姫と気まずい空気。自己満パーティーそれ救う。
友も現れ豪華な食事も現れた。
「大臣、部屋に戻ってよいか」
「よいですぞ、陛下」
護衛に護られながら陛下が戻っていく。あの男はとてもじゃないが皇帝の器ではなかった。全てのことにおいて私に頼ってきてその癖人が死ぬことは嫌う。どんなものでも死刑にはならなかった。つまり、どうしようもないお人好しの馬鹿なのだ。貴族が声をかけてきた。
「大臣、女は」いりません」
女ならばもういる。正室一人だった。女は好きだが親しい仲になることはなかった。女は人であり意思がある。そしてその意思没落していく例もいくつもあった。女は人、物は物なのだ。女で楽しむのはまだあとだ。10年もすればこの国の全てを掌握できる。新しい皇帝になるのは子でよかった。自分は1家臣として死ねばいいのだ。
「陛下も帰ったことですし私も帰っていいですか?」
シュノ、この女も四大貴族の中では積極的だった。失脚させるべき相手の一人である。
「いいんじゃないんですか」
「では遠慮なく、それではまた」
弟は引きこもりらしいが本当かどうかは怪しいものだった。
今日もまた、傀儡としての一日が終わった。皇帝はベッドで寝ながらそう思っていた。何故、こんなことをするか。毎日疑問を投げ掛けているが答えはいつも同じだった。自分が死んでしまえばこの千年続いたこの国は終わってしまうのだ。腐敗という一番愚かな理由でである。娘一人だった。まだ子は作るつもりだった。子供たちが大人になる前に私が死ねばこの国は確実に終焉を迎える。そのための保険はかけてある。人をどんな人間でも生かしていた。無論私が関わってないところでは死刑は行われてしまっているだろうが。
「難儀なものだ」
口に出して、小さい声で言った。大臣の間者が見張っているかもしれなかった。
やっと本戦が始まった。眼下では一回戦が繰り広げられていた。やはり、強い。思ったのはそれだけだった。ベスト4に残るのは誰か。それを自分は雇うのだ。だがそんなことはわかるはずがなかった。収益もあった。参加費、入場券、賭博、様々なもので賄っている。
弟はこの大会に来るだろうか。ふとそんなことを思った。思うだけでは無駄なことはわかっていたが心配だった。心配の種は山積みだった。
そして本戦はどんどん進み準々決勝になった。ここら辺から選手の実力がわかるだろう。これはと思う選手はいた。老剣士でかなり強い人がいた。力とかではなく受け流す。そんな感じだった。そんな彼の試合が今始まろうとしていた。お互いに礼をする。そして闘いが始まった。相手の選手が突っ込んできた。その攻撃を避ける、避ける、その繰り返しだが相手もここまで勝ち上がってきた猛者だ。老剣士から離れて一旦体勢を整えようとした。その瞬間、老剣士が迫ってきて攻撃した。なんとか防いだ。そして反撃した。また老剣士は避けることを繰り返す。そして試合終了の時間は突然やってきた。一撃だった。老剣士の試合は常に当たれば一撃で終わるのだ。地面に横たわった。相手の負けだった。
「寿命の方はどうなのかしら。あの老剣士」
最低でも5年は生きていてほしかった。
投稿はすごく遅いのに展開は急ぎ足です。なんかごめんなさい。
ちなみにこうなったのは皇帝(原作では先帝に当たる)のせいじゃなくもう即位したときからこういう状況だったんですよ。つまりどんどん腐っていったってことです。