問題児は人狼なりや?   作:朧気だんぼーる@受験

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長々と書いてましたがようやく完結しました。
ありがとうございました!


7日目 終極

CO一覧

 

占い師

ベジータ:→やる夫○→バカボン父○

タダクニ:→シャルロット○→ヴィクトリカ○→やる夫○→波平狼→破綻

 

霊能師

十六夜:→のび太○→ベジータ狼→アンパンマン○→波平○→シャルロット○→やる夫○

 

狩人

 

 

投票一覧

 

アンパンマン:→のび太→ベジータ→バカボン父

十六夜:→のび太→ベジータ→アンパンマン→波平→シャルロット→やる夫

波平:→のび太→ベジータ→アンパンマン→タダクニ

のび太:→十六夜

シャルロット:→のび太→ベジータ→アンパンマン→波平

孫:→タダクニ

ベジータ:→シャルロット→十六夜

タダクニ:→のび太→ベジータ→波平→波平→シャルロット→やる夫

ヴィクトリカ:→のび太→ベジータ→アンパンマン→波平→シャルロット→やる夫

やる夫:→のび太 →ベジータ→アンパンマン→波平→シャルロット→バカボン父

バカボン父:→のび太→ベジータ→波平→波平→シャルロット→やる夫

 

 

生存者

 

十六夜

ヴィクトリカ

バカボンのパパ

タダクニ

 

 

 

━━━━━━━━━━━━━━

 

 

~7日目・夕方~

 

 

十六夜「……言うまでもないが、お前は村人なんだよな金髪ロリ」

 

ヴィクトリカ「そうとも。今一度思い出してみたまえ。私は最初に言ったはずだ。何故君はベジータを真占い師として推理をしていのだ?と」

 

十六夜「……どういうことだよ。完全にスルーしてたぜあれ」

 

ヴィクトリカ「わざわざ私が縷説するまでもないだろう。少しは君の頭で考えてみたらどうかね」

 

十六夜「…………」

 

十六夜(……こんな質問をしてきたということは、言外にベジータが真占い師じゃないという事だよな)

 

十六夜は顎に手を当て、一考する。

 

十六夜(確か、ベジータはやる夫とバカボンの親父に村人判定を出していた。が、ベジータを騙りであったと見て、この金髪ロリが妖孤ではないと仮定すると、次に浮かび上がる妖孤候補は…)

 

十六夜「……あ」

 

やがて十六夜が何かに気付いたように声を洩らし、ヴィクトリカは満足げに鼻を鳴らした。

 

ヴィクトリカ「察したようだな。簡単な話だったろ?」

 

十六夜「……いや。単純に襲撃されて生き延びたやる夫、アンパンマン、波平のうちの誰かということくらいしか」

 

ヴィクトリカ「それはそうだろう。まだ混沌(カオス)が足りていないのだから」

 

タダクニ「………え、え?何?話についてけないんだけど」

 

ヴィクトリカ「何だ。今ので大体分からなかったのか?」

 

タダクニ「わかんねえよ!言語化してくれよ!」

 

バカボン父「げんごかって何なのだ?」

 

ヴィクトリカはものすごく面倒臭そうな顔をしてため息を1つついた。

 

ヴィクトリカ「…分かった分かったよ。ついでだ。教えてあげよう」

 

ヴィクトリカ「まず、言うまでもないが真占い師及び真霊能師は、ゲーム開始後すぐに天に召された野比のび太と孫の2人だ。

2人とも2日目以前に退場し、本物の役職が早々に死亡した村で本来なら村人陣営に勝ち目は無かっただろうな」

 

ヴィクトリカ「2日目の朝、あまりにも面妖で認めたくはないがベジータは『気』というもので人狼の正体を暴いた。

そこで彼は占い師なら村に信用されると考え、村人にも拘わらず占い師を騙ったのだ。

騙りゆえ、仮にやる夫が妖孤だとしても占って仕留めることはできなかったがね」

 

タダクニ「……あーなるほど、大体分かった……かな」

 

十六夜「だが…まさか村人が役職を騙るなんてそんな馬鹿げた真似……」

 

ヴィクトリカ「ならバカボンの親父に聞いてみるか?これまでの護衛先を。それが最後の欠片だ」

 

十六夜「上等だ。おいバカボンの親父」

 

バカボン父「はい?」

 

ヴィクトリカ「君、人狼ゲームが始まってから君がこれまで護衛対象に選んだ人物を覚えているかね?」

 

バカボン父「もちろんなのだ!記憶力には自信があるのだ!」

 

ヴィクトリカ「言ってみたまえ」

 

バカボン父「ハーイ!1日目は一番弱そうなのび太を守ったのだ。2日目はアンタじゃない方の金髪のおにゃのこ!えーとえーと」

 

ヴィクトリカ「…シャルロット・デュノアか」

 

バカボン父「そう!シャルロットなのだ!3日目は喋るアンパンで、4日目は波平のオヤジ」

 

十六夜(……コイツはやはりランダムで護衛対象を選び、波平とアンパンマンを護衛していたっていうのか……!)

