「………ふぅ、満足でウィス。それにしても、私に勝るとも劣らないギャグセンス、どこで磨いたんでウィスか?」
「おいおい、それを聞き出すにはまだオイラの好感度が足りてないぜ?もうちょい時間経ってからだな」
「むむっ、コレは手強いですね………」
「………ねー、そろそろ終わったー?」
なんか謎に共鳴してしまったのか、寒すぎるギャグを互いに言い合うという鬼時間にすら勝ちそうな時間が始まってから30分。それはもう限界が来ていた。
………限界が来てるのはそれを聞いてる俺らのほうだけどね!?
「おっと、流石に熱くなりすぎたか」
「ですねー……そういえば何ですが………サンズさんって、妖怪なんでウィスか?」
「あー、それはオレっちも気になってたニャン」
「ん?どういう事?」
他のみんなには見えてなさそうだし、妖怪だと思ってたんだけど……違うのかな?
「………それについては、オイラの
少しサンズが真剣めいた声色になったのを察した俺たちは、それぞれ話を聞く体勢をとった。
「まずだが………オイラは所謂
「………それは、マジなヤツ、だよね?」
「ああ、マジなヤツだな」
「おおぅ……思ったより最初からカロリー高めな情報でウィスね……」
記憶喪失………さっき俺が妖怪ウォッチとかについての記憶が消えてたみたいに、色んな大切な記憶が無くなったって事だよね?
「……コレって、聞いて大丈夫なの?まだ会って間もないし」
「そこは安心しろ。オイラはケータ、お前だから話したんだ」
「………そりゃまたなんでニャン?」
ベッドの上で寝転びながらチョコボーを食べていたジバニャンは、その手を止めて真面目に話を聞いていた。
「それがオイラの話す話題の二つ目、つまり、オイラが何者なのかって話だな」
「サンズが、何者なのか………」
「と言っても、そこまで大層な話は出来ねえ。一つだけ言えるのは……オイラが、こことは別の世界から来た『モンスター』って事だけだ。……それ以上の事は、頭にモヤがかかったみてえにまるでなんも思い出せねえんだ」
「べ、別の世界!?」
「さらにとんでもない情報でウィスね……ここまで来ると、反応するのが大変です」
「同感だニャ……」
「ま、そりゃそうなるだろうな。オイラでもそうなる。ただ『何故そんなことになったのか』『そもそも元の世界とはどんな世界だったのか」って情報は、残念ながら覚えてねえ。分かるのは、ここはオイラがいた世界とは違う、って事だけだ」
「………中々難儀な状態ですね」
「だろ?実はさっきギャグについて教えなかったのもコレのせいだ。教えないじゃなく、教えられなかった。ってのが正しい」
「好感度云々は嘘だったニャンか?」
「それは半分くらいマジだぜ?こんな与太話をわざわざ聞いてくれてるんだ。それだけで好感度上がるだろ?オイラは上がった。しかも、オイラがこの世界で目覚めたのは……ざっと2時間前ってとこだろうな。気が付いたらあの路地裏だったんだ。チョロくなるのもやむなし、だろ?」
「…………いやホント、ご愁傷様です」
なんて返したらいいかも分からない悲惨な状況に、俺は思わずベッドに座りながら軽く頭を下げた。
「おう、ありがとな。問題は、オイラは他のヤツラから見えねえって事だ。見えたのはケータ、お前だけだな」
「………妖怪じゃないんだよね?なのに見えなくなってる……?」
どういう事なんだろう……?俺も家に入る時に母さんと会ったんだけど、その時に側にいるサンズに気づくことも確かになかったし……
状況を鑑みても、サンズは本当のことを言っている。問題は、何故そうなっているのか、ということだが………まるで分かる気がしない。てかそんな問題簡単に分かるわけないじゃん。
少し心の中でいじけていると、サンズが『人から見えない』と言った点に気がついた理由を説明してくれた。
「そうだ。色んなニンゲンに話を聞こうとしたが、みーんな無視だ。オイラの渾身のギャグもお披露目したんだが、まるで反応がなかった。例外としていたのが、ヨウカイって呼ばれてるヤツらと、ケータ、お前だけだな………逆に質問なんだが、ヨウカイってのはどんなヤツらなんだ?」
「えー?急に言われると難しいなぁ………」
「そこはこの私にお任せを!サンズさんが知りたいのは『妖怪とはなんぞや?』という事ですよね?」
「そーゆー事だな」
