戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
俺が信長様に商品を送り届けてから数日後、再び綺麗な信勝状態に変装した信長様が池田さんと森さんを引き連れて俺の家にやってきた。
「英聖、お前のおかげで大金が手に入ったぞ」
「それはよかったですね……自分の取り分は幾らになりますか?」
「買い集めるのに幾ら掛かった?」
「だいたい100貫も掛かってないですよ」
「そうなのか? いや、稼げたことは事実だ。800貫……運ぶと重いから金や銀で払おう」
「ありがとうございます」
というわけで700貫分の金と銀……粒金1両(16グラム)で2貫分なので、500貫分250両(約4キロ)と棒銀を幾ら渡してくれた。
重さだけなら凄い量の金銀であるが、戦国時代の金銀は抽出方法がまだ確立される前であり、金の品質は現代で言うところの12金……金含有率50%といったところだろう。
これネット販売では買い取ってくれない金であり、銀も同様に品質は低い。
それでも商人との取引には使えるのでありがたくいただく。
信長様はお陰で5000貫以上儲けることができたとホクホク顔をしていた。
ちなみに現代の1億円がだいたい800貫で、1回の合戦の必要資金が1000貫と言われている。
信長様は俺に支払ったのを除いても4回戦ができる資金を稼げたのだからホクホクなのであろう。
「これだけあれば僕の美少女集めが捗る」
ズゴっとコケてしまったが、森さん曰く、信長様は人材コレクターでもあり、美少女を集めて部下に加えて、イチャイチャするのが好きなのだとか。
(確かに取り巻きの人も美少女が多かったからな……)
史実でも確か美少年集めて親衛隊作っていたって記録に残っていたし……森蘭丸とか前田利家とイチャイチャした逸話も残っているし。
(ま、まぁ稼いだお金の使い道は人それぞれだし、人材に投資するのは悪くないもんな……)
俺は口にすることはしなかった。
「それと茂部だったか。家長の」
「は、はい!」
萌衣姉さんが信長様に呼ばれた。
「おばさん(俺の領主様)には話は付けた。茂部家一同は以後織田信長の直臣だ。僕が元服したら色々動いてもらうからそれまでは高価な品を集めて再び僕の下に持ってくるように。相応の利益は渡すから」
「はっ!」
萌衣姉さんは信長様に頭を下げる。
ただ信長様には売る回数が頻繁にあると値崩れを起こしたりするので、商品を変えたり月に1回程度にしないと不味いことも説明する。
「うむ、頻繁にやれば商人が他所に売りつける前で、銭が集まってないだろうからな。月に1回くらいがちょうど良いだろう」
「理解していただきありがとうございます」
「そうそう、高価な品を集めてくる英聖のことだから鉄砲とかを取り寄せる伝手は無いか? 高価な品だが、役に立つと僕は思っているんだけど」
「鉄砲の仕入れはできませんが、鉄砲を扱った戦術や活用法については異国の本を手に入れて勉強していましたが」
「本当か!」
「はい、ただ実物の鉄砲を幾らか手に入れたいのですが……足軽の自分らだと職人に相手されないので……」
「うむ、鉄砲は部下を走らせて仕入れさせている。何丁が購入するから次の商売の利益から引く事になるが、鉄砲を融通しよう」
「ありがとうございます。知り合いの鍛冶師にも協力してもらって鉄砲を作れるようにしても?」
「ああ、それは是非してくれ。鉄砲の量産ができるようになったら……そうだな……功績で鉄砲隊を作らせても良いな」
「部隊を持ってもよろしいのですか!」
「ああ、男だから周りから色々な目で見られると思うが、うつけの私の部下ってなれば周りも文句は言えないだろうし納得するだろう。励めよ」
「はは!」
どれぐらいの規模になるか分からないが、多分100人くらいの部隊長ともなれば身分は足軽大将よりも上の侍身分になるだろう。
そうなれば名字をもらうこともできるかもしれない。
萌衣姉さんより上の立場になれれば色々動きやすいし、より意見具申もしやすくなる。
出世の道が開けてきた。
(出世できれば更にできることが増える。やれることが増えれば秀吉や萌衣姉さん達、子供達によい暮らしをさせてやることができる。やってやる……やってやるぞ!)
