感想ありがとうね。
3年間の修行を終えた俺達は、約束の集合場所に着いた。
皆が既に集まっていたけど、そこには知らない人物がいた。
ブルマさんが抱いていた赤ん坊だ。
ヤムチャさんとの子供かと思ったら、なんとベジータとの子供らしい……いや、何でだよ!!何があったんだよ?!
ヤムチャさんは?!
衝撃的事実を知って皆驚いていると思ったけど、ピッコロと悟空は驚いてなかった……ピッコロはまだしも悟空が驚いていないのはおかしい。知っていたんだろうか?
俺がそう考えていると、ヤジロベーが来て仙豆を持ってきてくれたけど、一緒に戦ってはくれないらしい……アイツもちゃんと修行したら強くなるはずなのにもったいないな。
ヤジロベーが帰るのを見送っていると、いきなりヤジロベーの車が爆発した!
顔は見えなかったが、2人組の人影が街に降りるのが見えた。
気を全く感じなかったけど、人造人間だから気が無いんじゃないか?って話になり、悟飯にヤジロベーを任せて皆で散って探す事になった。
気を持ってない奴を探すにしても簡単には見つからない。
けど、急にヤムチャさんの気が小さくなるのを感じて急いで行ってみると、ヤムチャさんが胸を貫かれていた。
幸いにも息があり、持っていた仙豆を食べさせるとヤムチャさんの傷は治った。
「あれが、どんな傷も治してしまうと言う仙豆か」
「オメェ達が人造人間か」
「あれが俺達を殺したっていう人造人間なのか」
老人の人造人間、顔の白いデブの人造人間。
強そうには見えないけど、ヤムチャさんがやられているから油断できない相手だ。
街の被害を出さない為に悟飯が戦う場所を変えるよう提案するが、人造人間達は「変える必要は無い」と言い街を破壊し始めやがった!
悟空が破壊活動をしている人造人間を殴り飛ばし、ヘイトを向け荒野へ飛び、俺達と人造人間も続いた。
荒野に向かってる間にヤムチャさんから人造人間の情報を聞くと、アイツらに掴まれたら急に力が抜けてきて、気を吸い取られていったそうだ。
戦う前にその情報を知れて良かった。
荒野に着くと人造人間20号は、自分達の目的を話し始めた。
悟空を殺す事。
それが人造人間の目的で、その為にずっと悟空を観察していたらしい。
だけど、アイツらが調べたのはベジータ達との戦いまでで、ナメック星での事は調べていないらしい。
「1番大事な所を調べ忘れちまったみてえだな。オメェ達の負けだ」
「何?」
「致命的だったな、スーパーサイヤ人のことを知らなかったとは」
「スーパーサイヤ人だと?」
「こいつのことさ」
悟空がスーパーサイヤ人に変身する。
「こっ、このパワーは……19号」
「はい」
20号の声に19号が前に出る。戦うつもりみたいだけど、勝つ自信があるのか?
「いくぜ」
その瞬間、悟空の姿が消えて19号が殴り飛ばされる。それを悟空が追うが、19号が体勢を立て直し右の掌底を繰り出す。
悟空は攻撃をかわして19号の右腕を掴み、手刀で右腕を切り落す。
怯んだ19号の腹に蹴りを入れて、また19号が吹き飛ぶ。
「……成る程、この掌の丸っこいので気を吸い取って訳か」
悟空が19号の腕を拾い、手を確認する。
「……」
後ろの岩まで吹き飛ばされた19号が崩れた岩を退かして現れるが、その顔には確かな怯えが見えた。
「もうやめろ、今のでオラとの力の差は分かったはずだ。無駄の戦いはしたくねえ……オメェもだ、いいな?」
19号に降参を促し、20号にも同様に降参を促す。
「……確かに、素晴らしいパワーだ。このまま戦っても我々に勝ち目は無いだろう」
そして、20号も自分達との実力差を認めた。
「いいのかよ、悟空。こいつらを逃がして」
「こいつらは誰も殺してねえ、ヤムチャも生きてるし、ヤジロベーは悟飯が助けた。こいつらを態々殺す必要はねえさ」
悟空がそう言った瞬間、19号がいた所が爆発して、吹き飛ばされた19号の頭部が転がってきた。
「!?なッ、19号!」
「「「!?」」」
「なっ、何が?」
俺達が驚いている間に上空から降りてきたのは……
「相変わらず、お前の甘さには反吐出そうだぜ、カカロット」
スーパーサイヤ人になったベジータだった。
「ベジータ!何のつもりだ!!態々殺す必要はねえだろう!!」
「チッ、甘い野郎だ。まぁ、こんな雑魚の事はどうでもいい。さぁ、俺と勝負しろカカロット」
「……ベジータ」
「この俺もスーパーサイヤ人になった。今度こそ俺様は貴様を超えた!殺してやるカカロット!!」
それからスーパーサイヤ人同士の戦いが始まった。
「くそっ、ベジータの奴」
「どうする?止めるか?」
「俺達にあの戦いが止められると思うか?悔しいがベジータの相手になるのは孫しかいないだろう」
