなもの、シュブの盾、やっぱ欲しいよなぁ...
【……ボクのスペシャルを使えばきっと不可能ではないかもよ?】
「ん?どう言うこと?」
【ボクのスペシャルには相手の道具類をコピーできる能力がある。それを使えばその、ヨグソード?とかシュブ盾?って言うのもコピーできるかも。メリットは完全顕現できる事、でもデメリットも幾つかあるから、その時になったら言うね】
「ん、おっす」
私たちはそんな会話をしながら、ある日の、デート中のセンと合流した。
「やっほー」
私はデート中のセンに話しかけにいく。センは驚いた様な表情をするも、すぐに切り替える。彼女達の前だからかやけに真面目である。
「は?ムラハネ?なんでいんの...それにしても久しぶりだなぁ、背ぇ伸びたぁ?」
私はセンの、久しぶりのファントムトークについにっこりと笑ってしまいながら自分の言いたいことだけ全部言う。
「なんか、センがこの世界に飛ばされた時に私もついでの如く飛ばされた。というか、やっぱ死んでないじゃん。大嘘つき」
「俺のファントムトークが効かないだと?む、無敵かこいつ...」
「センのファントムトークは好きだけど、とりあえず今は情報共有しとこっか」
「まあ、お前がいるならこの状況でも頼りになるか。よろしくな」
割と私はセンから頼りにされているらしい。異世界大戦以前から、今日に至るまで私とセンは交流や勝負をしてきた。だからこその賜物だろうか。
「まあ一応、序列二位だからね。私」
心の中で、『今だけはだけど』と付け足す。
「流石に抜かれたんじゃねえか?アイツ、トウシと合体して死ぬほど強くなってんぞ」
「それを踏まえても私の方が強い」
これは本当のことだ。基礎存在値に加えて、優秀な神化である究極超神化7を使えない時点で私の方がどうしても強くなる
「へー、言うじゃねえか。まあ、嘘じゃなさそうだな」
そうすると、私の態度が気に入らないのか、アダムがセンに聞く。
「主上様、そいつは何者ですか?」
「アダムちん、コイツはムラハネちゃん、ムーちゃんっていうんでちゅよ」
「そうだな。言ってしまえば俺と同期。同僚でもあるが...まあ戦友って所か。友達ではないが、知り合いレベルは相応に高い」
センの目線から見たら、私は戦友であるらしい。
「そうなのですか、これは失礼を」
「ムラハネ様、お久しぶりです!」
「おーミシャ、久しぶりだな。元気にしてたか?」
「ミシャ、お前にも交流があるのか」
「はい。私もムラハネ様には大変お世話になったので...」
「そうなのか」
アダムが予想外の敵が現れたと言わんばかりに私を見つめるが、私はそう言うのではないのだ。
「あ、大丈夫ですよアダムさん。私はマジでただの部外者なので」
その言葉にセンは、
「いや、マジで部外者かと言われるとそれは違うだろ...」
「それじゃあセンの犬です。ワンワン」
「いや、だからそう言う仲じゃーー」
私は本当に見る目のない女1号なので、別にセンにそういう欲求はないのだ。それでもカッコいいと思っているのは、狂信がかかっているからだろうか。ただし、カッコいいと思っていることと恋心を持つことは違うのだ。これだけは理解しておいてほしい。