機動戦士ガンダムOOR   作:ミスト12523

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第83話 休息

第83話 休息

西暦2312年春――ソレスタルビーイング宇宙整備拠点

プトレマイオス2が宇宙整備拠点へ収容され、各機の整備が始まっていた。

00とオーライザーの接続試験にも準備が必要となり、すぐに出撃する予定はない。

久しぶりに訪れた空白。

食堂にも、普段より多くのクルーが集まっていた。

「平和だな」

コーヒーを片手に、レイナスが呟く。

向かいに座っていたニールがパンをちぎりながら笑った。

「どうした、急に」

「飯の途中で警報が鳴らないってのは、こんなにありがたいことだったかなと思ってな」

「まだ食い始めたばかりだぞ。縁起でもないこと言うな」

「そう言うなよ。最近は休憩に入った途端、次の仕事が向こうから飛び込んでくるんだ。静かなうちにありがたがっておかないと損だろ」

「お前の場合、本当に飛んでくるからな」

「そこなんだよ。俺はもう少し暇な男でいたいんだけどな」

レイナスがコーヒーを飲む。

周囲には刹那、アレルヤ、マリー、ティエリア、ライル。

フェルトやクリス、ミレイナの姿もある。

少し離れた席では沙慈が食事を取り、新たに加わったアニューもクルーたちの輪へ入っていた。

王留美も同席している。

戦闘も作戦会議もない。

それぞれが好きに話し、食事をする。

そんな時間だった。

「みんなー」

そこへクリスの弾んだ声が響いた。

レイナスが顔を上げる。

端末を持っている。

そして妙に楽しそうだ。

「ちょっと見てほしいものがあるんだけど」

レイナスはクリスの顔と端末を交互に見た。

「……その顔で仕事の話じゃないのは分かった」

「まだ何も言ってないよ?」

「長く生きてるとな、面倒事の気配くらいは分かるようになる」

「便利じゃん」

「分かったところで逃げられないなら大して便利じゃないさ」

レイナスが立ち上がろうとする。

その肩をニールが押さえた。

「まあ待てよ」

「離せ。今ならまだ被害が出る前に撤収できる」

「まだ何も始まってないだろ」

「だからだよ。火事と厄介事は小さいうちに潰すもんだ」

「いいから座ってろって」

「お前、完全に面白がってるな?」

ニールは否定しなかった。

クリスが端末を操作する。

食堂の大型モニターへ一枚の写真が表示された。

先日のパーティー会場。

正装したレイナス。

右側にはドレス姿の王留美。

左側には――同じくドレス姿のティエリア。

三人が並んでカメラへ収まっている。

沈黙。

ニールが吹き出した。

「……ぶっ」

「笑うな」

「いや、悪い」

まったく悪いと思っていない顔だった。

「随分と華やかじゃないか。両手に花で」

「片方ティエリアだぞ」

「何か問題があるのか?」

ティエリアが即座に反応した。

レイナスがそちらを見る。

「そこに食いつくのか、お前」

「何か問題があるのかと聞いている」

「ないよ。ないけど、真顔で確認されるとこっちも返事に困るんだよ」

「でもティエリア、普通に綺麗だよね」

クリスが写真を拡大する。

「ドレスも似合ってるし」

「任務上必要な変装だ」

「肌も綺麗」

「クリスティナ」

「はいはい」

クリスは笑いながら倍率を戻した。

ニールは写真から目を離さない。

「しかしレイナス」

「まだ何かあるのか。追加料金が欲しくなってきたぞ」

「お前、妙に馴染んでるな」

「俺は留美のエスコート役だったんだ。会場で浮いたら、その時点で仕事にならないだろ」

「それにしても様になってる」

「そりゃどうも。次に潜入任務があったら、お前に譲るよ」

「遠慮しとく」

「即答か。薄情な奴だ」

留美がお茶を口に運ぶ。

「私はよく撮れていると思いますよ」

「そりゃ何よりだ」

