戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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30話 抱かれる信長様 束の間の平和

 一旦家に帰ってから、今回の功績で織田信長様含めて側近の森殿と池田殿を抱くことについて秀吉や萌衣姉さん達に説明すると、逆に彼女達は大出世じゃんと喜んでくれた。

 

「強い男に抱かれるっていうのは次世代を残す上で重要なことだし、私や散華が赤ん坊を産んでるから種には問題ないってことにも繋がってるし……主君の信長様が抱いてほしいって言われるのは物凄く名誉なことだから私達には気にしないで抱いてきなよ」

 

「そうでーす! 主君を抱いた男と肉体関係があるっていうのも私達の出世にも繋がるので、是非とも英聖には信長様を満足させてあげて欲しいでーす!」

 

 萌衣姉さんと美虎は大喜びで俺を送り出そうとするが、秀吉が、

 

「ただ気になるのは帰蝶様の扱いだね。本人が抱かないって拒絶したことを広めれば美濃との同盟関係が解消される可能性があるし……そうなると面倒くさいことになるんじゃないかな?」

 

 と、外交的な視点で指摘してくるが、今回明確に悪いのは抱かない選択をした帰蝶側であり、信長様は悪くない。

 

 詫びを入れるとした斎藤道三側である。

 

「信長様もその点は考えていて、多分子供が産まれてある程度多くなったらき、斎藤道三側に人質を互いに交換してから婚姻状態の解消ってことになるらしい。そこら辺は信長様次第だし、俺は信長様を孕ませないといけないんだけどね……」

 

「責任重大だね。頑張って信長様孕ませて、そしたら私も次は孕ませてよ」

 

「頑張る」

 

 美虎も最近になって妊娠の兆候が見られるようになり、妊娠検査キットで確認したら孕んでいた。

 

 今年の秋頃に出産になるだろう。

 

 萌衣姉さんは田植えが終わったくらいに出産かな? 

 

 そうなると孕んでないのは秀吉だけで、若干焦りが見えていた。

 

「秀吉は俺と同じく若いんだから気にしなくて良いよ。それに神様からの贈り物で妊娠しやすくする薬とかもあるし……来年には孕んでるよ」

 

「そうかな? ……そうだといいな! 英聖の子供楽しみにしてるからね!」

 

 秀吉とそんな話をして那古野城に俺は再度向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 那古野城で池田殿をいただいてから、その次に信長様を美味しくいただき、排卵誘発剤も使っての万全の構え。

 

 森さんも後日いただくことになっているので、それは追々。

 

 織田家全体としては三河の松平家が盛大に自爆したので、権威は少ししか傷つくことはなかったけど、それでも戦に負けた事実は覆すことはできずに、岩倉織田家とか清洲織田家の守護代家連中がここ最近怪しい動きをしているらしいが、流石に信秀様に逆らうことはしていないが、信秀様が急死でもしたら、織田家全体が揺れるんだろうな。

 

 三河を大混乱に陥れて歴史が変わったことと言えば、水野家の今川方への降伏がなかったことだろうか。

 

 水野家というのは尾張東部と三河西部に跨る国人衆で、長年織田家と同盟関係を維持してきた家であり、松平とも縁戚関係を結んで、織田家と松平家の橋渡しをしてきた家である。

 

 そこに余所者の今川が三河に入り込んできたことで、明確に織田の方に付くと明言し、史実では今川に攻められて一時降伏したりしていたのだが、三河大混乱で今川も三河に手出しが不可能となったことで織田と今川は自然休戦状態になり、松平広忠が亡くなったことを皮切りに信秀様は今川義元様と和議を結んで、勢力圏を確定させた。

 

 三河が緩衝地になったことで、史実よりも今川は勢力を広げられなかったが、織田も手出し出来ないので、争う理由が消滅し、和議に繋がったのである。

 

 なので水野家の勢力はそのまま織田側の有力な同盟国として残ったのである。

 

「うむむ……秀吉は将棋が上手いな……」

 

「英聖に鍛えられたので負けませんよ! 信長様」

 

 現在信長様は池田殿を引き連れて俺達木下家の屋敷に来ていた。

 

 馬を走らせれば30分で着くとはいえ、結構な頻度で城を抜け出してくるな……この人は。

 

「どうしても城だと素の自分を出すわけにもいかんからな。王手!」

 

「そこは分かってますよ。桂馬が居ること忘れてましたね」

 

「あ……くぅぅ!」

 

 桂馬が飛んできて信長様の銀が取られた。

 

 まぁ流石将来天下人になる者同士での戦い……めっちゃ高度な将棋をやっていて、経験の差で偶に信長様はポカをするが、直ぐにリカバリーしてくるのが凄い。

 

 というか将棋を指しながら雑談できるだけの頭のリソースが両者あるのがえげつない。

 

「そう言えば毛利や服部に勉強を教えているらしいな」

 

「ええ、やっぱり文官としての仕事ができた方が信長様としてもありがたいんじゃないですか?」

 

「うむ……うちの子飼いの家臣達は愚連隊から引き上げた者が多いから忠誠心は高いが……武芸一辺倒の者が多くてな……」

 

