戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「ふん!」
スポン オギャァオギャァ
風情もへったくれも無いけど、陣痛が来ていた萌衣姉さんはある程度陣痛による腹痛にこらえていると、産まれるって叫んで踏ん張ったらズルリと元気な赤ん坊が産まれてきた。
腹式呼吸とかで時間をかけて出産する印象が俺にはあったけど、この世界の女性は強いので、出産に関しても全員こんな感じで赤ん坊を産むらしい。
というか力む時に鉄の棒を握っていたけど、くっきり手形が棒に窪んでいて、どんだけ力込めたんだよ……と若干引いた。
流石プロテインで強化された肉体である。
産まれてきた子供は女の子。
家名は母親のを基本引き継ぐので、萌衣姉さんの茂部家の子供としてこの子は育てられる。
まぁ家名は出世や婚姻でコロコロ変わるのでね。
「名前どうしようか」
「後々元服した時に引き継げる名前がいいよね……うーん……晃(ひかる)なんかどうだろうか」
「晃……いい名前ね!」
ちょっと男っぽい名前だけど、この世界は男でも女の子っぽい名前の場合もあるし逆も然り。
女の子だけど茂部家を継いでいくなら足軽……いや、武士身分になってくるし、カッコいい名前の方が良いだろう。
なおこの子は元服後に成晃(なりあき)という名前になっていくのであった。
「豊作だ!」
田んぼには稲穂が金色の絨毯の様にぎっしり実をつけて収穫されるのを今か今かと待っていた。
俺の田んぼだけでなく中村全体の田んぼが基本大豊作で、俺の教えを聞かないで肥料を投入しなかったり、草取りをサボっていた家の田んぼでも例年の2倍ほど。
言うことを聞いていた家は3倍の収量となり、村全体でお祭り騒ぎである。
「英聖の言うことを聞いていてよかった。農書には他にも作物のことが書かれていたが、麦や大豆は分かるが、菜種というのはなんだ?」
「ごまよりも油が大量に採れる野菜ですよ。収穫した田んぼに種を撒けば、来年の春に収穫することができますから」
「油が採れる野菜か……うん、英聖の言うことに今まで間違いは無かったし、是非とも村全体でやろう! 油を売れるようになれば村は更に栄えるからな!」
その菜種の絞り粕をいただければ、俺が飼育している鶏の餌にもなるのでありがたいし、茎とかはおひたしでも美味しいのでね。
村にとっても悪いことではない。
更に今年は収穫の際に秘密兵器を投入した。
テッテレー、人力稲刈り機……かりとり君。
お値段1台2万円。
それに見合う性能で、正条植えの田んぼでは稲が一定間隔で植えられているので、このかりとり君を使うことができる。
かりとり君はイメージ草刈り機の刃の部分がハサミの様に刃が出ていて、前に押し出すことで稲が刃に当たって切断され、一気に刈り取ることができる。
これだと草刈り鎌でしゃがみながら稲を刈る必要が無く、立った状態でいっぺんに3束くらい刈れるので効率が段違い。
藤原3兄弟も収穫作業を手伝ってもらったが、このかりとり君に感銘を受けて、収穫後からは早速かりとり君のコピーをすると意気込んでいた。
仕組みは単純なので近しい物は出来なくはないだろう。
1反収穫したら砥石で研ぐ必要があったりするだろうが……。
「なるほど、整った植え方……正条植えにすることで雑草取りを楽にして、収穫時にもこの農具を使うことで楽ができる……収穫量も変わるし、最初に手間をかける分だけ後が楽になるのであればやらない手はないな!」
「それに村長、正条植えにしておけば稲が倒れることが減るのと、鯉の稚魚を水の張った田んぼに放てば虫を食って大きくなり、鯉が泳いで地面をかき混ぜるので雑草が生えにくくなるんですよ。あと鯉の糞尿が稲の肥料にもなって」
「その様なやり方が!」
鴨を使った農業方法はあるけど、鴨の数を用意することは難しい。
