俺とジジイの提督生活(タイトル募集中)   作:Z/Xプレイヤー26

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今日は珍しく中将が仕事をしているようです、その理由は利根と晩酌する為です…そして大佐とその日の秘書艦はいつも巻き込まれます…


第4海 前編

「ようやく仕事が終わったわい…」

 

ジジイが珍しく仕事をしている…成る程な、今日は利根と晩酌するのか、なら巻き込まれる前に退散するかな…

 

「中将、お疲れ様でした、お酒が絡まずでも今回の様に働いて頂きたいものですが?」

 

今日のジジイの秘書艦は霧島だ、霧島がこの鎮守府で一番苦労をしている気がするな…因みに俺の秘書艦は熊野だ、意外と事務仕事が早いから助かるがな…鈴谷とは大違いだな。

 

「わはは!!霧島よ、お主もどうじゃ?孫も一緒じゃぞ!!」

 

「オイ…俺を巻き込むな」

 

しまったな…逃げるのが一歩遅れた…

 

「大佐も一緒ですか…?ならご一緒致します!!」

 

「勝手に決めるな、俺はもう眠いんだよ」

 

霧島まで乗り気だ…これは逃げられないか…

 

「大佐はお酒を飲みますの?わたくし見たことありませんの…」

 

「案外こやつも飲むぞ?熊野もどうじゃ?」

 

「オイ、俺の秘書艦まで巻き込むつもりか?」

 

いい加減にしてくれ…しかし熊野が酒を飲んでいる姿は見たことが無いが…

 

「少しだけなら…頂きますわ」

 

「なら、早速利根を呼んでくる!!待っておれ!!」

 

ジジイが提督室を意気揚々と出ていった。

 

「にしても、ジジイは酒好きだからな…昔は元帥殿とも飲んでたらしいが…」

 

「元帥殿とですか!?」

 

「やはり、ただの老兵ではありませんでしたのね…」

 

コネはかなり有るんだろうな、本来はもっと上の階級だしな…ジジイが普通に昇進してたらジジイが元帥だったのか…?

 

「どうしたんですか?大佐?」

 

「いや、マジで普通に昇進してたらジジイが元帥なのかもな…って」

 

俺の言葉に考える二人、そんなに考え込まなくても良いんだが。

 

「だとしたら、大佐が中将ですの?」

 

「いや、俺は大佐のままだろうな、別にジジイのコネで大佐になった訳じゃ無い…………筈だ…」

 

なんか自信が無くなってきた…

 

 

 

 

~数分後~

 

「久々の晩酌じゃぞ利根!!さあ入れ!!」

 

「失礼するぞ!!おお!大佐もおるのか!!珍しく熊野と霧島までおる!!これは楽しくなりそうじゃ♪」

 

ジジイが利根を連れてきた、俺や熊野達が居るのが嬉しいようだ。

 

「早速始めるとするかのう!!大佐!!吾輩と呑み比べといかぬか!?」

 

「断る。俺はあまり酔わない体質だが、お前とジジイは呑む量が半端じゃねえからな、この前も呑み過ぎて、翌日のジジイの仕事を俺がしたんだろうが…」

 

ジジイと利根が二日酔いで死んでたから代わりに俺が仕事をしたんだよな…その日の秘書艦が熊野だったから助かったが…

 

「そう言えば、明日の秘書艦は天津風だったな…呑み過ぎは出来ないな…気をつけねえと…」

 

天津風も、仕事が出来ない訳では無いが、書類整理といった事は、やはり熊野が優秀だ。

 

「大佐?どうなさいましたの?わたくしを見つめて…」

 

「ん?いや…熊野は優秀だな…と思ってな?ありがとな」

 

別に隠す事も無いので、素直に感謝をしておく。

 

「べっ、別に…その、どういたしまして!!ですわ!!」

 

何だかんだで素直だよな…鈴谷と熊野は。

 

「おう大佐よ…ノロケなら他でやってくれんかのう?さあ中将、朝まで呑もうぞ!!」

 