 名前が出てきたのは、ここ最近頭角を現してきた服部一忠という少女で、年齢は萌衣姉さんと一緒の今年16歳。

 

 元々信長様の供回り……愚連隊出身だが、物ごしが柔らかい……優等生みたいな感じの少女である。

 

 怒ると滅茶苦茶怖く、部下への鍛錬も厳しいけど、自分にも厳しいので筋を通しているため、周りからの評判はよい。

 

 信長様からも名前を覚えてもらうほどの有望株である。

 

 というか将来有望な足軽組頭の面子と平の足軽でも希望者には勉強会を開いて文字の読み書きと内政を無難にこなせるだけの算術や政務のやり方を教えていたのである。

 

 最初は希望者が少なかったが、毛利と服部が参加して口々に覚えやすいから覚えたほうが良いと言い広めた結果、半数の人達が勉強会に参加してくれていた。

 

 秀吉と美虎、萌衣姉さんの3人も教師側に回ってくれているので、俺への負担はそこまでないけど。

 

「しっかし、英聖含めて木下家は数学者の家庭かなんかなのか? 九九に筆算に算術が便利になるそろばんなる物も開発して」

 

「いや、そろばんは大陸で算盤と言う名で使われていましたからね。それを日ノ本でも使いやすいように改良しただけでして」

 

「でもこのそろばんは便利よ。私や信長様もこっそり使っているけど、計算が楽で助かるし」

 

 池田殿もそろばんのやり方を教えたらすっかり使いこなして、今も書類を片側に置いてパチパチとそろばんを弾いていた。

 

 ちなみに俺も池田殿と一緒に書類を片付けている。

 

 俺だけでなく、散華や美虎も一緒に机で書類を片付けていて、萌衣姉さんは子供達の面倒を見てくれている。

 

 信長様が数学者と言ったのは、戦国時代は九九が一子相伝の秘術扱いなのである。

 

 わざとわかりにくい様にして、覚えるのを困難にさせていたのだが、無駄の極みだし、信長様の家臣で数学者と呼べるような家臣もいなかったので、俺達が皆に教えていた。

 

 最近だと面積の求め方も部下達に教えて、検地や地図の作り方とかも教えていたり。

 

 軍事機密である地図を歩いた歩数や移動した時間と距離で逆算して計算し、時速を求めて、地図を作り、物質の効率的な運ぶルートを求めたり、戦で使う物質の量や補給するための方法の確立するやり方とか……そんなことも教えていたし。

 

 何なら面積を求めるやり方を覚えれば検地だけじゃなくて、砦や城作りにも活かせるし、算術を覚えて、帳簿がつけられるようになれば、どんぶり勘定で生活しなくなるので蓄財して身の回りを整えることができるし……。

 

「それに学のある女の方が男にモテるってことがわかったらしくて、皆必死に覚えてますよ」

 

「現金な奴らだなぁ」

 

 粗暴な女性よりはインテリの女性の方がこの世界の男は安心するだろう。

 

 というか信長様も帰蝶様に粗暴なうつけの面が嫌われて抱かれなかったのに……。

 

 自分を棚上げしている。

 

「大手」

 

「く……くう……詰んでるよな?」

 

「はい、詰みです」

 

「参りました」

 

 秀吉と信長様の将棋も決着し、俺の書類の処理も終わったので、俺は小腹が満たせるようにフライドポテトを揚げて、皆に出すのだった。

 

「ほほう……揚げるという料理は色々美味しいな。芋と塩だけなのに美味しいな! 僕気に入ったよ」

 

 信長様は甘い物の他にはジャンクフード系が好きな傾向がある。

 

 前に作ったハンバーガーとか目を輝かせて食べていたし。

 

 あの時は、

 

「握り飯の様に両手で簡単に食べて、腹に溜まるからあの飯は最高だな! 陣中めしに出来ないか?」

 

 と言われるくらい気に入られた。

 

 というか、俺達木下家の屋敷に来る理由の半分くらいが美味しい料理が食べられるからだろう。

 

「うむ、満足。その芋はサツマイモの様に沢山収穫できるのか?」

 

「できますよ。ただこの芋は小さかったり、芽や茎、葉が毒なので、量は収穫できるのですが、広めるのには注意が必要です。広めるとしたらサツマイモやカボチャからになるでしょうか」

 

「うむ、あの甘い芋や甘い瓜もどきは美味しいからな! 煮物が美味かった」

 

 カボチャの煮付けをそう言えば美味しいって食べていたな信長様。

 

「うむ……農民の生活をまもるのも統治者の務めだからな。食料を増やすのもやっていかなければ……それこそ今川の脅威が無くなった今やるべきか? 領地があるとなると……言うことを聞いてくれそうなのは……前田家とかか?」

 

 ここで前田利家の実家がでてくるか。

 

 ちなみに前田利家は信長様の下に居るらしいが、まだ俺は認知できていなかった。

 

「他だと丹羽家とかか? 言うことを聞いてくれそうなのは……うむむ、どこにやらせるべきか。僕の使える領地が広ければこんなことに悩まないで済むのに……」

 

「苦悩しますね。信長様」

 

「本当だよ!」

 

 そんな会話をするのだった。

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