それなら私の十八番です!と自信ありげにサンズのそばまで近寄り、珍しくタブレットに齧り付かず解説をし始めた。
「では解説していきましょう!!妖怪というのは、日常のありとあらゆる出来事に絡む存在、言わば人間にとって隣人のような存在なのです!一見すると『それって当たり前のことじゃね?』と思うような出来事でも、実は妖怪がいたり、いなかったり………と言った具合でウィス!」
「………成程。要するに、人知れずニンゲンの側にいるヤツらって訳か」
「そういう事でウィス。ただ、友好的な妖怪だけじゃ無いのもまた事実でウィス。サンズさんも妖怪と関わる時は注意してください」
「りょーかい。………それにしても、妖怪達は基本的に姿が見えねえんだよな?なんでケータは見えてるんだ?」
………ああそっか。サンズは妖怪ウォッチのこと知らないもんね。
椅子に座りながら頭だけをこちらに向け、話を聞こうとサンズはしている。その瞳から感情を察する事はできないが、少し目がキラキラしているような気がしなくもない。
そう思った俺は、妖怪ウォッチについての解説を始めた。
「えーっとね、実は俺『妖怪ウォッチ』っていう道具を持ってて、コレを使えば妖怪を見たり、『トモダチ』になった妖怪を呼ぶことができるんだ。………まあ、今はないんだけど、多分妖怪慣れしてるから見えてるんじゃないかな?」
思わず左手をさすってしまう。……普段なら確かにそこにあるはずなのに、違和感がすごいなぁ……
完全にリラックスしているのか、俺が普段使っている勉強机の側にある椅子に座って体重を預けているサンズを見ていると、少し考え込み、やがて納得したようだ。
「…………成程?そういやさっき会った、如何にも敵って感じの奴らが『妖怪ウォッチを奪った』とかなんとか言ってたな。なら、アイツらが原因って事でいいのか?」
「恐らく。明らかこちらに敵意を剥き出しにしてましたし………敵、そう呼んでも差し支えないでしょう」
「ほーほー………なら、ああやってお前らを助けたのは正解だった、って訳だな」
「………そうじゃん!?あれ何やったの!?」
いきなり頭の上をビームが通ってったから何事!?ってなったんだけど……あれってサンズの仕業、いやお陰だったの!?
「………コレはオイラもなんでか分かんねえんだが、どうやらオイラは、ビームを出せる武器をいつでも出せるみたいなんだよな。あ、因みにそれは割とでけえから、ここでは見せれねえぜ?」
「えー………残念」
「私も見たかったでウィス」
聞いてる感じ、どうやら武器を出して使う感じっぽい。カッコいいー!!あとで見たいなー……!!
どんな武器かを想像しながらワクワクしていると、サンズが再び話を戻した。
「………まあ、要するにだ。オイラがお前達の事を助けたり、こうして事情を話してるのは、お前達がオイラの記憶を取り戻すパートナー……いや、トモダチになれるんじゃないかって思ったからだ。他のヤツらはそもそもオイラのことが見えない以上、それは無理だった。かと言って、妖怪達もオイラからすれば得体の知れない奴らだったからな………頼るのも少し気が引けたんだ」
「ふむ、成程。確かに、ケータきゅんは人畜無害そうな顔してますからねー……それで尚且つ、見た感じ妖怪を人が視認してる感じはないのにケータくんは私達と話をしてた訳ですから、サンズさんが私達とトモダチになろうとしたのも無理はありません」
「だろ?………にしても、中々厄介な状況だな。オイラは記憶喪失で、ケータは妖怪ウォッチがない。互いに万全じゃねえ」
「そうでウィスねー………それにしても、見えない、ですか。元々サンズさん達モンスターが人に見えないという性質を持っていた可能性はありそうですが………どうなんでしょう?」
と、さりげない質問をウィスパーはした。が────その発言が、サンズの記憶に触れた。
「いや、それは無い。なら、何故
「サンズ!?」
ウィスパーの問いに即答したサンズは突然胸らしき箇所を押さえ、苦しみ出した。あまりの異常事態に俺は思わずベッドから降り、サンズの側に駆け寄った。
「大丈夫ニャン!?」
「ぐっ……!?頭が、胸が熱い……イテェ……!!」
「頭が痛いの!?ってアッツ!?何コレ………!!」
体温を確かめるために額らしき部分に手を置いてみた。けど、明らかにおかしいくらい熱い………!!なんで!?
