「はじめの一歩」に女の私が転生する需要はあるの?一応、需要はあるらしい 作:SUN'S
平成□年2月25日
新人王は3月
慣らしのために最後の調整は大阪でするそうで、私達は向こうのジムに迷惑を掛ける可能性を考えて、お留守番になったけど
「守さんに電車券を貰ってるわ。行くわよ」という友達はドラマに登場するような大阪マダムのごときトラの服を着ていた
私達はそれだけら着ない
いや、着たくないと伝える
PS
私がトラを着たら
みんなして「服が可哀想だわ。脱ぎなさい」と言ってきた。うるせぇ、私だって着れる服少ないんだぞ!
アメリカのおっきな服をお母さんとお父さんに頼むのとかすごく申し訳ないんだからな。いや、お母さんは普通に楽しんでるわね
平成□年2月26日
1日遅れで、大阪にきた
女子ボクシングの広告がかなりある。やっぱり芦田選手って有名なんだなと感心していると
ものっそい、見覚えのある人がいた
「待ってたわよ、私のライバル」とラブコールを送ってくるアメリカに帰ったはずの芦田選手を警戒し、こんな肌寒いのに薄着……いや、クロックトップとスウェットパンツ姿を訝しげに見る
ボブは訝しむらしいからね
ふたりの友達をバリアのごとく構えながら「なんで大阪にいるのよ」と聞いたら「大阪空港で帰国しようとしたら、乗り遅れちゃった」と言われた
今は、千堂選手の家に下宿しているそうだ
私の知り合いって、こんなのばっかり?
PS
友達に「おまえもなー」と言われた
ひどい!
平成□年2月27日
なぜか、なにわ拳闘会のジムにいる
おかしい、ジムへの案内は?
いや、ジムだけど
千堂選手のコンディションは好調であり、芦田選手は「あのスリークォーターのブローを受けたら分かるわよ」と意味深な笑みが向いた
「幕之内んとこのヤツやん!?サツキ、また何も考えずに連れてきおったな!?」と千堂選手に頬っぺたをつねられ、「うるさいー!私のライバルよ!」とやり返す
……知的さが消えてね?
いや、元々アメリカ育ちの芦田選手は日本人とアメリカ人のハーフだし、こっちの感覚に染まってきているのかしら?
PS
女子だけの観光になりそう
平成□年2月28日
大阪の古着屋で買い物をする
サイズが合わなくて、泣きそう
おばさんに飴ちゃんをもらえた。黒くて苦いけど、大人な味わいだった。飴ちゃんのラベルを見たら「黒酢」だったので、大人な味だわ
芦田選手、私への執着があるのかな
そう友達に聞いてみたら「ついに、そっちも惹き付け始めたな?」とか「いつかやると思ってたわ」と、訳の分からないことを言ってきた
くっ、宮田君と幕之内君の件が終わったのに、今度は芦田選手の相手なの!?
PS
芦田選手のくびれたボデェーがムカつき、スパーリングでボディーブローをリバーとストマックに使い分け、ついでに「ベホマ」を使った
あばら骨はへし折るのは、我慢した
私も成長しているのだぜ