響、「そんな、嘘だ」
零斗、「一人放心してる奴放っといて、フリーの魔術師の雪音零斗だ。よろしく頼む」
藤尭、「フリーの魔術師?」
零斗、「ああ、時計塔に所属して居ない。依頼を受けて生計を経てている魔術師の事だ。俺と未来と界人がそうだな。基本俺は「護衛」系の依頼を受けている。よろしく」
界人、「次は俺か、フリーの魔術師の小日向界人だ。基本依頼を受ける時は気分だ。まあ俺は傭兵等の依頼を受けてるぜ。」
武瑠、「さて自己紹介は終わりか、では今回我々が此処に来た目的を言うか。実は、二課が追っているフィーネだが、実は、ビーストがフィーネに協力している事が判明してな調査のため、聖堂教会がクリスをスパイとして調べさせた所真実だとわかったので我々が派遣された。」
弦十朗、「ビーストとは何だ?」
雪村、「丁度いいビーストに説明しよう。ビーストとは」
人間の獣性によって生み出された7つの大災害であり、人類と人類の文明を滅ぼす破滅の化身。
文明より生まれ、文明を食らう災厄の獣。人類の原罪が生む自業自得の死の要因。
その名は人類悪。
人類史の中で人類である限り出てくる悪。人類史に留まる澱み。いわば、人類そのものの汚点で人類を滅ぼす七つの災害。これは人類が発展するほど強くなる、人類種の癌細胞そのもの。
かつての救世主が贖った人類の七罪のような単なる欲望や悪意といった個人的で一過性のものではなく、人間が人間であるが故に犯さざるをえない悪癖であり、そして、どうしようもなく人を人たらしめる性質そのものが抱える普遍かつ根源的な罪業。
全人類が内包しているであろうこの大いなる悪に誰も克つ事はできず、知恵を人類が捨てられないのと同じく、悪もまた捨てられない。
しかし、それは人類を滅ぼす悪ではなく「人類が滅ぼす悪」もしくは「人類が乗り越えるべき悪」。
その正体は人類をより良くしたい、人理を守りたいという願い、即ち「人類愛」である。
人類のより佳き未来を願う想いが暴走し、終いには今ある世界を壊してしまうほどの度を越えた行為に走った結末がビーストと呼ばれる存在なの何だろう。
そして、ビーストが人類の自業自得の災厄である以上、これは人類自身の手によって滅ぼすことでけじめをつけなくてはならない。人間という獣の「獣性」とはつまり、「人間性」のことに他ならないのである(一端とはいえそれに侵蝕された人間ではないものは、以降それまでよりずっと人間らしくなったと評されている)。
雪村、「ビーストに関して軽く説明したがこんな感じだ。」
弦十朗、「感謝する。」
翼、「一つ聞いていいか?」
雪村、「どうぞ」
翼、「武瑠兄さん達や小日向がビースト討伐の為に二課と協力するのはわかった。雪村だったかお前は誰だ?」
雪村、「ハア、この後説明する予定だったのに、では次にサーヴァントについてだ」
藤尭、「召使いに下僕って意味だったか?」
雪村、「どちらとも違う、ではサーヴァントとは」
サーヴァントとは、神話や伝説に語られる英雄や歴史上の偉人が死後、人々に祀り上げられ英霊化したものを、魔術師が聖杯の莫大な魔力によって使い魔として現世に召喚したもの。
雪村、「サーヴァントにも種類があって」
•生前の偉業が称えられ英霊となった一般的な英雄。
•世間から悪と認識されながらも結果としてそれが人々の救いとなったもの、自らを強大な悪として有象無象の小さな悪を打ち消すもの、本人の意思とは裏腹に周囲が救い手と祭り上げたもの、このいずれかに該当する反英雄。
•生前、英雄としての力の代償として死後の自分を星に売り渡した守護者。
雪村、「てゆう感じで、三種類存在する。」
翼、「成る程な」
奏、「へえ、こんなにもあるのか」
雪村、「英霊の他には「幻霊」や「神霊」等も存在するが、今はいいや、さて私の招待だったな。私の名は」
シュン
奏、「お前は!?」
翼、「報告書にあった、暴走した立花を殴りとばした謎の騎士」
雪村、「サーヴァント名をそうだな。雪村と呼んでくれ」
弦十朗、「それは、偽名だろう。君の真名を教えてくれ。」
零斗、「ああそうだ弦十朗さん、雪村さんもそうだが基本的にサーヴァントは真名がバレると弱体化する場合があるから基本は真名を名乗らないからな。」
弦十朗、「弱体化?」
零斗、「真名がバレる、詰まりその英霊の宝具がバレるから基本は真名は名乗らないだよ。」
武瑠、「いや、零斗、雪村さんの場合は無意味だと思うぜ。」
零斗、「そうだが」
弦十朗、「どおゆことだ?」