機動戦士ガンダムOOR   作:ミスト12523

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第96話 それぞれの転機

第96話 それぞれの転機

地球上空――プトレマイオス2・格納庫

戦闘を終えた機体が、次々と格納庫へ戻ってくる。

00ライザー。

セラヴィー。

ケルディム。

アリオス。

GNアーチャー。

二機のGN-X III。

そして最後に、見覚えのない機体番号を持つもう一機のGN-X IIIが着艦した。

その姿を見上げていたイアンの眉間に、深い皺が刻まれる。

「……おい」

GN-X IIIのハッチが開く。

レイナスが顔を出した。

「ただいま。悪いが、着艦手続きはそっちで頼む」

「頼む、じゃねえ!」

怒声が格納庫に響いた。

「お前、俺が何て言ったか覚えてるか!?」

「覚えてるよ。敵のMSを持って帰ってくるな、だろ」

「じゃあ何で増えてんだ!」

レイナスはコックピットから降り、GN-X IIIを振り返った。

「帰りの足が必要だった」

「お前なら生身で帰れるだろうが!」

「帰れるさ。ただ、できるからって毎回やってたら身体より先に常識の方が保たない」

「もうとっくに手遅れだ!」

近くにいたラッセが吹き出す。

レイナスは肩をすくめた。

「まあ、そう怒るなって。アステリオン一機を潰して、代わりに一機持って帰ってきたんだ。格納庫の床面積は大して変わらない」

「整備する側には大違いなんだよ!」

「そこは悪いと思ってる。けど、あの状況じゃ選べる手札も少なくてね。徒歩で帰って来いって言われるよりは、現地で足を拾った方が早い」

「だから宇宙で徒歩って言うな!」

イアンが頭を抱える。

だが、アステリオンの名前が出た途端、レイナスから軽い笑みが消えた。

空になった格納スペースを見る。

「……回収は?」

「ああ。位置は押さえてる。回収班も向かわせた」

「そうか」

「ただし期待はするな」

イアンの声も変わる。

「メメントモリを正面から受け止めたんだ。装甲どころかフレームまで逝ってる可能性が高い。実物を見るまでは何とも言えんが、部品を替えて元通りって話にはならんぞ」

「そこまで都合よくはいかないか」

「当たり前だ」

少しの沈黙。

やがてイアンが続けた。

「いっそ全部見直す手もある」

レイナスが振り向く。

「全部?」

「中身から作り直すなら、今のアステリオンに戻すことだけ考える必要もないだろ。実戦データも山ほど取れた。問題点も見えてる」

レイナスの目に、僅かに光が戻る。

「なるほどな」

「……その顔やめろ」

「まだ何も言ってないだろ」

「新しい玩具を見つけた時のお前の顔くらい分かる」

「百年以上生きてて玩具扱いされるとは思わなかったよ」

「MS絡みじゃ大差ねえ」

レイナスはもう一度、空いた格納スペースを見る。

「まあ、元通りに直して終わりってのも勿体ないか」

「だからまだ決定じゃねえ」

「分かってる。見積もりも出てないのに発注するほどせっかちじゃないさ」

「お前の場合、その例えは妙に信用できん」

「酷い言われようだな」

それでも。

レイナスの視線は、もう失ったものだけを見てはいなかった。

          ◇

格納庫の反対側。

ルイスがGN-X IIIから降りると、沙慈がすぐに駆け寄った。

「ルイス!」

「沙慈」

「大丈夫?」

「うん。ちょっと疲れたけど」

「本当に?」

「本当だって」

沙慈がようやく息を吐く。

「……よかった」

その様子を見て、ルイスが少し笑う。

「沙慈がトレーニング始めたと思ったら、私の方が先にMSで出ることになっちゃったね」

「競争じゃないよ」

「分かってる」

「それに僕は、出撃するためにやってるんじゃないから」

「それも分かってるって」

以前よりも自然に言葉が続く。

そのことが、ルイスには少し嬉しかった。

そこへニールがもう一機のGN-X IIIから降りてくる。

「お疲れさん」

「ニールさん」

「無事に戻れて何よりだ」

ニールはルイスの様子を一度確認すると、自分が使ったGN-X IIIを見上げた。

「俺もこいつで初仕事がピラー掃除になるとは思わなかったけどな」

ルイスも自分が乗っていた機体を見る。

「……私も、こんな形でまたMSに乗るとは思いませんでした」

かつてMSへ乗る理由は一つだった。

ガンダムを倒す。

家族の仇を討つ。

そのためなら財産も、自分自身も使った。

だが今日は違った。

「MSって……こういう使い方もできるんですね」

ニールが穏やかに答える。

「結局、使う奴次第さ」

ルイスは小さく頷いた。

今日は誰も憎まずに引き金を引いた。

その事実が、不思議なくらい胸に残っていた。

