文章のうまさとかは大目に見てください。
とある無職の男の魂が、次元の穴を偶然通り抜け、物語は始まった。
が、何事にもイレギュラーというものは存在する。
これは更に離れた次元よりやってきた魂が無職の男の魂に続くようにして異世界へと渡り成長していく、そんなもしもの物語である______。
僕は共学の青春を知らぬ男子校の高校生、◯◯◯◯だ。アニメや漫画はまあまあ見る。そんな今の僕のブームは無職転生だ。今は・・そうだな。老デウスが来て日記の内容でその人生を追ったところまでは見たかな。後はピ◯シブ百科事典とかでのネタバレ知識かな?とそういえば、もうすぐ学校へ行く時間だ。急がないとだな。成績はバカ低いけど、今まで無遅刻無欠席なんだ。途切れさせてたまるかってんだあ!
家を出て道に飛び出したとき、僕は油断していた。法律で自転車が基本的に歩道を走れなくなっていたから。でも世の中、そんな細かいルールなんて破る人は普通にいるんだ。視界の右から自転車が見えた気がした後、僕の目の前は真っ暗になった。
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・・・・・・・・・・なんだろうか。何か暖かいものに包まれている気がする。ここは病院か?自転車にぶつかったにしては痛みをまったく感じない。まああんな事故に遭ったのは初めてだし、案外これが普通なのかもしれない。・・・そろそろ起きよう。怪我の具合を見るのは怖いが、起きないわけにもいかない。ゆっくり、ゆっくり目を開けて・・・
「⁉」
そこは病室ではなかった。
あれ?誰だこの人たち。なんだか体もうまく動かせない。金髪の髪色の女性とと茶色の髪の男性が何やら知らない言語で話している。ていうかあの女の人の胸でっか!思春期の男子にはささるぜ。
・・・ってまてよ。なんか見覚えあるぞこのシチュエーション。いや、そんなことあるのか?本当に?落ち着けえ・・ここはひとまず辺りの状況把握を・・・・・・
辺りを見回していた僕は、隣にいた同じく状況を理解しようと辺りを見ていたのであろう一人の赤ん坊と目が合った。
「「おぎゃあああああああああああああああ!?」」
「*=~‘+l*>!(あらあら、元気な子たちねえ)」
「‘@*。「*;・:・(ああ、こいつらはきっと大物になるぜ。ゼニス)」
2年後
結論。僕はたぶん、無職転生の世界にルーデウスの双子の弟として転生した模様。・・・まじで?まあこうなった以上、全力でこの世界を楽しむだけだ。
どうやら僕の今世での名前は、セフィロス・グレイラットというらしい。この世界の言語は、子供の体だからか難なくマスターできた。ルーデウスには言葉が話せるようになった時点で、もしかして日本人か?と半信半疑なふりをして聞いた。ルーデウスももしかして、と思っていたらしく、すんなりと受け入れた。やはりリーリャの胸をちらちら見ていたのがばれていたのか。
そして言葉が話せるようになったということは、魔術の練習ができる!
