転生者なんなけど、スターウォーズ世界に日本のスーパーロボット文化を持ち込んだらえらい事になった。 作:ロボ大好き
マサキside
俺の前世は平凡な男だった、ロボットに興味があるということでロボット関係に携わる仕事をしていたが、帰り道にトラックに跳ねられた。痛みはなく時間が何十秒にも感じた。そして意識が遠のく、完成させたかったな〜俺のロボット…。
「ナオミ!あとちょっとだ!がんばれ!」
ん?なんだ…人の声が聞こえるぞ…
「ウマレマシタヨ奥様…」
なんか無機質な声が聞こえるな…なんだこいつ…
「貴方!坊やが…私たちの子供が…生まれたわ…」
「よくやったぞ!」
男の声が聞こえる。
周りを見てみるとロボットみたいなのが俺を抱き上げて検査するようだった。検査は簡易的な物で光を俺に当てる。
「子供ニ異常ハ見ラレマセンネ。」
そうロボットがいうと俺を女の人の元に渡した。
この人が俺の母親なのか…
「マサキ…私達の可愛いマサキ…」
ロボットと俺の父さんにあたる人は話し合っている。どうやら、しばらくは病院暮らしのようだ。
母親に抱かれて外を見てみると日本にいた頃より遥かに高いビルがあった。空に何かが飛んでいた。
「マーくん?エア・スピーダーに興味あるの?」
エア・スピーダー?というものは初めて聞く単語だった。興味があるのは事実だし俺は頷いた。
「そっか…もう少ししたらパパのスピーダーに乗れるから待とうね〜」
そう言って俺をあやして居る母親、腕の中にいて分かったんだがどうやら穏やかでいい人らしい。まぁ俺が夜泣きとか泣かなかった事もあるが苦い顔一つしなかった。
それから数週間後。俺と母さんは無事に退院になって初めて外の世界を出ることとなった。
「わ〜」
俺は驚いて声を上げていった。目の前に広がる世界はまさに摩天楼と表すべき世界だった。
車が空を飛んだり様々な種族やロボットみたいなのが闊歩しているまさに物質文明の極地と言っていい世界だった。ロボットが出てきた時点で現代ではないと思っていたがここまで文明が進んでいるとは…どういう世界なんだここは…
母親が俺を抱いて歩いていると、赤いエア・スピーダーがやってきた。
「待たせたな!」
「貴方…遅すぎよ…」
「悪い悪い…でもコルサントの光景をエア・スピーダーで家族で周りたくてな…スピーダーをピカピカにしたんだ」
「あらあら…貴方ったら…」
と夫婦仲良く笑ってるどうやら家庭仲は良い方だ。
そういえば…コルサントって言ってたけど、なんかどこかで聞いたことがあるな…何処だっけ?
そう言って俺と母さんはエア・スピーダーに乗ってコルサントの街をドライビングした。スピードもなかなか良くて乗り心地も良かった。俺は手をバンザイして喜んだ。
「あらあら…この子ったら…」
「お!マサキ…見ろ!ジェダイ聖堂が見えるぞ〜」
父さんが指を刺すとそこには都会の機械的なビル群とは打って変わって、コンクリートでできた、どこか神聖さを感じる聖堂があった。
「まーくん、あそこにはねジェダイっていう共和国を守ってくれる騎士達が住んでいるのよ…彼らがいる限り共和国は安心よ…」
ん?ジェダイ、コルサント、そうかこの世界はスターウォーズの世界だ!アナキンやオビ=ワンに会えるかな?
「ふん…お高く止まっているだけだよ…前だってレットゥの話だって確かボガンっていうフォースの側面を崇めようとしただけなのに…異端扱いで戦争になったらしいさ…」
「でもボガンって歴史だとラカタがこの銀河を恐怖に染めて支配した力でしょう…怖いわ…」
?ボガン…ラカタ…映画の時代じゃないのか?もしかしてこの世界ってレジェンズの世界なのか?
