戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を爆乳に育てたい〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「ふぅ……気持ち良かったぞ」
「信長様凄いですね……10回戦も行なったのにピンピンしていて」
「うむ、英聖の一物は気持ち良いが、それで無様な姿を晒すような軟弱な鍛え方を僕はしていないからね」
「池田殿は毎回よがり狂ってますけど」
「あれは……あやつが弱いだけだろう」
俺と信長様は性行為をした後に互いに体をぬるま湯に浸けた手ぬぐいで拭きながら、せっかくだから寝る前に一局と俺が渡した現代風の将棋盤を部屋の隅から取り出して駒を指すフリをすると、良いだろうと信長様も乗ってきた。
部屋は信長様に渡したランタンタイプの懐中電灯はそろそろバッテリーが切れるので、俺が荷物から取り出すフリをしながらネット通販で電池式の懐中電灯を取り出して、部屋の真ん中から吊り下げられた紐に吊るして、部屋を明るく灯す。
「信長様、本音を聞いてもよろしいでしょうか」
「なんだ。今は誰も聞いていないはずだから僕もなるべく本心で答えるけど」
ぶっちゃけた話、常備兵をどれぐらいの数にする予定なのか聞いてみる。
正直信長様は信秀様より一部政務を預かっているとはいえ、家臣に所領分配をしたりすることはできないし、信長様の直轄領と言える領地はほぼ無く、前田家や丹羽家、平手家や林家といった与力として付けられている重臣達が本来は兵士を信長様に提供して軍勢を整える仕組みになっている。
しかし、信長様は幼少期に作った愚連隊を発展拡張して親衛隊を結成し、更に俺が競売を定期的に行える様に整えたので、銭でなら十分な量の家臣を養うことができるようになったのである。
なので所領を持たないけど銭で雇われている侍が何人も発生。
その1人が俺であり、同格に池田殿、森殿とかがいた。
信長様の親衛隊で一番階級が高いのは負けヒロインみたいな残念な香りが漂うけど、戦や政務が得意かつ、銭勘定も得意な佐久間殿が侍大将で一番偉く、信秀様より500石の所領を貰っているし、三河国境の砦の管理も任されている。
「所領を持たないとこれ以上地位を上げるわけにはいかないからな……」
信長様も、自分の側近を更に上の地位に上げたいと思っていたが、信長様の権限で上げられるのは侍の身分まで。
侍大将以上の身分は信秀様じゃないと上げることができなかった。
「逆に考えてしまいませんか? 身分をそのままに上位の指揮ができるようにすると」
「ふむ……英聖に何か考えがあるのかい?」
俺は未来の異国……ドイツ帝国が崩壊し、ナチスドイツになるまでの間のワイマール共和国時代のドイツ国防軍を真似してはどうかと思ったのである。
それがどんなものかというと、ドイツ国防軍は第一次世界大戦敗戦後に10万人の軍人の人数制限を受けた。
そのため、ドイツ国防軍は末端の兵士に至るまで士官教育を施したのである。
「今500名以上の信長様の親衛隊がいますし、この者達全員に武将たり得る教育を施すことができれば、信長様が家督を継承した後に急速な軍の拡大をすることが可能になりますし、多少の損害が出たとしても、指揮を行える人物が複数いますので作戦に柔軟性を持たせることが可能になります」
「ふむふむ……作戦の柔軟性とね……」
俺は目の前の歩の駒を全て金へと成らせる。
「歩が金に全て成るだけでやれる作戦の幅は大きく増えます。それに信長様配下の兵は皆若い。飛車や角、馬や龍へと成ることも可能でしょう」
「なるほどな……それを教える者はどうする?」
「自分が部下に既に行なっている教育で足軽を足軽大将に成長させられる方法は確立できています。まずはその者で見込みある者を出世させて、部下を与え、兵を鍛えさせれば良いでしょう。男でも自分の様な掘り出し物が出てくるかもしれませんよ」
「自分で言うか?」
「それに銭があるなら侍に引き上げる者をもっと増やしていいのでは? 周りからはうつけって思われるかもしれませんが、今さらでしょう。他には侍身分でも一時的に大部隊を指揮させる権限を与えるとか」
「それは重臣達の反発が大きそうだな」
「いえ、権威は重臣のご子息の方にでも与えてしまい、実際に部隊を動かすのは軍監の者にやらせれば良いかと」
「ふむ……軍監という立場に指揮権限を与えるということだな」
「ええ、あとは銭で働いてくれる浪人とかを雇うというのもありますが……津島の平野道場とかには文武に優れた者がゴロゴロ転がっていますし、各地の道場を支援して人材を引っ張ってくるのも将来役立つかと」
俺は外に置いてあった駒を盤上に乗せる。
これも戦力増強の観点からは大きい。
「尾張領内に限らなくても良いからな。異国から人材を召集してもよいわけか」
「異国に派遣する場合はその者に侍大将以上の身分と金銭的に領地持ちと同等以上に裕福にさせれば、自身の家臣を集める様に人材を各地で集めてくるでしょう。陪臣も立派な信長様の戦力です」
「うむ……なるほどな」
そんなことを信長様と語りながら夜を過ごしていくのであった。
信長様俺の献策を受け入れ、まずは競売の利益を年単位で計算し、収益予想を立てて、そこから200石の領主と同等の権限を侍達に引き上げた者に与え、その者達は200貫の給金と50貫の家臣手形を与えることが決められた。
50貫は侍達が自身の家臣に引き抜く者の引き抜き代金として使うようにと言われ、元の200貫で自身や家臣を養う。
そして見込みがあると思われた者はガンガン信長様は出世させて、足軽大将や侍の人数がどんどん増えていった。
重臣達はそんなに出世させたら足軽……末端の兵士が居なくなってしまうと忠言を行なったが、信長様なりの考えで俺が教えた部下を成金へと育成する方針を貫き、将としての教育を行なっていくことになるのだった。
お陰で史実では埋もれていた人材が頭角を現していくことに繋がるのだった。
短いけど許して