戦国爆乳秀吉〜主人公は秀吉を天下人に育てたい〜 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
「秀吉〜」
「ん? どうしたの英聖」
秀吉はおっぱいを出して捨と拾を授乳させながら座椅子に座ってゆっくりしていた。
それに秀吉は母乳の出が良いからと信長様から直々に奇妙と北斗の信長様の双子の乳母を任されていた。
なので家では散華に捨と拾の2人のことを任せて、日中は那古野城で双子に乳を与えたりオムツを交換したりと忙しく動いている。
今は那古野城から帰ってきて少しゆっくりしながら捨と拾に授乳していたのである。
「乳母としての仕事辛くないかって思ってな」
「池田殿や森殿とかも居るし、困ったことがあれば池田殿のお母さんから色々聞けるからそんなに辛くはないよ。それに夜は侍女の人が哺乳瓶で乳をあげているし」
信長様に哺乳瓶や粉ミルク、オムツやベビーパウダーなどの育児用品を大量に贈っていて、秀吉は既に木下家の赤ん坊達を育てた経験があったので、それを侍女達に教えたお陰で、夜番は侍女達に任せることができた。
信長様も日中は授乳したりしているが、織田家後継者として政務の引き継ぎが増えてきていて、熱田や津島の商人の嘆願だったり信長様の権限でできるトラブルの処理を任されたりと、色々忙しいのである。
ストレス発散は俺に抱かれるか、うつけスタイルで尾張各地を巡って人材発掘をすること、軍師の山本殿と卓上演習や将棋をやったりするので、赤ん坊が産まれてからは木下家に遊びに来ることも無くなっていた。
「鷹狩りでもしたい〜」
と信長様は言っていたが信秀様からの宿題が多くて、辛いとのこと。
乳にカルシウム取られてカリカリしているのもあると思うけど、今度甘い菓子でも持っていこう。
「でも凄くない! 信長様が順調に家督を継承したら、奇妙様が跡取りになるから……跡取りの乳母だよ! 乳母! 大出世でしょ!」
史実と違い、この世界では乳母は出世に大きく関わってくるし、政治的な発言権も有してくる。
江戸時代とかは大奥の政治力が見られたが、この世界だと、乳母は教育係になる場合もあるし、同じ乳で育った乳母兄弟は引き立てられる傾向が強い。
池田恒興も信長様の乳母兄弟だから能力以上に出世している側面もあるし。
「しっかし……秀吉は孕んでから一気に胸が大きくなったな」
モミモミと柔らかい胸を後ろから揉む。
「捨が飲みにくそうにしているからまた後でね」
「はーい」
前までCカップくらいだったのが、成長期と重なったからか、萌衣姉さんと同じくらいのGカップまで1年ちょっとで大きくなり、既存のブラジャー全とっかえってことが起こったり。
それこそ鎧にしていた防刃ベストも大きめのサイズに買いなおしたし……。
「育ち盛りだからね」
「そりゃそうだ」
俺も秀吉も今数え年13歳。
本来なら小学6年生の年齢である。
小学6年生でGカップとか犯罪臭がやばいが、孕ませて、子供産んでいる時点で俺は世が世なら檻の中である。
この世界だと普通のことなので特に咎めれることはないけど……。
「なぁ秀吉、俺が実は未来を知っているって言ったらどう思う?」
「あぁ、やっぱりって思う」
「え? そんだけ?」
「実際謎が多すぎるし、神様の加護だけじゃなくて色々やっているし……今さら未来を知ってるって聞いても……ねぇ」
「いや、まぁ未来って言ってもこの世界によく似た世界の歴史何だけど」
「じゃぁその世界にも私は居たの? 歴史に名を残したりして!」
「信長様押し退けて天下人になったよその世界の秀吉は」
「へ?」
もうこの際だと思い、俺はゲロることにした。
子供も生まれて山本勘助殿が来るとか歴史の流れとは違う感じになってきているし。
萌衣姉さん、散華、美虎、秀長、優里を部屋に呼び寄せる。
両親とかが聞いても混乱するだけだろうと思うから、家族でも今後木下家を支えていかないといけない家族で秘密を共有することにするのだった。