それから3年経った親で内緒でこの世界を調べてみるとまだこの世界はシスという概念がまだできていないらしい。
かつて銀河で最初の統一政治形態、ラカタという凶暴な種族がフォースの力を使うテクノロジーを使って無限帝国をつくり銀河を恐怖で支配していた。ラカタは無限帝国で栄華を極めていた。だが奴隷種族がラカタだけに蔓延する疫病でフォースが使えなくなり彼らの生活基盤が崩壊してラカタ無限帝国が滅んだ。それから内戦が続いた。
そしてラカタの奴隷だった種族達が手を携えて内戦を終わらせ、銀河共和国を設立したという話だ。ラカタと戦ったジダイ達はラカタとの戦いの後分裂した、アシュラとボガン。これはアシュラがライトサイド、ボガンがダークサイドと言った感じだ。アシュラを信奉する者たちが勝ち、ジェダイと改名した。
以後ジェダイと共和国が遭遇してジェダイは共和国に忠誠を誓ったという。これが今現在の共和国の歴史だ。やはりこの世界はスターウォーズレジェンズに近い世界らしい。
しばらく子供らしい生活を送ってこの世界の技術について調べていた。前世の日本では考えられない程進んだテクノロジーだ。ワクワクしないわけがない。子守ドロイドを触りまくってある時俺はこう思った。
スターウォーズの世界って巨大で人が乗るロボットがあんまり無いよな…いやね、ロボットに乗るという概念自体はあるんだよ…グローグー然り、賞金稼ぎしかり。
俺はゲッターやマジンガーZ見たいな一騎当千のロボットアニメが好きなのだ。どうせならロボットアニメの世界に転生したかったな…ま…今更遅いか…それにここには進んだテクノロジーがある。やろうと思えば人が乗るロボットを作れるはずだ!
大きくなったら技術屋になって作ってみようかな〜と考えていた。
しかし俺にある時転機が訪れる。
3歳になったある時俺はおもちゃで遊んでいると遠くで親の声が聞こえる…何か言い争っているようだ。喧嘩かな…歩けるようになった足で声がする方向に向かってみた。
「この子をジェダイにするっていうんですか!?」
お母さんの声が聞こえる。滅多に聞かない声だ、何があったんだろう?
「奥様…これは名誉なことなのです…息子さんには強いフォースが感じられます…きっと立派なジェダイナイトになります!」
「冗談じゃない!ジェダイよお前たちは前に内戦を起こしたそうじゃ無いか!それに今だってダークサイドのだのなんだのと争っているじゃないか!そんなところに息子を渡せるか!」
お父さんの声が聞こえる。なるほど…この時代確か100年の闇っていう内戦の途中だっけ…戦争に使える人材を欲しているという事か…、
「奥様…私には共和国の礼状があります。拒否権は残念ながらないのです…」
ジェダイの方を見ると、日本の柔道着っぽい服装を着たものがいる、ベルトにはパワーパックを装着している。そういえばこの時代ライトセーバーはまだ大型バッテリーが必要な時代だったな…
俺は二人を宥めるために手を挙げて声をかける事にする。
「パパーママーどうしたの?」
「マサキ…」
母親が俺を見る際に俺のことを抱き上げた。
「大丈夫よ…大丈夫だから…」
俺の事を落ち着かせるように背中をさする。今落ち着いて欲しいのは母さんの方なんだけどな〜
俺はジェダイの方を見る。話してみるか…
「お〜ジェダイだ〜おじさん達どうしたの?」
「ぼく?おじさん達はね…君の事を迎えに来たんだよ…」
「え〜?お母さんとお父さんとは会えなくなるの?」
「執着は悲劇を招く、残念ながらお母さんとは会えないと思う…すまない…これは共和国の為なんだ…」
ジェダイにはどこかすまなそうにしている。彼とて本心では無いのだ、子供を親と離れ離れにさせることは、ジェダイにとっても辛いことなのだ。
「わかった…ぼくおじさんといっしょにいく…」
「マサキ!?」
お母さんは俺の言葉を聞くなり俺と顔を合わせる。
「マサキ…そんな…嫌よ…せっかくお腹を痛めて産んだ子供が死ぬかもしれないジェダイになるなんて…」
「だいじょうぶ…ぼくはジェダイになってもやりたいことをやりとおすよ。」
「マサキ…」
お母さんとお父さんは俺をみるなり抱きしめて3人で泣き出した。
ジェダイはそんな俺たちの事情を察したのか…外で待ってくれる。
お父さんは俺の顔を見るなりこう言った。
「マサキ、お前はドロイドが好きなようだな…ジェダイになろうがなんだろうがお前の好きにやるがいい、お父さん達は何があろうともお前の味方だよ。」
「お母さんも応援しているからね…」
お母さんとお父さんは何があろうとも俺の味方でいてくれるようだ…
「わかった、ぼく、がんばるよ!」
「それでこそ、俺の息子だ…頑張れよ!」