赤子の時に無詠唱魔術ができないか試してみたが、発動はできなかった。僕に無詠唱魔術の才能がないのか、もしくは一度詠唱型で魔術を発動しないと魔力の流れなどのイメージがつかめないのか・・・・。
まあ後者だと信じたいが、やってみないと分からない。
ということで早速試してみよう。
ルーデウスに2階の物置き部屋に行ってみようと催促した後、二人で部屋に行き本を見つけて開いた。魔術のことについて色々と書いてあるが、正直一部の記述はなんだか胡散臭い。魔力総量のことなど、作中で起きた現象と一致しないことが度々あるのだ。とはいえ、詠唱だとかは間違っていない。遠慮なく使わせてもらうとしよう。僕は水魔術について書かれたページを見つけて、詠唱をやってみることにした。
人生で初めて使う魔術だ。なんだかわくわくするな。横で手を構えるルーデウスも少しわくわくしていそうな様子だ。
「「汝の求めるところに大いなる水の加護あらん。清涼なるせせらぎの流れを今ここに。ウォーターボール」」
僕の中で何かが流れるような感覚がした後、手のひらの前に水球が出現した。成功したのだ。ルーデウスも成功したようだ。が、出現した水球は飛ばない。魔術とはむずかしいもんだ。
ってあれ・・・なんだか体がフラフラしてきたような・・・・・
ドサッという音とともに倒れた僕は、薄れる意識の中であることを思い出した。ああ、そういえば魔力切れってやつがあったな・・・と。
「フフッ。二人そろってお漏らししちゃったのかしら」
「「・・・・。」」
次からは桶を用意しよう・・・。
魔術の訓練を始めて数週間が経った。最初は水球を2、3個出した辺りで魔力が尽きてしまっていたが、今ではもう3桁分ほど出せるようになっている。無詠唱も才能があったようでよかった。それでも十分すごいのだが、ルーデウスはもっとすごい。なんせ僕の2倍ほどは水球を多く出せるのだ。やっぱ主人公補正とラプラス因子やばい。
それと、体力をつけるために毎日早朝にランニングを始めた。パウロが「おっ、もう体力造りを始めるのか。感心だな。こりゃ剣を教えるのが楽しみだぜ」と言っていた。ブエナ村は本当にのどかでいいところだ。畑で農作業をしている人たちは、僕が通りかかるのを見ると笑顔であいさつをしてくれる。ルーデウスも誘ったが、やはり前世のトラウマがあるためか、ぎこちなく断っていた。やはりトラウマの払拭はやがてくるであろうロキシー先生に任せた方がいいだろう。
2ヶ月ぐらい後
いつものように魔術の練習をしようと2階に行き、扉の前まで来たとき、なにやらものすごい物音がした。あ、もしかして・・・
案の定ルーデウスが中級水魔術を使ったようだ。物音を聞きつけたパウロとゼニス、そしてリーリャがすぐに2階に来た。そしてパウロが驚きながら言った。
「ルディ、セフィ、大丈夫か!?な、何があったってんだ?魔物でも来たのか?」
「え、えっとですね・・・。」
そんなやり取りの間に、ゼニスがルーデウスの横に落ちていた魔術の本を見つけた。本は中級水魔術のページが開かれたままだ。
「ルディ、もしかしてここに書いてある詠唱を読んだの?」
「は、はい・・・・すみません」
「そうなの・・・・・!・・・・・そういえばセフィ、あなたもよくこの部屋に行ってるみたいだけどもしかして魔術を使ったことがあるの?」
「はい。中級魔術はまだ試してませんけど、初級魔術はすでに使えますよ」
ゼニスはとても興奮した様子で、
「あなた聞いた!?うちの子供たちはこの年でもう魔術が使えるって!さらにルディはもう中級魔術師よ!絶対魔術の才能があるわ。魔術の教師を雇いましょう!」
「おい、待てよ!?男の子が生まれたら剣士にするって約束だったろ?」
「でも才能があるなら伸ばすべきよ!」
喧嘩に発展するかしないかというところで、リーリャが鶴の一声を入れた。
「では午前は魔術、午後は剣術を学ぶというのはどうでしょうか」
「うん・・そうだな。それがいい。悪かったな、ゼニス」
「いいえ、私もよ。あなた」
なんか初々しいカップルみたいだな。子供が2人もいるのに。
それはさておき、魔術の教師を雇うことが決まったということは、ロキシーがそろそろ来るということか。会うのが楽しみだなあ。
そして幾日かが過ぎたころ、その時が来た。
とんがり帽子をかぶり杖をもった青髪の少女が玄関の前に立っている。
光の反射で一瞬髪が緑色にみえたのか、少し驚いた表情をしながら、パウロが口を開いた。
「えっと、君が魔術の教師かい・・?」
「はい、ロキシー・ミグルディアと申します。よろしくお願いします。」
「「小さいですね!」」
更新頻度は亀です。ご了承ください。