俺は更に気合いを入れるのだった。
信長様から報酬をいただき、これである程度金策サイクルを生み出すことができた。
藤原兄弟に刀を作ってもらい、それをネット販売で現金収入をゲット。
その現金で信長様が欲している様々な商品を購入からの転送。
信長様が商人相手に売却して、その利益の一部を俺が貰い、銭や金銀をゲット。
貰った金銀や銭で刀や武器を購入したり、農地を上司の許可を貰って利権を購入したり家臣が住む家や倉庫の建設費用に使えば……。
(にひひ……)
帳簿を見ながら笑みが溢れる。
「悪い顔してるよ英聖」
「いやぁ秀吉。笑いが止まらないって……商品を回すだけでお金が入ってくるし」
「そのお金で更にお金を産むようにしないとね」
「そうだな」
秀吉も少しずつだけど育ってきたな。
今までは胸は膨らみかけだったけど、今はちゃんと山になっているし、下半身もムチムチしていて前よりも抱き心地が良くなった気がする。
力の方も強くなって、大木を斧で時間もかけずに1人で切り倒せるし、米俵を2つ両肩に乗せて運んでいる姿をよく見かけた。
剣術の腕は俺の方が上だけど、パワーは秀吉がうちのメンバーだと一番強くなっていた。
萌衣姉さんも1対1の相撲だと秀吉に負け越しているし……木に張り手をしたら手形が木の幹にくっきり陥没していて、道場の門下生からも恐れられていたり。
史実の秀吉って武芸に関しては聞かなかったけど、この世界の秀吉は文武両道のスーパー秀吉に成長している気がする。
まぁ夜は俺の全勝だけど。
「今年も田畑は豊作な感じだけど、最近大豆を使って何かを作っているけど何を作っているの? 味噌を作っているわけじゃないけど」
「ああ、神様の品を再現して黒色液体……醤油を再現しているんだ」
「あ、あの色々な料理に使うと美味しいタレだね?」
自家製醤油作りを俺は始めていた。
材料は味噌麹を作る時に出る麹にネット通販で買った醤油麹をブレンド。
それに塩と水である。
酒樽を用意して、その中に麹を入れて涼しい納屋の中で毎日かき混ぜながら育てる。
だいたい半年過ぎれば醤油が出来上がるので、樽から醤油を掬って、瓶に詰めていけば完成である。
失敗しても大丈夫なように1斗樽を3つ用意し、育ててきたが、1つ失敗してしまったものの、2つは無事に腐らないで醤油になることができた。
醤油は戦国時代にはまだ無い調味料で、この頃の調味料はほぼ味噌のみ。
あとは塩と酢くらいで偏っている。
調味料類はネット通販で購入しても良いけど、作れるやつは作って、作り方をレシピ本にしていたりする。
広い領地を貰って、兵を自前で持てるようになったら、調理隊を作って、日常や戦場でも美味しい食事が食べられるとなれば士気が上がるし、沢山色々なものが食べられれば人々の肉付きが良くなる。
信長様じゃないけど、巨乳の女性が周りに増えれば目の保養になるし……。
まぁ作り方を纏めて、専門の職人を育ててしまえば、ネット通販より安い値段で手に入れることができるっていうのが大きいけど。
神様方からも転生する際にこの世界をよりよい日ノ本にしてくれって頼まれているし……自身の欲望も満たされて一石二鳥である。
「醤油の他にも色々作ったよね。ジャガイモから片栗粉を作ったり……高価なみりん酒も作れるとは思わなかったよ」
この時代にもみりんはあるのだが、滅茶苦茶高価で庶民では手に入れられないくらい高い。
理由としてはみりんを作る技術を持っている寺が権利を独占していて、暴利を貪っているからである。
それに貴重な甘みを感じる酒として料理に使うのではなく、そのまま飲むのに使われていて、調味料扱いではなかったのである。
