第8話 グラハム・エーカー
西暦2307年――ソレスタルビーイング地上施設・格納庫
「……まだ怒ってるのか?」
整備用コンテナに腰掛けたレイナスが、端末から顔を上げた。
少し離れたところで、スメラギが腕を組んでいる。
「怒ってるんじゃないの」
「じゃあ何だ?」
「呆れてるの」
「なるほど」
レイナスは少し考える。
「怒られるよりは一段軽そうだな」
「そういう問題じゃないわよ」
「違うのか」
「違う」
「そうか」
それ以上追及せず、また端末へ目を落とす。
表示されているのは、先日の戦闘報告書だった。
何度か書き直しを命じられ、最初の三行だけだった頃に比べれば、ずいぶん立派な文章になっている。
本人としては、もう十分だった。
だがスメラギの評価は違うらしい。
「《アニマ》についても、もう少し詳しく書いて」
「まだ増やすのか?」
「増やす」
レイナスは端末を見る。
かなり真剣な顔だった。
「……報告書ってのは不思議だな」
「何が?」
「戦ってる時間より、後から説明してる時間の方が長い」
「ちゃんと報告しないからでしょ」
「始末書の方が楽だったかもしれないな」
「軍用MSを勝手に持ち出した件については、別で書いてもらってもいいけど?」
指が止まった。
数秒。
レイナスはゆっくり顔を上げる。
「……今の発言は取り消そう」
「遅いわよ」
「口は災いの元とはよく言ったもんだ」
近くで整備を見ていたロックオンが笑う。
「珍しく学習したじゃねえか」
「人間、いくつになっても学ぶことはある」
「学習するのが一言遅かったけどな」
「そこまで完璧なら、もっと立派な人生を送ってるさ」
「で、どうだったんだよ?」
「何が?」
「フラッグ」
レイナスの目が端末から離れた。
「悪くなかった」
「それ昨日も聞いた」
「同じことを聞かれたら、同じ答えになるだろう」
「そうじゃなくてよ」
ロックオンが苦笑する。
「お前、あれ初めてだったんだろ?」
「ああ」
「なのに普通に飛ばしてたじゃねえか」
「普通ではなかっただろ。片翼をやられてた」
「機体の話じゃねえよ」
「ああ、そっちか」
レイナスは端末を膝へ置く。
「MSなんてものは、世界が変わっても根っこの部分はそう変わらない。立つ、歩く、飛ぶ、撃つ。後は機体ごとの癖を覚えるだけだ」
「簡単に言うなあ」
「簡単に言ってるからな」
「実際は?」
「操縦系統を見ながら、動かして、反応を確かめて、失敗しない範囲で限界を探る」
「……やっぱ簡単じゃねえじゃん」
「だから簡単だとは言ってない」
「さっき『だけ』って言っただろ」
レイナスは少し考えた。
「言葉ってのは便利だな。『だけ』を付けると大抵のことが簡単そうに聞こえる」
「誤魔化したな?」
「人生には深入りしない方がいい話もある」
「はいはい」
格納庫の奥では、エクシアの整備が続いている。
レイナスはしばらくそれを眺めていた。
やがて。
「それにしても……」
「ん?」
「返さなきゃよかったかな」
スメラギが即座に振り返った。
「レイナス?」
レイナスも振り返る。
視線が合う。
数秒。
「……冗談だ」
「今の間は何?」
「人間、嘘をつく前には少しくらい考えるだろ」
「嘘だったって認めてるじゃない!」
ロックオンが吹き出した。
「本気じゃねえか!」
「少し惜しかっただけだ」
「それを本気って言うんだよ」
「仕方ないだろ」
レイナスは整備中のエクシアへ視線を戻す。
「俺には今、乗る機体がないんだ。目の前に使えそうなMSが転がってれば、多少は未練も残る」
「転がってたんじゃなくてユニオン軍の所有物だからな?」
「だから返した」
一拍。
「俺も大人になったもんだ」
「百年以上生きて、ようやくかよ」
レイナスの視線がロックオンへ向く。
「年齢と精神的成熟を一緒にするのは良くないぞ」
「何でだよ」
「俺に都合が悪い」
ロックオンが笑った。
「そのうち、お前用の機体も用意してもらえんじゃねえの?」
「そのうち、な」
端末を閉じる。
「期待ってのは大きくしすぎると、外れたときに辛い。ほどほどに待つさ」
そう言ってはいるが。
その視線は、整備中のガンダムからなかなか離れなかった。
◇
同日――ユニオン軍基地
一枚の画像がモニターに表示されていた。
荒い。
遠距離から撮影された映像を拡大したものだ。
それでも男の顔は確認できる。
グラハム・エーカーは腕を組み、その画像を眺めていた。
「この男か」
「はい」
ユニオン軍士官が答える。
「例のフラッグを持ち出した人物です。本人はレイナスと名乗ったとのことです」
「他に分かっていることは?」
「ほとんど何も」