レイナスは写真と留美を見比べた。

「で、元はお前が撮らせた写真だろ。どういう経路を通ったら食堂の大画面まで出世するんだ?」

「私がお渡ししました」

「なるほど。情報漏洩じゃなくて正規ルートだったか」

「フェルトさんからも、写真があれば見せてほしいと頼まれていましたので」

レイナスの視線がフェルトへ移る。

「フェルトも?」

「ええ。潜入した時の話は聞いてたから、どんな格好だったのか少し気になって」

「なるほどな」

レイナスは写真を見直す。

「まあ、ティエリアのこれは実物を見てなきゃ信じにくいか」

「私が見たかったのは三人ともだけど」

「俺まで入ってるのか」

「留美をエスコートしてパーティーに潜入したんでしょ? いつものレイナスとは全然違いそうだったから」

「慣れない服着て、知らない連中に囲まれて愛想笑いだぞ。アステリオンで敵陣に突っ込む方がまだ気楽だ」

フェルトが少し笑った。

「それはレイナスだけだと思う」

「俺もそう思うよ。だから困ってる」

クリスが次の写真を表示した。

会場内を歩くレイナスと留美。

留美がレイナスの腕に手を添え、二人で人混みの中を進んでいる。

「こっちはもっとそれっぽいよ」

「何がそれっぽいんだ」

「デート」

「仕事だよ。給料は出てないけどな」

ニールも覗き込む。

「写真だけなら分からんな」

「お前まで乗るな」

「王家のお嬢様をエスコートして高級パーティーか。大した出世じゃないか」

「その出世の先が銃撃戦と窓からの脱出だ。昇進祝いにしちゃ物騒すぎるだろ」

「でも留美を抱えて飛んだんだろ?」

クリスが楽しそうに聞く。

「逃げるのに必要だったからな」

「お姫様抱っこで?」

「他にどうしろっていうんだ。小脇に抱えて運べば満足か?」

留美が口元へ手を添える。

明らかに笑っていた。

「留美も何とか言ってくれ」

「事実ですので」

「頼む相手を間違えたな」

その時だった。

「つかぬことをお聞きします」

ミレイナの声。

レイナスの動きが止まった。

何を聞かれるのか。

まだ分からない。

それなのに。

妙に嫌な予感がした。

レイナスはゆっくりミレイナを見る。

「……何だ?」

ミレイナはモニターの写真を見る。

次にレイナス。

留美。

最後にティエリア。

「御三方はお付き合いされているのですか?」

「そんな訳あるか!」

食堂に声が響いた。

ミレイナが目を丸くする。

しかし。

すぐに真剣な表情になった。

「レノアークさん、二股はダメです」

「だから違う!」

クリスが耐えきれずに吹き出した。

ニールも顔を背ける。

肩が震えている。

「笑ってないで助けろ!」

「いや……悪い……」

ニールがどうにか声を絞り出す。

「これは俺にはどうにもできん」

「最初から助ける気ないだろ!」

「レイナスさん」

留美が静かに呼ぶ。

「お、留美。説明してやってくれ」

「残念ながら、そのような関係ではありません」

「なんで『残念ながら』を付けた?」

「言葉の綾です」

「厄介なところだけ綺麗に拾ってくれるな、お前」

「さて」

留美は涼しい顔でお茶を飲む。

ミレイナは今度はティエリアを見る。

「アーデさんも違うのですか?」

「当然だ!」

「ですよねぇ」

「分かっていたなら、なぜ聞いた!」

「念のためですぅ」

クリスが完全に笑い崩れた。

ライルまで離れた席で笑っている。

レイナスは椅子へ座り直した。

「……平和ってのも、それなりに体力を使うんだな」

「戦場よりはマシだろ」

ニールが笑いながら言う。

「そりゃそうだ。少なくとも撃墜される心配はない」

レイナスはモニターの写真を見る。

「社会的には多少撃たれた気もするけどな」

フェルトも小さく笑っていた。

レイナスはそれに気づいたが、何も言わなかった。

食堂に広がる笑い声。

警報も。

銃声も。

爆発音もない。

