戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
5月……田植えの時期で中村ではすっかり俺の教えた農法が定着してきたな。
萌衣姉さんのお腹も大きくなってきたし、美虎も少しお腹が出てきた。
子供達もすくすくと育っているけど、母乳の他に粉ミルクを欲しがる分与えたのが良かったのか、周りの同じくらいの年頃の子供達と比べると、発育も良く、背丈も一回り大きい。
晃なんかは最近そこら中を走り回っていて遊びまくっている。
とりあえず丹羽殿には中村から種籾と技術指導員を送ったので、今年は種籾の力で例年以上の収穫にはなるだろうし、ここから灌漑設備だったり乾田ができるように整えていけば来年以降は一気に米の生産量が上がるだろう。
林様にも登り窯の建造に携わった職人や材料は俺が用意して、林様の領地に窯を作り、陶磁器の製造が始まった。
まぁ現状は陶器であるが、火力の出る登り窯で材料の粘土を調整していけば数年後には陶磁器ができるようになるだろう。
信長様も林様に命令して、予算は出すから職人の育成に励めって言っていたし……。
そんな感じで戦もなくのんびりとした時間が流れていたし、その時間を使って常備兵である信長様の親衛隊の練度を向上させていく。
毛利や服部といった使える者はどんどん指揮権限を与えていく。
それに日本陸軍の訓練を参考に(自衛隊の訓練の詳細についての本はあんまりなかったが、日本陸軍の本に関しては大量に市場に出回っているためネット通販で容易に買えた)訓練を行うようにして、スコップを部隊全員に行き渡らせて、即席の塹壕(空堀)を掘ったり、木材を使って即席の柵を作ったりと工兵の様な役割も担えるようにトレーニングを積ませた。
自分の部隊の兵士達にはプロテインを支給したりもしたが、抹茶味が大好評で、皆竹の水筒に抹茶味のプロテインと水を入れてシェイクし、ガブ飲みしていた。
あとは具だくさんのカレーを昼メシとして提供していたこともあり、うちの部隊の女性陣の肉付きが良くなってきたような……。
ちなみに足軽組頭クラスの小隊指揮官は森殿や池田殿、佐久間殿などの信長様の直臣の別部隊にも積極的に派遣して訓練内容の共有が行われていた。
流石に俺の部隊ほど鉄砲の射撃訓練は行えてないが、それでも集団行動で即座に隊列を組み直したり、怪我防止のラジオ体操を普及させたり、腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットといった筋トレもやらせてパワーアップ。
まぁ昼食の支給内容がまちまちなので栄養チートによる筋肉量そのものを増やすまでには至らなかったが……。
そんな感じの日々を過ごすのであった。
信長様は母親である信秀様より一部の政務を任されるようになっても、普段はうつけスタイルを継続していて、重臣の面々を困らせていた。
うつけを続ける理由は、最初は信頼できる家臣を集めることだったが、親衛隊の規模が拡大してからは、将来家督がゆずられた時に敵と味方をしっかりさせることが現状うつけを続ける理由なのだとか。
「僕重臣達からは人望が無いからね。どうしても妹で利口な信行の方が重臣達から人気があってね……まぁ重臣達にとって操りやすいからだろうけど……リーチ!」
今日は木下家の屋敷で信長様がまたご飯をたかりに来ながら、愚痴を言っていた。
重臣……と言っても国人衆出身だったり、信秀様が一応尾張を纏めているけど、権威的には同格だったりする人が尾張には大勢いるので、信長様はそれを整理して指揮系統を一本化したいと思っているのだ。
「信行はなぁ……可愛いから重臣達に甘やかされて育っている故に武将としては良いかも知ないけど、家長をやらせるのは駄目だ。家が傾く」
信長様的にも妹なので会う度に可愛がっているらしいが、順調にメスガキとして育ってしまっているらしい。
「自分達は信長様の味方なので……でも林様とか平手様とかもう少し優しくしてもいいんじゃないですか? 毎回信長様の行動で2人とも胃を痛めていますが」
「うーむ……あの2人も使えるけど信用できないんだよね」
おや、史実の信長様は平手さんを慕っていたっていう解釈が一般的だけど、この世界の信長様は平手さんを信用しきれてないっぽい?