 

バカボン父「5日目は帰り際にヴィクトリカさんに護ってくれと頼まれたのだ!」

 

十六夜「頼まれた?」

 

ヴィクトリカ「……逆廻、君の5日目の襲撃先は私だったのだろう?私の読み通りだったというわけだ」

 

バカボン父「6日目はヘッドホンのアンタ」

 

十六夜「何ッ……!?」

 

ヴィクトリカ「おや、点と点が繋がったじゃないか。6日目の襲撃先はやる夫、だが護衛対象は君。

よって妖孤はやる夫だったのだな。あの時に彼を吊っておいて正解だったようだ」

バカボン父「で、最後はまたヴィクトリカに頼まれて守ったのだ!」

 

十六夜「おいおい。7日のうち4回も騎士の護衛を食らったってのかよ。やってらんねえわ。人狼泣かせにも程がある。そもそも頼むとか反則だぜ」

 

ヴィクトリカ「私はルールで指定護衛をしてはいけないなどという説明は一言も聞いていなかったからな。

だがまあ、しかし、今日のは私にとっても大きな賭けだったよ。君が私以外を噛んでいれば詰んでいた」

 

十六夜「…意外だぜ。お前が騎士の護衛先に村の命運をようなそんな危ないヤマを張るとはな……」

 

……ん?とそこで1つの疑問が十六夜の頭に浮かんだ。

 

十六夜「……いや待てよ。1ついいか」

 

ヴィクトリカ「何だね」

 

十六夜「4日目の処刑が終わった時、やる夫が妖孤なら、あの時村に残っていたプレイヤーは人狼×2、騎士、狂人、妖孤、村人だったはずだ。

もしあの夜俺がバカボンの親父を襲撃していたらお前に勝ち目は無かったはずだぜ。それを想定していなかったのか?」

 

ヴィクトリカ「……馬鹿言え。君なら気づくのではないかと思っただけだよ。妖孤が生存している可能性を」

 

十六夜「……それは嘘だろ」

 

ヴィクトリカ「嘘ではないさ。現に君は騎士を噛まなかった。これでも少しは君を買ってやってるんだぞ」

 

十六夜「…………最初から手のひらで踊らされてたのは俺ってわけか」

 

ヤハハと十六夜は力無く笑い、その場であぐらをかいた。

 

ヴィクトリカ「……逆廻」

 

十六夜「あん?」

 

ヴィクトリカ「君は確かに私が今まで出会った人間の中でも1、2を争うレベルの頭脳の持ち主だった。

君は初めから人狼ゲームのルールやセオリーを完全に理解していて、それに加えその頭脳だ。

ルールすらままならない者もいることで心の何処かで慢心もあったのだろう?」

 

十六夜「否めねえな」

 

ヴィクトリカ「……それが仇になったのだよ。君は人狼ゲームのセオリーに捕らわれすぎてバカボンの親父さんやベジータのようなド素人である不確定要素の思考を念頭に置いていなかったのだ。

君は私に、そしてこの村のみんなに負けたのだよ……」

 

十六夜「……さいですか」

 

十六夜は小さくそう呟くと、仰向けになって寝転がる。

 

十六夜「……参った。参ったわ。クソッ、ジャンケンでも負けて、人狼でも完膚なきまでに負けた上に落ち度を指摘されるとか格好つかねえにも程がある」

 

 

そこで2人の会話は途切れた。

頃合いを見て、主催者が放送を流す。

 

 

『終わりましたでしょうか?では十六夜さんを落としてゲームは終了とさせていただきます』

 

 

穴がパカッと開き、十六夜は闇へと吸い込まれる。

十六夜の意識はそこで途絶えた。

 

 

 

 

 

※※※

 

 

 

 

 

そして

 

 

 

ジャム爺「アンパンマン!どこいってんだい?心配したよ」

 

