俺とジジイの提督生活(タイトル募集中)   作:Z/Xプレイヤー26

23 / 23
第21海

大佐は一日の仕事を終えて、提督用の風呂に入っている。

 

「ああ~…生き返る…って親父臭いな…」

 

自分の独り言に苦笑いしていた。

 

「それにしても…ジジイが居ないだけで、こうも仕事が片付くとはな…後は、大和の扱いをどうするか…安易に出撃させれば、即座に資材がご臨終するからな…どうすっかな…」

 

大佐が風呂に浸かりながら考えていると、不意に風呂場の扉が開いた…

 

「大佐…背中流しマス…」

 

入って来たのはバスタオル一枚の金剛だった。それを見た大佐の反応は…

 

「もう流したから別に良いわ…出てけ」

 

素っ気ない物だった。

 

「チョット大佐!?ワタシの裸にそのreactionデスカ!?」

 

当然金剛は食ってかかった。

 

「………どんなリアクションを期待してたんだ?慌てふためく姿か?残念だったな…何かもう一周回って冷静だな」

 

「ウグッ…もしかして大佐…インポテンツ…デスカ…?」

 

「別に不能じゃねえよ…恐る恐る訊ねるな…」

 

金剛の発言に若干ブルーになった大佐だった。

 

「デモ…何もreactionが無いのはつまらな…イエ、傷つきマス…」

 

「最早お前は恋愛感情よりも、好奇心で俺に結婚を申し込んだ可能性が出てきているんだが…」

 

「………大佐の事は大好き…LOVEなんデスケド…結婚は戦争が終わってからと言われて…正直、何をしてイイのかワカリマセン…」

 

金剛の言葉を聞いて、大佐は納得した。

 

「あー…そこら辺は配慮して無かったな。そうだよな…デートも滅多に出来ないしな…そうだな…」

 

「この辺り一帯のenemyはやっつけマシタカラネ…」

 

そう、この辺りにいた深海悽艦は殆んど殲滅された…大佐とケッコンカッコカリするために、手当たり次第に倒したのだ…その活躍の様は凄まじい物だったのは、別の話である。

 

「あー…詰まらんかも知れないが、最近夜に散歩をするようになったんだが、ついてくるか?鎮守府の敷地だけどな?」

 

「本当デスカ!!行きたいデース!!」

 

大佐の提案に、金剛は嬉しそうに返事をした。

 

「なら、風呂あがってから行くから、さっさと大浴場行ってこい…湯冷めしないように、しっかりと暖まってから来いよ?」

 

「ワカリマシタ!!じゃあ、いってきマス!!」

 

金剛は風呂場から出ていった。

 

「っはー…いきなり裸で入って来るか!?焦った…平然と会話を進めてたが…ったく…無邪気過ぎるのも考えものだ…」

 

大佐は全然平気じゃ無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鎮守府の中庭を大佐と金剛は歩いていた。

 

「…ここら辺は年中夏みたいな物だからな…夜風が涼しいだろ?」

 

「ハイ…涼しいデス…」

 

金剛の元気の無い返事を聞いて、大佐は金剛を心配した。

 

「どうした…?気分でも悪いのか?」

 

「…………手を…繋いでクダサイ…」

 

金剛はもじもじしながら大佐にお願いをした。

 

「悪い、気が付かなかった…ほら」

 

金剛の左手を大佐が握る。

 

「♪」

 

金剛は嬉しそうに笑った。

 

「……指輪か…これで繋がってるんだよな…」

 

「…ハイ…大好きデスヨ…大佐」

 

金剛の素直な好意に、大佐は嬉しい反面、悲しくもなった。

 

「ありがとうな…こんな時代じゃ無ければ、お前達も…もっと幸せになれたんだがな…」

 

「…大佐…ワタシは幸せデス…だから…死なないでクダサイ…ワタシ達も絶対に沈みマセン…」

 

「ああ…そうだな…絶対だ…」

 

二人は苦笑いしていた。

 

「それに大佐?部隊の艦娘達は皆大佐の事が大好きデス…だから…他の艦娘にも…手を出しても良いんデスヨ…?」

 

「……………その発言は予想外だった…」

 

「寧ろ、手を出して、大佐の甲斐性を見せてクダサイ!!」

 

「グイグイ来るな!?何かあったのか!?」

 

金剛の突飛な発言に、不安を覚えた大佐は金剛を心配した。半分は身の危険を感じての物でもあったが…

 

「…ワタシは大佐が大好きデス…デモ、皆も大佐が大好き…だったら、独り占めはNOデス!!これはワタシの覚悟デス!!沢山のgirl達の好意を受け止めて…『悪いな…やっぱり金剛の事が一番好きだ』って言わせたいんデース!!」

 

「殆んど格好良かったのに、最後ので台無しだな!!」

 

「oh…最近大佐…ツッコミキャラになってマセンか…?」

 

「自分でも驚いてるよ…でも、ありがとうな…こんな俺を好きで居てくれて…やっぱりストレートに好意を伝えてくれるお前は凄いと思えるな…」

 

大佐は金剛の長所を褒めた。

 

「そう言えば、大佐…ワタシもCardgameを始めたんデス!!」

 

「そして、話に脈絡が無いのはお前の短所だ…で?何のカードゲームだよ…てか、天龍に聞いたのか?」

 

「yes!!アマタツに聞きました!!」

 

「アマタツって…天龍が聞いたらキレるな…」

 

どこぞの気象予報士の様な呼び方を聞いて、大佐は天龍が不憫に思えた。

 

「それでCardgameはガンダムの奴デス!!この前gamecenterでやってみマシタ!!」

 

「ガンダム…まあ、天龍から聞いたならそれが妥当だな…」

 

大佐が結論を出すと、金剛が大佐の腕を掴んだ。

 

「と、言うわけで…大佐!!今からbattleしまショウ!!まだgamecenterは開いてマス!!」

 

「……マジか…?明日じゃ駄目か…?」

 

「NOデス!!思いたったがgooddayデス!!」

 

「最早お前はルー○柴レベルになってるな…」

 

そんな大佐のツッコミを無視して、金剛はゲームセンターへ向かった。

 

「面倒臭いな…」




さあ、金剛は大佐に勝てるのでしょうか!?………リアル戦闘だと、艦娘には勝てないよね…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。