「マジでウィスか?………ってアッツー!?胸も熱いじゃないですか!?どうやら、ただの風邪ではなさそうでウィスね……!!」
ウィスパーが自分の赤くなった手を抑え、フーフーと息を吹きかけている。……やっぱりおかしい。
「……ちょっと待ってろニャン!!オレっち、アテがあるかもしれニャイから外出るニャン!!」
「え!?………分かった、お願いね!ジバニャン!!」
普段はめんどくさがりで、気ままなジバニャンが自分から行動した事に思わず俺は驚いてしまう。………でも、よくよく考えたらサンズに一回助けられてるしね。コレくらいのことはするのかも。
少し微笑ましくなりながら、俺は自分に出来ることはないかと、色々模索するのだった。
◯
……………悪夢を、見る。
『言っとくが、オレはそう簡単にやられねえぜ?なんせこの時のために、
『おーっと、そうは問屋が─────』
『………オレは、忠告したからな?』
『…………お前、相当病んでるな」
繰り返される死を、
オレは今、審判者としてでも、あの地下世界を愛する一人の住人としてでもなく、何事も干渉することのできない傍観者として、その末路を見届けた。
………なんともまあ、酷い悪夢だ。コレを見せて、オレにどうしろってんだよ。どうせ起きればオレの中にあるあの世界に関しての記憶なんて吹き飛ぶ癖に、なんでオレにわざわざコレを見せるんだよ。
『兄ちゃん!!今日はオレ様ロイヤルガードにしゅうにん?したんだぜ?』
『お、マジか。なら今日はグリルビーズでお祝いだな。勿論、オイラの奢りだぜ?………まあ、二人で暮らしてるし、奢るなんて概念ねえけどな』
『え!?マジかよ、やったぜ!!』
幸せな過去を、戻ることのない幸福を。…………もうとっくに、
例えパピルスが生きていて、何もかもがあったとしても、もうオレには帰る手段がない。一人ぼっちだ。
ん?ケータ達がいるだろって?………まあ、それはそうだな。でもな、トモダチといたとしても『疎外感』ってのは生まれるもんだろ?オレが言いたいのはそういう事だ。
だって、あの世界に居たモンスターは、もうこの世界にオレだけなんだから。……自分が異物だと感じてしまうのも、仕方ねえだろ?
ケータ達は優しい。少なくとも
オレはケータ達を、アイツらの代わりとして見たくねえ。一人のトモダチとして見たいんだよ。………だからきっと、アイツらを失ったことで出来た傷は、埋まらねえんだ。
オレとしちゃ、こっちの方が堪える。何が悲しくて、こんな夢を見ないといけねえんだよ。
こんなもしも、もうないのにな。
…………それにしてもホント、オレは何考えてんだ?オレがこんな記憶思い出した暁には、今にも自殺するぜ?言わば破滅へと進もうとしてるようなもんだ。
サンズが記憶を取り戻さない理由。
サンズが記憶を取り戻せば、きっと良くない事になると。
が、それはないな、とサンズは察した。
……いや、そりゃねえか。だってオレは、アイツらの力になりたくてそうしてるんだもんな。確かに、記憶を取り戻した方が自分が動きやすくなるって感じてたのは事実だ。でも、今のメインはそれだ。なら、そんなくだらねえ事は、きっとしねえ。
…………でも。出来る事なら、思い出したくは、ねえな。
もう枯れたはずの涙を流しながら、オレはそう思った。
「………にしても、そろそろ目覚めてくれねえか?いい加減嫌になってくる」
あーめんどくせぇ、行きたくねえって気持ちと、行かなきゃならねえって気持ちとで綺麗に別れてやがる。………もう、こんな気持ちになるのも嫌なんだ。だから────早く、こんな夢、
そう思った次の瞬間、どこか懐かしい
………ああもう、ここはオレの心をめちゃくちゃにするのが好きなんだな。
夢から目覚める事を悟ったオレは、誰に向けたわけでもない愚痴を言うのだった。
「…………ん、ああ?」
意識が少し覚醒する。………ああ、そうか。確かオレは、いきなり頭と胸が熱く、痛くなったんだよな。
それでオレはおねむになったと。なんともまあだせえな。
少し自分のことを客観視し、そんなことを思った。折角ならもう少し頼れるヤツを演出したかったんだが………って、そりゃオイラらしくねえか。だってオイラは、怠け者のサンズ、だからな。
………よし、ちょっとは調子戻ってきたか?
