それが男の尻であるよりも女の子のお尻であれば尚良い。だからゲーム内で作るキャラは女性キャラなんですよ。
私から言わせれば何故男の尻を眺めながらゲームをせにゃならんのだ。と、なる訳です。
だからスパイダーマンがお尻を目で追っても不自然ではないんです自然現象なんです!
ニューヨークの摩天楼を赤と青の影が舞う。
「Fooooooooooooooooooow!!」
swinp!
パシュっという音と共に糸が噴出され、振り子運動の要領で彼はニューヨークを駆ける。
蜘蛛の巣の様なデザインに赤と青のカラーリングのスーツ、道に迷ったお婆さんや、迷子の子供、自転車泥棒に、虐めの現場。
彼は事件に駆けつけるのではない、そこに困った人が助けて欲しい人がいるから駆けつけるのだ。
これにニューヨーク市民は歓喜した。「ニューヨークにマトモなヒーローが来てくれた!」と。
いや、しかし待ってほしい、彼の前に、そういたでしょう?空を舞う可憐な妖精、その名もフェアリーが・・・って、え?あんなハレンチ妖精がマトモなヒーローであってたまるかですって?
いやいや、彼女だってちゃんと彼と同じ様に事件だけじゃなくて・・・え?助けて人全ての性癖を捻じ曲げるのは最早テロ行為だって?彼女に助けられた恋人の性癖が壊れて破局したカップルが幾つか存在している・・・?
うーん、それはそれ!これはこれ!ともかくそんな問題児?ヒーローフェアリーに続く新たなヒーロー、その名は・・・
親愛なる隣人!スパイダーマン!!
「やぁ、スパイディ!今日こそ先輩の尻に追いつけるといいな!」
「頼んだわよスパイディ!ニューヨークの風紀を守れるのは貴方しかいないわ!」
「あのケシカランお尻をお前の糸で隠してやれスパイディ!」
うーん、この、嫌われてる?いやでも感謝の声のが多いよ?フェアリーに対しては。
「私は今までなんという愚かな事を・・・女性の価値は胸だと、胸の小さい女に人権等ないと!・・・そう愚かにも考えていた私に彼女は啓蒙を与えてくれたのです!そう!尻です!お尻こそが真の女性の価値であると!揺れるお尻に男は誘われる・・・そう!さながら誘蛾灯に誘われる蛾の様に!・・・所詮我等男と言うのは有史以来女の尻を追う生き物なのだと・・・彼女が心理を説いて下さったのですよ尻で!」
「俺ぁ、今まで乳と言えば谷間だと考えていたわ訳だ。簡単な話さ、デカけりゃデカい程、谷は深まる。こんなにシンプルで分かりやす位指針はねぇってな・・・だがよぅ・・・あの嬢ちゃんを見て、俺ぁ悟っちまったのさぁ・・・乳は横から見るのが良いってなぁ・・・。横から見りゃつまり乳の大体の形が分かる。しかも横からなら女にバレずに視観出来るかもしれねぇ、ワンチャンあんぜこいつぁよぉ・・・!」
「お姉ちゃんのおっぱいおっきくてやわらかかった!僕、大きくなったらおっぱいのおっきい女の子と結婚する!」
うん、性癖捻じ曲げてるのしかないな。駄目だコリャ。
最早ヒーローと言うよりは変態メーカーと化してしまった先輩ヒーローに僕等のスパイダーマンが追いすがる!
「くっ・・・やっぱ早すぎるな彼女、まぁ、向こうは空飛んでから当然と言えば当然なんだけど。」
蜻蛉の翅は科学的に見ても非常に効率的に出来ていると確認されている。もし同じサイズのオニヤンマと隼がいたとして捕食者になるのは果たしてどちらなのだろうか・・・?
