「はじめの一歩」に女の私が転生する需要はあるの?一応、需要はあるらしい   作:SUN'S

96 / 97
暴れ牛対策らしい

平成☆年8月1日

 

青木さんと木村さんの初防衛は成功し、鴨川ジムの棚には3本の日本チャンピオンのベルトは並んでいる。「私達も頑張ろう」と椎名と亜依子に言う

 

二人も頷いている

 

あと数日で私の試合も始まる

 

鴨川会長が「イヴァンナ・カローヴァの攻撃は、真っ直ぐ打つストレート系に偏っておる。まず、基本に忠実な動きは期待できんじゃろう」と教えてくれ、八木さんが「あと数日だけど。出来ることはするべきだからね」と、鷹村さんの立つリングを指差す

 

「貴様には鷹村の突進を止めてもらう!」

 

「どさくさ紛れに触っても許されるか?」と手をワキワキさせる鷹村さんから胸を守るように庇い、「椎名が怒るよ!」と言えば「いや、もうその際だから危険物を千切ってもらおう」と椎名が言ってきた

 

裏切るの?

 

PS

 

サンドバッグを挟んでの突進だった

 

馬力の違いで押し負けた

 

平成☆年8月2日

 

今日も押し相撲だ

 

鷹村さんに椎名と亜依子も加わった三人に押され、コーナーに戻される

 

そこから密着しながらサンドバッグを殴り付け、また押し返すというトレーニングを繰り返し、リバーブローとストマック・ボディーブローを繰り返す

 

「小癪な!」と真逆から殴ってきた鷹村さんのせいで私は転がりながらリングの外に落ちて、危うく死ぬところだったと「ベホマラー」を自分にかける

 

鷹村さんじゃなくて、幕之内君に代わり。突撃してきたサンドバッグに肩口からぶつかり、ボディーブローを連打し、椎名と亜依子の二人がダウンする

 

PS

 

グランパス・キャノンの打ち方も変える

 

突き上げ型と斜め上を打つ二種類だ

 

リバーブローとストマック・ボディーブロー

 

平成☆年8月5日

 

計量室

 

男の人のいない更衣室でお互いに体重を計り、OKを貰って手早く着替えていると「あなた、つよいひと」と拙い日本語と右手で指を差された

 

「Русский язык лучший выбор.」と返したら、嬉しそうに「Понятно значит, вы понимаете по-русски.」と言われて、うなずく

 

通訳の人は英語を想定していたらしい

 

白い肌に、白い髪のキレイな女の人なのに、あれだけワイルドに戦えるのかと感心する

 

PS

 

試合は明後日だ

 

気を付けよう

 

平成☆年8月6日

 

鴨川会長に「少しは食べるか飲んでおけ」と言われたけど。私はイヴァンナ・カローヴァ選手に勝ったら、ステーキを食べると決めている

 

ぐうぐうとお腹が鳴る

 

シャチはお腹が空いたら手当たり次第に食らい付き、一撃で倒しきる。遊ぶし、狩りもする。けど、イヴァンナ・カローヴァと会ってから、余計にお腹が空く

 

芦田選手より気にならないけど

 

ずっと圧を感じている

 

PS

 

明日になったら、いっぱいご飯を食べよう

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。