戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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勉強会 蝋燭作り

「英聖さん今日の宿題終わりました」

 

「ん、お疲れ服部」

 

 夏のある日、那古野城の一角で勉強会を開いていると、服部一忠が声をかけてきた。

 

「服部、分からない問題とか無かったか?」

 

「いえ、英聖さんの教え方が素晴らしいので、殆どの問題は解けましたわ……しいていうなら三角形の問題でしょうか?」

 

「どれどれ」

 

 勉強会では皆の習熟度によって宿題を幾つか用意し、それの答え合わせから授業は始まる。

 

 教え始めてから半年と少し経過したけど、人によって本当にバラバラ。

 

 読み書きができない人もいれば、既にそろばん弾いて実務の一部を行なっている者もいる。

 

 習熟度別とは言っても、ネット通販で売っている小学生用の教材を翻訳及び書き写して、学びたい人達に貸し出していた。

 

 あと紙はこの時代高価なので、黒板を作ってそれに書かせていた。

 

「この異国の数字は書きやすいし覚えやすくて楽ね。英聖さんはよく異国の数字を覚えましたね」

 

「熱田とか津島で大陸の本が出回っていた時に見つけてね」

 

「それと……この黒板は林様や平手様も喜んでいましたよね?」

 

「ああ、紙の節約になると喜んでいたね。今はチョークを俺が提供しているけど、熱田商人に頼んで量産できるように整えているから」

 

「凄いです!」

 

 黒板に関しては商人にも技術を教えて、チョークの作り方と共に量産できるようにお願いしていた。

 

 木材をヤスリで表面を平らに整えてから、漆、柿渋を塗ることで黒板は作ることができる。

 

 チョークに関しても、貝殻を焼いて粉末にした物を固めればチョークとなる。

 

 どちらもこの時代でも量産は容易いし、紙とは違い、濡れた手ぬぐいで拭けば簡単に書いた物を消せるので、伝達事項の行き違いを限りなく減らすことができる。

 

 商品の値札代わりにすることもできるし、今みたいに勉強にも使える。

 

 文字を覚えるのは実際に書いて覚えるのが一番覚えやすいので、黒板で書いて覚えることができて、学習効率は大幅に上がっていた。

 

 あと数字に関しては、覚えにくい和数字ではなく、書きやすく見ても分かりやすいアラビア数字も教えることで、筆算で計算しないといけない時はアラビア数字で計算して、その答えを和数字に変換する……というやり方がこの時代の人には一番早くて分かりやすいやり方だった。

 

 まぁそろばんがあれば筆算をやる必要がないので、最初から和数字で書くことができるけど。

 

「戦が無いと武芸で褒美を貰うことが出来ないから、こうやって勉学で出世を目指すしかないのよねぇ……現状織田家に敵は居ないし」

 

「言いたいことはわかる」

 

 実際現状織田家に敵は居ないからな……強いていうなら三河だけど、一揆がおさまるまでは手を出したくないっていうのが織田家の見解だし……。

 

「でも色々訓練しているけど、本当に戦で鉄砲は役に立つのかしら……威力は絶大だし、最近部隊に回ってきている螺旋が銃身に刻まれた……らいるふ火縄銃……木下式火縄銃って呼んでいるけど、あれは射程距離が長いけど……使えるのかしら?」

 

「使えるから安心しろ。それこそ敵の前衛が集団で運用すれば消し飛ぶから。まぁ100人で運用するよりも200人、300人って増えた方が絶大な威力になるからな」

 

「実戦で使える日を楽しみにしておくわ!」

 

 そんな会話を服部と俺はするのだった。

 

 

 

 

 

 信長様や池田に排卵誘発剤を使ったら孕んだので、子供を欲しがっている秀吉にも使って、オギノ式で妊娠しやすい日を狙って種付けをしたところ、無事に懐妊。

 

 なんなら出産してから数ヶ月が経って再び生理が始まった散華にも種付けしたら授乳期間中なのに孕んでいた。

 