真鯉だったら川で罠仕掛けてれば取れることが多いし、泥臭いのも、真水で泥抜きの方法を教えれば良い。
手押しポンプで井戸水の汲み上げが楽になったし、泥抜きに必要な清水を用意するのも今だったら楽だろう。
何より錦鯉みたいに色鮮やかでない選別で外れた鯉の稚魚であればネット販売で250尾2700円で販売されていたので、数を用意することができるし、一定数ため池に放流しておけば毎年数を増やすことができる。
1回用意してしまえば毎年鯉の放流ができるので、コスパがめっちゃ良いのである。
中国とかだとサワガニのデカい奴を田んぼに放流するっていうことをしていたりもするが、日本の気候には合ってないのでこれはできなかったりする。
「うむむ、正条植えの利点が多いことはよく分かった。村役の間で話し合って、田んぼの形を整えることを議題に挙げてみよう。上手くいけば更に収穫量は上がるんだろ?」
「はい! 収穫量は更に上がりますし、野分(台風)で稲が倒れることも少なくなるかと」
「うん、英聖も会合に参加して説得を手伝ってくれ」
「それはもちろん」
そんな会話を村長としたが、うちの田んぼの稲刈りは去年より面積が1.5倍の6反分だったが、5分の1の時間で収穫作業は終わり、今年は21石分の米を収穫することができたし、ジャガイモやカボチャといった野菜類もちゃんと収穫することができた。
料理の幅が確実に広がったし、栄養バランスの改善にも繋がり、俺達は更に肉付きが良くなるのであった。
「木炭は普通の山の村から購入した方が安いか?」
今まではネット通販で炭を出していたけど、この世界の炭の値段は1俵(30キロ)で30文くらいが相場……なのだが、品質がバラバラで、しっかり炭になっていない不完全燃焼品があったりして、火力が一定にできる俺が生み出す炭を藤原兄弟は重宝していた。
ただ値段は戦国時代の炭の方が安い。
クズ炭10キロ1500円……30キロだと4500円。
1文が120円くらいだから30文だから3600円……輸送の手間賃とかを考えればあんまり変わらないか?
ちなみに薪は馬が1頭で運べる量……120キロくらいで30文で売られている。
「うーん、馬借(馬を借りること)が積荷の代金の1割だから薪だと5文プラス餌代15文で1日20文くらい」
近くの馬借から馬を借りて薪を売っている山の村を3往復したら1頭で110文で360キロの薪が運べる。
薪から炭に加工すると20%残ることに鳴るから、360キロのうち72キロ。
炭2俵と3分の1……70文くらい。
(若干損になるか?)
でも俺がいない時に炭の供給が止まると藤原兄弟も困るし……。
「よし、多少損しても長期的な得を取れだ!」
俺は村で炭焼きをしている家を訪ねるのだった。
炭焼きをしている家は中村でも貧農の身分で、他所から薪を買ってきたり、裏山の木を切り倒して、薪を作り、それを炭に焼いて村に供給していたが、売上は微々たるものであった。
「炭焼き窯を増設するから炭の供給量を増やさない?」
俺は炭焼きをしている一家にお願いをしたのである。
「英聖、そう言っても、炭焼き窯はそう簡単に作れる物じゃないぞ。うちでも1基を修復しながら使っているけど……」
「1回で10キロ近く炭を焼ける小さめの窯だったら何個か作ることができるから、それで数を焼けるようにして、お金を貯めて大きな窯を作らないか?」
「お金を貯めるって……窯をつくるのに10貫はするんだぞ……そんな金は直ぐに貯められないよ……」
渋っていくが、俺としては炭焼き職人のこの一家に炭を数焼いてもらいたい。
多少損して得を取れ……俺は設備融資をするから、それで炭を沢山作ってくれとお願いした。
ドラム缶を使った炭焼きも考えたが、とでもではないが、量は作ることができない。
だったら窯数基分融資して沢山炭焼きをしてもらったほうが良い。
お金に関しては鶏や米を売却したので今ならある程度手元にあるし……。