グラハムの眉が僅かに動く。
「経歴は?」
「現在照会中ですが、該当する人物が見つかりません」
「軍歴も?」
「少なくともユニオン軍にはありません」
グラハムは映像を切り替えた。
戦場。
損傷したフラッグが低空を飛んでいる。
その操縦には荒さがある。
ユニオン軍で訓練されたパイロットの飛ばし方ではない。
それでいて、危うくはない。
機体の限界を探りながら、その場で操縦を組み立てている。
「初搭乗だったという話は?」
「機体を持ち出されたパイロットの証言です。少なくとも彼がこの人物と面識を持っていた事実はありません」
「なるほど」
グラハムは映像を止めた。
ちょうどフラッグが変形した瞬間。
「初めて触れた機体を、僅かな時間でここまで扱ったか」
「信じ難い話ですが……」
「いや」
グラハムの目が細くなる。
「だからこそ興味深い」
士官が困ったような顔をする。
「中尉。念のため申し上げますが、軍用機の無断使用です」
「承知している」
「でしたら――」
「そして、負傷した我が軍のパイロットを救助した人物でもある」
「それは……そうですが」
「機体も返却した」
グラハムは再び映像を見る。
ガンダム。
そして、レイナス。
二つの未知。
どちらも今のグラハムにとって、無視できない存在になりつつあった。
◇
数日後――ユニオン領・地方都市
「……平和だな」
レイナスは街路を歩いていた。
武力介入もない。
銃声もない。
頭上をMSが飛び回っているわけでもない。
手には紙袋。
中身は食料と日用品。
ソレスタルビーイングに関わるようになっても、日常生活そのものが消えるわけではない。
むしろ作戦のない日は暇だった。
「洗剤、食い物、飲み物……」
袋の中を見る。
「あと一つあった気がするんだが」
立ち止まる。
考える。
出てこない。
さらに考える。
やはり出てこない。
「……思い出せないものは、今の俺には必要ないってことにしておこう」
実に都合のいい結論を出して、再び歩き始める。
そのとき。
街頭モニターにニュースが映った。
ソレスタルビーイング。
各地で続く武力介入。
各国政府の反応。
軍備の再編。
世界は確実に動いている。
レイナスは足を止め、少しだけ見上げた。
「……派手にやってるな」
周囲では市民がニュースを見ながら話している。
ソレスタルビーイングを支持する声。
批判する声。
恐れる声。
期待する声。
意見は割れていた。
当然だ。
武力で戦争を止める。
言葉にすれば短い。
だが、実際にやれば誰かが傷つき、誰かが反発する。
掲げた理想が正しいからといって、選んだ手段まで自動的に正しくなるわけではない。
レイナスはしばらくモニターを眺めていた。
「……答えが出るには、まだ早いか」
小さく呟き、再び歩き出そうとして――。
止まった。
視線だけを横へ向ける。
少し離れた場所。
一人の男が立っていた。
金髪。
長身。
私服。
だが、立ち姿に軍人特有の癖がある。
そして。
こちらを見ている。
「…………」
レイナスは僅かに眉を寄せた。
見覚えはない。
いや。
どこかで見たような気もする。
男が歩いてくる。
迷いがない。
完全にこちらが目的だった。
「……買い物に来ただけなんだがな」
ぽつりと呟く。
「どうも今日は、それだけじゃ帰してもらえないらしい」
男が数歩手前で止まった。
「レイナス」
名前を呼ばれる。
レイナスは紙袋を持ったまま男を見る。
「……悪い。どこかで会ったか?」
男の眉が動く。
「私を知らない?」
「そう言われると、知らないと言い切る自信もなくなってくるな」
少し考える。
「顔を覚えるのは、そこまで得意じゃないんだ」
「グラハム・エーカー」
「ああ」
そこでようやく思い出す。
「フラッグの」
「その認識か」
「他に接点がないからな」
グラハムは少しだけ笑った。
「ならば改めて名乗ろう。ユニオン軍MSWAD所属、グラハム・エーカー中尉だ」
「レイナス・レノアーク」
「レノアーク……」
グラハムはその名を記憶するように、一度だけ繰り返した。
「君について調べさせてもらった」
「初対面の挨拶としては、あまり嬉しくない言葉だな」
「何も出なかった」
「それなら調査した側としても、あまり嬉しくない結果だっただろう」
「出生記録も、軍歴も、職歴も、入出国記録もない」
「……そこまで見たのか」
レイナスは少し嫌そうな顔をする。
「軍ってのは随分と人の過去に興味があるらしい」
「君が我々のフラッグを無断使用しなければ、調べる理由もなかった」
「…………」
視線が僅かに逸れた。
「正論ってのは時々、随分と人を追い詰めるな」