 授乳期間中は生理が起こっても妊娠しにくくなるのが普通なのだが、この世界の女性は強いなぁって改めて感じる。

 

 美虎もお腹がボテっとしてきて、妊娠後期といった感じ。

 

 もう少ししたら臨月になるだろう。

 

「んん〜毎日こんな贅沢していいんでーすかね?」

 

「妊娠していたら色々美味しい食べ物を食べてお腹の赤ちゃんに養分を届けないといけないから気にしないで食べろー」

 

 今日嫁達に食べさせていたのはねばとろ丼。

 

 ネット通販で買ったネギトロに、納豆、オクラ、長芋のとろろ、細切りにしたたくあんをのっけて醤油を垂らしていただく。

 

 本当は生卵も乗っけたかったが、庭で飼育している鶏だと食中毒が怖いし、嫁達も生卵はちょっとと嫌悪感を抱いていたので、流石にやめておいた。

 

 あとは妊娠している時に食べると良いとされるほうれん草を使ったお浸しとアサリの味噌汁も添えていた。

 

 これを実際に戦国時代の店だけで用意しようとしたら1食500文以上は飛ぶな。

 

 ほうれん草とかオクラとか手にはいらない物もあるし……。

 

 マグロは鮮度を維持できる技術が無いから醤油で漬けにしないと臭みが強くて食べられないし……。

 

「英聖が出してくれた志毘(マグロの昔の呼び方)の叩きは美味しいですね。本当にこれが志毘なのですか?」

 

「志毘は鮮度が落ちやすくて、釣って直ぐに食べるんだったらこの味になるよ。神様経由で今回手に入れたけど、普通に食べるんだったら醤油に漬けるかな」

 

「今度そっちも食べてみたいなー」

 

「志毘だったら熱田や津島で安く売っているし……今度作るよ。酢飯と一緒に食べると美味しいんだよこれが」

 

「へぇ……」

 

 嫁達と食事を一緒にしたら、俺は養蜂場へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 訓練の合間に最近はちょくちょく養蜂場に顔を出していた。

 

 理由は養蜂で出る副産物の活用法を模索したいと提案されたのである。

 

「英聖さん、言われた通りに蜜蝋の作り方を試してみたのですが……」

 

「どれどれ?」

 

 蜜蝋は蜂蜜をとった残りを熱して、ドロドロに溶かし、布で濾して冷やし固めれば蜜蝋となる。

 

 作り方は比較的簡単だし、蜜蝋は紙の防水に使われたり、更にここから成形して蝋燭(ロウソク)を作ることができる。

 

「蜂蜜の副産物で蝋燭ができるなんて……蝋燭も高いですからね」

 

「ああ、そうだな」

 

 現在はミツバチの巣箱の数は150箱近くになり、村の各所に分散して設置されていた。

 

 最初期に比べると3倍以上である。

 

 上手く分蜂できているから良かったが、これで上手くいかなかったらと思うとゾッとする。

 

 村で領主に納める蜂蜜の量は半分にまで増えていたので、銭の稼ぎとしてどうにかならんかって俺に相談されたので、動いていたのである。

 

 信長様も蜂蜜大好きだし……競売の売り物になるし、俺の家で作っている蜂蜜酒の原料にもなっているので、供給してもらっている側だし、村側が困っていたら助けてあげたい気持ちが強くて……。

 

「蜜蝋を蝋燭に加工すれば、領主様が更に蜂蜜を要望してきてもなんとかなるだろう」

 

「でも領主様がどんどん蜂蜜の徴収量を引き上げているから辛いんですよね……英聖さんの力でなんとかなりません?」

 

「言うて俺も織田家の一家臣だからな……領主様は織田家一門の方だから意見をいうわけにもいかないし」

 

「そうですか……」

 

 萌衣姉さんと同じ年の女性ががっかりした表情を浮かべる。

 

「英聖が領主になってくれないかな」

 

「絶対領主様に言うなよ」

 

 そんな感じで蜜蝋と蝋燭の生産を始めるのだった。

 

 




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