戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
結局俺と秀吉が交わったのが母さんにバレて、母さん経由で美虎→萌衣姉さん→散華さんの連鎖が発生。
秀吉含めて4人全員美味しく頂きました。
俺の弾道が2段階上がった。
ミートが50、パワーが50、守備範囲が50上がった。
特殊能力絶倫を身に着けた。
んな馬鹿なことは置いておいて、結局4人に捕食されて返り討ちにしたことをきっかけに、親達から家を建てて独立しなさいって言われてしまった。
ご尤もです。
なので家を建てるお金を稼ぐ必要が出てきた。
前みたいにネット通販で安く売っている茶碗でもいいけど、それじゃあ味気ない。
なので、ちょっと別の物で金策を行うことにするのだった。
「この乾燥したキノコが高値で売れるの? 香りは良いけど」
「椎茸って言うキノコで、これを籠いっぱい集めると城が建つって言われてるよ」
「超高級品じゃん!」
匂いを嗅いでいた秀吉がびっくりして乾燥椎茸を床に落としてしまう。
慌てて拾って器に戻す。
いちいち動作が可愛らしいな。
「英聖、このキノコは普通には生えてこないの?」
萌衣姉さんが質問してくるが、椎茸は普通には生えてこないキノコで、人工量産技術が確立されるまで庶民には手出しできないキノコの中の王様だった。
この時代の日ノ本でも高値で取引されているが、仏教の本場の中華だと、日ノ本よりも値段は跳ね上がり、高僧や皇帝とか権力者達が大金を叩いて買い漁る魅惑の品となっていた。
ちなみに近所の和尚も椎茸の存在は知っていて、若い頃畿内で修行をしている時に金持ちの坊主仲間が購入して食べていたのを見たことがあり、自分も買ってみようと店に行ったら目ん玉が飛び出るような値段がしたって教えてくれた。
椎茸が籠いっぱいで城が建つ……あくまでも比喩表現だと思うけど、たぶん籠いっぱいで貿易商人に売り付ければ、たぶん200貫以上の値段にはなるだろう。
足軽組頭……いや、将来足軽大将が確定している萌衣姉さんの格で家を建てることになるけど、200貫あれば十分な広さの家が建てられる。
何なら床とか壁はあとから俺がネット通販使ってDIYしても良いし……。
「こんな高級なキノコを英聖はポコポコ生み出しているけど神様怒らないでーす?」
「逆に神様の世界だとこのキノコ有り余ってるくらいだから……」
「なるほど……神様の食材だからたかいでーすね!」
俺と美虎の言葉に皆納得していた。
実際乾燥しいたけを籠いっぱい……だいたい1キロくらい詰め込むと一杯になるし、ネット通販での値段は2万円ほど。
前に売った刀の貯金があるので余裕で買うことができる。
「ちなみに椎茸だっけ? このキノコ。これ普通じゃ採れないけど普通じゃない方法だったら採れるの?」
「採れるようになるよ」
「「「え? マジ?」」」
散華さんが恐る恐る俺に聞いてきたので、できると答えたら散華以外の3人が驚いていた。
「収穫できるようになるのに時間が掛かるのと、これ以上中村の価値を上げたくないって感じだからやりたくないけど」
「価値を上げたくないってどういうこと?」
萌衣姉さんが聞いてきた。
価値が上がればその利権を奪いに戦が発生するのが戦国時代。
芋羊羹や蜂蜜ならまだなんとでもなるけど、椎茸が生える山があるって分かれば周辺の村が死に物狂いで襲ってくる可能性がある。
良かれと思って悪い方向に向かうことはよくあることである。
「だからやらないし、この椎茸に関しても尾張中を歩いて集めたって言えば商人も納得してくれる1回こっきりの金策だね。米が収穫できるようになってからでもいいけど、なるべく早く家建てたいからね」
「「「「それはそう」」」」
ということで、夏で田んぼも水抜きをして乾燥させている最中。
やることも雑草取りくらいだから皆で1日くらいは熱田に行こうと5人で熱田神宮に参拝しながら椎茸を商人に売りに行くことにするのだった。
個々で熱田に来たことはあったけど、このメンバーで熱田に行くのは珍しい。
行きは芋羊羹の販売組の人達と一緒に行動して、熱田に着いたら解散し、俺達5人は熱田神宮に参拝を行なった。
「立派な神社だな……」
「確か熱田神宮は草薙の剣を祀っているんだったな」
「そうなんだ……英聖物知りだね」
「秀吉、寺の和尚が言っていたことだぞ?」
「そうだっけ?」
熱田神宮に本体の草薙の剣が鎮座されているという伝説があり、現代だと例え天皇でも見ることができないので本当にあるかどうか分からない。
歴史を齧ったことがある人だと源平合戦の壇ノ浦で安徳天皇と一緒に入水して勾玉と鏡は見つかったけど、草薙の剣は終始見つからなかった……という話を聞いたことがないだろうか?