          ◇

プトレマイオス2・ブリーフィングルーム

グラハム・エーカー少佐がプトレマイオス2へ足を踏み入れた。

連邦軍の制服姿のまま。

武器だけは預けている。

スメラギ。

刹那。

ティエリア。

アレルヤ。

ニール。

ライル。

フェルト。

クリスティナ。

王留美。

そしてレイナス。

グラハムは室内を見回した。

「まさか私が君たちの艦に招かれることになるとはな」

「こっちも驚いてるよ」

レイナスは椅子へ深く腰掛けていた。

「朝からメメントモリを止めて、相棒を一機潰して、空から生身で降りて、最後には昔の敵を客として迎える。予定表に書いてあったら休暇を申請してたところだ」

グラハムの口元が上がる。

「その割には楽しそうに見えるが?」

「気のせいだ。面倒事に慣れすぎて顔に出なくなっただけだよ」

ニールが笑う。

「その割にマスラオ見てる時は分かりやすかったけどな」

「それとこれとは別件だ」

「ほう」

グラハムが反応する。

レイナスは視線を逸らした。

「……先に仕事を片付けよう。話が進まない」

スメラギが苦笑する。

「珍しく正論ね」

「俺を普段何だと思ってるんだ?」

「そこから始めると長くなるわよ」

「じゃあやめとこう。今日の残業はもう十分だ」

中央モニターが切り替わった。

映し出されたのはメメントモリ。

空気が変わる。

          ◇

スメラギはこれまでに判明した事実を説明した。

スイールを消滅させた一号機。

その破壊。

王留美が追跡した資金と物流。

一号機だけでは説明できなかった物資。

そして、アフリカタワーで存在が判明した二号機。

グラハムは黙って聞いていた。

「我々が確認していた大規模輸送とも符合する」

「あなたも追っていたのね」

「ああ」

グラハムは自ら保存していた記録について話した。

アロウズによって書き換えられた報告。

原本との食い違い。

理由を知らされない航路封鎖。

説明のない大規模輸送。

「当初はアロウズ内部の問題だと考えていた」

「普通はそう見るよ」

レイナスがモニターを見たまま言う。

「現場で不具合を追っかけて、担当部署を一つずつ潰していったら、最後に出てきたのが設計図そのものだった。笑えない話だけど、今回はそれに近い」

「設計図そのもの、か」

「ああ。アロウズだけ止めて終わるなら、まだ仕事としては分かりやすかったんだけどな」

スメラギが次の画像を表示する。

リボンズ・アルマーク。

「その設計図を書いてる可能性が高いのが、こいつだ」

グラハムの表情が変わる。

「この男は?」

「リボンズ・アルマーク」

ティエリアが答えた。

「イノベイターを名乗る者たちの中心人物だ」

そこから説明されたのは。

リボンズ。

イノベイター。

ヴェーダ。

アロウズ。

そして世界規模の情報統制。

グラハムは途中で口を挟まなかった。

全てを聞き終えてから、ゆっくり息を吐く。

「……なるほど」

リボンズの顔を見る。

「私が見ていたものは、氷山の一角だったということか」

「一角でも見えてたなら十分だ」

レイナスが言う。

「そっちが残した原本。セルゲイ大佐が拾った輸送情報。留美が追った金の流れ。向こうがどれだけ綺麗に片付けたつもりでも、現場ってのは何かしらゴミが残る」

王留美が頷く。

「完全な情報統制は困難です。消された情報そのものが、逆に意図を示すこともあります」

「セルゲイ・スミルノフ大佐も独自に動いているのだな」

「ええ」

スメラギが答える。

「アフリカタワーでも無事は確認されてる。パング大佐の説得に入っていたけど、ピラー崩壊後は民間人の避難に動いたそうよ」

セルゲイは生きている。

そして今も連邦軍人として、自分の立場からアロウズへの疑念を追っている。

グラハムは少し考えた。

「ならば、私が保存してきた記録も提供しよう」

「いいの?」

「ここまで見せられて出し惜しみをするほど、私は器用ではない」

ただし、とグラハムが続ける。

「私はソレスタルビーイングへ加入するつもりはない」

「そこは最初から期待してないよ」

レイナスが言う。

グラハムが彼を見る。

「随分とあっさりしているな」

「無理に制服を着替えさせたところで、中身まで変わるわけじゃないだろ」

レイナスは軽く肩をすくめる。

「同じ方向を向ける間だけ並んで走ればいい。進む先が変わったら、その時また考えりゃいいさ」

グラハムは僅かに目を細めた。

「君らしい答えだ」

「百年以上生きてると、全員と意見を揃えるなんて無茶な仕事は諦めがつくんだよ」

スメラギが口元を緩める。

「それは少し見習いたいわね」

「やめとけ。そこまで行くのに百年かかる」

空気が僅かに緩む。

