「はじめの一歩」に女の私が転生する需要はあるの?一応、需要はあるらしい   作:SUN'S

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修正しました


プレゼントらしい

平成12年月20日

 

みんなに習いながら、二つのマフラーを編む

 

緑と青の二種類のマフラー、鷹村さんにセーターを渡した友達は自分の分も編んでいたらしく、当たり前のようにペアルックにしていた

 

すげえんだぜ、恋する女の子

 

木村さんもマフラーのことは知っているらしく、楽しみにしているけど、青木さんは泣いていた。相手がいないというので、手袋とニット帽をみんなで作ることにした

 

……喜ぶのかな、マフラー

 

PS

 

Mが、Wになってた

 

やり直しだぜ、へけっ

 

平成△年12月24日

 

クリスマス・イブ

 

木村さんの家に行くと宣言した友達は戦場へと向かう兵士に見えたので敬礼しておいた。みんな、カレシとか好きな人がいるんだよね

 

私は、どうなんだろう

 

夏に宮田君に告白(仮)みたいなのをされて、昨日も幕之内君に言いたいことがあると言われて、優柔不断に宙ぶらりんになっている気がする

 

PS

 

出掛けようとしたらお父さんに邪魔された

 

ふつうにジョギングだよ、カレシじゃねえよ

 

お父さんはちょっと過激すぎるんだぜ

 

平成△年12月25日

 

終業式を終えた帰り道。

 

隠して持ってきていた紙袋を幕之内君に渡したら「うわあ!マフラーだ、ありがとう!」と嬉しそうに笑ったと思ったら「そっちは、宮田君のだよね」と聞かれた

 

「うん、宮田君のやつ」と答えたら、ちょっとだけモヤモヤしている感じになったかと思ったら「し、新人王で宮田君に勝ったら言いたいことがあります!」とだけ言って、走っていっちゃった

 

なんなのさ

 

よく分からないなと思いながら、そのまま雪の降る中、住宅街を歩いて宮田君の家の前、インターホンを押したらトレーニングウェアを着た宮田君が出てきた

 

「何か用か?」と素っ気ない態度の宮田君に「メリークリスマス。じゃあね」と紙袋を突き出して、渡すだけ渡して「おい!」と呼ぶ声も無視する

 

モヤモヤしろ、私みたいにな!

 

PS

 

青木さんだけ数が多いと、鷹村さんに殴られた

 

さすがに理不尽だと思った

 

お父さんに手袋をあげたら、泣かれた

 

平成△年12月29日

 

ジョギングして、シャドウをする

 

雪の積もった河川敷、新人王のトーナメント発表はもうすぐらしい。私は、出場しないのにドキドキしてしまっている

 

落ち着け、私は景品じゃないぞ

 

……鷹村さんは「鈍いぞ、貴様」って前に言ってたけど、そんなに宮田君も幕之内君も分かりやすく私を見ていたのかと少し悩んでしまう

 

「よく、わかんないよ……」

 

雪みたいに不安は溶けない

 

PS

 

風邪をひいた、ふかくぅ…

 

 

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