ただ仲間たちがくだらないことで笑っている。

そんな時間を過ごすのは。

随分と久しぶりだった。

          ◇

宇宙整備拠点・居住区画

ルイス・ハレヴィは一人、窓の向こうに広がる宇宙を眺めていた。

身体の状態は安定している。

レイナスの《アニマ》による治療を受けてから、以前のような激しい発作は起きていない。

それでも完全に治ったわけではなかった。

そして。

身体が落ち着いたからといって、気持ちまで簡単に整理できるわけではない。

ガンダム。

ソレスタルビーイング。

アロウズ。

リボンズ・アルマーク。

そして――

沙慈。

ずっと会いたかった。

もう一度会えたなら。

以前のように話せると思っていた。

なのに。

沙慈はソレスタルビーイングの艦にいた。

ガンダムのすぐ近くに。

「……分からない」

小さく漏れた声。

通路から足音が聞こえた。

「ルイス・ハレヴィ少尉?」

ルイスが振り返る。

そして目を見開いた。

「……ピーリス中尉」

そこにいたのはマリーだった。

軍服ではない。

髪型も違う。

それでも、アロウズに所属していたルイスが見間違えるはずはなかった。

「やっぱり、私のことをご存じだったんですね」

マリーが柔らかく微笑む。

「はい。もちろんです」

ルイスは反射的に背筋を伸ばした。

「ピーリス中尉は有名でしたから」

「今はもう中尉ではありませんよ」

「でも……」

「マリーで構いません」

穏やかな口調だった。

ルイスが知っているソーマ・ピーリスの印象とは、少し違う。

「今は……マリー・パーファシーさん、でしたよね?」

「ええ」

マリーはルイスの隣へ移動した。

近づきすぎない程度の距離を残す。

「お身体はどうですか?」

「今は落ち着いています」

「よかった」

「……ありがとうございます」

しばらく二人で宇宙を見る。

先に口を開いたのはルイスだった。

「あの……一つ聞いてもいいですか?」

「ええ。もちろん」

「どうして、ここにいるんですか?」

マリーはルイスを見る。

「ソレスタルビーイングに、という意味ですか?」

「はい」

少し躊躇って。

「ピーリス中尉は……アロウズにいたはずです」

「そうですね」

「なのに今は、ガンダムと一緒にいる」

責めるような言い方になったことに気づき、ルイスは僅かに目を伏せた。

「すみません」

「謝らなくて大丈夫ですよ」

マリーは気にした様子もない。

「不思議に思うのは当然ですから」

「……平気なんですか?」

「ここにいることが?」

「はい」

マリーは少し考えた。

「最初から平気だったわけではありません」

「それでも残ったんですか?」

「ええ」

「どうして……」

マリーの表情が少し柔らかくなる。

「アレルヤがいましたから」

ルイスが瞬きをする。

「アレルヤ・ハプティズム……」

「はい」

その名前を口にした時。

マリーの声が明らかに変わった。

ルイスにも分かった。

「もしかして……」

少し言いにくそうにする。

「お付き合いされているんですか?」

マリーが微笑んだ。

「ええ」

迷いのない答えだった。

「……そうなんですね」

「驚きました?」

「少し」

ルイスは小さく息を吐く。

「だって、相手はソレスタルビーイングのガンダムマイスターですよね」

「そうですね」

「ピーリス中尉はアロウズで……」

「それでも、です」

静かだが。

はっきりした答え。

ルイスはマリーを見た。

「怖くなかったんですか?」

「何がです?」

「今までいた場所を捨てることが」

マリーはすぐには答えなかった。

やがて。

「私は、捨てたつもりはありません」

「え?」

「ソーマ・ピーリスだった私も、私ですから」

ルイスが黙る。

「軍人として戦ったことも、大佐と過ごした時間も、全部覚えています」

セルゲイ・スミルノフ。