実はその時入水した草薙の剣は皇室に置いておくためのレプリカであり、本物ではなかったのだと。
その為熱田神宮に昔から保管されているのらしいが、見たことがある人が居ないので伝説となってしまっているのである。
「立派な社だったね」
「あ、くじ引きやってるでーす! 皆やっていきましょうでーす!」
美虎がくじ引きを見つけたので全員でやることに。
俺『中吉 すぐに良いことあり。金運高し』
萌衣姉さん『大吉 子宝に恵まれるでしょう』
秀吉『小吉 努力は裏切らない』
美虎『小吉 異性と仲良くすると吉』
散華『中吉 勉学に励むべし』
なんとも意味深な占い結果だった。
そのまま椎茸を持って知り合いの商人の紹介で船を持っている交易商人に挨拶をした後に商談を行う。
「尾張を歩いて回って椎茸を集めてきました。なるべく肉厚の物を選んでおりますが、いかがでしょうか」
「おお、いい品じゃねぇか」
俺と商人の兄ちゃんと交渉していると、横から別の商人の女性がやってきて、
「あら! これ全部椎茸じゃない! お兄さん、うちだったら400貫で全部買うわよ」
「横から入ってくるんじゃねぇよ! 割り込みだぞ」
「こんな良い品を買うんだったら相応の値段をつけないと失礼よ。貴方は幾ら出す予定だったのよ」
「……420貫」
「じゃあ450貫出すわ!」
「ええい! 500貫出す! 出すから売ってくれ少年!」
このまま釣り上げてもいいけど一言言っておく。
「お姉さん、俺はこのお兄さんを知りあいの商人に紹介してもらっていたので、お兄さんに売ることにします」
「あら、残念……仕方がないわね」
お姉さんの方は直ぐに引き下がり、交渉は成立。
500貫は重くて持ち運べないので、証文を書いてもらい、その一部をそのまま大工の組合に支払って、家を建ててもらうことをお願いするのだった。
予算が500貫に増えたので、400貫分の広い家と50貫分の納屋を2棟建ててもらうことにし、数日後に直ぐに工事が始まるのだった。
ちなみに値段釣り上げ交渉の女商人は秀吉が雇ったサクラだった。
「秀吉も危ういことをするなぁ。売れなかったらどうするんだよ」
「いやいや、あそこは交渉するべきって思ってね。実際あの商人の男の人、サクラを投入しなかったら300貫くらいに値切っていたんじゃないかしら」
「でも、秀吉が機転利かせてくれたおかげで高く売れたよ。ありがとうな!」
「どういたしまして!」
熱田の町を巡りながら、簪とか櫛とかを俺の貯めていたお小遣いで買ってあげたりしながら、歩いていると、虎柄の派手な服装をして子分達を引き連れている少女が近くを通りかかった。
「(織田)信秀様の娘さんの信長様よ」
「またあんな格好して……子分を引き連れて買い食いだなんて……うつけ(馬鹿)なことをしているわね」
(あれが……)
萌衣姉さんより1回り小さいが確かな存在感がある少女だった。
あれが織田信長……日本で生まれたなら知らない人がいないくらいの偉人。
赤い髪をボサボサにして、乱雑に紐で束ねて、ひょうたんで水をガブ飲みしている。
子分達も柄の悪そうな姉ちゃん達が多い。
ただ腕っぷしが強そうな人が多かった。
「あれが将来私達の上司になる織田信長様……うつけね」
「うつけ者でーす」
「あれは無いわね」
萌衣姉さん、美虎、散華の3人はそう評価したけど、秀吉は、
「ああいう人が大物になったりするんじゃないだろうか」
と、何かを感じ取ったらしい。
織田信長との縁が繋がってくるのはもうしばらく先の話である。
次の話から文字数を増やせるように頑張ります。
無理そうなら1話3000文字ペースに戻しますがご了承ください。