どれほど時間が経ったのだろうか。………それにしても、だ。
…………なんか、手、冷たくねえか?
そう、心なしか手が少し冷たいような気がする。………いや、何なら体全体も少し冷たいような………?
そこでようやく、オイラは目を開けた。
「……………あ、起きた!!起きたよケータ!」
「え!?嘘!!………ホントだ!!」
「おお……マジですね。私はてっきりまた
「……まあ、それはオレっちもちょっと思ったニャンけど……体を冷ませそうで、ケータの記憶をなんとか取り戻してくれたトモダチ妖怪がコイツしかいなかったんだニャン」
「…………あの時はその……ごめんなさい」
「いやいやそんなことないよ!だって─────」
オイラが目覚めたのがそんなに嬉しいのか、みんな少しテンションが高めだ。…………だが、聞き覚えのない声がある事に気がついた。
一体ソイツはどんなヤツなのだろうか、そう思い、オイラは上体を上げ、目が合った。
背丈は多分オイラと同じくらいで、全体的に格好は寒色系って感じだ。フード?を被った少女は、エメラルドのような輝きを持つ瞳で、オイラを見つめていた。
よく見ると、手を握られている。冷たく感じたのはこれのお陰だろう。
「………おいおい、そんなに見つめられちゃ照れるぜ?頬も赤く染まるってもんだ。………まあオイラ、染まる頬ねえけど。だってスケルトンだしな」
おうおう、ようやく調子も完全回復って感じか?寝起きにしちゃ中々だろこのギャグ。
「…………あ!ごめんなさい!物凄く集中してたから、話聞けてなかったわ!……それで、どんな話をしてくれたの?」
「………んー、いや、別に大した事じゃねえよ。中々綺麗なお嬢さんだなって思っただけだ」
オイラのギャグを聞いてくれなかったのは残念だが、それはまた後々聞かせるとしよう。
周りのみんなもオイラが目覚めたのが嬉しいのか、手を繋ぎながら騒いでいる。………そんなに喜んでくれるとは、骨冥利に尽きるな。
なんて考えていると、少女は目をぱっと見開いて、驚いた様子でオイラに話しかけた。
「……私が、綺麗………?……そんなこと言われたの初めてかも!ありがとね!………えへへ、そっか、綺麗かぁ………」
そして少女は自分自身の頬を両手で押さえながら、おそらく照れていた。……これくらい美少女ならそれくらい言われ慣れてたと思うんだがな。案外そんな事もない、のか?
