「はじめの一歩」に女の私が転生する需要はあるの?一応、需要はあるらしい 作:SUN'S
平成▽年1月20日
木村さんのドラゴンフィッシュ・ブローは以前の試合と防衛戦で見せてしまっている。木村さんは宮田君とスパーリングしたり、フリッカージャブを使える鷹村さんとスパーリングをしている
ドラゴンフィッシュは右のオーバーハンドブローであり、ボディーブローを捨て石に放つ強打のため、試合中に選手を見ないという行為を強いる
しかし、そんなことを出来る人はいない
ある種の条件反射を利用する分、より高度な技術に変わっている。木村さんはドラゴンフィッシュに新要素を加えるつもりらしい
ホワイト・ファングの様に上下を打つ高速コンビネーションのドラゴンフィッシュ・ブローをヘッドボールミットで受け、左腕がジンジンと痛む
PS
ガーパイク・ブロー
右ストレートの軌道を切り替えて、オーバーハンドのアッパーカットに変化させる。亜依子の「隼」に似ているけど、アレはフックとジャブだった
平成▽年1月22日
ホーク選手のギプスを外す
「リベホイミ」のおかげで目まぐるしい回復力で元に戻ったホーク選手は「ミゲル、俺にボクシングを教えろ。次は負けねえ」と言っていた
ミゲルトレーナーは泣きそうになりながら「任せたまえ。二度とこの様な敗北は君に与えない」と握手していた。以前のエッチな目付きは消えて
鷹村さんと競っていた純度の高まったボクサーが、リハビリ用の運動部屋の姿見を前に、左ジャブの練習を黙々と繰り返してばかりだ
PS
ホーク選手の取材に来ていた記者が「二度目の敗北はない。次は勝つ」という宣戦布告を大々的に新聞やボクシング雑誌に載せていた
再起は近いのかも知れない
鷹村さんも「あの野郎、また立つのか」と深く笑みを浮かべていた
平成▽年1月24日
山口先生にパンチ力を強める方法を効きに行ったらリストバンドやアンクルバンドをオススメされ、亜依子が足につけてロードワークに向かった
鷹村さんも「重りか。俺様は鉄骨をへし折るダイナマイトパンチだが、手首を鍛えるのに使えるな」と重りに鉛を全て入れてトレーニングを始めた
やっぱり、鷹村さんはすごいね
PS
鷹村さんがリストバンドとアンクルバンドを着け始めた影響なのか。練習生を含めて、無理しない程度の重さでトレーニングを始めた
幕之内君も一緒に始めている
平成▽年1月27日
藤井さんが女性記者の飯村真理さんを紹介してくれた。なんでか私の手をすごく握っていたけど
「適正階級はバンタム級。フライ級に留まる理由が分からないわね。バンタム級に上がれば、あれほど過酷な減量せずに済むわよ」と言われたけど
「私はフライ級だよ。エキシビションマッチの時は適正がフライ級だったし。鴨川会長もフライ級を許しているのは、私が勝つって信じてるからだもん」と返した
少なくとも私にダウンさせたのはイヴァンナ選手と、スパーリングだけど、芦田選手だけだ
PS
雑誌に「花咲選手がフライ級に留まる理由は信頼」と藤井さんが書いてくれた
うん、すごく嬉しいんだぜ、へけっ