俺が悪態をつくと天津飯がベジータを止めるか提案するが、ピッコロが無理だと判断する。
「そうだな、悟空に任せよう……あれ?!」
「どうした?クリリン」
「人造人間がいない!」
「「「何ッ!?」」」
俺達がベジータに気を取られている間に20号が居なくなっていた。
「いつの間に……」
「探すぞ!」
「でも、お父さんに負けて逃げたなら、もう悪さしないんじゃ?」
「どうだろうな、とにかく探すぞ」
「……どうやら逃げ切れたようだな。しかし、孫悟空とベジータがあれほど力を上げていたとは」
人造人間20号もとい、ドクターゲロは自身の研究所にいた。
そこには17、18とそれぞれ書かれた人間大のカプセルがあった。
「直っているといいが……」
「どうだ、見つけたか?」
「いや、駄目だ、見つからない」
「いったい、どこに居るんだ」
街で人造人間達を探した時もそうだけど、気が無い相手を探す事が難しすぎる。
そんな事を考えていると、何処からか爆発音が聞こえた。
「何だ?今の音は」
「行ってみよう!」
皆で音が聞こえた場所に行ってみると、そこには3人の男女がいた。
「何だ、アイツらは?」
「気を感じない、人造人間か?」
「分からない……ちょっと話してみるか」
「えっ、危ないですよ。クリリンさん」
悟飯達が止めるが、俺は3人の元に向かった。
「何?このおっさん」
「何だ、何か用か?」
「クリリン、孫悟空の仲間だ。他にもピッコロ、天津飯、ヤムチャ、孫悟飯もいるようだ」
「へぇ、16号、お前には孫悟空達の情報があるんだね」
「ああ、ドクターゲロから与えられている」
「なら割とすぐ孫悟空を見つけられそうだな」
「おっ、お前達は人造人間か。悟空を見つけてどうするつもりだ」
悟空を見つけるという言葉を聞いて、人造人間達に問いかける。
返ってきた返事は「孫悟空を殺す」というものだった。
挙句の果てに17号は「これはゲームだ」という、ふざけた話だ。
「そんな事はやめてくれ!って言っても無駄か?」
「無駄だ、俺達は孫悟空を殺す為に造られた」
「だ、そうだ」
「……クリリン、説得は無理だ。諦めろ」
「ああ、孫の所に行かせるわけにはいかない」
「皆……分かったよ」
これまで成り行きを見守っていた皆も集まり、構えを取る。
「ふん、まぁ、孫悟空と戦う前の準備運動には丁度良いか。お前達はどうする?」
「私はやめとくよ」
「俺が戦う相手は孫悟空だけだ」
「そうか、なら俺1人で相手をしてやる。全員でかかって来いよ」
未来から悟空たちの手助けに来たトランクスは、島に向かう途中で、巨大な気を感じた。
「なっ、何だこの気は?!誰かが戦っている!まさか、悟空さん達がもう人造人間と?!」
トランクスが巨大な気の場所に行くと、悟空とベジータが戦っていた。
しかも、その気はトランクスを凌駕していた。
「ご、悟空さんと父さんが戦ってる!どうなっているんだ?!ふっ、2人を止めないと……あれ?」
2人の戦いを止めようとしたトランクスは違和感に気づいた。
「……悟空さんが押してる」
悟空とベジータの戦いの戦況は、明らかに悟空の方がベジータを押していた。
ベジータはトランクスを超えていた。だが、そのベジータをも悟空は超えていた。
「同じスーパーサイヤ人でもここまで違うなんて……とにかく、2人を止めないと」
「やめて下さい!2人共!」
「オメェは、トランクス」
「(トランクス、トランクスだと?俺のガキと同じ名前だ。未来から来た?!そうか!)」
トランクスは2人の間に入り、2人の戦闘を止めた。
2人の攻撃が当たっていたらトランクスは戦闘不能になっていただろう。
「何をやっているんですか!?どうして2人が戦っているんですか?!人造人間達はどうしたんですか?!」
「あっ、いや、えーと」
「……チッ」
「人造人間はどうなったんですか?もう倒したんですか?」
「あっ、ああ、1人は倒したぞ。けど、もう1人の方は逃げたみてぇだ。でも、ピッコロ達が追ってるから大丈夫だと」
悟空達の話を遮るように、何処かで複数の気が急激に弱まっていくのを感じ取った。
「!これはクリリン達の気か!」
「クリリンさん達以外の気を感じない、相手は人造人間か!」
「行くぞ!ベジータ、トランクス!」
「待て!カカロット!俺達の戦いはどうなる!?まだ終わっていないぞ!」
「……ベジータ、オメェも分かってるはずだ。今のオラには勝てねえって事を」
「何だと!?」
「確かに、オメェはスーパーサイヤ人になって強くなった。けど、スーパーサイヤ人の力をフルに使いきれてねえ。それじゃあ、オラには勝てねえ」
「スーパーサイヤ人の力をフルに?」
「それでも戦いてえなら、人造人間を倒した後にしようぜ」
「……ちっ、いいだろう」