理由を聞いてみると娘が3人いるのだが、重臣の娘ということで信長様に自分の意見を押し通そうとするほど自我が強い人物なのだとか。
あとは信長様が莫大な金を稼いでいると知ると、その金の管理を名乗り出てきたが、明らかに横領するだろうと思って担当から外したら、3人揃って信行様の方に取り入るようになったのだと。
娘がそんな状態なので、平手さん自身は信用しているけど、肉親の情で裏切る可能性が捨てきれない以上信頼できないらしい。
あと林様は信長様と信行様の両方に良い顔をしているし、林様の妹さんは信行様に肩入れしているので、こちらも信頼できない。
「結局は僕の縁で信頼関係を築いていくしかないけどね……はぁ……」
信長様も色々考えている。
「あ、それロン」
「うぎゃぁぁ」
信長様に容赦なく秀吉が麻雀でロンして、点棒を毟り取っていく。
「僕……主だよ。多少はこう……接待してもいいんじゃないかな?」
「それをやると信長様怒るじゃないですか」
秀吉に小言を信長様は言うが、秀吉も反論する。
まぁ信長様は俺や秀吉に将棋や麻雀、囲碁とかで負けることが多いが、時々神憑り的な大勝をするので、トータル成績だとトントンくらい。
4人でやる麻雀だとお付きの池田や森さんがよく飛ばされているけど……。
そんなことを聞きながら過ごしていくのだった。
スポーン
「はは、2回目となると慣れてくるね」
「今へその緒切るね」
「お願い」
6月半ば、梅雨の時期に萌衣姉さんが2人目となる男の子を出産。
出産自体はスムーズで、陣痛、破水からの出産、胎盤摘出までだいたい1時間ちょっとで終わった。
「いやぁ……大きな男の子だね」
「こんな大きな子がお腹によくいたね」
俺も母親である萌衣姉さんも驚くほどの大きさの赤ん坊である。
色々名前を考えていたけど、縁起もあやかって大吉って名前を付けることにした。
晃や広も大きかったけど、大吉はそれよりも2回り近く大きく、目分量だけど、超巨大児の基準に引っかかる4500グラムくらいありそうで、それぐらい赤ん坊が大きいと、母親側への負担が大きいものなのだが……萌衣姉さん、翌日には自己鍛錬で槍を振り回すほど元気だった。
「萌衣姉さん、出産直後なんだから休んでよ」
「いや、お腹の重さが無くなって、槍さばきとか絶好調なのよ! 今なら英聖にも勝てるかも」
「やらないからな。1週間は安静にしていてくれ」
「まわりの子も出産翌日には動いているけどね……」
元気過ぎる萌衣姉さんを強制的に部屋に押し込めて、産まれたばかりの大吉の面倒をみるのに集中するようお願いした。
そんな姿を見て、すっかりお腹が大きくなってきた美虎も、
「私もあんな感じになるんでーすかね?」
「美虎も出産後1週間は安静にしろよ。というか俺的には妊娠していたら仕事休んでほしいんだけど」
「仕事は仕事でーす! 足軽の皆も妊娠しても訓練してるでーす」
「本当に頑丈だな……この世界の女性陣は……」
呆れるほど丈夫である。
ちなみに信長様と池田も無事に妊娠していた。
月のものが来ないって言っていたので、妊娠検査キットを使って確認したら陽性が出て、妊娠してるって報告したら、まだわからないって言ってその日の夜は信長様と池田の3人で3Pをしたり……。
とりあえず萌衣姉さんは母子共に健康そのものであるのだった。