俺とジジイの提督生活(タイトル募集中) 作:Z/Xプレイヤー26
大佐は一日の仕事を終えて、提督用の風呂に入っている。
「ああ~…生き返る…って親父臭いな…」
自分の独り言に苦笑いしていた。
「それにしても…ジジイが居ないだけで、こうも仕事が片付くとはな…後は、大和の扱いをどうするか…安易に出撃させれば、即座に資材がご臨終するからな…どうすっかな…」
大佐が風呂に浸かりながら考えていると、不意に風呂場の扉が開いた…
「大佐…背中流しマス…」
入って来たのはバスタオル一枚の金剛だった。それを見た大佐の反応は…
「もう流したから別に良いわ…出てけ」
素っ気ない物だった。
「チョット大佐!?ワタシの裸にそのreactionデスカ!?」
当然金剛は食ってかかった。
「………どんなリアクションを期待してたんだ?慌てふためく姿か?残念だったな…何かもう一周回って冷静だな」
「ウグッ…もしかして大佐…インポテンツ…デスカ…?」
「別に不能じゃねえよ…恐る恐る訊ねるな…」
金剛の発言に若干ブルーになった大佐だった。
「デモ…何もreactionが無いのはつまらな…イエ、傷つきマス…」
「最早お前は恋愛感情よりも、好奇心で俺に結婚を申し込んだ可能性が出てきているんだが…」
「………大佐の事は大好き…LOVEなんデスケド…結婚は戦争が終わってからと言われて…正直、何をしてイイのかワカリマセン…」
金剛の言葉を聞いて、大佐は納得した。
「あー…そこら辺は配慮して無かったな。そうだよな…デートも滅多に出来ないしな…そうだな…」
「この辺り一帯のenemyはやっつけマシタカラネ…」
そう、この辺りにいた深海悽艦は殆んど殲滅された…大佐とケッコンカッコカリするために、手当たり次第に倒したのだ…その活躍の様は凄まじい物だったのは、別の話である。
「あー…詰まらんかも知れないが、最近夜に散歩をするようになったんだが、ついてくるか?鎮守府の敷地だけどな?」
「本当デスカ!!行きたいデース!!」
大佐の提案に、金剛は嬉しそうに返事をした。
「なら、風呂あがってから行くから、さっさと大浴場行ってこい…湯冷めしないように、しっかりと暖まってから来いよ?」
「ワカリマシタ!!じゃあ、いってきマス!!」
金剛は風呂場から出ていった。
「っはー…いきなり裸で入って来るか!?焦った…平然と会話を進めてたが…ったく…無邪気過ぎるのも考えものだ…」
大佐は全然平気じゃ無かった。
鎮守府の中庭を大佐と金剛は歩いていた。
「…ここら辺は年中夏みたいな物だからな…夜風が涼しいだろ?」
「ハイ…涼しいデス…」
金剛の元気の無い返事を聞いて、大佐は金剛を心配した。
「どうした…?気分でも悪いのか?」
「…………手を…繋いでクダサイ…」
金剛はもじもじしながら大佐にお願いをした。
「悪い、気が付かなかった…ほら」
金剛の左手を大佐が握る。
「♪」
金剛は嬉しそうに笑った。
「……指輪か…これで繋がってるんだよな…」
「…ハイ…大好きデスヨ…大佐」
金剛の素直な好意に、大佐は嬉しい反面、悲しくもなった。
「ありがとうな…こんな時代じゃ無ければ、お前達も…もっと幸せになれたんだがな…」
「…大佐…ワタシは幸せデス…だから…死なないでクダサイ…ワタシ達も絶対に沈みマセン…」
「ああ…そうだな…絶対だ…」
二人は苦笑いしていた。
「それに大佐?部隊の艦娘達は皆大佐の事が大好きデス…だから…他の艦娘にも…手を出しても良いんデスヨ…?」
「……………その発言は予想外だった…」
「寧ろ、手を出して、大佐の甲斐性を見せてクダサイ!!」
「グイグイ来るな!?何かあったのか!?」
金剛の突飛な発言に、不安を覚えた大佐は金剛を心配した。半分は身の危険を感じての物でもあったが…
「…ワタシは大佐が大好きデス…デモ、皆も大佐が大好き…だったら、独り占めはNOデス!!これはワタシの覚悟デス!!沢山のgirl達の好意を受け止めて…『悪いな…やっぱり金剛の事が一番好きだ』って言わせたいんデース!!」
「殆んど格好良かったのに、最後ので台無しだな!!」
「oh…最近大佐…ツッコミキャラになってマセンか…?」
「自分でも驚いてるよ…でも、ありがとうな…こんな俺を好きで居てくれて…やっぱりストレートに好意を伝えてくれるお前は凄いと思えるな…」
大佐は金剛の長所を褒めた。
「そう言えば、大佐…ワタシもCardgameを始めたんデス!!」
「そして、話に脈絡が無いのはお前の短所だ…で?何のカードゲームだよ…てか、天龍に聞いたのか?」
「yes!!アマタツに聞きました!!」
「アマタツって…天龍が聞いたらキレるな…」
どこぞの気象予報士の様な呼び方を聞いて、大佐は天龍が不憫に思えた。
「それでCardgameはガンダムの奴デス!!この前gamecenterでやってみマシタ!!」
「ガンダム…まあ、天龍から聞いたならそれが妥当だな…」
大佐が結論を出すと、金剛が大佐の腕を掴んだ。
「と、言うわけで…大佐!!今からbattleしまショウ!!まだgamecenterは開いてマス!!」
「……マジか…?明日じゃ駄目か…?」
「NOデス!!思いたったがgooddayデス!!」
「最早お前はルー○柴レベルになってるな…」
そんな大佐のツッコミを無視して、金剛はゲームセンターへ向かった。
「面倒臭いな…」
さあ、金剛は大佐に勝てるのでしょうか!?………リアル戦闘だと、艦娘には勝てないよね…