「はじめの一歩」に女の私が転生する需要はあるの?一応、需要はあるらしい 作:SUN'S
平成○年12月6日
宮田君のミットを持つ事になった。
八木さんと篠田さんも青木さんと木村さんの練習で忙しく、宮田君のお父さんもプロテストを受ける練習生に勉強を教えているためだ
私に務まるのかと不安に思うも「怪我はさせねえよ」と宮田君に言われ、守備力をアップする「スカラ」を自分に掛けて、ミットを構える
1、1、2のリズムだ
ジャブ、ジャブ、ワンツー
軽やかなステップを踏み、私の構える場所を正確無比に打つ宮田君のパンチの鋭さにビビり、及び腰になりそうになるのを必死に堪えて、パンチを受ける
日本刀みたいな鋭さ
伝家の宝刀っていうのかな?
3分間のミット打ちを3回繰り返した。
練習帰りに宮田君に「なんか身体が硬くなってたな」と言われたので「守備力をアップする超能力的な?」と返したら「どういう超能力だよ、それ」と笑われた
PS
宮田君のジャブにフリッカーが加わった
変則すぎて、怖かった
平成○年12月7日
宮田君と今日もミット打ちをする。
普段はパンチングミットだけど、今日は備品庫にあったドラムミットという胴体に装着するタイプのモノをベルトで締め付け、ミットを構えた
牽制のジャブを多用する宮田君にフックを繰り出すとボディーにカウンターを受ける。たぶん、ドラムミットが無かったらお腹を押さえてうずくってる
ミット越しでもお腹に響くし
「スカラ」を重複させ、構える
ヘッドギアしているけど、怖いものは怖い
PS
帰りに宮田君の家に寄って勉強を教えた
知的なボクシングは出来るのに、どうして?
まあ、そういうこともあるよね
平成○年12月11日
太った気がする
おのれ、幕之内君の家でいっぱい食べるせいか
でも美味しいし、食べると幸せになれるという気持ちでいっぱい食べてしまう。残したり、食べずに帰るのは申し訳ない気持ちになる
PS
今日は、釣り船で雑誌の話をされた
海外では女子ボクシングがどうたらと言われたけど、私はプロボクサーには向いてないよ
あと釣りをしろ
平成○年12月17日
宮田君に「ホイミ」や「リベホイミ」は使えるけど、バフデバフを使えるのかを試してみた
守備力をアップする「スカラ」は使えた
攻撃力をアップする「バイキルト」も使えた
ちょっとだけ怖くなったけど、イメージよりパワーは上がっておらず、不思議だった。宮田君の意見は「お前のビビリで効果を抑えているんじゃないか?」というものだったのだ、それだと理解した
やっぱり、賢いね、宮田君
PS
もしも、セコンドになったら私は絶対に「絆の願い」を多用するんだろうなと確信した
けど、それは努力の否定だと思う
使うにしても「リベホイミ」ぐらいだね