「よし、決まりだな。皆のところに急ごう」
「片付いたな。あまり運動にはならなかったが、孫悟空に期待するか」
「こいつらに孫悟空の居場所を聞いとこうか」
「おいおい、自分達でじっくり探すのが面白いんじゃないか。のんびり行こうぜ」
「その必要はない。巨大な複数のエネルギーがこちらに向かって来ている。おそらく、孫悟空がこちらに向かって来ているようだ」
「なんだ、のんびり探そうと思ってたのに、もう来たのか」
「良いじゃないか。探す手間が省けて、私は助かるよ」
クリリン達を倒した人造人間3人の前に悟空、ベジータ、トランクスが降り立った。
「オメェ達が人造人間か。トランクス、クリリンが仙豆を持ってるから、皆に食わせてやってくれ。皆まだ生きてる」
「わっ、分かりました」
「ふん、こいつらが噂の人造人間達か、大したことなさそうだな」
「初めましてだな、孫悟空。こんなに早くお目にかかれるとは思わなかったぞ」
「オメェ達3人だけか?もう1人爺さんの人造人間がいたと思うが……」
「ああ、ドクターゲロの奴なら死んだ。ついさっきな」
「!あの爺さんはドクターゲロだったんか……結局、死んじまったんだな」
「悟空さん。皆さんに仙豆を飲ませてきました。じきな目を覚ますと思います」
「そうか、サンキュー。トランクス」
「それと、お二人も仙豆を食べて下さい。さっきの戦闘で体力を消耗しているはずですから」
「ちっ」
「サンキューな」
クリリン達に仙豆を飲ませてきたトランクスが加わり、3対3の状態になる。
「さて、それじゃあ始めるか。孫悟空」
「まて、17号。孫悟空を殺すのは俺の役目だ」
悟空と戦おうした17号に16号が待ったをかけ、悟空の前に出る。
「そうだよ、17号。あんたはさっき戦ったんだし、譲ってやりなよ。他にも相手はいるんだし」
「ふぅ、仕方ないな。なら、俺の相手はアンタにしよう」
18号に指摘されて、ため息をつきながらも16号に悟空を譲り、ベジータの前に出る。
「ガキが相手か、後悔するなよ」
「なら、アンタの相手は私だね」
「くっ!」
18号はトランクスの前に立つ。
「行くぞ!!」
そしてスーパーサイヤ人3人と人造人間3人の戦いが始まった。
「さぁ、来なよ」
「ハァ!!」
18号の声を合図に18号に斬りかかるトランクス。
接近して上段からの振り下ろしを18号は左腕で防ぐ、剣を防いだ左腕は斬れるどころか剣の方が欠け、腕は無傷。
「 脆いね」
そう言って18号は右手で剣を掴み、刀身部分をへし折った。
「何ッ?!ガハッ!!」
剣を折られて驚愕するトランクスの腹に前蹴りを放ち、剣を放り捨てた。
「ぐっ、クソっ!!」
トランクスが18号に接近し、攻勢に出る。ストレート、フック、回し蹴り、前蹴り、気功波、様々な攻撃を放つが、当たらない。
かわされる、防がれる、弾かれる、一度も有効打を与えられない。
「ふぅん、この程度なんだね」
18号はトランクスの攻撃を躱し、アッパーを決め、空いた上半身に蹴りを放つ。
「がっ……ぐっ」
まともに食らったトランクスの意識は落ちていった。
「ハァ…ハァ…クソッたれめ、ケロッとしてやがる」
「驚いたな、ここまで戦えるとは思わなかった。大した奴だな」
息も絶え絶えでボロボロなベジータに対して服はボロボロだが、余裕な表情の17号。どちらが優勢なのは一目瞭然だった。
「そろそろ終わりにするか。楽しかったぞ、また遊びに来い」
「ッーー!」
「ハァ…ハァ…へへっ、こいつはやべぇな」
「……」
悟空と16号の戦いは終始16号の優勢であった。
パワーもスピードも全てにおいて16号が上回っていた。
このままでは負ける、悟空は周りの様子を見ると、既に
ベジータとトランクスはやられている。
殺されていないが、意識は失っているようだ。
「16号」
「まだやってるの?」
17号と18号が合流する
「代わってやろうか?」
「……いや、孫悟空を殺すのは俺の役目だ」
「そうか、気が変わったら言ってくれ」
状況は悪化の一途を辿る。
どうするかと悟空が考えていた時、後方から声が聞こえた。
「太陽拳!!」
「「「?!」」」
「悟空!!」
「!!」
悟空は瞬間移動でベジータとトランクスを回収し、瞬間移動で皆の所に移動して、再度瞬間移動し皆で神様の神殿に移動した。
「くそっ、あいつら」
「太陽拳か、油断したな」
「逃がしたな、どうする?」
「探すしかないだろ」
「良いけどさ、その前に街に寄ってよ。さっきので汚れちまったから新しい服が欲しいんだよ」
「まぁ、良いだろう」
人造人間達は街に向かって歩き出した。
戦闘力 独自設定
ベジータ(超1)6億
トランクス(超1)2億5000万
18号7 億
17号8億
16号20億