「なるほどねぇ……神様からより良い世界を作ってってお願いされた転生者だったと」
「今まで黙っててごめんな、皆」
萌衣姉さんは水くさいなって言いながら、
「秘密を共有する必要が出てきたってこと? それとも何か今話さないと不味いの?」
と聞いてくる。
美虎や散華とかは、
「仙人とか赤ん坊の頃天狗の子供と取り違えられて人の形をしている妖怪の類だと思ってたでーす」
「私はかぐや姫みたいに月から来た天男だと」
酷い言われようである。
「実際常人じゃないんだからさ……で、私が信長様を押し退けて天下人になるってどういうこと? 流れを説明して欲しいな」
「……うん、多分今のままだと信秀様はあと2年で流行り病か何かで急死する。その後尾張は無数の家を巻き込んだ内乱に8年近く費やすことになるんだ。それを信長様は勝ち抜く。そして今川義元、斎藤家を打ち破り、美濃を領国に加えて西へ。将軍を担ぎ出して畿内を制圧し、一気に天下人に一番近い位置に就く」
その後の流れは大雑把に包囲網が組まれるが、全て打ち破り、ほぼ日ノ本を手中に収めたところで家臣の謀反により志し半ばで果てる。
「それを引き継いだのが異世界だと秀吉だった。信長様の後を継いで8年で天下統一を完成させる……けど、秀吉には子供がなかなか恵まれずに老害に成り下がり、無謀な大陸への侵攻で人望を失い、天下は再び乱れ、更に15年近くかけてようやく安定となり、幕府が開かれて250年間の泰平の世が作られるって流れだ。俺は今の世界より400年以上未来の人物だ。異世界だけど」
その世界は男の方が力が強かったし、ここのメンバーだと秀吉と秀長以外は歴史に名前を残してないとつたえる。
「じゃぁその世界の私は子供が出来なくて狂っていったと」
「そう、それに出世も今より遅い。秀吉が足軽大将に出世するのは今から15年後のはずだからね」
「じゃぁ英聖が知る歴史とは違うことになっていると?」
「だいぶ違う。それこそ俺の歴史だと三河はここまで荒れてないし」
「荒らしたの英聖だけどね」
秀吉の突っ込みが冴え渡る。
だから歴史的な事象はほぼ宛にならないけど、人の寿命というのはそう変わらないはずだから、信秀様はあと2年で死ぬ。
そこから内乱になるのは確実と言ってよい。
「その内乱時に信長様の親衛隊の数は500名前後だった。今の1000人規模じゃないし、そこに山本勘助殿はいなかったはずだよ。滝川殿が織田家に来るのももっと後で、色々前倒しになってる。それに無用な内乱を長引かせるつもりはないから」
「そのために兵を鍛えているしね。鉄砲を普及させたのもそのため?」
「ああ、鉄砲の集団運用は20年以上後、それまでは城の防衛側が使う程度の兵器だし……本来の歴史だったら戦車って兵器は無いからね。未来知識と異国の知識で再現したけど」
「その話も気になるけど……じゃぁ木下家はどう動く方が良いと英聖は考えているの?」
「信長様の天下統一を更に早める。今の幕府を潰して新しい政権か幕府を立ち上げて、信長様の寿命が尽きる前に政権を安定化させる。とりあえず直近は兵や将、自身を鍛えて、名を挙げて所領を持つところから」
所領を持てれば色々動くことができる。
自分の家臣や兵も欲しいし、領地を得ることができれば更に金策を色々することができる。
「まだ稼ぐの?」
「これだけじゃ足りないよ。それこそ自分で銭を作るところまで持っていきたいんだから……とにかく今は死なないようにしながら出世を目指せば良いし、織田家で友達作りを頑張ろうよ。俺男だから異性の人と仲良くなると恋愛感情が邪魔するから」
「わかった……わかったよ。私達は友達の輪を広げればいいのね。子育てをしながら」
「秀吉頼むな。萌衣姉さんや美虎も」
「頑張るよ」
「歴史に名を残せるように頑張るでーす!」
そんな感じで俺は嫁達と秘密を共有するのだった。