「マリーに戻ったからといって、それまでの私が消えてしまったわけではありません」

「でも……アロウズには戻らなかった」

「はい」

「それは、間違っていたからですか?」

マリーは静かに首を振る。

「全部をそう決めてしまいたくはありません」

ルイスの目が揺れる。

「大佐と過ごした時間まで、間違いだったことにはしたくありませんから」

「……」

「ただ、今のアロウズに戻ることもできませんでした」

マリーの声は穏やかだった。

自分の選択を正当化するために。

過去を否定しているわけではない。

「だから私は、自分でここにいることを選びました」

ルイスは窓へ視線を戻した。

「……私は、分かりません」

「何がですか?」

「沙慈のことです」

敬語のまま。

それでも。

声は先ほどより少し弱かった。

「ずっと会いたかったんです」

「ええ」

「会えたら、嬉しいはずだった」

「……」

「本当に嬉しかったんです。目を覚まして、沙慈がいて……」

左手が服を握る。

「でも、ここはソレスタルビーイングで」

マリーは黙って聞いている。

「沙慈はガンダムの近くにいて」

「……はい」

「私の家族は、ガンダムに殺されたんです」

マリーの表情が僅かに曇る。

「だから、ガンダムを許すことなんてできません」

「無理に許さなくてもいいと思います」

ルイスが顔を上げた。

予想していなかった答えだった。

「……いいんですか?」

「私が決めることではありませんから」

マリーは静かに言う。

「ルイスさんが何を許して、何を許せないのか。それを他人が決めることはできません」

「でも、あなたは今ソレスタルビーイングに……」

「ここにいるからといって、何もかもを肯定しなければならないわけではないと思っています」

ルイスは何も言えなかった。

マリーは続ける。

「今すぐ答えを出さなくてもいいんじゃないでしょうか」

「……」

「アロウズにいた自分を全部否定しなくてもいい。ソレスタルビーイングを好きになる必要もない」

少し笑う。

「私も、そんなふうに考えていますから」

「……変ですね」

「そうですか?」

「ピーリス中尉って、もっと怖い人だと思っていました」

マリーが目を丸くする。

それから。

少し楽しそうに笑った。

「それは、ソーマに少し失礼かもしれませんね」

ルイスも僅かに表情を緩める。

「ご自分のことでしょう?」

「そうなんですけど」

「……やっぱり変です」

「ふふ、そうかもしれませんね」

ほんの少しだけ。

ルイスが笑った。

マリーも笑う。

それ以上。

マリーは踏み込まなかった。

          ◇

居住区画の通路。

マリーと別れたルイスは、医務区画へ戻ろうとしていた。

角を曲がる。

正面から一人の女性が歩いてきた。

ルイスの足が止まる。

相手も同時に止まった。

数秒。

互いの顔を見つめる。

「……王留美?」

留美の目が僅かに見開かれた。

「ルイス・ハレヴィ」

迷わず名前が出た。

ルイスの表情が変わる。

「やっぱり……留美なの?」

「ええ」

留美が近づく。

「お久しぶりですね、ルイス」

「……久しぶり」

互いに相手を見る。

以前。

社交界で何度か顔を合わせた頃。

二人とも。

今とは随分違っていた。

「まさか、あなたまでここにいるとは思わなかった」

ルイスが言う。

「それはこちらの台詞でもあります」

「ソレスタルビーイングと関係があったの?」

「以前から」

「……そう」

ルイスの表情に僅かな影が差す。

留美はそれに気づいたが、言い訳はしなかった。

「突然、社交界で姿を見なくなりましたから。どうされたのかとは思っていました」

留美の視線が一瞬だけ。

ルイスの左腕へ向かう。

すぐに顔へ戻った。

「色々あったのよ」

「そのようですね」

「聞かないの?」

「ルイスが話したいのであれば伺います」

