戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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第二次小豆坂の戦い

 年が明けて1548年……俺は12歳に成長。

 

 身長も神様からの健康チートのおかげか、プロテインや乳製品を取りまくったおかげか、最近成長痛が始まり、オスグッド(膝のところがボコッと膨らむ成長痛の一種)が出来たり、夜寝ているとポキポキと音が響くようになった。

 

 俺だけでなく秀吉の膝からもそんな音が響いているが。

 

 そのため、去年から8センチも身長が伸びて、現在の身長は163センチ。

 

 萌衣姉さんが165センチなので、もう少しで追い抜けそうである。

 

 散華さんは160を少し超えたところで身長が伸びなくなったが、胸は相変わらず大きくなっている。

 

 今Dカップくらいだろうか? 

 

 家内の身長順だと、萌衣姉さん>俺=秀吉>散華=美虎>熊五郎>秀長>優里って感じ。

 

 ちなみに信長様は萌衣姉さんと同じくらいの身長で、知り合いで一番背が高いのは毛利新介が175センチくらい。

 

 モデル体型だし、顔立ちも宝塚にいそうなイケメン女子だから毛利は周りから人気あるんだよなぁ……おかげで毛利を抑えていれば、周りが俺の言うこと聞いてくれるから楽だけど。

 

 さてさて、年明けから本格的な射撃訓練を開始。

 

 信長様は訓練として消費する火薬の量の値段を聞いて、相変わらず高いなぁって呟いていたけど、俺は信長様に稼がせてもらっているのでと、火薬代金は持つと約束。

 

 俺のネット通販のチートを使って調合を自前で行えば、100人いる部隊の1回の訓練費用は1万円ちょっとで済むし……。

 

 どちらかと言うと、部下に振る舞うカレー代の方が高かったり。

 

 集団行動と鉄砲の扱いや仕組みをしっかり叩き込んでから射撃訓練を行なったので、2日に1回行う射撃訓練で、10回目までは事故0。

 

 11回目に整備不良で銃身が破裂する事故が発生したが、大怪我にはならず、腕を火傷する程度で済んだ。

 

 消毒や患部を冷やしたりと適切な処置をしたおかげで負傷した部下も数日後には訓練に復帰できたし、整備を怠れば怪我をすると部隊を引き締める結果に繋がったので良しとしよう。

 

 訓練して分かったが、火縄銃の銃身寿命はおおよそ500発から800発。

 

 ちゃんと整備していれば若干耐久性は上がるけど、それ以上放つと銃身に亀裂が入ったり、歪みが出てきたりと危うくなる。

 

 特に発射機構の火縄銃を落とす部分の劣化が早く、交換できれば1000発は持つかもしれないが、いつ暴発してもおかしくない銃となってしまった。

 

 そうなった銃は信長様と相談して競売の際に少し安く商人に卸して売却してしまい、新しい火縄銃の購入資金へと充てることにしたのだった。

 

 1ヶ月もすると、100メートル以内の距離であれば的に当てられるようになり、集団による一斉射撃も様になってきた。

 

 そこに射撃感覚を短くすることができる早合(はやごう)という紙の中に1発分の弾薬を入れておくことで火薬の分量調整の手間を省き、射撃間隔を短くする方法を普及。

 

 更に製造を担当している藤原兄弟と強力して、火縄の素材を雨でも着火しやすい木綿に変えたり、火皿が雨で湿気らないように革製の雨覆いを開発したりして、俺の知識と藤原兄弟の技術力で火縄銃の欠点を潰していった。

 

 職人の誘致に関しては秀吉が大活躍。

 

 俺だと男で舐められるからと秀吉に動いてもらったのが功をそうして、持ち前の人たらしの弁舌で相手をその気にさせ、火縄銃1丁製造すれば莫大な富が手にはいるという金も交渉に使ったりして30人くらいの鍛冶師や細工師、木工職人を引っ張ってきた。

 

 藤原兄弟が音頭を取り、道具の使い方を前年度から弟子入りしていた者達に新しく来た人達に説明させて、最初の2ヶ月は生産性が落ちたが、職人達が鉄砲の生産に慣れてくると、工房で働く人数が45人くらいに増えたし、工房の規模が大きくなったことで、生産量は3倍に。

 

 今まで月産30丁だったのが3倍の90丁まで量産できるようになり、量産効果で値段も4貫で織田家に卸すことができるようになっていた。

 

 信長様は相変わらず競売で毎回5000貫近くの儲けを出し続けて、部下の育成や商人への投資、火薬の調達などに精を出していた。

 

 今でも町に出る際はうつけスタイルを続けているが、熱田や津島の商人はそんな信長様を見ても競売や投資をしてくれるので、支持は絶大なものになっていき、信長様並みに金銭感覚を持っている母親の信秀様からも信長様が後継者で問題ないしと、後継者として政務の一部を回されるようになる。

 

 ただ信長様を慕う家臣以外は鉄砲の部隊を作ったり、鉄砲を買い込んでいることを高価な玩具と見なして馬鹿にしたり、普段のうつけ姿を見て、重臣達からの支持は低かった。

 

「言わせたい奴には言わせておけば良いよ。それよりも英聖の部隊の練度は素晴らしいね……この部隊を複数持つことができれば……」

 