アンパン「ごめんさないジャムおじさん。ついさっきまでとっても不思議な体験をしてたんだ」

 

バタ子「へ~聞かせてアンパンマン!」

 

チーズ「アンアン」

 

 

※※※

 

 

波平「おーい帰ったぞ~」ガラガラ

 

磯野家「お帰りなさ~い」

 

 

波平「これカツオ」

 

カツオ「な、なにお父さん…テストならまだ…」

 

波平「人狼ゲームって知っとるか?」

 

カツオ「……え?」

 

 

※※※

 

 

のび太「ただいま……」

 

ママ「のび太!!宿題ほったらかして今までどこ行ってたの!!」

 

のび太「ち、違うんだ話せば分かる!たっ、助けてドラえも~ん!!」

 

ドラえもん「今トイレ」

 

 

※※

 

 

シャル「うー疲れたぁ……またどこかで会えないかなぁ」

 

一夏「お、シャル。食堂にいたのか。隣いいか?」

 

シャル「え?う、うん。いいよ」

 

一夏「なんかお疲れみたいだな。どうしたんだ?」

 

シャル「別にー。あ、お茶持ってこようか?」

 

一夏「いいっていいって。たまには俺が持ってくる」ガタッ

 

シャル「……あ、そうだ一夏」

 

一夏「ん?何だ?」

 

シャル「後で皆でさ、人狼ゲームやってみない?」

 

一夏「あー人狼か、いいな。中学の時鈴や弾とかとよくやったぜ。セシリア達ルール分かるかな」

 

 

※※

 

 

孫「ただいm……おい何やってんだジジイ共!!」

 

じーさん「うるせえっ!男同士の戦いに水を差すんじゃねえ!!あと1本……!!」

 

校長「なんの!キサマには負けんのじゃいクソジジイ……!!」

 

孫「鼻にちくわ詰め込むことのどこが戦いだよさっさと止めろ老害共ッ!!」

 

ゲベ「ゲベゲベ」

 

※※

 

 

ベジータ「……」

 

ブルマ「あら、帰ったのなら何か言ってよ」

 

トランクス「おかえりなさいパパ!……あれ?何持ってるの?」

 

ブルマ「え、それ本じゃない!いきなりどうしたの!?熱でもあるんじゃないベジータ!!」

 

ベジータ「う、うるさい黙れ!たまには勉学に触れてみるのもどうかと思っただけで……。

誤解するなよ!?べっ別に働く気になったわけじゃないんだからな!?」

 

 

※※

 

 

タダクニ「ただいまー」

 

タダクニ妹「……」ゴゴゴ

 

タダクニ「……あ、あれどうした?」

 

タダクニ妹「…私のパンツは」ゴゴゴ

 

タダクニ「し、知らねえよ!!どうせヨシタケだろ!?俺マジ何も知らn」

 

タダクニ妹「うるさいさっさと取り返して来い!!取り返すまで帰ってくんな!!」

 

タダクニ「そんな殺生なブゲラッ」

 

 

※※

 

やる夫「スレ建てるおwwwwwwww」カタカタ

 

 

『命懸けのデスゲーム行ってきた話をする』

 

 

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:20XX/02/04(金) 23:30:39.34

気がついたら知らない部屋にいて、知らねえ連中と人狼ゲームしてきたったwwwwwwwwwwwww

 

2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:20XX/02/04(金) 23:31:35.72

人狼とか懐かしいな

 

3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りしま す:20XX/02/04(金) 23:32:06.98

とりまパンツ脱いだ

 

 

やる夫「あ、やっべ。書き貯めし忘れたお。今夜は長い夜になるおwwwwwwww」

 

 

※※

 

 

バカボン父「タリラリラーン、おかえりの反対なのだ!」

 

ママ「おかえりなさい。1人でどこ行ってたの?」

 

バカボン父「皆で遊んできたのだ!よくわからないけど面白かったのだ!」

 

バカボン「えーパパずるい!僕も行きたかったよー!!」

 

ママ「あら、ハジメちゃん何を読んでいるの?」

 

ハジメ「最近人狼ゲームっていうロールプレイゲームに興味があるの。だからそのゲームの理論を勉強してるんだ」

 

バカボン父「人狼?どこかで聞いたことあるなあ」

 

 

※※

 

 

ヴィクトリカ「……」

 

ヴィクトリカ「…また退屈になってしまった」

 

一弥「あ!ヴィクトリカここにいたんだ!いきなり消えたから探したよ!」

 

ヴィクトリカ「騒々しいやつだな。別に私はどこにも行かんよ」

 