グラハムが一歩近づく。
「一つ聞きたい」
「できれば歩きながらでもいいか?」
「なぜだ?」
レイナスは紙袋を僅かに持ち上げた。
「荷物が重い」
グラハムが袋を見る。
そしてレイナスを見る。
「その程度の荷物を、君が?」
「肉体的な問題じゃない」
「では?」
「買い物袋を持ったまま軍人と立ち話してる状況が、精神的に重い」
「なるほど」
「納得してくれるのか」
「面白い表現だと思っただけだ」
「そうかい」
レイナスは紙袋を持ち直した。
「それで?」
グラハムの表情から笑みが薄れる。
「君は何者だ?」
レイナスは少し考えた。
「非政府組織の支援団体……というところかな」
「支援団体?」
「ああ」
「何を支援している?」
「色々だ」
「随分と曖昧だな」
「組織の内情を、所属も違う軍人に説明するほど不用心じゃないつもりだ」
グラハムはレイナスを見据える。
「その支援団体とやらでは、モビルスーツの操縦も業務に含まれるのか?」
「普段は含まれてないな」
「では、なぜフラッグを操縦できた?」
「MSには昔から乗ってた」
「どこの軍で?」
「軍じゃない」
「では、どこで?」
一拍。
「遠いところだ」
「国名は?」
レイナスは少しだけ目を細めた。
「熱心だな、グラハム中尉」
「職業柄だ」
「立派なことだ」
紙袋を持ち直す。
「ただ、俺としては休日に買い物へ来ただけなんだ。仕事熱心な軍人と違って、今日はあまり働く気がない」
「我々の軍用機を無断使用した人物が目の前にいる。私としては、聞かない方が不自然だ」
「……またそれを出すか」
「事実だからな」
レイナスは少し考えた。
「借りたものは返したんだから、少しくらい情状酌量があってもいいと思うんだが」
「許可を得ていない」
「そこが弱い」
「では答えてもらおう」
「それは遠慮しておく」
「即答か」
「話したところで信じないだろうからな」
「聞いてみなければ分からない」
「その流れには覚えがある」
レイナスは小さく息を吐く。
「説明する。疑われる。証拠を求められる。証拠がない。結局保留になる」
グラハムが僅かに眉を動かす。
「経験済みか?」
「最近、何度かな」
「誰に?」
「そこまで答えたら、話を断った意味がなくなるだろう」
「興味深いな」
「君は興味を持つと止まらないタイプか?」
「否定はしない」
「俺とは相性が悪そうだ」
「なぜ?」
「俺は説明を途中で面倒に感じるタイプだからな」
グラハムは黙ってレイナスを見る。
敵意はない。
緊張もほとんどない。
ユニオン軍の士官を前にしているという意識すら薄く見える。
それが演技なのか。
それとも、本当に恐れていないのか。
「では最後に一つ」
「最後という言葉は信用していいんだろうな?」
「ああ」
「なら聞こう」
グラハムの目が鋭くなる。
「君は、ガンダムの関係者か?」
レイナスの表情は変わらなかった。
ただ。
ほんの少しだけ間が空いた。
「……どうしてそう思った?」
「質問しているのはこちらだ」
「質問されたからといって、答える義務まで生まれるわけじゃない」
二人の視線がぶつかる。
数秒。
先にグラハムが笑った。
「なるほど」
「何がだ?」
「否定はしないのだな」
「肯定もしていない」
「それで十分だ」
レイナスは眉を寄せる。
「人の沈黙を都合よく解釈するのは感心しないな」
「否定したければ、今からでも構わないぞ」
「…………」
レイナスはグラハムを見る。
グラハムも見る。
「……そうやって答えを引き出すのか」
「職業柄でね」
「さっきも聞いたな、それ」
グラハムは踵を返した。
レイナスが眉を上げる。
「もういいのか?」
「今日はな」
「それは助かる」
「だが――」
グラハムが振り返る。
「次に戦場で会えば、話は別だ」
レイナスは紙袋を持ち直した。
「そう言われても、俺には今乗るMSがないんだがな」
グラハムの口元が上がる。
「また拾うのではないか?」
数秒。
レイナスは真顔でグラハムを見る。
「……君、意外と根に持つな」
「事実を述べただけだ」
「一度借りただけで泥棒みたいな扱いは心外だ」
「無断でな」
「返しただろう」
「無断で借り、後から返した」
「言い方って大事だな。急に俺が悪く聞こえてきた」
「実際に悪い」
「……そこまで言われると反論しづらい」
グラハムが笑う。
そして人混みの向こうへ消えていった。
レイナスはその背中を見送る。
「…………」
少し待つ。
完全に見えなくなったところで。
紙袋へ目を落とす。
「それで……」
袋の中を見る。
「何を買い忘れたんだったか」