「そこまで英聖が言うのなら」
「よし来た!」
俺はなるべく窯の値段が安くなるように、資材はネット通販で取り寄せてしまい、大工に効率的に燃焼する登り窯の設計図を見せながら窯を作らせる。
登り窯というのは階段上に窯を連結させることで熱が上えと登っていき、効率的に燃焼させられる窯のことである。
高温になるので、炭作りだと金属の様な音が鳴る高級な炭を作り出すことができるのである。
それには耐火性レンガが必要だったり、登り窯の技術を応用すれば質の良い焼き物を作り出したりすることができるが、まずは炭からである。
焼き物作るとなると職人を呼び寄せる必要があるけど、陶器作ってる職人なんてこの時代激レアだし……西国の方に多いとは聞くけど……。
そんな感じで俺が音頭を取りながら作っていき、冬になる前に完成。
炭焼き職人の一家は最初は慣れない窯に苦戦していたが、試運転を繰り返すごとにコツを掴み、1回の燃焼(約3日かけて)で炭を1トン近く作り出すことができるようになった。
ちょうどその頃大豊作だったから村で労力になる馬や牛を10頭くらい購入することになり、その馬を借りて薪を近くの村々から大量購入して、一気に炭を作り出して、うちの藤原兄弟に卸すというサイクルが出来上がった。
こちらからは代金として米や野菜などの現物で支給し、残った炭を町に売りにいってお金にし、そのお金を馬を借りた家々に支払うという感じ。
質の良い炭を安く大量にゲットすることができて俺は鋼を作る時は砂鉄を中心に供給すればよくなったから炭代金が浮いて満足。
炭職人の家は大口顧客ができて生活が安定。
村としても質の良い炭を手に入れられるようになったし、馬を貸すので少しではあるが現金収入が得られる。
3方得である。
そんなわけでネックになっていた炭の値段を抑えることができたのだった。
あと登り窯を作る練習ができたから将来陶器を作れるようになったら、金稼ぎできる下地を作っていった。
孕みたい孕みたい連呼していた散華さんも、萌衣姉さんとボテ腹セックスしていた時くらいに受胎したらしく、妊娠検査キットを使ったら陽性反応が出ていた。
おめでたである。
散華さんの実家に俺が娘さんを孕ませた事の報告に行くと、
「茂部家の家臣として身分が安定するし英聖君なら出世できると思うから娘をバンバン孕ませていいから。何なら茂部家の養子として育ててくれるのであれば文句の付けようが無いけど」
とのことだった。
養子にするしないはまだ決めなく、とにかくお腹の子供がちゃんと産まれてきた七五三を過ぎてから決めることにする。
「むう……私も子供欲しいでーす!」
「英聖、私も」
「2人はもう少し体が大きくなってからでも良いんじゃない?」
できたら仕方がないけど、秀吉と美虎はなるべく外で出す回数が多かった。
あとオギノ式で妊娠しやすい周期を逆算してなるべく当たらないように……。
それに道場に通ってもいるので、クタクタになった日は交わって無いし……でも秀吉に子供を早めに作らないと、老害フラグ建てることに繋がるから、秀吉の未来のためにも子供を作らないと……。
道場に通い始めて1年……俺は元から師範に可愛がられていたが、秀吉もメキメキと成長して師範に教えてもらうようになり、最近では組手も師範代達とするようになっていた。
師範代の人達からは、
「若い男の子と相撲で体が触れられるの役得過ぎる」
「ああ、逞しい男って春物(エッチな本)に出てくるだけだと思ったけど、実際にいるなんて」
「まだ年若いのに素晴らしい肉体……押し倒したい」
30代半ばの女性達の欲望の声が聞こえてくる。
いや、皆美人さんだけど、嫁は自分で選びたい派だから……師範から種牡馬代わりに師範代達に種撒いてくれないって言われたことあったけど、マジカルチンポだからハマってしまったら大変なことになりそうだし……。
そんなこんなで1546年も過ぎていくのであった。