記憶を失った事で客観性が失われてる可能性も無きにしも非ずだが……そんな常識的な所は抜けてねえと信じたいとこだ。
「あー、これは自分の世界に入っちゃったでウィスね……」
「そうみたいニャン。………にしてもサンズ、体調は大丈夫そうニャン?」
ジバニャンがベッドに乗り、オイラに少し近いてそう聞いてきた。
「ああ、すっかり完全回復って感じだ。今はあの熱さも感じねえしな」
「……………そりゃ、何よりニャン」
「にしても中々珍しいですよねー、あのジバニャンがあんなに必死になって動くなんて────」
「………そ、それ以上は言うニャー!!!」
「ぎゃー!!!すみませんって!!ちょっと魔が刺しただけなんでウィスー!!」
「待てニャーン!!!」
ウィスパーの一言で恥ずかしさのあまり、ジバニャンはウィスパーに殴りかかろうとしていた。それを察したウィスパーは、ケータの部屋のドアを開け、外へ逃げていき─────
そのやりとりを見ていたオイラは────思わず、笑ってしまった。
「っはは、賑やかな場所なんだな。ここは」
「………ごめん、流石にうるさかったよね」
少ししょんぼりした様子のケータが頭を少し下げ、謝ってきた。………あー、そう捉えられちまうか。なら、ちゃんと訂正しねえとな。
「ん?あーいや、皮肉のつもりで言った訳じゃねえんだ。ただ、賑やかで、とても楽しい場所なんだなって、そう思っただけだ」
「……………そっか。良かったー……これで呆れられてても嫌だし、何より、サンズの体調が回復したのが一番良かったよ」
「お、嬉しいこと言ってくれるな。今度機会があれば、ホットドッグ作ってやるよ。少し前にウィスパーに渡したので最後だったからな」
「え、マジ!?楽しみにしてるね!」
「おう。………所で今更なんだが、そこでトリップしてるお嬢さんは誰なんだ?」
「あ!そうだ!ちゃんと紹介しないと!………おーい、聞こえるー?」
ケータは先ほどからベッドのそばで立ち尽くしてる少女の肩をポンポンと叩き、意識をそちらに移させる。
「………はっ!?……ごめんなさいケータ、嬉しくて、つい……」
「いやいや、別にそれは大丈夫だよ?それよりさ、折角だし、自己紹介して欲しいなーって思ってさ。これから仲良くする訳だし」
「………それもそうね」
そう言い、改めてオイラの方を向いた少女。オイラも上体を起こしているとはいえ、ベッドに寝転がったままというのは流石にマナーが悪いので、取り敢えずケータに感謝を告げ、ベッドから降り、少女の前に立った。
しっかり相手の目を見ながら、初めましてをする。
「初めまして、だな。オイラはサンズ。スケルトンのサンズだ。アンタの名前は?」
「……私の名前は、ゆきおんな。これからよろしくね、サンズ」
こうして二人は互いに自己紹介をし、握手をしたのだった。
尚、本来なら冷気をコントロール出来ないはずのゆきおんなが、何故サンズを凍らせずに冷やすことができたのか、その理由はただ一つ、サンズが先程まで持っていた熱が上手いことゆきおんなの冷気と相殺し、結果として、少しずつ冷ませるようになっていたのだ。
まあつまり、今の状態で向き合い、会話の中で発生した
サンズは、凍った。
「どわぁー!!!??」
「え!?なんで!?さっきまで凍らなかったのに!?」
「いやいやそんなこと言ってる場合じゃないって!ゆきおんな、手を貸して!」
「わ、分かった!!ふー、ふー……ってあー!!またやっちゃったー!!ご、ごめんなさーい!」
「え!?えーっとー、ちょっと待って、こんな時は────」
こうして、慌ただしくも新しく一人のトモダチ妖怪がケータとの記憶を取り戻し………サンズは、家に帰ってきたジバニャン、ウィスパーも加わったことで、なんとか解凍されたのだった。
ケータ
今度ウィスパーが美味しいって言ってたサンズのホットドッグを食べれると知って少しルンルン。早く食べたいなー!
ウィスパー
珍しく執事らしい感じのことをしている。この調子を保てよー?なんですとー!?私はいつもこんな感じでしょーが!?
ジバニャン
サンズには肩を貸してくれた恩と、ケータを助けてくれた恩があったため、割と真面目にサンズが倒れた時は全力で自分に出来ることを探した。今話のMVP。流石オレっちニャン!!
ゆきおんな
正直出すかどうか迷ったが、可愛いは正義なので出す事に。今後のストーリーでも付いてきます。ジバニャンに呼ばれて、ケータの顔を見たことで記憶を取り戻した。設定は漫画版準拠。ものすごい頑張って冷気をコントロールすることが出来た……と思いきや、サンズが出していた熱と冷気がうまいこと相殺していただけで、実際の所そこまでコントロール出来ていなかったという事実を叩きつけられた可哀想な子。尚、サンズに褒められて満更でもなさそうである。今度は、可愛いとか、言って欲しいなー……
サンズ
記憶喪失………ではあるのだが、キッカケさえあればいつでも思い出せる。察している人もいるかもしれないが、Gルートのサンズ。ただ、このサンズは通常のサンズとは