パワプロシステムで行くやり直し野球人生   作:ホームラン

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第13話 高校二年 夏の甲子園➀ ※

 【夏の】[お前らの優勝候補語ってけスレ]【甲子園】

 

1:名無しの観客

というわけでお前らの優勝候補出してけ

俺は花弁和歌山(かべんわかやま)

異論は受け付けるで

 

2:名無しの観客

健体坂崎(けんたいさかさき)やな

150キロ三人は流石に優勝っしょ

 

3:名無しの観客

横覇真(よこはま)で決まりや!

大エース塩野(しおの)は高校レベルちゃうで

 

4:名無しの観客

仙台育米(せんだいいくべい)やな

とにかくクオリティ高いで

塩野(しおの)にも勝っとる

 

5:名無しの観客

やっぱ選手層薄いとこはきついやろな

甲子園出てきてるドラフト候補はどうなん?

 

6:名無しの観客

>>5

横覇真のMAX158キロ右腕塩野

花弁和歌山強打堅守のショート高江(たかえ)

沖縄博学(おきなわはくがく)のMAX153キロ左腕原(はら)

健体坂崎のダブルエース石田(いしだ)、上杉(うえすぎ)

上位指名はこなへんやな

来年以降注目で出てきとるのは愛知蓮華学園(れんげがくえん)のMAX154キロ右腕水流(つる)

北北海道旭川日大(あさひかわにちだい)のMAX149キロ左腕金城(きんじょう)

この二人やな今年はがっつり豊作やで

 

7:名無しの観客

>>6

最近の高校生ってこんな早いの?

進化しすぎちゃうか

 

8:名無しの観客

>>6

上位ありそうな高卒は投手ばっかか

まあ最近は大卒野手しか活躍せえへんしなあ

 

9:名無しの観客

ドラフトに話変わっとるけど

実際どこが優勝しそうなんや

久々に高校野球見るから最近の強いとこがわからん

 

10:名無しの観客

>>9

ガチで言うなら花弁和歌山か健体坂崎やろな

花弁和歌山は打撃が頭ひとつ抜けとる

健体坂崎は頭数的に全試合で150キロ投手が投げられる

 

11:名無しの観客

>>9

低反発バットの影響で投手ガン有利

小技全盛期やから打って勝つが魅力のチームは苦しい

俺は健体坂崎か全体のレベルが高い横覇真やと思う

 

12:名無しの観客

>>9

花弁和歌山やな

150キロでも余裕で打ってくるで

投手も150キロはおらんけどキレとコントロールが抜群なエースと最後まで背番号争いしとった二番手がおる

 

13:名無しの観客

待ち遠しいわ

皆地元応援するんか

近い地区で潰し合いだけは勘弁してくれ

 

14:名無しの観客

毎年波乱が起きたり名試合が誕生したりするけど

今年はどうなるか

 

15:名無しの観客

>>14

もう起きてるぞ

テーマソングがダサすぎるって炎上しとる

 

16:名無しの観客

>>15

あれか聞いたわ酷かったな

ちゃんと野球わかってるアーティストに頼めや主催も適当なやっちゃな

 

17:名無しの観客

>>15 >>16

それはお前らの感想だろうが

雰囲気があってないのはわかるが言い過ぎやアーティストは持ち味を出したまでやで

 

18:名無しの観客

ちょっと前のやつがめっちゃよかったんよな

熱闘甲子園で流れるたびテンションあがったわ

 

19:名無しの観客

なんのスレだよ

優勝予想じゃないんか余所でやってくれ

 

20:名無しの観客

まあ始まってみないとわからん

例年そうや

 

21:名無しの観客

俺は蓮華学園推すぞ

水流はプロに行くんや始めに見出だしたのは俺や

 

◇ ◇ ◇

 

 ──夏を優勝してから甲子園までは大体一週間。愛知は特にスケジュールがキツいんだよな

 

 周りは大分バタバタしてる、応援団がどうするかとか吹奏楽部の協力をどうしようとかね

 

 チームはとにかく準備だ。休みたいけど体を動かさないのは論外。くじ引きもあるし行進の練習とか…正直大変って感じることもある

 

 でもこれは全国49チームだけが味わえることなんだ。そう思うと嬉しくなってくる

 

 ──で、俺が考えないといけないのがポイントの割り振りだ。春から夏まで勝ち続けたから相当貯まってる。必要ポイントがどんどん上がっていく関係上ステータスの伸びは鈍くなるけどね

 

 投手能力、特に球速と変化球のキレ、変化量を触るのは絶対NG!何故なら捕手(遠藤)が取れなくなるからだ

 

 甲子園まで一週間しかないから練習は出来ない…甲子園でパスボール連発とかシャレにならん。よってナシ

 

 ということは打撃能力だ。全国投手はドラフトにかかるようなレベル違いもいる。ソイツらから点を取るためにさらに強化する

 

 【ステータスがアップします……】

 

------------------------------------------------

守備位置 投 外 

弾道4

ミート B75→A80

パワー A80→A85

走力  C60

肩力  B70

守備力 C60

捕球  C60

 

投手能力変更ナシ

 

野手得能

パワーヒッター

ムード○

【新規習得】

New!【プルヒッター】

New!【チャンスB】

----------------------------------------------

 

 ──よし!大分伸びたな。超高校級の能力だ、我ながら惚れ惚れするよ

 

 後はどこと当たるかだな…瀬尾(せお)先輩頼みます!

