戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
スポーン
散華さんも無事に出産。
この世界の女性は安産が確定しているのか、散華さんなんかは出産時に滅茶苦茶喘ぎまくって、出産の痛みよりも赤ん坊をひり出す事に快楽を感じていた。
ちなみにまた女の子で広(ひろ)という名前を名付けた。
この子も晃と同様にすくすくと成長していくことになる。
散華の出産も終わり、冬が始まる。
道場では俺と秀吉、萌衣姉さんは免許皆伝をいただき、教えることはもうないと言われた。
散華さんも子供の面倒があるし、十分に自衛できるだけの武芸は習えたとして卒業。
美虎と秀長、それに俺の妹の優里の3人は引き続き道場に通いながら鍛錬を続けることに。
2回目の競売の利益で俺の方には1000貫の金銀及び銭が入ってきたので、それを値段が下がっている松平の証文と反細川晴元陣営の証文を購入したり、鉄砲の開発費用に投入。
元々旋盤やネジを作るための道具が揃っていたことや現物の火縄銃が揃っていたことで複製はそんなに時間はかからなかった。
「からくり部分の製造に手間取るが、出来なくはないな」
「出来上がった鉄砲に螺旋状の溝を彫ってもらいたいんですけど……あと銃弾の形をどんぐりの様に」
「ふむふむ……旋盤を使えば銃身に溝を彫ることは可能だが、それで鉄砲はどうなるんだ?」
「弾丸が回転するようになって、弾が比較的真っ直ぐ飛ぶようになるのと、威力(射程距離)が大幅に伸びるよ」
「はえ~よく知っているな英聖は。それも神の国の御告げか?」
「神の国は平和だからそういう武器は無いけど納めてくれれば喜ぶんだよ」
「そうなのか……ちなみに複製した鉄砲1丁で神様は米どれぐらいと交換してくれる?」
「ちょっと待ってて」
藤原兄弟が見守る中、火縄銃をネット販売で換金すると、1丁15万円と表示された。
「米だと15俵くらいになるな。正直神様に納めるだけを考えるなら刀の方が高いけど」
「うーむ……でも信長様は鉄砲の量産を求められているんだろ?」
「そうだね景義」
ただ刀はこっちの世界だと1振り500文程度で買い叩かれるが、鉄砲は1丁10貫で売れるので圧倒的な差がある。
「俺的には両方作って欲しいけど、鉄砲の方に重点置いて欲しい。まぁ刀を1振り作れば鉄砲の原材料50丁分用意できるから」
「弟子を育ててしまえば名を売ることは可能か……よしやろう。それと火縄銃を使う火薬はどうする? 幾らかは仕入れたけど……」
「こっちでも神様からの品で量産できないか試しているよ」
硝石を作るのに硝石塚を作るって言う方法は量産できるようになるのに4年近くかかるし、臭いが凄いので、これは領地を持ってから。
自分達が訓練するため程度の火薬は自前で用意してしまった方が良い。
というわけで、ネット通販を駆使して材料を集めました。
黒色火薬は硝石、硫黄、木炭を75対15対10の割合で混ぜ合わせることで調合することができる。
硝石はネット通販だと硝酸カリウムが売っているのでこれを使うが、量が欲しい時は肥料の硝酸カルシウムと炭酸カリウムをお湯で溶かして濾過すると硝酸カリウムの液体が出来上がるので、これを冷やしていくと硝酸カリウムの塊となる。
ちなみに硫黄は普通にこの世界でも売られているし、ネット通販でも硫黄1キロ2000円で売られているし、硝酸カリウムはネットで500グラム2000円、木炭はこっちで手にはいるので粉末にして混ぜれば……黒色火薬1キロはだいたい4500円くらいで出来上がる。
火縄銃で1発に必要な火薬の量産は3グラムなので、333発分、1発の火薬の値段は13円前後と自前で揃えればこれくらいの値段になる。
実際に作ってみたが、火の粉とか万が一爆発したら怖いので滅茶苦茶慎重に作ったが、ちゃんと火縄を導火線に火薬玉にして破裂させたら爆発したので出来上がったことは出来上がった。
