「はじめの一歩」に女の私が転生する需要はあるの?一応、需要はあるらしい   作:SUN'S

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一人称だぜ、へけっ

友達の名前は、出るよ!

一応、時系列的にダイジェスト東日本新人王編まで!

思ったより、アンケートが早かったので、どうぞです



友達の話らしい

あの子と出会ったのは、高校入学式だ。 

 

まず、目を引いたのは胸だった。

 

その後に顔を見たらテレビに出るアイドルかと思うぐらいに可愛いし、担任の提案で席替えになった後、海の香りのする男の子、幕之内君が隣になったのに嫌な顔もしなかった。

 

男受けしそうな感じかと思えば、女子とも直ぐに仲良くなる。(私が女子で一番仲良しだし)。兎に角、男子の注目を集めているのに本人は無頓着。

 

テレビのドラマで見る小悪魔系というヤツかと思えば、自分を虐めようとしていたクラスの女子グループと仲良くなるし。(何度も言うけど、一番仲良しなのは私)。彼女は人並みにスタイルに悩んでもいた。

 

人間の性善説を唱えると彼女が浮かぶ。

 

怒るし、不満にもなる。

 

けど、あの子は妙に面倒臭い男に捕まることが多い。(私は面倒臭くないわよ?)。お弁当を食べているときに「鴨川ボクシングジムでダイエットを始めたの!」なんて言われた気持ち分かる?

 

ボクシング。

 

野蛮な男のスポーツ、そんなところに丸々と太ったか弱いヒツジが乗り込んだら、大変な目に会うと同じクラスで彼女を虐めようとしていたグループのリーダーを連れて、ジムに乗り込んだ

 

そこで、私は守さんに出会ったわけね。

 

「お前達もダイエットか?」

 

「鷹村さん、私の友達の東谷椎名(あずまや しいな)さんと曽根亜依子(そね あいこ)さん!今日からダイエット同盟を組んだんです。三国志の桃園の誓いだよ、太ったら道ずれにするの」

 

私とリーダーの名前を教える彼女の声が遠くに聴こえる。野蛮な男、そう思えるのに妙に気品を纏った威風堂々とした男の人。

 

それが、私と守さんの出会いだった。

 

出会ってしまえば、もうダメになった。

 

まるで、沼のようにドップリとハマってしまう大人の色香にドキドキしながら、ボクシングの試合でワイルドに戦う守さんの何度もときめいて、気絶した。

 

そのたびに彼女に迷惑をかけたけどさ。

 

同年代の宮田一郎はツンケンしているくせに、あの子と居ることは多くて、守さんも宮田の変化に気づき、からかったりしていた。

 

それとなく、彼女に宮田の事を聞いたら。

 

「よくわかんない」って返ってきた。

 

いや、本人は真面目に答えているのは分かるし。リーダーも「あんた、刺されるわよ」とかマジトーンの心配をするぐらいに。

 

この子は恋愛観が薄い。

 

いや、好意に疎いのかも知れない。

 

「椎名、貴様はどう見る。宮田のあの態度を」

 

「好きですね。100パーセント、うちの子は学校でも人気なんで、かなり競争率高いんで下手したら掠め取られ……いや、幕之内がいるわね」

 

「なんだ、弁当の話か?」

 

「守さん、うちのクラスに幕之内って男子がいるんだけど。あの子も妙に仲良くなってるのよ」

 

「同い年の同級生。対して貴様は精々数日おきに数時間会う程度の知り合いというわけか」

 

「……いきなりなんだよ、鷹村さん」

 

ポンとパンチングボールを殴っていた宮田に、そう満面の笑みで話しかける守さんに宮田は少し怒ったように睨み返している。

 

それから、5ヶ月ぐらい宮田のアピールが始まった。

 

まあ、アピールが細かすぎてあの子には一回も気づかれていないのを守さんは密かに笑い、リーダーはいつの間にか木村って人と付き合っていた。

 

言えよ、友達だろう!

 

1年ぐらい経って、幕之内がジムにきた。

 

最初は直ぐに止めると思っていたのに、気づいたら宮田を倒して、あの子のことをふたりで新人王の景品にしたりしていた

 

「あんた、怒ってもいいのよ?」

 

「幕之内君と宮田君が、なんで私を景品にするのさ」

 

「……えぇ?気づかないの?」

 

「鈍感じゃないのよ。なのに、なんでなのよ」

 

「なんなのさ。なんなのよ」

 

むうっとする彼女をリーダーと二人で撫でて可愛がったりもした。あとリーダーはボディーブローを受けて、悶絶したりもしていた。

 

あのぷにぷにした腕のどこから?

 

そんな驚きばっかりだったし、新人王の準決勝。幕之内は勝ち進み、宮田と決着をつけると思っていたのに、思わぬ伏兵がいた

 

夏期講習で知り合った間柴久美の兄、間柴了があの子達の三角関係に電撃参戦して来やがった。

 

「がんばれー!」

 

試合前の静かな後楽園ホールに声が響く。

 

宮田と間柴は、その声援を自分に向けたものだと思い、闘志を滾らせている

 

ま、魔性の女すぎるわね…!

 

勝ったのは、間柴だった。

 

宮田が負けたことに驚いたけど。

 

あの子は恋愛の事を聞いても「よく分かんない」とは言わなくなった。

 

間柴と幕之内の試合の後、珍しく怒ったあの子の自棄食いに付き合わされて、あの子は7kgも太るということになった。

 

「なんなのさ、もう!」

 

と、ぷりぷりと怒る。

 

「あんたはいつか刺される」

 

「言い切るわね、リーダー」

 

「まあね」

 

 




簡単キャラ解説

東谷椎名(あずまや しいな)

鷹村さんに一目惚れした友達

自称・主人公の親友

正統派黒髪ヒロイン

曽根亜依子(そね あいこ)

木村さんと付き合っている友達

元虐めようとした女子グループのリーダー

不良マンガ系ヒロイン

Q.他の視点も読みたいですか?

  • 幕之内君
  • 宮田君
  • 鷹村さん
  • 友達
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