かくしてスパイダーマンは今日もフェアリーのお尻を見つけるが追いつけない。まさか、お尻を見たいが為に態と追いつけないでいるなんて僕等のスパイダーマンがそんなことする筈もなく。
「あっー!もう、視界にチラつく!何なのあのお尻!マジで誘引効果でもあるんじゃない!?」
失敬、所詮スパイダーマンも男である。男は所詮女の尻の奴隷じゃけぇ・・・。
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スパイダーマンが実在する。それを知ったのは、夕食時にお父さんが愚痴っているのを聞いた時だった。
「あんな覆面を被ってヤツは怪しい!」
スパイダーマン、ボクの心の支え。人生の指針だった存在。
心がポワポワする。ピーター・パーカーは実在した。もしかしてあのピーターが本物のスパイダーマンだったのだろうか?
このニューヨークに何人のピーター・パーカーがいるのだろうか?もし、もしも彼がスパイダーマンならボクは・・・。
胸がドキドキする。そうだ、もし会えたらサインを貰わなくちゃ。綺麗な色紙を用意して額縁も作ろう。
そうしてウキウキ気分で今日も空を飛んでいたら。
「やぁ、妖精の先輩さん。やっと追いついたよ。流石に空は君の土俵?って感じだね。」
スパイディだ生スパイディが目の前にいた。ボクは思わず口元を両手で覆って感極まっていた。
「えっ、ちょ、何その顔文字・・・もしかして泣いてる?えっ、何で???」
「あ、の・・・スパイダーマンさん、大、大大ファンで・・・す。」
「え?あっ、うん、それは・・・どうも?」
あぁ、でも折角スパイダーマンに遭遇出来たのに色紙用意出来てない、サイン貰えない。
「ぐす・・・」
「わーっ!待って、待って!何で更に泣くの!?」
「色紙、無い、から・・・サイン・・・ぐすっ。」
「えっ!サイン!?いややった事ないんだけど・・・えぇ・・・?調子狂うなこの人・・・。」
ボクがグズってるとちょっと離れたスパイダーマンがどこから友なくノートを持ってきてそれを一枚破いて渡してきた。
「ハイこれ、僕のサインね。デザインは・・・まだちゃんと考えてないから無難にね。」
貴方の親愛なる隣人、スパイダーマンよりと書かれたその紙片を見てボクは思わずわんわんと声を上げて泣いてしまった。
そんなボクに更にオドオドするスパイダーマンに気付けば自然と抱きついていて「あばーーーーーーっ!?」と謎の悲鳴を上げるスパイダーマンにボクは宝物を手に入れた少年の様に喜んだ。
一頻り泣いたボクは早速このサイン紙を収める額縁を用意しようとスパイダーマンにお礼を言って飛び立つ。
「あっ、ちょ、待って!?ようやく追いついたのにまだ肝心の相談がって、あぁーーーっ!?ちくしょう僕の馬鹿め!似てるからって反応するなリトルピーターああああっ!?」
そんな叫びが聞こえたけど、どういう意味なのかは良く分からなかった。
後日、立派な額縁に納まったサインを見てお父さんが開口一番に捨てて来なさいというから涙目になって今にも泣きそうなボクを見たら「んんっ!いやまぁアイツもあれで今のところ悪事は働いておらんし・・・今後価値が・・・いや、しかし・・・おのれスパイダーマンめえ・・・よくも私の可愛い娘をぉぉぉっ!?」
とか悶絶してたけどこのサインは置いといても良いらしい。
ボクはスパイダーマンが大好きだ、でもピーターの事も大好き。
恋愛感情とかはまだよく分からないけれど、もし・・・もしもスパイダーマンの正体がホントの本当にピーターだったら・・・。
自分でもよく分からない胸の高鳴りに、ちょっと困惑するそんなフェアリーことミスティであった。
尚、それから暫くピーターはボクを見ると鎮痛な面持ちで「ごめん、ミスティ・・・僕は最低野郎だ・・・」と何故か謝罪されるのであった。
おかしいなもう朝だ。なのに全く眠くない・・・かの高名な僕等の馬師父もおっしゃっていたが全くエロとは凄まじい・・・。