こうして荷造りを始めて俺はフォースに触れる機会ができた。果たして俺の人生どうなるんだろうか…これもフォースのみぞ知るってね。
すると玄関を出ると家の前に待っていたジェダイナイトが察してくれたのか、お辞儀をしてこう言った。
「貴方家族にフォースと共に在らんことを…」
ジェダイがそういうと俺はジェダイの手を取りジェダイ聖堂に向かう。俺が後ろに振り向くとお母さんが泣き崩れる。
お母さん…俺いくよ…自分の信念を貫くために。そして将来巨大ロボットを作るために多分色々問題を起こすと思う…願わくば俺がいなくなった後も立ち直ってくれるといいな…
俺は自分を産んでくれた家族と離れ離れになる。多分俺はこれから波瀾万丈な人生を送ると思う…戦争に駆り出されるかもしれない…けど俺は生きる…まずは己の身を守れるようにしよう…
それからというもの、俺はジェダイのヤングリングとしてフォースを携わる修行をし始める。聖堂の周りを見てみると、様々な種族がいた。
頭に尻尾が生えたトワイレック、頭に角が生えたザブラク、全身毛に包まれたウーキーに目がないミラルカに猫科の顔のキャサールなど、スターウォーズ世界なだけあって人間以外に知的生命体がいる。彼らと協力して一人前のフォースユーザーになるために頑張ろうと思った。
それと俺は休憩の間にドロイドの分解、この世界の基礎技術を学び、将来人が乗る巨大ロボットの開発をしようと勉強した。おそらくこんな事を知られたら大目玉を喰らうと思うが。まぁ何事もチャレンジだ。
ある日俺がいつも通りヤングリング達と修行をしていると、ただならぬオーラを放ったジェダイがやってきた。
おそらくマスタークラスであろう、そのジェダイマスターが俺をじっと見ている。
「ふむ…この子には向上心があり、しかも信念を持っているな…」
俺を見るなり突然評価をし始めたなんなんだこの人。
「あの…貴方は…?」
俺は恐る恐る名前を尋ねる。
「あぁすまない自己紹介を忘れていたな…
私の名はアジャンタ・ポールだ。君のマスターになる事になった。」
え?アジャンタ・ポールってあの初代シスの暗黒卿の?
やれやれとんでもないことになったね。あの激ヤバ人物が俺のマスターなんてね…まぁいいや。ろくでなしだったら後ろから刺せば良い話だし。
「よろしくお願いします!マスターポール!」
「うむ…よろしくな!」
俺は手を出してマスターポールと握手をした。
成る程、フォースを感じてみたところ、この人は今のジェダイに懐疑的なようだ…光明面だけ知ったとしても何も変わらないという窮屈さを感じている。
確かに俺もジェダイの禁欲主義に感じて疑問に思っている事が多い。好きな事ができないのは人間として辛いと俺も思う。
案外、この人と俺は気が合うかもしれない、上手くやっていけるかな?
この時俺は知らなかった、この出会いが後に原作とは違った大きなうねりを起こす事になるとは…
マサキside out
アジャンタside in
私は、マスター評議会に呼ばれた。私の中の暗黒面への渇望を見抜かれたかと思いライトセーバー を握ったが違ったようだ。なんでも私に弟子を迎えろという決定だった。
確かにジェダイマスターという称号には魅力がある、だがおそらく私は近いうちにジェダイに弓を引くだろう。そんな私と過酷な運命を共にする弟子がいるだろうか…と思ったがどうもこの話は珍しい事例があるらしい。
なんでも私のパダワンになる者はもう決まっているらしい…ヒューマノイドの最近ヤングリングとして迎えた子供らしい。
強いフォースを持ち合わせているが機械弄りが好きでコソコソと隠れてドロイドを分解したりブラスターを改造する少々問題があるというらしい。
評議会の指示に従いその子供がいるところに向かった。
その子供を見て思った事は、成る程、確かにフォースを持ち合わせているようだが他の子と違った何かを感じる。
執着というか、どうしても成し遂げたい信念のようなものを感じる。それにどこか遠くの未来を見据えているような目だった。
盲目なマスター評議会達と違ってもしかしたら、大きな事を成し遂げるかもしれん。
錬金術に秀でているカーネスに話してみるか…
いずれにしてもこの子供は私が関わらなくてもジェダイを途中で辞めるか反乱を起こすだろう。
ならば私と共に光に囚われたこのジェダイ聖堂を改革するために共に行こうではないか…我が弟子よ。
ここに後の初代シスの暗黒卿、アジャンタ・ポールと熱血卿と名乗る、クロザキ・マサキというフォースの新たな面を体現する物が出る事を二人はまだ知らなかった。
アジャンタside out
シスの歴史見ると面白かったので、自分の好きなものと好きなものを合わせてみました!