だがグラハムはすぐに真剣な表情へ戻った。

「私は君たちの理念全てに賛同したわけではない」

「構わない」

刹那が答える。

「だが、民間人もろともメメントモリを撃ち込み、軌道エレベーターすら危険に晒し、その事実まで消そうとする組織を軍と呼ぶつもりもない」

「なら、どうする」

「私自身の目で確かめる」

グラハムは迷わなかった。

「そのために、しばらく君たちと行動を共にする」

加入ではない。

だが、敵でもない。

グラハム・エーカー自身が何と戦うべきなのか。

その答えを出すまでの同行だった。

          ◇

アロウズ艦隊・旗艦

「……グラハム少佐がソレスタルビーイングと行動を共にしている?」

カティは報告を聞いていた。

「はい」

「追撃命令は?」

「上層部より出ています。ただし我々には現時点で追撃指示はありません」

「そうか」

カティはモニターへ視線を戻した。

損傷したアフリカタワー。

破壊されたメメントモリ二号機。

そして上層部から送られてきた公式報告。

そこにはメメントモリについて、肝心な部分が抜け落ちていた。

「……また消すのか」

自分が見た。

自分の部隊も見た。

巨大な光がアフリカタワーへ向かって撃たれた。

それでも、公式記録からは消えていく。

「大佐」

「何だ、パトリック」

「俺、難しいことはよく分かりませんけど」

「それは知っている」

「大佐!?」

「続けろ」

「はい!」

すぐに姿勢を戻す。

「さっきまで一緒に破片を壊してた奴らを、終わった途端に撃つってのは……やっぱり違うと思います」

カティはパトリックを見る。

珍しく、ふざけた様子はなかった。

「ああ」

「大佐もそう思います?」

「思う」

カティは公式報告を閉じる。

「パトリック」

「はい」

「今日、自分の目で見たものを忘れるな」

「……はい」

「命令と事実が食い違った時、最後に判断するのは自分だ」

パトリックは少しだけ目を見開いた。

「了解です、大佐」

          ◇

プトレマイオス2・格納庫

ブリーフィングを終えたグラハムは、マスラオの状態を確認していた。

その少し後ろ。

レイナスが腕を組み、機体を見上げている。

グラハムが振り向いた。

「先ほどから随分と熱心だな」

「そりゃ見るさ」

レイナスは視線を外さない。

「初めて見る機体、それも明らかに量産を考えてない尖った作りだ。ロボット好きに見るなって方が無理な注文だよ」

「マスラオだ」

「名前もいいな」

「ほう?」

「こういう機体は名前まで癖が強い方がいい」

グラハムが楽しそうに笑う。

「君とは機体の趣味が合いそうだ」

「そこは認める。ただし乗り方まで真似する気はないぞ」

「どういう意味かな?」

「そのままの意味だよ」

レイナスはマスラオの背面へ回る。

擬似太陽炉。

粒子供給系。

明らかに通常のGN-X系とは異なる構成。

「専用機か?」

「ああ。私のために造られた」

「いいねえ。そういう言葉には弱いんだ」

「君にもアステリオンがあるだろう」

レイナスの足が止まった。

一瞬。

空になった格納スペースへ視線が向く。

「……あった、だな。今のところは」

グラハムは何も言わない。

レイナスも湿っぽくするつもりはなかった。

すぐにマスラオへ視線を戻す。

「それより一つ聞きたい」

「何だ?」

「さっき、こいつの出力が一気に跳ねたな」

グラハムの目が僅かに細くなる。

「気づいていたか」

「そりゃな。こっちはトランザムを何年見てると思ってる」

「ならば話は早い」

グラハムはマスラオを見上げた。

「この機体にもトランザムが搭載されている」

レイナスが振り向く。

「擬似太陽炉で?」

「ああ」

数秒。

レイナスは黙った。

そして。

「……そいつは面白いな」

明らかに声が変わった。

グラハムが笑う。

「やはり食いついたか」

「食いつくさ。今まで純正太陽炉側の切り札だったものを、擬似太陽炉で再現したんだろ?」

レイナスはマスラオへ近づく。

「仕組みが違っても、考え方は使えるかもしれない」

「私の愛機を勝手に解析する気ではあるまいな?」

「安心しろ。持ち主が見てる前で分解するほど非常識じゃない」

「見ていなければ?」

「……そこは信用してくれ」

「今の間は何だ?」

「気にするな」

グラハムが笑う。

レイナスも小さく笑ってから、空いた格納スペースを見る。

「ただ、データは欲しい」

「何に使う?」

今度は迷わなかった。

「次の相棒に使える」

          ◇

数日後――プトレマイオス2・格納庫

回収されたアステリオンは、かつての姿をほとんど残していなかった。

装甲は広範囲に焼失。

右腕部は機能停止。