ユニオン軍のエースパイロットとの遭遇より、そちらの問題はまだ解決していなかった。
◇
同日夜――ソレスタルビーイング地上施設
『グラハム・エーカーと会った!?』
スメラギの声が通信越しに響いた。
レイナスはソファに寝転がっていた。
「ああ。買い物の途中でな」
『何で先に連絡しないのよ!』
「買い物の途中だったからだ」
『理由になってない!』
「俺としては結構重要なんだが」
『何を話したの?』
「質問されたから、答えられる範囲で答えた」
『だから何を!?』
レイナスは天井を見る。
思い出す。
「俺が何者か。どこでMSに乗ってたのか。それと――」
一拍。
「ガンダムの関係者かどうか」
『最後!』
「最後がどうした?」
『ガンダムの関係者かって聞かれたの!?』
「ああ」
『何て答えたの?』
「答えてない」
通信の向こうで、スメラギが僅かに息を吐いた。
『そう……』
「代わりに、非政府組織の支援団体だとは言った」
沈黙。
『……何、それ』
「嘘ではないだろう?」
『確かに嘘ではないけど!』
「なら問題ない」
『問題あるわよ! そんな説明、余計に怪しいでしょう!』
レイナスは少し考えた。
「……そう言われると、確かに怪しいな」
『言う前に気づいて!』
「その場では上手い表現だと思ったんだ」
『どこがよ!』
近くにいたロックオンが笑った。
『お前、もう少し危機感持てよ』
「持ってるとも」
『どの辺に?」
「ユニオンに拘束されたら、相当面倒なことになるとは思ってる」
『面倒で済ませるな』
「事情聴取、身元確認、拘束、監視……」
指を折るように数える。
「想像するだけで気が重くなる」
『そこじゃねえよ』
「他に何がある?」
『危機感の方向がおかしいんだよ』
レイナスは少し考えた。
「捕まると自由時間が減る」
『もっとおかしくなったぞ』
「自由ってのは大事だ。失ってから気づいても遅い」
『言ってることだけは妙に格好いいな!』
「そうだろう?」
『褒めてねえよ』
レイナスは身体を起こした。
「それで、今後はどうすればいい?」
スメラギが答える。
『しばらく単独行動を控えて』
「それは困る」
『即答しないで!』
「買い物くらい一人で行かせてくれ。そこまで管理されたら、協力者じゃなくて保護対象だ」
『あなた、ユニオンに目をつけられてるのよ?』
「俺が悪いみたいな言い方だな」
『あなたが悪いの!』
「…………」
少し考える。
「ああ」
素直に頷いた。
「フラッグの件なら、俺が悪いな」
ロックオンが吹き出す。
『今さら認めんのかよ』
「借りただけなんだが」
『まだ言うか』
「返しただろう?」
『無断でな』
「今日も同じことを言われた」
『誰に?』
「グラハムに」
『本人にも言ったのかよ!』
「俺にも言い分くらいある」
『ねえよ』
レイナスはソファへ座り直す。
「まあ、次にグラハムが来たら、なるべく接触しないようにする」
スメラギが僅かに間を置く。
『……本当に?』
「努力はする」
『逃げるの?』
「必要なら」
『本当に逃げる?』
「状況次第だな」
『そこで濁さないで!』
「戦場で味方が危ないのに、グラハムが来たから帰りますってわけにもいかないだろう」
そこでスメラギが黙った。
「平時なら避ける。戦場なら状況を見る。それでいいだろう?」
『……最初からそう言いなさいよ』
「説明は短い方が美しいと思ってな」
『あなたの場合、短くしすぎなのよ』
「難しいもんだな」
しばらくして。
スメラギが深く息を吐いた。
『……とにかく、何かあったら連絡して』
「ああ。それは約束する」
『本当にお願いね』
「分かってる」
通信が切れる。
静かになった。
レイナスはソファへ沈み込む。
「……やっと終わった」
テーブルの上には、昼間買ってきたものが並んでいる。
食料。
洗剤。
飲み物。
その他の日用品。
何気なくそれらを眺める。
そこで。
レイナスの動きが止まった。
「…………」
数秒。
さらに数秒。
額を押さえる。
「トイレットペーパーだ」
ようやく思い出した。
買い忘れていた。
レイナスは天井を見上げる。
グラハム・エーカーと遭遇した。
ユニオン軍に素性を調べられている。
ガンダムとの関係まで疑われ始めている。
ソレスタルビーイングにとっては、決して軽くない問題だった。
だが。
今この瞬間のレイナスにとって、それらは明日でも対処できる。
一方、トイレットペーパーは生活に直結する。
「……人生には、優先順位ってものがある」
妙に重々しく呟いた。
しばらく天井を見上げる。
そして。
「明日でいいか」
その優先順位は、あっさり覆った。
もう一度外へ出る気力はなかった。