Re:Archive   作:不変

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前回のあらすじ
キヴォトスに付いて知識を得たがまた死んだ
クソゲー過ぎる!

そんな感じ


ステージ 0-3

 ─────っ!

 

「ハァ、ハァ、ハァ……」

 

 あれは、夢じゃなかったのか……?

 

 だけど、あれが夢じゃ無いとして、何で俺はまた廃墟の中に居るんだ?

 

 死んだから?

 

「死んだから戻って来るなんて、まるでゲームじゃ無いか……」

 

 死んだら戻って来るルールなのか、それとも単純にくり返しをさせられているだけなのか……

 

 

 まぁそれは、もう良いとして──

 

「死んだのか……2回も……」

 

 未だ自分が死んだことを受け入れられない……

 

 いや、考えたくない

 

「なんで、なんで俺が殺されなきゃいけないんだ……! 何かしたのか? 俺が? 知らない世界に飛ばされて、何かする事も出来ず、何も分からないまま殺される」

 

 許せない

 

 巫山戯るな!! 

 

 

「……必ず、生き延びてやる」

 

 

 

 

 少年の目には青い空と揺るがぬ意志が写っていた

 

 

 

 

「まずは、この能力に付いて調べ無いといけない」

 

 少年はまず、何故此処へ戻って来るのか、何故トリガーが死ぬ事なのか、何故こんな能力が有るのかを考え始めた

 

「此処へ戻って来る理由で考えられるのは、多分ここ以外の記憶が無いから、もしくはここがセーブポイントとして設定されているからのどちらか」

 

「そしてトリガーが死ぬ事で有るのはどうにも出来ないからなるべく死なない様に気を付けるしか無い」

 

「最後になんでこんな能力が有るのかだけど……この廃墟が関係してるのかも知れない」

 

 

「と言いたいけど、何も見つからなかったから、あくまでここは実験室の内の一つでしかないのかもしれない」

 

 案外考えてみれば分かる事も多いし、少し気分が楽になる

 

 少年は頑張って冷静を努めてるがやっぱり死ぬのは怖い訳で、それをどうにか誤魔化す事しか出来ないのだ

 

 それでも諦めず彼は考える

 

 

 

「大体予想は付けたから、後はどうやって死ぬのを減らすかだけど……」

 

 キヴォトスの治安が悪すぎて生き延びるのが難しいんだが?

 

「一番の問題はやっぱりそこだよな〜」

 

 幾らこっちが気を付けても、銃弾や爆弾が平気で飛び交う様な世界じゃ気を付け様も無いと言えるが、あくまでそれはブラックマーケット内だけかも知れないから早急にブラックマーケットを離れるとする

 

 

 

 が、やはり人生そう上手くいかず

 

「おい、あんた今ぶつかってきたよな?」

 

 また絡まれた……

 

 どうにか直ぐ離れようとして周りが見えていなかった俺が悪いのだが、それでも之は……

 

「おい!」

 

 クソッ、早く離れないと……

 

「おいっ! 聞いてんか!?」

 

「うるさいな……」

 

「何だテメェその態度!」

 

 うぐッ

 

 鳩尾を殴られた、綺麗に入った様で起き上がる事が出来ない

 

「チッ、逆らいやがって、このクソが」

 

「殺しちまおうぜ〜」

 

「……それもそうだな」

 

 殺す?

 

 俺を?

 

 

 俺が何をした?

 

 何か悪い事をしたのか?

 

 何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で

 

 何でッ!! 

 

 許さない

 

 許せない

 

 お前らなんかに、お前らなんかに殺されるくらいなら

 

 

 

 

 

「殺してやる」

 

「は?」

 

「お前、今なん──」

 

 少女が言い切る前に素早く少女が手に持っていた銃を奪い取り

 

 そのまま───

 

 

 

 ─撃った

 

「グハッ!」

 

「テ、テメェ!」

 

 傍らにいたもう一人の少女は、こちらに銃を向け撃って来たが、銃を向けられるのが分かってた少年は、直ぐ様先程撃たれて気絶した少女を盾にした

 

 そのまま、銃を放つ

 

「初めて銃を撃ってみたが、案外、気分が良いな」

 

「テメ、卑怯だぞ!」

 

「卑怯? 幾らでも言えよ、直ぐに黙らせてやる」

 

 気絶した少女を盾にしながら仲間の少女の元にジリジリと近づく

 

 

「こ、こっちに来るな!」

 

 話を聞く必要は無い

 

 そのまま撃つ

 

「痛っ!」

 

 どうやら彼女達にも痛覚はあるらしい

 

 それでも撃つ

 

 ─撃つ

 

 ─撃つ

 

 ─撃つ

 

「も、もう辞めてくれ……! 近づかないって約束するから!」

 

「本当にいってるのか? お前達程信用出来ない人間は居ないぞ?」

 

「か、金もやる! 他にも色々やるから! なっ!? ゆるしてくれ!」

 

 金か……

 

 確かに、これから色々と必要になってくるし、このまま見逃しても良いかも知れない

 

 ダメだ、今ここで徹底的に殺してやったほうが良い

 

 許しを請う少女を前にして少年の頭の中では2つの意見がぶつかっている

 

 殺すべきだ! 

 

 いや、見逃しすべきだ……

 

 ナゼ!? 金なんてコイツラを殺して奪えば良い! それにコイツラは俺を2回も殺したんだぞ!? 許せるわけ無いだろ! 

 

 確かに、理不尽にも殺されたが……それでも、殺すのは駄目だ、線引が出来なくなってしまう

 

 ハッ、線引なんて要らねぇ! コイツを殺せ! 今、すぐに! 

 

「黙れ」

 

「黙れ」

 

「黙れ!!」

 

 静かにしてくれ……

 

「……今回だけは、見逃してやる」

 

「い、いいのか?」

 

「うるさい、さっさと金を置いて目の前から消えろ」

 

 そう伝えると、少女は気絶したもう一人の少女を引きずりながら闇の中へ消えていった

 

 壁にもたれ掛かりため息を吐く

 

「……何をやってんだろうな、俺」

 

 

 人(・)を(・)撃(・)っ(・)た(・)それだけで既にヤバい事をしてるのに、あまつさえ殺そうとした

 

 自分の、意志で

 

 人を撃った感触が、銃の反動が、未だに手の中から消えない

 

 

「……取り敢えず、此処から離れよう」

 

 

 そう呟きながら、ブラックマーケットを後にした

 

 

 

 

 

 

 

 ??? Side

 

「ふ〜ん?」

 

「珍しい男の人間がいると思ったら、面白い事してんじゃ〜ん?」

 

「フフッ、楽しみになって来た!」

 

「他の子達にも伝えてあ〜げよ!」

 

「待っててね〜? 獲物君?」

 

「アハハっ、アハハハハハッ!!」

 

 

 

 

 BOMBER1234 50〜〜!

 ブラックマーケットで珍しい男の子見つけた! ✨️

 速いものがちだよ!

 

 写真貼付

 

 

 

コメント

 

 マジ?

 

 冗談でしょ〜

 

 うおぉぉぉ! 男だ!!

 

 ふむ、これは珍しい

 

 キヴォトスに人間の男なんていたんだ〜

 

 これは、随分と狩り甲斐があるね

 

 

 

「うんうん、これで良し!」

 

「さぁ! 逃げ切ってね〜?」

 

「え・も・の・く・ん?」

 




To be continued

誰かに狙われてしまった!
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