俺とジジイの提督生活(タイトル募集中) 作:Z/Xプレイヤー26
「ケッコンカッコカリの申し出を了承する」
大佐の返答を聞いた金剛は…
「………本当…デスカ?…嘘じゃ…無いデスヨネ…?」
「当たり前だ、嘘は吐かない」
「嬉しいデス…本当に…今までで一番…happyデス!!」
金剛は眼に涙を溜めながら喜んだ…
「まあ、レベル99になったご褒美みたいなものだしな…」
「エ?」
大佐の言葉を聞いて、金剛は呆気に取られる。
「大佐?それはどういう意味かしら…?さっきの話を聞いていてその返答は無いんじゃない!?」
「いやいや?ケッコンカッコカリの話はあくまでも、お前らの価値観だろ?俺の価値観はそんなもんだぞ?」
大佐の言葉を聞いて、天津風は怒りに震えた…そして、金剛は未だに状況の理解が出来ていなかった…
「大佐…最低ね…金剛が大佐とケッコンカッコカリするためにどれだけ頑張ったか知ってるでしょ!?」
「あ、天津風?ワタシは大丈夫デス…そんなに大佐を…」
金剛が天津風を止めようとするが、天津風は更に大佐を怒鳴った。
「金剛の頑張りを踏みにじる気!?そんな最低な人だとは思わなかった!!」
「ハァ…少し落ち着け、別に金剛が嫌いだからそんな言い方をしてる訳でも無ければ、ふざけている訳でも無い…寧ろ真剣に考えているからこその、ケッコンカッコカリに対しての俺の価値観だ…」
大佐の言葉の意味を理解できないのか、天津風は更に怒鳴る。
「真剣に考えて、それでも踏みにじるのが答え!?」
「埒があかんな…天津風は無視して本題に入るか…おい、金剛!!」
「ハ、ハイ!!」
怒鳴る天津風を大佐は無視して、金剛に話しかけた。
「とりあえず、俺とケッコンカッコカリじゃなくて、本当の結婚をしたいのか?それを聞きたい…」
突然の言葉に、金剛は驚いた…天津風も怒鳴るのを止めている。
「ほ、本当の結婚って…カッコカリじゃなくて…ガチ…デスカ?」
「ガチって言い方はあれだが…まあ、間違いでは無いな…」
「したいデス!!」
「即答かよ…」
大佐に言われてからの金剛の返答までの速度は、0.05秒…
「だったらその指輪を嵌めておけ…とりあえず、お前が『俺との結婚』の権利を手に入れた事になる」
「は?」
「WaT?」
訳が分からず、金剛と天津風が間抜けな声をだした。
「意味が分からないか?俺は交際もせずに結婚するつもりも無ければ、中途半端な奴との結婚は願い下げだ。それは分かるな?」
「ハイ…」
「う、うん…?」
金剛は何となく分かった様な雰囲気ではあるが、天津風はイマイチ要領を得ていない様だったが、大佐は話を続けた。
「まあ、つまりだ…今は深海棲艦との戦争中だ、しかもお前たちは国家機密…外に出る事もままならない、それだと交際は大した意味は無いだろう、どのみち鎮守府内で一緒に居る訳だしな…まあ、熊野としたような簡単なデートくらいなら出来るかも知れないが…」
「この前の事件が起こる可能性が有るわけデスネ?」
金剛の指摘に大佐が頷く。
「そうだ…それで、交際の代わりになるのが『ケッコンカッコカリ』の指輪だ。それに、レベル99になるのは並大抵な事じゃ無い、俺と結婚したいなら中途半端な覚悟じゃ無理だって事だな」
「デモ…大佐?他の娘がレベル99になって、大佐と結婚したいと思っていたら、どうするんデスカ?」
「あっ!!成る程!!……確かに他の娘が名乗り出たらどうするの?」
今更天津風は要領を得た様子だった。
「そればっかりはな…俺の好みだな…それくらいは許してくれよ?あ、因みに深海棲艦との戦争が終わらないと、挙式とかやらないからな?寧ろ、戦争が終わらないと、結婚もしないから…宜しく」
「な、何でよ!?」
「そ、そうデスヨ!!何でデスカ!?」
大佐は苦笑いしながら言った…
「お前たちは艦娘だ…戦争中なら出撃するだろ?好きな女を死地に送るとか有り得んから…絶対に認めないからな!!結婚したいなら、絶対に沈まずにさっさと戦争を終わらせるぞ!!良いな!?」
その言葉に、二人も苦笑いで返した…そして、新たに闘う覚悟を決めた…
その後、指輪の話が鎮守府内に広まり、レベリング競争が始まったのは言うまでもない…
大佐の変な恋愛観の話でした…とりあえず、金剛さん…おめでとうございます!!(笑)