「信長様の親衛隊にもこちらから足軽組頭の者を派遣しましょうか? 訓練のやり方を叩き込んでますので、教えることは可能かと」

 

「うん、森や池田、佐久間の部隊に人員を送ってくれ。尾張は弱兵って言われるくらい個々の兵の質は弱いから、集団の軍としての際で勝つしかないからね」

 

「は!」

 

 森さんや池田さん、佐久間さんといった信長様直属の家臣の方と交流しながら、各部隊の練度向上が図られるようになるのだった。

 

 

 

 

 3月になり戦の時間です……。

 

 信長様は信秀様より尾張の留守番を任され、信秀様が1万の大軍を率いて出陣。

 

 今回の出陣は前に降伏させた松平家が織田方の親族を粛清して独立を狙った戦であり、これを勢力拡大のチャンスと今川が1万5000の援軍を今川義元の軍師である太原雪斎という化け物婆さんを援軍の大将として送り込んできたのである。

 

 織田軍1万対松平今川連合1万8000の戦である。

 

「私達は留守番になってしまったわね〜」

 

「そうですね森さん」

 

「まぁ部下の訓練がまだ行き届いてなかったから、中途半端な状態で戦になるよりは良いけど……信秀様は戦上手だから今川の大軍でも勝てるわよね?」

 

「自分の考えを言っても?」

 

「ええ、英聖の考えを聞きたいわ」

 

「兵数で負けてますし、松平は不穏分子を粛清して今川方に統一。更に今川は名将と名高い太原雪斎殿です……厳しい戦になるかと」

 

「あら、私だから良いけど、他の人の前でそんなことを言ったら斬られるわよ」

 

「まぁ話は続きがあります。戦で負けた場合を考えて策を張っていますのでお楽しみに」

 

「ふ~ん、英聖は何か仕込んだのね。お手並み拝見かしら〜」

 

 

 

 

 

 

 織田軍と連合軍は上和田という場所付近でにらみ合いとなり、前線は膠着。

 

 一方で美濃方面は斎藤道三と和議が成立したことで、信長様は帰蝶という斎藤道三の息子と婚姻することになったのだが……

 

「何なのさ! あの男は!」

 

 久しぶりに信勝状態……小綺麗にした状態で家にやって来た信長様はぷりぷり怒りながら秀吉が作ったスイートポテトを食べている。

 

 どうしたのですか……婚姻して幸せになったはずじゃあって聞いたところ、

 

「あの帰蝶とかいう男、普段胸をさらけ出して町を練り歩いているような女ははしたなくて女として見ることができないって言われたの! 酷くない!」

 

「うわぁ……初夜でそんなことを言われたんですか……仮にも同盟を結びに来たんですよね?」

 

「あぁ! ムカつく! この芋菓子は甘くて美味しいけど、怒りが収まらないよ。英聖! 何か僕が喜ぶような物はない?」

 

 流石に無茶振りが過ぎると、お付きの池田さんが信長様を宥めるが、せっかくだし信長が好物と聞く牛乳を使って甘い菓子でも作りましょうかって提案する。

 

「ほほう! 僕が牛乳好きって誰から聞いたの?」

 

「自分の部下に信長様の側近で働いていた毛利新介って者がいて、彼女がうつけの格好をして町を練り歩いていた時に牛の乳を信長様が喜んで飲んでいたって聞いたので。森殿も同様に言ってましたが」

 

「確かに牛乳は好きだけど、この家には牛を飼ってない様だけど?」

 

「牛乳を粉末にして長期保存する技術がありまして……あんまり量は用意できませんが、お土産で粉末牛乳持ち帰ります? 抹茶も一緒に混ぜて飲むと美味しいですよ。今作るので少々お待ちを」

 

「うん! 楽しみにしているよ!」

 

 今夜嫁達と食べようと思って作っていた牛乳寒天(みかん入り)と粉ミルクと抹茶の粉、それに少量の砂糖をお湯で溶かした抹茶ラテを用意する。

 

「こちらになります」

 

「おお! 白い羊羹!」

 

「寒天という羊羹を作る時にも使う粉と粉末牛乳、それに抹茶と砂糖を少々加えた飲み物で異国だと抹茶ラテと呼ばれています」

 

「抹茶らて……面白い名前だな。どれどれ」

 

 信長様は抹茶ラテを飲むと美味! と叫ぶ。

 

 そのまま牛乳寒天を食べ始めると、こちらも美味しかったようで満足げの表情を浮かべた。

 

「うむ! 牛乳の甘さを感じるし、甘くて美味しい! 満足!」

 

「それなら良かったです」

 

「しっかし英聖は珍しいものをよく集めてくるな。それがこっちの戦力増加に役立っているから文句は無いが」

 

「そうですね……あと銭も集まってきましたし、また面白いことを今度やろうと思うので期待していてくださいな」

 

「うむ! 面白いことをする者は好きだぞ……それに」

 

 信長様は俺の顎をクイッと上げると、

 

「うむ、顔も整っておるからな。そう遠くない未来だな」

 

「何か言いました?」

 

「何でもない。さて、留守を長くすると平手の婆が怒るからな。これで僕は帰るよ。何かあれば池田に伝えるように」

 

「は!」

 

 嵐の様に信長様は帰っていくのだった。

 

 

 

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