現状酒を作る人員が揃ってないので、みりんのアルコール部分を担保する原料の酒(米焼酎)はネット通販で買っているが、それに蒸したもち米と色々な料理に使える米麹(自作)を混ぜて密閉した容器で1年寝かせることでみりんとなる。
最近仕込んだので、ある程度の量が用意できるのは来年になるから、今はみりんもネット通販頼りだけど。
おちょこ1杯80文もみりんはするんだもん。
ネット通販か作ったほうが断然安いし……。
同様な理由でジャガイモから片栗粉を作ったりもした。
片栗粉も薬扱いで高いし……ジャガイモと片栗粉で芋餅作ったら皆美味しいって食べてくれて、うちでは定番のおやつになったが……。
そんな感じで自家製できる調味料とか食材の使い方を将来広い領地を手に入れた時の為に勉強するのだった。
ちなみにうちで作った新しい作物は村役の人に教えて、種や苗が欲しい人には譲っているし、下人になった皆の家族やうちの田畑の手入れを手伝ってくれる人には育て方を教えたりもしていた。
そんな感じで夏が過ぎていくのだった。
散華がボテ腹に妊娠してお腹が大きくなった頃、萌衣姉さんが2人目を妊娠。
まだ授乳中だったけど、晃は萌衣姉さんの乳だけじゃ足りなくて、哺乳瓶で粉ミルクをガブ飲み。
髪も萌衣姉さんの色を引き継いでピンク色でツヤツヤの髪の毛が伸びていた。
きっとこの子は美人になるだろうなって思いながら、晃の頭を撫でる。
そんな中、俺は信長様から受け取った金を更に増やすため、熱田の商人に頼んで畿内の反細川晴元連合の証文を買うように頼み込んだ。
「手間賃として20貫払うから」
「いや、畿内の晴元様と言ったら夏に大勝して今一番勢いのある勢力だから、それに敵対している勢力の証文なんて紙くずになるぞ」
「そうそう、だったら細川晴元様の証文を買ったほうがいいって兄さん」
「まぁ騙されたと思って買ってきてくださいよ。損はさせないので……」
5人くらいの知り合いの商人に声をかけて交渉を行い、うだうだ言いながらも損するのは俺だからと反細川晴元連合の証文を500貫分買ってきてもらった。
さっきから出ている細川晴元という人物はなんなのかという話であるが、畿内(主に京周辺)が混沌の地獄を作り出した原因ともいえるヤバすぎる人である。
まず幕府で多大な権力を有していた細川家で泥沼の権力闘争で勝ち残り、管領(幕府で将軍の次に偉い人)と同等の権力を握ると、暴走を開始。
現役の将軍を3人ほど追放したかと思えば、部下を粛清したり、一揆を扇動して、その一揆を更に別の一揆で潰そうとして制御不能になり、京、大坂(誤字に非ず)、奈良がほぼ全焼。
一向宗や法華宗といった大名クラスの寺領を持つ寺の本拠地も全焼したり……戦国時代が長引いた原因の3分の2はコイツのせいである。
暴れまわったので数年後に報いを受けることになるが、そんな全盛期信長よりも思考回路ぶっ壊れている狂人の反抗勢力が幾つかあり、そこに投資するというのば別におかしいことではないのだが、夏にその細川晴元と反抗勢力が戦をして、反抗勢力が大敗したばっかり。
細川晴元の権威は絶好調なのである。
ただ俺は知っている。
あと2年で部下の三好長慶が暴君晴元を見限って、反抗勢力を纏め上げて、晴元をボコボコにして京から追放することを。
その時の利益は今松平家でやっているマネーゲームの比じゃないほどの利益が転がり込んでくる。
商人連中はこれで俺の予感が当たって儲けが出たら部下になるよって笑っていた。
彼らはおそらく逆の細川晴元側の証文を買うか、言うことを聞いて反細川晴元勢力の証文を買うか……まだ分からないな。
(まぁ俺は大儲けできるから良いけど)