 

◇ ◇ ◇

 

 ──夏の甲子園の数日前。大阪の会場へ全国のキャプテン達が集まり、くじを引いている

 

 トーナメント表が埋まっていくたびざわめきや歓喜、あるいは苦しそうな声も聞こえてくる

 

 全国のチームが自分達がどのチームと当たり、勝ち進めばどこと当たることになるかに全神経を集中させているのだ

 

 そして蓮華学園の番がきた。瀬尾キャプテンは神妙な顔でゆっくりとつぼに手を入れ番号札を探る

 

 (とにかく準々決勝までに強豪と当たりたくない…頼むぞ…俺の左手!)

 

 そして静かに引き上げた番号は『24』。ほとんど真ん中あたりを引き当てる

 

 そして既に隣は埋まっていた。一回戦を戦うのは北北海道代表の旭川日大

 

 奇しくも二年生のエースを抱える両校がぶつかり合うこととなった

 

◇ ◇ ◇

 

 ──「全国高等学校野球選手権大会、一回戦第12試合がまもなく開始となります。実況は私市川(いちかわ)がお送り致します。解説は社会人チームの名門西工業で監督を勤められております松田(まつだ)さんです」

 

 「よろしくお願いします」

 

 「さて松田さん。今日は全国でも屈指の二年生投手を擁する高校同士の対決となりましたがいかがですか」

 

 「はい。両校の特徴で言いますと蓮華学園は話にも上がりました、水流選手を筆頭に長打力のあるバッターが揃ってますね。旭川日大は金城選手を含めた投手層は蓮華学園より分厚いですが、打線はやや迫力にかけるかなと思います」

 

 「なるほど。蓮華学園は愛知県大会を県内の強豪、いわゆる私学4強を下して甲子園大会まで上り詰めました。旭川日大も群雄割拠の北北海道を突破して甲子園に出場しています。」

 

 「両校の監督のコメントも入っております。先行の蓮華学園霜月(しもつき)監督ですが『金城選手含めた投手陣の素晴らしいチームだが、戦い方を変えるつもりはない。選手達の力を最大限に発揮してもらい勝てるように』とのコメントです。」

 

 「霜月監督はまだ若い監督ですが、県大会を見ると積極的に動く人ではないですよね。どっしりと構えていつも通りに戦おうというつもりでしょう」

 

 「一方の一谷(いちたに)監督は『水流選手は素晴らしい真っ直ぐを投げますね、ロースコアになると思いますからゆっくり楽しもうと選手達にも話してます』とのコメントです」

 

 「一谷監督は甲子園の戦い方を知ってますからね、あの手この手で崩しにかかると思いますよ。旭川日大の選手達もよく鍛えられてますから」

 

 「なるほど...一回戦第12試合、まもなくプレイボールです!」

 

◇ ◇ ◇

 

 ──「三振!水流、この回も無失点に切って取りました。五回裏終了スコアは以前3─0!松田さん、ここまでの展開はどうですか」

 

 「そうですね、金城選手調子は悪くなさそうですが蓮華学園の打線、とりわけ水流選手のバッティングが予想以上に良いです」

 

 「一回の表、2ランホームランがありました。映像で振り返ってみましょう」

 

 「…すごいですね、外のスライダー確かに少しだけ高いですが、思いっきり引っ張ってスタンドまで運びましたね、とんでもないパワーですよ」

 

 「投球の方も五回六奪三振無失点に抑えています、松田さんどうですか」

 

 「完璧なピッチングですよね。150キロの真っ直ぐをしっかりコーナーに投げ分けられています、県大会ではコントロールがやや甘くなる場面が見られたんですが、今日は全く付け入る隙ナシです」

 

 「ありがとうございます。試合は後半戦に入ります」

 

◇ ◇ ◇

 

 ──「九回の裏、ツーアウト取ってランナーありません…打ちました!打ち上げました!」

 

 「…アウト!試合終了ー!最後はセカンドフライに打ち取り蓮華学園甲子園初戦突破!先発の水流は九回を無失点12奪三振!」

 

 「旭川日大は力及ばず甲子園を去ります!松田さん、この試合の振り返りをお願いします」

 

 「はい、何と言っても水流選手に限りますよね、投打で素晴らしい活躍でした。旭川日大も中盤以降はよく守りましたが、打線がどうにもチャンスを作れませんでしたね」

 

 「ありがとうございます。解説は西工業監督松田さん、実況を私(わたくし)市川でお送りしました」

 

◇ ◇ ◇

 

 ──初戦を突破した蓮華学園は二回戦、三回戦と激戦を繰り広げながらも辛くも勝利した

 

 特に水流が先発しなかった二回戦は壮絶な打ち合いとなり、この試合でまたも本塁打を放った水流は打者としても評価を上げた

 

 そして準々決勝。くじの結果相手は花弁和歌山

 

 この夏優勝候補としても予想され、この打低環境のなかでもひたすらに打ちまくり勝ち上がってきたチームだ。

 

 水流はここが山場になると直感し、静かに集中を高め始めた……

 

 




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