一弥「そんなことより日本からまた新しいお菓子が届いたんだ!食べてみてよ!!」

 

ヴィクトリカ「む、なんだねこの木材は」

 

一弥「ふ菓子っていうんだよ。食べてごらん」

 

 

※※

 

 

───“ノーネーム”本拠・貯水池前の憩いの小屋。

 

 

十六夜「……ん」パチリ

 

十六夜「……寝てたみたいだな。ふぁ~あ」

 

黒ウサギ「あ、十六夜さんお目覚めになりましたね。今ちょうどお茶を淹れたところですが一緒にどうですか?」

 

十六夜「ああ。もらう」

 

黒ウサギ「あちち……どうぞ。熱いので気を付けてください」

 

十六夜「センキュ。……で、黒ウサギ」

 

黒ウサギ「な、何でしょう?」

 

十六夜「何が目的で俺にギフトゲームを仕掛けたんだ?」

 

黒ウサギ「ギクッ」

 

黒ウサギ「あ、あはは……。やっぱりバレてたのですか。流石十六夜さんですね……」

 

十六夜「お前の特徴的な話し方はボイスチェンジャーにかけても分かるだろ普通」

 

黒ウサギ「あやや、それは痛恨のミスです」

 

十六夜「で、一体どんな了見だったんだオイ」

 

黒ウサギ「……こんなこと言えば怒るかもしれないですけど」

 

十六夜「ん」

 

黒ウサギ「十六夜さんを試させていただきました」

 

十六夜「……俺を試した?」

 

黒ウサギ「はい。確かにノーネームは十六夜さん達が来てから物凄く成長しました。驚異的と言っても過言ではない程にです」

 

黒ウサギ「しかしコミュニティが強力になれば、それだけ敵対するコミュニティのレベルも上がります。今後は難易度の高いギフトゲームも増えてくることでしょう」

 

黒ウサギ「戦闘力の面で言えば十六夜さんはどんなに少なく見積もっても5桁程度の相手になら間違いなく勝てる実力を持っています。なので当面力を競うギフトゲームで負けることは無いと思いますが……」

 

十六夜「……知力はまだまだ未熟って言いたいのか?」

 

黒ウサギ「それを確かめるために此度のギフトゲームを仕掛けさせていただきました……。

本当に申し訳ありません!心よりお詫びします!」

 

十六夜「いや別にそういうことなら構わねえが……。

あのヴィクトリカとかいう野郎にはいいように一杯食わされちまったからな。黒ウサギ的には不合格だろこれ」

 

黒ウサギ「いえ!黒ウサギ的には十分合格点の結果でした!」

 

十六夜「負けたのにか?」

 

黒ウサギ「彼女……ヴィクトリカ・ド・ブロワは『知恵の泉』と呼ばれる全知の一端を担う恩恵の保持者です」

 

十六夜「……なるほどな。やっぱ恩恵持ちだったのかアイツ。うちのコミュニティに欲しいところだぜ」

 

黒ウサギ「そんな彼女をあそこまで追い詰めたのです。失礼なことを申し上げますが十六夜さんの頭の回転力は私の想像を遥かに超えていました」

 

十六夜「そりゃ光栄だね」

 

黒ウサギ「……それにしてもちょっと意外です」

 

十六夜「何がだよ」

 

黒ウサギ「いえ、こんな試すような真似をしててっきり怒るかと思ってました。

パンチの2、3発は覚悟していたのですが」

 

十六夜「俺はどんな風にお前の目に写ってんだよ。確かに試されたのは少し気に入らねえが……結構愉しかったぜ?

素敵なギフトゲームをありがとよ黒ウサギ。

またどっかでやらせてくれよ人狼ゲーム」

 

黒ウサギ「そ、そうですか!了解なのですよ!」

 

 

ノーネームのとある日常でしたとさ。




自分的に書いてて楽しかったのでまたいつか2章という形で続きを作るかもしれません。

次出して欲しいキャラとかいれば教えてくれると参考&モチベUPになります。

ここまで付き合ってくれた方、本当にありがとうございました。

最後に役職ネタバレ貼っておきます。

逆廻 十六夜→人狼

ベジータ→村人

やる夫→妖孤

孫→占い師

アンパンマン→村人

のび太→霊能師

ヴィクトリカ・ド・ブロワ→村人

バカボンのパパ→騎士

シャルロット・デュノア→人狼

磯野 波平→村人

タダクニ→狂人
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