留美は静かに答える。

「ですが、私が興味本位で尋ねることではないでしょう」

ルイスはしばらく彼女を見る。

「……相変わらずね」

「そうでしょうか?」

「そういうところ」

留美が僅かに笑う。

「ですが、ルイスは随分変わりましたね」

一瞬。

沈黙が落ちた。

「……そうね」

ルイス自身が認める。

「昔とは違う」

「失礼しました」

「別に。事実だから」

留美は少し考えた。

「以前お会いした時は、もっとよくお話しになる方だったと記憶しています」

ルイスが横目で見る。

「うるさかったって言いたいの?」

「そこまでは」

僅かな間。

「今、間があったわよ」

「気のせいです」

「相変わらずじゃない」

「それはお互い様でしょう」

「私は変わったって言ったばかりでしょ」

「全てが変わったとは申し上げていません」

ルイスは言葉に詰まる。

そして。

少しだけ笑った。

「……やっぱり留美だ」

留美も笑う。

「昔に戻る必要はないと思いますよ」

「……」

「変わったものは、変わったままでいいのではないでしょうか」

その言葉は。

留美自身にも向けられているようだった。

「ただ」

留美が続ける。

「こうしてまたお話しできたことは、嬉しく思います」

ルイスが顔を上げる。

「……私も」

少し間を置く。

「少しだけね」

「では、その少しをありがたく受け取っておきます」

「そういうところも変わってない」

「褒め言葉でしょうか?」

「どうかしら」

二人は。

ほんの少しだけ笑った。

          ◇

宇宙整備拠点・試験格納区画

00ガンダムとオーライザーの接続試験へ向け、整備員たちが慌ただしく動いていた。

イアンとリンダが端末を挟んでデータを確認している。

刹那は00のコクピット。

その少し離れた場所。

レイナスはオーライザーを見ていた。

まだ見ていた。

そこへニールがやってくる。

「まだいたのか」

「せっかく目の前に新しい機体があるんだ。見るだけならタダだろ」

「イアンに追い出されなかったか?」

「乗るな、触るな、勝手に起動するな。そこまでは言われた」

「十分だろ」

「信用ってのは積み上げるのに時間がかかるくせに、なくなる時は早いもんだ」

ニールが笑う。

「原因に心当たりは?」

「ありすぎるのが困りものだな」

「じゃあ諦めろ」

「世知辛いねえ」

ニールもオーライザーを見上げる。

「乗せてもらえそうか?」

「今のところ門前払いだ」

「そりゃ残念だったな」

「顔が笑ってるぞ」

「写真も見られたし、今日はなかなかいい日だ」

「俺にとっては休暇のはずが順調に傷が増えてるんだが」

「命に別状はないだろ?」

「心の傷は労災に入るのかね」

「知らん」

「だろうな」

レイナスも笑う。

しばらく。

二人で新しい機体を見る。

やがてレイナスの表情から軽さが消えた。

「しかし……」

「ん?」

「00があれを付けたら、どうなるんだろうな」

二基のGNドライヴ。

今の00でさえ。

まだ完成した状態ではない。

オーライザーは。

その力を引き出すために造られた。

「気になるか?」

「そりゃな」

レイナスはオーライザーから00へ視線を移す。

「今の時点でも十分規格外だ。そこから先があるっていうなら、MS乗りとしては見届けたいだろ」

「お前、本当にMS好きだよな」

「好きじゃなきゃ、百年以上もこんな商売やってないさ」

「商売だったのか?」

「今決めた」

「適当だな」

「人生、全部に理由を付けてたら疲れるぞ」

ニールが笑う。

レイナスも小さく笑い返した。

格納区画では。

00ガンダムとオーライザー。

二機の接続試験に向けた準備が、着々と進められていた。

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