脚部も大破。

内部フレームにまで深刻な損傷が及んでいる。

レイナス。

イアン。

リンダ。

そしてグラハムが、その機体を見上げていた。

イアンが診断結果を閉じる。

「結論から言うぞ」

「ああ」

「アステリオンとして直すのはやめる」

レイナスはすぐには答えなかった。

大破した機体を見上げる。

やがて。

「……まあ、そうなるか」

「フレームから作り直す部分が多すぎる。ここまで手を入れて元へ戻すくらいなら、実戦データを全部反映して新しく組み直した方がいい」

リンダも頷く。

「《オーバーライズ》への対応も、もっと詰められるわ。今回の戦闘で機体側の限界もかなり見えたもの」

「それに」

イアンがグラハムを見る。

「マスラオのトランザムシステムだ」

グラハムが腕を組む。

「必要な技術資料は提供しよう。ただし、マスラオそのものを解体するのは認めん」

レイナスが横から口を挟む。

「安心しろ。そこまでやったら同行初日で客と喧嘩になる」

「君ならやりかねん」

「信用が安いな、俺」

「自業自得だ」

イアンが話を戻す。

「擬似太陽炉でトランザムを成立させる制御技術は使える。丸ごと移植じゃない。こっちの機体に合わせて組み直す」

レイナスは大破したアステリオンを見る。

《アニマ》。

《オーバーライズ》。

アステリオンが残した実戦データ。

そしてマスラオから得られるトランザム技術。

全てを次へ繋ぐ。

「修理じゃなくて、建て替えか」

「そんなところだ」

「だったら中途半端に前の形へ戻す必要もないな」

レイナスは焼けた装甲へ手を触れた。

「こいつは十分働いた。最後はメメントモリまで止めたんだ。ここから先まで同じ仕様で働かせるのは、さすがに酷ってもんだろ」

イアンが横目で見る。

「珍しく機体を労うじゃねえか」

「俺だってそこまで薄情じゃないよ」

少しだけ間を置く。

「無茶させた自覚くらいはある」

それから手を離した。

「次は、その無茶を前提に作る」

「結局無茶させるのかよ!」

「俺が乗るんだぞ?」

レイナスは平然と答えた。

「無茶しない前提で設計する方が、よっぽど危ないだろ」

イアンが黙る。

リンダも黙る。

グラハムだけが笑った。

「否定できんな」

「だろ?」

イアンは深い溜息を吐いた。

「……だからお前の機体は面倒なんだ」

「悪いな。仕様変更の多い客で」

「自覚があるなら途中で追加注文するなよ」

「善処する」

「信用できねえ!」

少しだけ、空気が緩んだ。

リンダが尋ねる。

「それで、新しい機体の名前は?」

レイナスは大破したアステリオンを見上げた。

アステリオン。

星。

そこからさらに先へ。

より高く。

「――ガンダムアルティオール」

「アルティオール?」

「より高く、って意味だ」

レイナスは静かに続ける。

「同じ場所へ戻るために作り直すわけじゃない。だったら名前も、その先へ行くものにしたい」

イアンが頷く。

「ガンダムアルティオール、か」

「悪くないだろ?」

「名前だけ先に決めやがって」

「こういうのは形から入るのも大事なんだよ」

「完成まで時間はかかるぞ」

「そこは急かさないよ。突貫で仕上げて戦場で不具合なんて、笑えないからな」

「珍しくまともなことを言った」

「俺を何だと思ってるんだ?」

「無茶する奴」

「否定できないのが辛いところだな」

イアンが格納庫の一角を指す。

「で、その間はどうする?」

そこには。

アフリカタワーからレイナスが奪ってきたGN-X III。

レイナスはしばらくその機体を眺めた。

「ちょうどいいのがあるじゃないか」

「やっぱりそれか」

「アルティオールが上がるまで、現場を空けるわけにもいかないだろ」

「だからって鹵獲機を当然みたいに自分の席にするな」

「間に合わせの社用車みたいなもんだ。大事に使うよ」

「MSを社用車扱いするな!」

「返す相手もいないんだ。働いてもらった方が機体も浮かばれるさ」

「勝手に機体の気持ちを代弁するな!」

レイナスはGN-X IIIを見上げる。

ガンダムではない。

《アニマ》を前提に作られた機体でもない。

性能もアステリオンには及ばない。

それでも。

「まあ、しばらく頼むよ」

機体の脚部を軽く叩く。

「次の相棒が上がるまで、俺の無茶に付き合ってもらう」

イアンが嫌そうな顔をする。

「壊すなよ」

レイナスは少し考えた。

「……努力はする」

「そこは即答しろ!」

格納庫にイアンの怒声が響いた。

ガンダムアルティオールが完成するまで。

レイナス・レノアークの新たな足は――GN-X IIIとなった。

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