Re:Archive 作:不変
前回のあらすじ
初めて銃を撃って殺そうとした
後良く分からないけど誰かに見られてる(少年は知らない)
そんな感じ
オリキャラ登場注意
取り敢えずブラックマーケットを離れた少年は連邦生徒会の管轄下にあるD.U.に来ていた
「此処がキヴォトスの中心か……」
D.U.に来た少年はまずは腹ごしらえをする為近くにあった飲食店に入った
「キヴォトスのご飯は初めて食べるな……どんな感じだろう?」
今までゆっくりする暇も無かったので完全に気が緩みきっている
それ故か、周りの数人から見られているのに気がつけなかったのは……
「お待たせしました!」
「おっ、来た来た」
見られてるとも知らず、運ばれてきた料理を貪る少年は、食べながらも自分について考えていた
自分は何故キヴォトスに居るのか
それについて、考えられる点は
①別の世界から連れてこられた
あまり考えられないが、可能性が無いとも言い切れない
何故ならキヴォトスを知らないのに
本当に記憶喪失なら、キヴォトス以外の世界も知らない筈なのに、キヴォトスを初めてと認識している所が少しおかしい
②キヴォトスに転生した後普通に記憶喪失
之も無くはない
さっきと言ってる事は違うが、例えば違う世界の記憶を持ったままキヴォトスに生まれたが、何らかの理由で
が、そんな都合良くいくのか?
③元からキヴォトスに居たが記憶喪失になった
これはあんまりだ
上述したようにキヴォトス以外の記憶があるような事をずっと考えてるから
多分③へ無い
というわけで多分①か②のどちらかだと思われる
まぁ、記憶を取り戻さないとどっちでもあんまり意味がないけど
そんな事を考えながらも、料理を食べ終わった少年は先程
それがいけなかった
「なぁ」
「?」
後ろから声を掛けられ、振り返ったその時
─バチバチッ
「がッ!?」
「……気絶させる事に成功した、後は運ぶだけだ」
『了解』
何処かのアジト
「うっ、こ、ここは……」
少年は椅子に縄で括り付けられたまま目覚めた
「お、起きたか」
「おまえは…誰だ……?」
「私か?私の名前は日比野ユナ、運び屋とバウンティハンターをやってる」
「運び屋……?」
「あぁ、あんたは今からあるマフィアの下へ送られるなんせ、人間の男は珍しいからな」
そう言いながら目の前の少女は笑っていた
にげる?
縄の所為で無理
倒す?
之も縄で無理
話す?
まだ他よりまし
「どうして、キヴォトスに人間の男が居ないんだ…?」
「さぁ?でも男にはヘイローが無いし、生存競争にでも負けたんじゃない?」
ヘイロー?何だそれは
「その…ヘイローってのは?」
「何も知らないんだな…まぁ説明してやる」
「ヘイローってのは頭の上にあるこの輪っかだ。他の奴らにもあるし一説では、コレのお陰で銃弾を喰らっても平気だとも言われてる。まぁ私は死なずに戦えるなら何でもいいけど」
そういえば、初めて銃を撃った時あの二人は死んでいなかった、単純に当てるのが下手だからと思っていたが、普通に考えたら死んでいるに決まってる
そして目の前のこの少女、日比野ユナはどうやら戦闘狂のようだ
ますます逃げれたくなった
だがよく見ると彼女は銃を持っていない
「何で…銃を持って無いんだ…?」
「ん?あぁ、私はナイフファイトが好きなんだよ、接近戦でしか得られないスリルってもんが有るからな!」
より逃げたくなってきた
聞くんじゃ無かったこんな事…
銃を持ってないならどうにか逃げれると思ったのに…
「銃を持って無いのは珍しいのか…?」
「そりゃあそうさなんせ、ここじゃあ銃を持って無いヤツは裸よりヤバいって言われる程だからな」
そこまで銃社会だったとは…
「他に銃持って無いヤツなら多分百鬼夜行にでもいきゃ居るんじゃねぇか?なんせあそこにゃサムライが居るからな」
サムライ…百鬼夜行…どうやらキヴォトスにも日本らしき場所は有るみたいだ
でも良く考えてみたらキヴォトスの言語は日本語だ
もしかしたらキヴォトスの外には日本が在るのかもしれない
「まっ、生きてれば見れるじゃねぇか?」
「俺は…死ぬのか…?」
「さぁ、私は唯の運び屋だからな」
どうにかしないと
だが、幸いにも縄で括り付けられているのは腕だけだ
どうすれば……
「取り敢えずもう一回眠ってくれ」
「っ!今!」
「は?ぐふっ!!」
もう一度眠らせようと近付いてきた少女の鳩尾に思いっ切り蹴りを喰らわせた
「いって……」
そのうちに立ち上がり後ろの椅子を壁に叩き付ける
木の椅子だったから結構すぐに壊れた
後は逃げるだけ───
「──そう簡単に逃がす訳ねぇだろ!」
眼前に刃
「っ!」
「チッ、避けやがったな」
「当たり前だろ、こっちは命が掛かってるんだ」
「へぇ?じゃぁコレも避けれるかなッ!」
そう言いながら大雑把に振り下ろしたり、切り返し、突き、払い、袈裟斬り等を繰り出しながら間々に蹴りを入れて来る
「くそっ!」
「へぇ?案外やるじゃん」
「どうもッ!」
二度死んだ事で多少は恐怖が薄れ、刃をしっかり目で追うことが出来る様になった少年は、少女の猛攻をどうにか避けていた
だが、いつまでも避け続ける事は叶わず──
「ぐっ!」
「あんまり深くいかなかったな〜」
「くそッ」
左肩を斬られた
血が溢れ零れていく
斬られた傷周辺が冷たく、傷自体は熱い
この温度差がとても気持ち悪く、どうにも上手く回避出来ない
「さぁ!もっと避けてみな!」
そう言いながら先程より洗練された攻撃をしてくる
どう避ける?
そもそも避けれるか?
いや良く見ろ、何か有るはずだ
「!ここだッ!」
「がはッ!!」
少女の顎に俺のアッパーが突き刺さった
倒れたままの少女はそのまま話しかけてきた
「な、なんで…反撃、出来た……?」
「あんた、突きをした後毎回左で蹴るだろ…そこで上手く受け止めて、カウンターを入れただけだ……」
勝った筈なのに何で息切れしてんだよ俺は
取り敢えず逃げないと
「……逃げるのは良いが、一つだけ注意しときな」
「あんたの事、今じゃネットで大盛り上がり、きっと沢山の刺客が送られてくる……気を付けな」
「忠告ありがとさん」
その受け答えを最後に外に出た
To be continued
ノーデスクリア