「おう!!利根よ!!」

 

「別にノロケてねえよ、あと、朝まで呑むとか絶対に許さねえからな?」

 

気を抜いたらマジで朝まで呑む可能性があるんだよな…こいつら。

 

「まあ、朝までは呑みませんが…大佐?1杯お酌しますよ?」

 

そう言って、霧島が酒瓶を傾けてくる、俺は遠慮無く酒を注いで貰った。

「今日は日本酒か…」

 

「ん?気に入らんかったか?」

 

「いや、洋酒よりは呑みやすいからな…呑み過ぎるなよ?」

 

しつこい様だが、釘は出来るだけ刺しておかないとな…

 

「分かっとるわ…しつこいのう…」

 

「大佐は堅苦しいのう!!そらそら!!呑め呑め!!」

 

「いや、まだ入ってるからな…?」

 

こいつら、絶対に監視しねえとな…

 

「んく…中々美味しいお酒ですわね」

 

「熊野は味がわかるのう!!それはワシのとっておきじゃからのう!!」

 

「熊野まで呑みすぎないでね?大佐が過労で倒れるわよ?」

 

熊野を気遣いつつも霧島…既に1杯無くなってるな…案外酒に強いんだな…

 

「大丈夫ですわよ霧島さん…その辺りは心得てますわよ」

 

「まあ、ジジイと利根に気を付ければ良いだろう…」

 

 

 

~数十分後~

 

「ジジイと利根以外に…こんな伏兵達が居たとは…」

 

「大佐…私は金剛お姉様の様に情熱的にはなれませんが…抱きしめて下さいませんか?」

 

「大佐?わたくしと鈴谷…どっちが良いんですの!?」

 

この二人なら大丈夫だろうと思っていた数十分前の自分を殴ってやりたい…

 

「大佐…聞いてますか…?私じゃ駄目なんですね…?グズッ」

 

「泣くなよ…俺が一番頼りにしてるのは霧島なんだぞ…」

 

俺の言葉に霧島の表情が一気に明るくなる…恐らく俺は地雷を踏んだ…

 

「大佐ぁ!!結婚しましょう!!」

 

「お前はジジイの部隊だろうが…」

 

「なら中将!!私、大佐の部隊に移ります!!許可を!!」

 

「んー?…ええぞ…存分に孫を可愛がれ!!」

 

「クソジジイ!!テメエ!!」

 

あっさりと俺を売りやがった!!

 

「大佐?わたくしと鈴谷…どっちが良いんですの!?早く答えてくださいませんか!?あと、霧島さん!!離れなさい!!大佐は私と結婚するんですのよ!!」

 

「残念だったわね熊野、大佐は『私が一番頼りになる』と仰ったのよ!!貴女の付け入る隙は無いわ!!」

 

あー…しんどい…もう寝よう…知らんぞ…

 

「何処に行くんですか!?大佐!!」

 

「寝るんだよ…」

 

「私とですか!?結婚もまだなのに…大胆ですね…」

 

何故にそうなる…

 

「一人で寝るんだよ…」

 

「私をオカズにして!?」

 

「落ち着け霧島…ジジイや利根ですら引いてるぞ…」

 

普段見たことが無い霧島の姿と発言にジジイと利根が引いていた…

 

「霧島は酒癖が悪いのかのう…初めて知ったわい…」

 

「吾輩は何度か一緒に呑んだ事があるが…あんなでは無かったぞ?大佐の前じゃから、酒の勢いを借りとるんじゃろうて…真面目な奴ほど難儀じゃな…」

 

ジジイと利根が何やら話しているが、全く聞こえねえ…熊野と霧島が、うるさ過ぎる…

 

「大佐は鈴谷を選ぶんですの!?」

 

「確かに鈴谷は信頼しているが…」

 

「やっぱり!!わたくしよりも鈴谷の方が魅力的なんですの!?」

 

ヤバイな…これは…どうするか…収拾がつかないな…




長くなりそうなので、前編と後編に分けます…後編は明日の夜に投稿する予定です…
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