火縄銃でも動作手順を何度も確認しながら的に向かって撃つと、弾丸がちゃんと発射され、50メートル離れた的の端に着弾。
耳栓をしていたから大丈夫だが、破裂音は結構するな。
実際に撃ってみて、問題点を洗い出し、以後は練習あるのみ。
膝立ちの状態で、銃床を肩に当てて、射撃してみたり、射撃はしないけど肩に当てての撃ち方を練習したりしていく。
美虎達が道場に行っている間に、秀吉と萌衣姉さん、村で鉄砲の練習をしたい若者を男女関係なく誘ってくり返し鍛錬を続けた。
1日30発以上放つ練習をしていたら流石に練度も上がってきて、100メートル以内の的なら確実に当てられる様になり、鹿狩りとかでも使えるくらいの練度になってきた。
そして螺旋状の溝を彫った火縄銃とどんぐり状態の弾丸も完成して、試射を皆が見守られながら行なったところ、250メートル以上離れた場所に置かれた剣道用の防具に直撃して、防具は当たった瞬間に弾け飛んだ。
周りの皆が駆け寄って防具を見ると、正面には穴が空いていて、その衝撃で弾が歪み、貫通する箇所には当たった箇所よりもデカい穴が空いていた。
「これ、人に当たったらひとたまりもなくないか?」
「絹で作った服なら弾丸に耐えることができるけど……金がかかるからな……」
「これは戦が変わるね」
正義、俺、秀吉の順に感想を語る。
「正義、これ量産するとしたら月で何丁作れる?」
「今は月10丁が限界だけど、弟子達が慣れてくれば、月30丁は溝彫り込んだやつができると思うぞ。弾丸は毎日200発は現状でも作れる」
「信長様に今度見せてくるから、予算無制限で火縄銃量産してくれ。弟子達の育成も頼む」
「ああ、わかった」
1547年にライフル火縄銃が完成することになるのだった。
「一見すると普通の火縄銃だけど……英聖の抱えている職人が作った銃だと違うの?」
「はい、射程距離が3倍になります」
「よろしい見せてみよ」
信長様に報告に行くと、城の敷地内で射撃することに。
距離的に200メートルくらいしか離れてないけど、俺が放った銃弾は的に穴を空けて、見事命中。
3回繰り返したが、3回とも的に当てることができて、俺だけでなく、一緒に呼ばれた秀吉と萌衣姉さんも試射で的にちゃんと当てていた。
「辞め……信長様これは……」
「ええ、雨の日では使えないけど、十分兵器としては使えるわね」
ライフル火縄銃だと弓の届かない距離を殺傷することができるため、その優位性は絶大である。
ただ数を揃えて撃たないと効果は半減するとも伝える。
「よろしい……英聖」
「は!」
「あなたを鉄砲隊隊長に任命する。それに名字も与えるわ。木下とこれから名乗りなさい。そして木下秀吉、木下萌衣の2人も侍の身分を与える。旦那と一緒に部隊を指揮しなさい」
「「「はは!」」」
歴史の修正力か秀吉がいるから分からないけど、木下の名字に俺達は成り、足軽大将すっ飛ばして侍の身分が与えられた。
領地は与えられなかったが、俺達3人は給金として年5貫が約束されたし、馬に乗ることが許された。
下っ端だけど一応武将と言える身分に成り上がることに成功。
あと足軽を100人指揮する権利も与えられた。
信長様は各地の武家の次女三女を集めているので、即応部隊の500名は常備兵である。
その常備兵のうちの100名の指揮権が与えられたのである。
めっちゃ期待されている!
「信長様! その様な身分のわからぬ足軽を一気に引き上げれば各所からやっかみが……」
「平手の婆、それをはねのけられると余は彼らを買っておる。その特殊な火縄銃は1丁幾らで仕入れることができる?」
「1丁8貫……数を注文してくれるのであれば5貫までは値下げしましょう」
「ならばよし! 備蓄も含めて500丁注文する」
「2年以内に納入できるように努力します。更に生産量を増やすようであれば職人を紹介していただき、工房を拡大できれば……」
「うむ、余の名前を出して職人を引き抜くことを許す。励めよ英聖」
「は!」
次は部隊の掌握と訓練か?