イカロスのインベントリには色々な物が置いてある。しかしながら、消耗品となる採鉱機やアーク溶鉱炉・合成機・仕分け機・貯蔵庫・ベルトコンベアなんかは、製造しないと足りなくなるだろう。
敵勢力ダークフォグ無し、技術研究は全部済みで、アップグレードも殆ど済んでいる。イカロスのインベントリは120個まで物を収納出来るが、そのせいか色んな物が入っている。足りなくなったら作らなければならないというので、俺は面倒な事になりそうだと思っている。
まずは回路基板とプロセッサーを作って、マイコンボードとして売り出そう。
・回路基板は鉄インゴット二個に銅インゴット一個を合成機で作れる
・微晶質素子は銅インゴット一個に高純度シリコン結晶二個を合成機で作れる
・シリコンインゴットを作るには、まずシリコン材を用意しないとならない
・微晶質素子二個と回路基板二個を合成機でプロセッサーにする
・採鉱機で石を採掘してアーク溶鉱炉でシリコンインゴットを作り、シリコンインゴットをアーク溶鉱炉で高純度シリコン結晶にする
材料となる鉄インゴットと銅インゴットは、スクラップを買い付けて採鉱機で処理し、アーク溶鉱炉に突っ込めば出来る。シリコン結晶を作るには、石を二回アーク溶鉱炉で処理すれば作れる。鉄筋コンクリートの産業ゴミを処理すると、鉄インゴットと石が手に入る。
株式会社DSPがマイコンボードを安く出した件は、地方紙に小さく載った。産業用マイコンボードとして既存のソフトウェア資産は使えないが、ベンチマークでは高い性能を示していて安価である事から、問い合わせがじわじわと来ている。評価用にばら撒いた事から初期生産分のロットは捌けたので、新たにまた製造しようとしている。製造チートしてるから原価は安いので、そんなに売れなくてもラインを止めるだけで済む。
製造ラインを何も知らない人間が見たら、こう言って発狂するに違いない。
「なんで鉄インゴットから回路基板が出来るんだ!ありえない!」
合成機はイカロスのコアにも内蔵されているので、製造ラインを真面目に用意するのが面倒な時は、それを動かして一、二個くらいを手に入れる。素材が少なくて、わざわざ製造ラインを作る程でも無い時に重宝している。
しかし、自動化したとは言え、スクラップから金属インゴットを取り出して販売する事とマイコンボード販売だけでは、経営の多角化が出来ていないと思う。
DSPではダークフォグ対策として、防衛用設備がある。ガウス砲台と高周波レーザータワーなら、材料もなんとかなりそうだ。
ガウス砲台は銅インゴットからマグナム弾を作れるし、ランニングコストは安いだろう。高周波レーザータワーは、電力さえ供給出来ればまあ実用出来るだろう。
高周波レーザータワーを作るのにはプリズムが要るようだ。プリズムを作るには、石をアーク溶鉱炉でガラスにして、ガラスをさらに合成機でプリズムにする。その他の素材も、回路基板や電磁石、鋼鉄なんかが必要になってくる。
そろそろ口が堅くて信用出来る人間を、一人くらい雇った方がいいような気がする。しかし、ダイソンスフィアを作る事を会社の目標としているのが、うさん臭く思われないだろうか。会社名をDSPにしたのは失敗だったかもしれない。しかし、DSPが何の略かは公開していないので、案外バレないかもしれないな。
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